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トルコ Feed

2012年11月13日 (火)

ZIYNET SALI 「SONSUZ OL」

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 トルコの歌手ジネット・サリの今年発売のアルバムであります。実はわっちはサリさんの04年のブツは以前から持っておりまして、とは言っても殆ど聞いた記憶は無いんですけど、サリさんの顔と名前は前から知っていたのでありますた。ですのでトルコに行った時、イスタンブールの街の中でサリさんのライヴの告知のノボリが電柱に多々ぶら下げられているのを見た時は、「あ~、サリさんってまだ活動してるんだな~」なんて、懐かしいと同時に何だかちょっと嬉しくなってしまったのでありますた(←顔と名前しか知らないクセに)。で、現在も活動しているならこの人のブツが欲しいな~とは思ったものの、結局はゲットすることが出来なかったのでありますた。ところが日本に帰国してからヤフオクを見ていると、何とサリさんの最新作が出品されているではないですか!というワケで、喜んでこのブツをゲットした次第であります。

 以前ゲットしたサリさんのブツがどんな内容だったのかはよく覚えていませんが、印象としては田舎っぽいもっさりとした感じの音楽だったように思います。ジャケも何だかダサかったし。しかし今回のジャケはスッキリとオサレっぽいので、中身も洗練されてるのかな~と思いつつ聞いてみると・・・おおっ、これはかなりカッコいいではないですか!トルコ・ポップスって打ち込みサウンドを音作りの主体にしながら、トルコ独特のメロディを独特の節回しで歌いまくるモノが多いように思うのですが、このブツはもちろんトルコ独特のメロディを独特の節回しで歌っているんですけど、色々な音楽とのミクスチャーになっている点が面白いですね♪

 曲によってはAOR風だったりファンク色が強かったりジャジーだったり、ピコピコ・エレポップみたいなのがあったかと思えばアコースティックな伴奏でしっとり歌ってみたり、かと思えばジプシー・ブラスバンドみたいな曲があったりと、色々なことをヤッテいるのがイイですね!にも関わらず、歌の芯がシッカリしていますから、とっ散らかった印象は全くありません。トルコの音楽を色々と聞いていると、同じようなマイナー調のメロディを同じように歌が上手い歌手が同じように歌っていてるような気がして、あまり変わり映えがしないと感じることがあるのですが、サリさんのブツはとてもバラエティに富んでいて、しかもしっかりと筋が通っているように感じられます。うーむ、素晴らしいではないですか!

 サリさんは他のトルコの歌手と同様に、「トルコ歌謡はこのように歌うべし」みたいな歌い方をする人でありますが、曲によってはちょいとアジア歌謡にも通じるような繊細な表情を見せる場面もありまして、歌手としてもなかなか魅力的な人だと思います。サリさんがどういう経歴の人なのかは知りませんが、素晴らしくミクスチャーな楽曲群を難なく歌いこなす実力は、流石にトルコの人気歌手って感じですね~。わっちも大好きでやんす!

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、ジャジーでラテンな曲でございます。」→コチラ

「もう1曲、AORっぽいポップな曲です。」→コチラ

2012年11月 3日 (土)

MINE GECILI 「GECE KIRPIKLI KADIN」

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 先週の土曜日は社内旅行だったのですが、雨が降る中わざわざ吉野ヶ里遺跡へ行って歩いて散策し、それから佐賀牛を食べて帰るという、ただそれだけの社内旅行でありますた。まあ旅行と言うよりは遠足でございますな。九州に住みながら吉野ヶ里遺跡なんて一度として行ったことは無かったのですが、広大な敷地を持った場所なんですね~。雨じゃなければ良かったんでしょうけど、雨のせいであまり歩き回ることも出来ず、狭い範囲をプラプラ歩くだけになってしまったのが残念であります。わっちはウォークマンで音楽を聞きながら散策していたのですが、その時に聞いていたのがトルコの歌手ミネ・ゲチリの、今年日本発売されたこのアルバム「ゼキ・ミュレンを歌う」であります。雨がしとしと降る中、竪穴式住居とか高床式倉庫なんかが立ち並ぶエリアをミネさんの歌を聞きながら歩いていると、何故だか不思議な程にその風景にピッタリとハマるのでありますた。

 前にセルタブ・エレネルのサナート盤を取り上げた時に、別府の山の風景に何故か合っていると書いたことがありますが、今度はミネさんが歌うゼキ・ミュレンの曲が何故か弥生時代の遺跡に合っていたワケでありまして、もう何だかよくわかりません。いくらここで歌っているのが古典音楽だからといって、弥生時代に作られた曲ではありませんからね~。しかし、しとしと雨降る弥生時代の遺跡には、ミネさんの歌はドンピシャって感じなのでありますた。「そんなワケあるかい!」と疑われる方は、雨降る日にどっかの弥生時代の遺跡に行ってお試し下さい。わっちの言っていることがおわかりいただけるかと思います。まあミネさんの歌声はトルコ歌謡にしてはしっとりと湿った情緒を感じさせるものでありますから、単に雨がしとしと降る日に合っていたというだけのことなのかもしれませんけどね。うーむ、雨に濡れた慕情・・・。

 実はミネさんの歌は、図太くて低い声で堂々たる歌を聞かせる女性歌手が多いトルコ歌謡の中では、異色だと言ってもいい位に柔らかい響きでアジア的なしっとりした情緒を感じさせるものであります。ですからアジア歌謡に慣れ親しんでいるわっちにとっては、非常に聞き易い歌手なのであります。しかも今回のブツは、個人的に大好きなゼキ・ミュレンの曲を歌うという企画盤でありますから、更に親しみ易いんですよね~♪本人が歌うと何だか息遣いがアヘアヘハアハア言っているみたいで下世話に聞こえるゼキ・ミュレンの曲は、ミネさんが歌うと実に気品があって典雅で優雅で美しい曲に聞こえるのでありますた。ゼキ・ミュレンの曲はミネさんが歌う為に作られたのか?と思ってしまう位に、メチャクチャにハマっているんですよね~。マジで素晴らしいと思います!

 トルコに行って以来トルコのブツを色々と聞いて来ましたが、自分にとっては「これぞ決定盤!」とでも言うべきステキ盤に、ついに巡り会えたという気がします。もちろんギュルベン・エルゲンの昨年のブツとか、シラの「JOKER」等の傑作も当然「決定盤」と言うべき素晴らしいブツではありますが、ミネさんのこのブツは、ポップスだのサナートだのハルクだのアラベスクだのに関係無く、トルコ音楽としてメチャクチャに素晴らしいと言える作品だと思います。トルコ音楽に興味がおありの方には、是非ともお試しいただきたいブツであります。今年のベスト入りは決定かな?

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、しっとり繊細な歌い口の曲でございます。」→コチラ

「もう1曲、これまた泣けてくるぐらいにしっとりステキな曲でございます。」→コチラ

2012年11月 2日 (金)

FUNDA ARAR 「SESSIZ SINEMA」

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 トルコのポップス歌手フンダ・アラルの、今年発売のアルバムであります。フンダさんのブツは前に取り上げたことがありますが、迫力一杯の絶唱を聞かせてくれるトルコ・ロックといった趣の力作でありまして、めっさ好きな作品でありますた。このブツはトルコの土産物屋で、セルタブのサナート盤と一緒にゲットしましたが、レジに持って行った時に店員のおっちゃんに「トルコの音楽聞くのか?」なんて言われますた。とりあえずは「フンダ・アラルめっさ好きやねん!」と英語で答えましたが、そう言う割にはフンダさんのブツはコレを入れてたった2枚しか持っていませんから、まだまだフンダさんのことはよく知らないわっちなのでやんす。

 と言うワケで(?)、わっちにとってフンダさんと言えばトルコ・ロックの人なのでありますが、トルコのテレビで見た「% 100 HIT」という音楽番組で流れていたフンダさんの曲は(このブツの8曲目に収録)、笑顔のフンダさんが軽いタッチのポップスを歌っていまして、何だか随分イメージが違うな~と思ったのでありますた。ハスキーな歌声は相変わらずなのですが、全然絶唱してないじゃん!ってな感じで。しかし絶唱出来る人が力を抜いて軽く歌うと、実にニュアンスに富む歌い口になるのは多々あることでございまして、フンダさんの場合もまさにそんな感じであります。以前のイメージとは違っても、やっぱりフンダさんは素晴らしい歌手であると、テレビから流れるPVだけでわっちは思ったのでありますた。実はこのブツでは、全体的にフンダさんは肩の力を抜いて軽めに歌っているのですが、かえってその分凄味を増して来たように感じられます。軽めに歌うことで深みが出て来て、曲の機微がよく伝わって来るようになった気がするのでやんすよ。

 このブツに収録されている曲はロックではなくてポップスなのですが、トルコ・ポップスの割にはトルコ色が薄いようにも感じられます。冒頭の数曲は、ストリングスやピアノをバックにして囁くように抑えに抑えて歌うフンダさんの歌が、何だかおフランスのおシャンソンに聞こえたりもします。他の曲も哀愁のヨーロッパ風味だったりジャジーな感じだったりと、うらぶれたヨーロッパの古い映画のシーンが思い浮かんで来るような作りになっているのであります。このブツのタイトルは「無声映画」という意味なんだそうですが、映画を意識した作品であるのは間違い無いでしょうね~。フンダさんの歌もそんな雰囲気をよく出していまして、1曲1曲をキッチリと演じ分けているように感じられるのは流石だと思います。

 トルコ・ポップスにしてはトルコ色が薄いと感じられるブツではありますが、それは表面的なことでありまして、フンダさんの歌を聞いていると、やはりトルコ独特の歌い回しが十分に感じられます。シラセルタブなんかもそうですけど、いくら欧米的な要素を取り入れようと、歌えばどうやってもトルコを感じさせるというのは、やはり素晴らしいことだと思います。強固な独自性を持ちながらも色々な音楽の要素を柔軟に取り入れることが出来て、しかも不自然さを感じさせることが全く無いというのは、トルコ音楽が奥深いということの証明だと思いますね~。聞くほどにハマるトルコ音楽哉。その中でもフンダさんはパワーと奥深さを併せ持った、本当に素晴らしい歌手だと思います。この人のブツ、全部聞いてみたいな~♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、『% 100 HIT』で見た曲でございます。」→コチラ

「もう1曲、タイトル曲です。」→コチラ

2012年10月27日 (土)

SERTAB ERENER 「EY SUH-I」

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 10月の3連休に別府に行って来たのですが、別府八湯の一つである柴石温泉に入りますた。石鹸やシャンプーを置いてない温泉だというのは最初からわかっていましたので、予め石鹸・シャンプーセットを持って行ったんですけど、いざ温泉に入る時に貴重品と一緒にコインロッカーの中に閉じ込んでしまい、結局温泉の湯だけで頭や体を洗うハメになってしまいますた・・・何てこったい!それと、ここは内湯と露天があるのですが、内湯が熱いの何のって!普通湯とあつ湯があるのですが、どっちも熱いんですよ。特にあつ湯は全身浸かるのなんて不可能で、わっちは足だけ突っ込んで足湯にしていたのですが、2分位浸かると茹で上がったように真っ赤になってしまいまして、これはまるで熱湯風呂やんけ!などと思った次第であります。まあ熱い湯でも水風呂があれば長時間入っていられますが、無かったので体がめっさ熱を持った状態で風呂から上がることになってしまいますた。

 温泉は嫁さんと一緒に行きましたので、男風呂から早めに出て来たわっちは、嫁さんが出て来るのを待っている間、風呂小屋の外側にある屋外の待ち合いのベンチに腰掛けて、ウォークマンを聞いていたのでありますた。その時に何故かセルタブのこのブツを選んで聞き始めたのですが、これが実にいい感じなのでありますた♪わっちは通常、ボログ作業をしている時とか通勤時にウォークマンで音楽を聞くことが多いのですが、そんな時の聞こえ方とは何だか全然違ったのであります。目の前には自然の山の風景があったのですが、ここで聞けるセルタブの歌は、この景色に非常にしっくりと来ていたのでありますた。理由はわかりませんけど。

 このアルバムはトルコのポップス歌手セルタブがサナートに挑戦した作品ということで、ワールド系音楽ファンを驚かせたブツでありますが、サナートやハルクがイマイチ苦手なわっちには、トルコの土産物屋でゲットした時から、おそらくちょっと親しみ難いブツなんだろうな~という予感がしていますた。とりあえず1回目はボログ更新作業をヤッテいる時に聞いたのですが、セルタブの特徴的な細い声には馴染みがあるものの、やっぱり魅力がわかり難くてなかなか手強いブツだと感じられますた。その後通勤時に聞いても同様でありまして、やっぱりコレはわっちには手に負えないブツなのかな~という印象が強くなってしまったのでありますた。

 ところが温泉上がりに外の風景を眺めながら聞いたら、何故か実にいい感じに聞こえたワケでありますよ。その理由が何なのかは全然わかりませんけど、セルタブのサナートは別府の山の風景に合っているでありますた。うーむ、不思議。サナートは芸術音楽であって、イスタンブールの都会で発展して来た音楽ですから、自然の中で育まれて来た音楽ではありません。サナートが街の風景にフィットするのは何となく理解出来ますが、自然の風景に合うのは何故なのか、考えるほどにわかりません。まあもしかしたら、このブツが自然の風景に合っているなんて感じるのはわっちだけなのかもしれませんが、その謎を解くべく今後もこのブツを聞き続けて行きたいと思っております。

 で、このブツでございますが、セルタブがサナートを歌っているワケなんですけど、相変わらずの細い声ながらもしっかりとした本格的な歌を聞かせてくれるんですよね~。ポップス歌手のセルタブがこれだけ見事にサナートを歌えるなんて、本人以外は誰も想像しなかったんじゃないでしょうか。まあこの人の基礎にはサナートがあって、昔からその素養があったらしいんですけど、それにしても見事な歌いっぷりには感心してしまいますね~。流石わっちのセルタブちゃん!・・・って、この人って確か今年で48歳ですね。遺憾遺憾、若い娘好きのわっちが、こんな年増を好きになることは無いのでやんすよ!わっちはセルタブよりもギュルベン・エルゲンちゃんが好きなのであって・・・って、ギュルベンちゃんは今年で40歳か。うわ~、ギュルベンちゃんも年増やん!何故トルコのステキ歌手は年増が多い?フィリピンのアンにゃんみたいな、歌が上手くて若くてカワイイ女子歌手はトルコにはいないんでしょうか?

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、サナートってこんな感じの音楽ってことで。」→コチラ

2012年10月26日 (金)

ZARA 「HAZINE」

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 トルコの歌手ザラの、昨年発売のアルバムであります。トルコの空港でゲットしたブツでありますが、店に掲示してあった売り上げランキングのベスト5に入っていましたので、人気があるブツなんでしょうね~。そう言えばこのブツの横に、ザラがフラメンコの連中と共演したブツも飾ってあったのですが、今考えれば一緒に買っておけば良かったな~なんて思ったりして。悔いの残らないブツのゲットというのは、なかなか難しいモノでありますね。

 ザラとわっちの出会いは9年ほど前になるんですが、03年に日本でリリースされた「いにしえのトルコ歌謡を想って」という2枚組のブツなんですけど、めっさ美人歌手ということで、何者なのか全く知らないままジャケだけでゲットしたのでありますた。出会いは完全なるジャケ買い~♪それまであまり馴染みの無かったトルコ音楽の2枚組のブツを、美人ジャケというだけで喜んでゲットしたワケですから、当時からわっちがやることはメチャクチャだったのであります・・・と言うか、昔から何も変わっていないんですね~。

 そして今回のブツも美貌ジャケを見て思わずゲットしてしまった次第でありますが、当時も今もこの人のブツは、「ジャケ買いして良かった~♪」と思えるブツであることに変わりはありません。ここで聞けるのはザラによるハルクですが、相変わらず凛としながらも繊細な歌い口がイイ感じであります。トルコの歌手の中では、ザラはクセが少なくて聞きやすい方だと思うんですけど、ハルクやサナートがイマイチ得意ではないわっちが比較的スンナリ聞けるワケですから、おそらくわっちみたいなトルコ音楽初心者にはピッタリの歌手なんでしょうね。図太い声の濃い~歌手は苦手な貴殿にも、きっとお気に召していただけることかと思います。あ、聞きやすいとは言っても、別に薄口とかいうワケではありませんので、誤解の無いようにお願い致しますね!

 このブツは雰囲気的にはギュライの「ダムララルⅡ」なんかに似た感じでありまして、民族楽器によるシンプルな演奏をバックに、いかにもアチラ方面という雰囲気が濃厚の民俗音楽的な世界が広がっていると感じられます。まあ民俗音楽なんて言うと語弊があると思いますが、これをポップスなんて言ったらザラに殴られそうですし、とりあえずは現代に歌い継がれる伝統歌謡的世界とでも表現しておきましょうかね~。何にしても、トルコの伝統がしっかりと感じられる、クールでカッコいい音楽であるということに間違いは無いかと思います。

 ただ、やっぱりと言いますか、ザラの歌声はイイんですけど、伝統色バリバリのハードコアなハルクではありますので、ハルクがあまり得意ではない今のわっちには、最後まで聞き通すのはちょっとしんどいブツではあります。まあハルクにしては親しみやすい曲が揃っていると思いますが、それでも正直しんどいですね~。ただ、10曲目でいきなりザラが優しい表情を見せるポップス的な曲が出て来たのには、ちょっと驚きますた!こういう曲を聞くと、民俗音楽的なハルクもイイんでしょうけど、ザラにはポップス的な曲の方が合っているんじゃないかと思ってしまいますね。まあ本人はそんなつもりは無いでしょうけど、出来ることなら一度ポップスの作品を出してみて欲しいと思う今日この頃でやんす。聞いてみたいな~、ザラが歌うポップス。

 あ、別にどうでもいいんですけど、ハルク苦手意識を克服する為に、久し振りに3ヶ月間強制プログラムを組んでみようかなどと思ったりして。ワールド系音楽聞き始めの時期に、全くワケがわからなかったキング・サニー・アデの音楽を3ヶ月聞き続けて克服したのと同様に、ハルク・プログラムを組んで毎日強制的に聞き続けるというヤツ。せっかくトルコに行ったのですから、トルコ音楽にめっさ親しみたいと思いますしね~。ザラとかギュライのブツを対象に、今日から始めてみようかな?

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、ちょいとロックやフラメンコっぽさも感じられる曲です。」→コチラ

「もう1曲、めっさハルクですな。」→コチラ

2012年10月24日 (水)

SONGUL KARLI 「KAC BAHAR」

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 トルコの歌手ソンギュル・カルリ(と読むのかな?)の、04年のアルバムです。この人のことは全く知らないのですが、トルコ歌謡を色々と聞いていた04年頃にいつの間にかゲットしていた1枚であります。確かオフィス・サンビーニャさんの輸入盤500円セールでゲットしたブツだと思います。あの頃はサンビーニャさんのセールで、トルコやらマレーシアやらのブツを色々とゲットしていたものでありますた。その後8年近いブランクを経て、最近は再びサンビーニャさんから色々買うようになりましたけどね♪

 ところでわっちは、このブツがどんな内容だったのか全く記憶に無いのですが、もしかしたら当時はゲットしただけで、一度も聞かなかったかもしれません。まあ聞いていたとしても、全く覚えていないワケですから、聞いてないのと同じなんですけど。とりあえずはトルコ好き好き状態になってしまった現在、8年ぶり位に棚から引っ張り出して聞いてみたのでありますが、これがなかなかステキな内容なのでありますよ!ルックスもカワイイですし(ちょっと眉毛細過ぎるけど)、こんなブツを記憶から消していたなんて、わっちは一体何をヤッテるんでしょうね~。ちょっと反省。

 ジャケからすると、アラベスクとかポップスでもヤッテいそうな感じのブツではありますが、実際にヤッテいるのはハルクのようです。しかも伝統色バリバリのハルクではありません。ハードコアなハルクに対してはちょいと苦手意識のあるわっちでやんすが、例えばフェリアル・オネイみたいな過激な前衛ハルクみたいなのは好きなんですよね~。このブツはオネイちゃんみたいな前衛ハルクではないものの、打ち込みやドラム、ギターなんかも使ってありまして、しかも伝統的な演奏をキッチリと生かしながらの使用ですから、音的にあまり不自然な所は無いように感じられます。バリバリの伝統的ハルクには無い装飾音があったり、ビートの強化なんかが施されていますので、隙間の多い伝統的ハルクよりもずっと聞きやすくなっていまして、わっちみたいなハルク素人には大変に親しみやすい仕上がりになっていると思うのでやんす♪

 ソンギュルさんの歌は、ギュライとかザラなんかと比べたらちょいと繊細さに欠けるように聞こえる気もしますが、かなりイケていると思います。ちょっと低めの凛とした歌声が実にイイ感じで、ハルク好きの方にも十分にアピール出来るんじゃないでしょうか。調べてみると、この人はどうやら94年頃からブツを出しているようですので、そこそこのキャリアがある歌手のようですね。なるほど、トルコで10年もブツを出し続けることが出来るなら、しっかりとした実力があるのは当然でしょう。ただ、最近は全然ブツを出していないようですけど・・・。

 それにしても、特に関心があるワケでもなく、何となく棚から引っ張り出したブツではありますが、これはなかなかの拾い物でしたね~。わっちの棚の中には、コレと同じようなブツが他にも色々と眠っているかもしれませんので、とりあえず、まずはトルコのブツを掘り起こしてみようかと思う、今日この頃でやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、こんな雰囲気ってことで。」→コチラ

2012年10月23日 (火)

GULBEN ERGEN 「HAYAT BI GUN...」

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 わっちが一番好きなトルコの歌手ギュルベン・エルゲンの、昨年発売のアルバムであります。トルコの空港にてゲットしたブツでございます。トルコ旅行ではギュルベンちゃんのブツを結局3枚ゲットしたのですが、出来れば発表しているアルバムを全部揃えたかったな~。97年のデビュー以来9枚のブツを出しているようで、わっちは現在5枚持っていますからあと4枚ですね~。道はまだまだ遠い・・・。

 それはさて置きギュルベンちゃんでありますが、今年40歳になる年増・・・というどうでもいい話はさて置き、ギュルベンちゃんがメチャクチャに歌が上手いというのは誰の耳にも明らかだと思いますけれども、歌のレベルがとてつもなく異常に高いトルコ歌謡の世界では、圧倒的な歌唱力を誇るというタイプの歌手ではないと思います。どいつもこいつもメチャクチャに歌が上手いので、特に上手さが目立つワケではないんですよね~。そんな中でギュルベンちゃんがトップ・レベルの人気を誇る歌手である理由は、まあルックスがめっさ良いというのは大きな要因かとは思いますが、わっちが思うに、キャッチーな曲に恵まれているからというのが大きいんじゃないかと思うんですよね~。

 以前「ウチャジャクスン」というアルバムを取り上げた時に、わっちにとってトルコ歌謡と言えばまずはこのブツのタイトル曲だ、などと言ったことがありますが、とにかくこの人はキャッチーな曲に恵まれているんですよ。曲を作る側が、ギュルベンちゃんに曲を作る時は特別に力が入るのかもしれませんし、単に偶然良い曲が集まって来ているだけなのかもしれませんが、まあどちらにしても、ギュルベンちゃんの人徳で良い曲が集まっていることに間違いは無いでしょう。今回のブツもとにかくキャッチーな曲が色々とありまして、特に4曲目の「ブツブツの歌」(とわっちが勝手に命名しますた)のサビなんかは、一発で覚えてしまうぐらいのインパクトがありますね~。

 今回のブツは、わっちが持っているギュルベンちゃんのアルバムの中では、最上の仕上がりという感じがします。トルコ・ポップス好きにも、トルコ音楽なんて聞いたことが無い人にも、結構なインパクトがある作品なんじゃないかと思います。トルコ・ポップスの中でお薦めはコレだ、というブツを選ぶなら、セルタブの「RENGA RENK」やシラの「JOKER」もイイんですけど、わっちはまずはこのブツを推したいですね~。それだけの親しみ易さとトルコ・ポップスらしさを持ったブツだと思います。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、ブツブツの歌です。」→コチラ

「もう1曲、バカバカでドヤドヤの歌です。」→コチラ

2012年10月17日 (水)

SERTAB ERENER 「NO BOUNDARIES」

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 トルコの歌手セルタブ・エレネルの04年のアルバムです。セルタブにとって初の全編英語の歌詞のワールドワイド・デビュー盤で、しかも韓国かどっかの「箪笥」とかいうホラー映画にこの中の曲が使われたということで、日本でも少しは名を知られるようになった記念すべきブツであります。わっちもこのブツで初めてセルタブという歌手を知りまして、発売当初は結構聞いたものでありますた。

 このブツをゲットした頃は、丁度他の色々なトルコの歌手を聞いていた頃でありましたが、図太い声でコブシ回しまくりの歌手達を聞いて戸惑っている最中でしたので、随分聞きやすい歌手だな~と思って好きになってしまい、頻繁に聞いていたのでありますた。それから時は流れて東南アジア・ジャンキーと化してしまい、セルタブのことなんてすっかりと忘れてしまっていたのでありますが、今回のトルコ旅行で再びセルタブ好きになってしまいまして、トルコでゲットしたブツを聞きつつ、このブツを棚から引っ張り出して来たのでありますた。

 久し振りに聞くこのブツでございますが、やはり当初の印象と同じように、随分聞きやすい音だな~と感じております。全編英語歌詞でワールドワイドな展開を狙ったブツですから、あまりトルコ色バリバリの音楽というワケに行かないのは当然であります。全体的にエキゾなトルコ風味を散りばめた、勢いとスピード感溢れる爽快なポップ・ロックになっておりまして、普通の洋楽ファンにも実に聞きやすい仕上がりだと感じられます。まあこのブツがどの程度ヒットしたのかは知りませんけど、当時はコレをキッカケにしてトルコ音楽に目覚めた方もいらっしゃったのではないでしょうかね~、多分。今のわっちの耳で聞くと、トルコ音楽にしてはかなり薄味だと感じるのは事実ですが、トルコ風味はちゃんとありますし、トルコ音楽を聞いたことが無い人には十分にインパクトはあると思います。

 セルタブ本人の歌も、トルコの歌手にしては線が細くて薄味な方だと思いますが、軽くコブシを回しながら爽快に歌い飛ばして行く様は、なかなかに魅力的でカッコいいと感じられます。わっちはこの人の歌、かなり好きですよ♪トルコ色バリバリの歌手達に比べても十分に魅力的な歌手だと思いますが、本格派のトルコ音楽ファンにはあまり評価されていないような気がしますね~。まあヤッテる音楽がサナートやハルクではなくてポップスですから、本格派の方々には最初から相手にされていないんでしょうけど。

 ところで、セルタブ本人にとってこのアルバムはどのような意味を持っていたのかは知る由もありませんが、その後トルコ語のブツを出す合間に再び全編英語歌詞の「PAINTED ON WATER」を08年に出したりしていますし(聞いてませんが)、トルコではトップ・レベルの人気を誇る歌手だけに、トルコ国内だけではなくて世界に進出しようという野心は持っていたのだと思われます。ただ、今年になって全編古典音楽を取り上げた本格派のサナートのアルバムを出して、ワールド系音楽ファンを「あっ」と驚かせたりしていますし、そろそろ世界進出の野望よりも自分の歌世界を深くして行くことに目覚めたのかという気もします。個人的にその方向性は間違っていないと思いますし、今後はワールドワイドな活動を試みた経験を生かして、セルタブならではのサナートやハルクを作ってみて欲しいと思ったりする今日この頃なのでやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、ちょいとヒットした曲であります。」→コチラ

「もう1曲、これはめっさカッコええ!」→コチラ

2012年10月16日 (火)

CANDAN ERCETIN 「AMAN DOKTOR」

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 トルコの歌手ジャンダン・エルチェティンの、多分05年のアルバムだと思います。カッパドキアの土産物屋でゲット致しますた。この人のことは全然知らないのですが、いい感じのジャケでしたのでとりあえず買ってみた次第であります。帰国してから調べてみると、このブツはトルコ語とギリシャ語の両方で歌われているとか、トルコとギリシャで親しまれているフォーク・ソングを取り上げているとか書いてありますた。まあその辺は聞いたところでよくわからないのですが、裏ジャケにトルコ語とギリシャ語が書いてありますから、「なるほど、確かにそうなんだろうな~」と思う程度でございます。

 カッパドキアの土産物屋の店員は「コレはハルクだ」と言っていましたが、聞いてみると確かにこれはハルクですね~。めっさバリバリに硬派な、甘い所なんて全く一つも無い超辛口な音楽に聞こえてしまいます。サナートやハルクがイマイチ得意ではないわっちは、ざっと聞いてみて「これはちょっと厳しいかも?」なんて感じてしまいますた。しかしわっちはその苦手意識をを克服するべくこのブツを買ったワケでありまして・・・ウソです、単にジャケが気に入ったから買っただけなのですが、苦手だと思ったまま放り出すのもイヤですので、3回・4回と繰り返し聞き続けたのでありますた。まあ聞き続けたところで、すぐに何かが変わるワケではないんですけどね~。

 で、硬派なのは音楽性だけではなくて、この人の歌声もそうなんですよ。ギリシャの歌手みたいにめっさハスキーな辛口で乾いた感じの歌が、親しみ易いんだか親しみ難いんだかよくわかりません。しかしギリシャ方面のフォーク・ソングを取り上げるには、まさにピッタリの歌手なんでしょうね~、などと余裕をこいて考えていられる程、わっちの耳はハルクに対する耐性を持ってはおりません。「あー厳しい!うー苦しい!」などと、このブツを聞く度に、何度もわっちは打ちのめされたのでありますた。だったら聞かなければいいじゃんって話でありますが、だってハルクの魅力がわかる方はこの世にゴマンとおられるのに、音楽好きを自称するわっちがわからないなんて、何だかイヤじゃないですか!「わかるまで意地でも聞き続けてやるんじゃい!」、という空しい心意気だけで聞き続けたのでありますた。

 とりあえずは十数回聞き続けたある日の通勤時間のこと、何だかいつもより弦楽器の音がキラキラと輝いているように聞こえ、同時にホーンやドラムとか打ち込みなんかの音が良く聞こえるようになりまして、「な~んだ、かなり現代的なアレンジをしてるじゃん!」なんて感じてしまうと、急に全てがいい感じに聞こえるようになったのでありますた!曲も意外にポップなのが入っていますし、結構親しみ易いかも~などと感じてしまったのでありますた。それ以降は「死なない やうるん 死なないな~い♪」(って聞こえる曲があるんでやんすよ)などと曲に合わせて歌いながら聞いたりして、めっさ好きなアルバムになってしまったのでありますた!

 まあこのブツが聞けるようになったからと言って、他のハルクやサナートもいい感じに聞けるようになったというワケではありませんが、これから地道に1枚1枚潰して行きたいと思っております。次のターゲットは何にするか、ザラかそれともギュライか、超絶手強いシェヴァル・サムのサナートか、狙いを定めたいと思っております~♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、『死なない歌』です。」→コチラ

「もう1曲、タイトル曲です。」→コチラ

2012年10月14日 (日)

ZEKI MUREN 「ANISINA...」

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 トルコのキモいおっさん、ゼキ・ミュレンの2枚組のブツであります。トルコ旅行に行った時、カッパドキアの土産物屋で発見致しました。ゼキ・ミュレンのブツは学生の頃に1枚ゲットしたことがあるのですが、女装したキモいおっさんのジャケがめっさ面白くて、ブツを見つけた時に思わず声をあげて笑いそうになったことを今でも覚えております。当時はこのゼキ・ミュレンなる歌手が一体何者なのか全く知らず、まるで股間をおっ立てながら「アヘアヘハアハア」と息遣い荒く歌っているような感じの歌がめっさきしょくて、笑いをこらえながら聞いていたものでありますた。このおっさんは絶対にトルコのお笑いカマ歌手に違いないと思いながら。ただ、お笑い歌手にしては異常に歌が上手いな~とは思っていましたけど。

 その後月日は流れて21世紀に入ってから、このおっさんが実はトルコ古典声楽の大歌手だったということを知り、わっちはびっくらこいたのでありますた!しかしこのメチャクチャな歌の上手さを考えれば、それもアリかと納得は致しましたが。それにしても、古典声楽の大歌手が何故女装していたのかは知りませんが、その辺の事情をご存知の方がいらっしゃったら、是非お教えいただきたく思っております。別にモーホーではなかったとの話ですが、単に女装するのが趣味だっただけなんですかね~。あ、そう言えばトルコ旅行の時に、テレビでゼキ・ミュレンみたいな女装のおっさん歌手のPVを見かけましたね~。めっさきしょかったです。その名はビュレント・エルソイ。でもエルソイのおっさんはゼキ・ミュレンと違って、性転換手術をしてますね・・・って、別にどうでもいい話でありますた。失礼致しますた。

 で、このブツなんですが、いつ頃の録音の曲を集めたのかは不明ですけど、カッパドキアの土産物屋の若い兄ちゃんが曲目をチェックして、「VERY GOOD MUSIC!」なんて言ってましたから、若者にも良く知られた曲が入っているのだと思われます。実際に聞いてみると、息遣いの荒いゼキ・ミュレンの歌に異様にエコーがかかっていますので、何だか風呂場で股間をおっ立てながらアヘアへハアハア言っている変態的なおっさんの歌に聞こえてしまいまして、昔聞いた時と同じように思わず「何じゃこりゃ!」って気分になってしまうのですが、聞いている内に段々と「この息遣いも芸の内」みたいに感じられて来て、楽しくなって来るのでありますた。それに、やっぱり歌はメチャクチャに上手いですし。

 このおっさんが歌っているのは、カッパドキアの土産物屋の兄ちゃんも言ってましたが、古典音楽のサナートに分類されるようなんですけど、これまで聞いたどのサナートよりも猥雑な感覚がありまして、あまり格調の高さみたいなのが感じられないのがイイんだか悪いんだかよくわかりません。そりゃあ風呂場でアヘアヘハアハアな歌が格調高いワケがないんですけど、こういう猥雑な部分がこのおっさんの最大の魅力なのかもしれませんね~。歌はメチャクチャに上手いけれども決してお高くとまっておらずに大衆的であるというのが、このおっさんがトルコの幅広い層に親しまれている要因の一つでありましょう。サナートの魅力がイマイチよくわからないわっちでさえも、このおっさんの歌は楽しく聞けますから、やっぱり凄い歌手なんだと思うのでやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。それから、400回記念の編集盤ですが、マリーナ号さん、アルバイテンさん、masahiroさんには本日クロネコメール便でお送り致しましたので、近いうちに届くかと思います。もうちょっとだけお待ち下さいませ~。


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