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日本 Feed

2012年10月31日 (水)

安藤裕子 「勘違い」

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 日本が誇る奇人変人シンガーソングライター安藤裕子の、今年発売のアルバムであります。この人のブツはいつも聞く者を「不思議の国の安藤ワールド」に引きずり込む、蟻地獄のように強烈な磁場を持っていますが、今回もその例外ではありません。聞いていると、いつの間にかめくるめく安藤ワールドの迷宮に引きずり込まれてしまい、全く出口無しの状態になってしまうのであります。前に進んでも安藤裕子、後に戻っても安藤裕子、右も左も安藤裕子、上も下も安藤裕子、何処へ行こうと狂人のように目を見開いて薄笑いを浮かべた安藤裕子が待ち構えておりまして、安藤ワールドに足を踏み入れたら最後、安藤裕子から逃れる術はありません。安藤ワールドに足を踏み入れた者は、有無を言わさず安藤裕子に犯されまくるのであります。いつもいつもこれだけ猛烈に強烈で濃密な独自の世界を作り上げる才能には、本当に感服致します。

 まあこれだけクセがある人ですから、ハッキリと好き嫌いが分かれると思いますが、この安藤ワールドを受け入れられるかどうかで、この人に対する評価はまるっきり変わって来ると思います。言うまでも無く、わっちは安藤ワールドをメチャクチャに高く評価しております。今のJ-POP界にこれだけ強烈な世界を作れる人は、他にいないんじゃないですかね~。というワケで、わっちは取り憑かれたかの如く、今日も安藤ワールドに足を踏み入れるのでありますた。

 今回はこれ以上言うことはありません。安藤ワールドに興味がおありの方は、是非足を踏み入れてみて下さい。ただ安藤さんは、お試し見学ツアーなんてモノを許してくれるような人ではありませんので、足を踏み入れる際は頭のてっぺんからつま先まで安藤さんにシャブリ尽くされることを覚悟の上でお願い致します。まあ心構えとしては、こちらも安藤さんの全てを舐め倒すという気概で臨めばよろしいかと。

あと、ちょいと試聴を貼り付けておきますので、安藤さんのイカレた世界をちょろっと覗いてみて下さいね→コチラ。そしてもう1曲ついでにコチラ

2012年10月22日 (月)

マキ凛花 「シネマチカ」

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 日本の変な歌手マキ凛花の、05年発売のアルバムです。ブックオフにて500円でゲット致しますた!この人のブツは前に04年のミニアルバムを取り上げたことがありますが、今の時代に完全に背を向けたような懐古調の音楽性がなかなか面白いブツでありますた。

こちらがミニ・アルバム
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 今回のブツは音楽性はそのままに、アルバム・サイズにネタを拡大しているワケでございますが、ブックレットを見てみると、コレは「マキ凛花監修の主演映画12撰集」なんだそうです。相変わらずバカですね~、この女。妄想だけでは済まさない成り切り貴婦人映画女優ぶりがクルクルパーな、実に変な女でありますな。お近づきにならなくてもいいのなら、わっちはこういう変な女、結構好きですよ。本気で変なことをヤッテいる女って、近付きたくはないですけど、ハタから見てたら面白いじゃないですか!

 レトロな映画に使われていそうな、この手のジャジーで退廃ヨーロッパ的な音楽ってお手本はいくらでもありますから、それをなぞって作っていれば大きく外すことは無いんでしょうけど、ここまで徹底してヤッテしまうと、それはそれでなかなか潔いと感じられますね~。この時代に一体何の為にこんなフェイク音楽をヤッテいるのか全くワケがわかりませんが、おそらく本人は「理由なんてありませんワ。ワタクシは好きなことを好きなようにヤッテいるだけなのですワ。何か文句がおありかしら?アナタってホントにつまらないことをおっしゃってぬかしくさりけつかる野暮なお人だワ♪」などと、貴婦人のような口調で言うことでありましょう。まあそんなことを面と向かって言われたら、多分張り倒しますけど。

 ブツとしての出来映えは、正直言ってデビュー・ミニアルバムの方が良かったと思いますが、これはこれでなかなか楽しいブツだと思います。浮世のゴタゴタを忘れて、マキ凛花が案内してくれる妄想の映画世界に身を浸すことが出来る、かなり風変わりなサントラ盤ってことでイイんじゃないでしょうかね~。そして妄想の映画世界で何をしようと、それは聞く人の自由であります。ギュウギュウ詰めの満員電車の中で、たまたま自分の前に立っていたマキ凛花の体をコソコソ触ろうと、嫌がるマキ凛花のスカートの中に手を入れてあーしてこーしようと、妄想の映画の中では何をしようと自由なのでありますよ!え、それじゃあ「シネマチカ」じゃなくて「シネマ痴漢」ですって?おっしゃる通りでございます~。失礼致しますた~♪

あと、テキトーに試聴の貼り付けをしておきますので、よろしければコチラをお試し下さいませ~。

2012年10月21日 (日)

激しくどうでもいい話~松下奈緒編

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 別にどうでもいい話なんですが、松下奈緒って女優さんをご存知でしょうか?「ゲゲゲの女房」とか何とかいう朝の連続ドラマに出てた人であります。マジでどっかのめっさお嬢様らしくて、音大卒でピアノも弾けて歌も歌える体のデカいキレイな女優さんです。わっちはこれまでこの人のことは特に意識したこともありませんし、別にタイプでも何でも無いのですが、最近この人のことが気になって仕方がないのでやんすよ。と言いますのは、この人が夢に出て来たからであります。

 どんな夢だったかと言いますと、社内旅行か何かでどっかのリゾート地に来ていまして、わっちが景色をボーっと眺めていると、後ろの方で女子数人の声がするのであります。何となく聞こえて来るその会話は、「ほら、早くコクっちゃいなよ!」とか「今言わなきゃもう言うチャンス無いよ!」とかいうモノでありますた。わっちが何となく振り返るとそこに三人組の女子が居まして、両脇のどうでもいい女達がわっちの方を見ながら、恥ずかしそうにしている真ん中の松下さんをせっついているのでありますた。そして上目遣いにわっちを見た松下さんは、めっさ可愛かったです!

 結局そこで告白されることは無かったのですが、その後の宴会のゲームでペアになった松下さんとわっちは、宴会がお開きになった後に二人で「さっきは楽しかったね~」などと、他愛も無い話をしておりますた。すると松下さんがそっとわっちの手を握って来まして、「好きです。付き合って下さい」と言ったのでありますた!その時の松下さんの顔は、まるで天使のように見えましたね~♪夢はそこで終わったのですが、それ以来わっちは松下さんのことが気になって仕方がないのでやんすよ。

 それからというものの、テレビで松下さんを見かけるとドキッとしてしまうんですよね~。「あ、わっちの奈緒がわっちに向かって微笑んでる!」とか何とか。何と言いますか、アホですね~。意識としては、松下さんは既にわっちの嫁なんですけど、やっぱり好きになってしまったら応援してあげたいじゃないですか。というワケで、松下さんのブツを買おうかどうしようか考えている今日この頃だという、ただそれだけの話であります。イヤイヤ、本っ当にどうでもいい話でございますた。大変に失礼致しますた。

松下さんのブツ。
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 あ、どうでもいいついでにもう一つ。そう言えば中学生ぐらいの時に、当時はなかなか可愛かったアイドル、伊藤つかさと一緒に風呂に入っている夢を見たことがあったな~。それ以来、伊藤つかさを見るとドキドキして落ち着かなくなるという状態が、暫く続いたことがありますた。考えてみるに、わっちはその頃から何一つ進歩していないんだな~って感じでございますね。いつまでも続く中二病・・・。

伊藤つかさ。カワイイっちゃあカワイイか。
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2012年10月20日 (土)

きゃりーぱみゅぱみゅ 「ぱみゅぱみゅレボリューション」

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 最近テレビで見かけることが多いブサイク娘、きゃりーぱみゅぱみゅの今年発売のブツであります。アレがカワイイなんて言う人は沢山いますが、どう見たって激しくブサイクでやんしょ?ペット的な感覚でカワイイとか言ってる人が多いのかな?まあこんなブサイク娘のブツなんて聞く必要なんて無いんですけど、嫁さんがレンタル屋で借りて来ましたので、わっちも聞いてみた次第でございます。

 コイツのプロデューサーはナカタ何ちゃらいう、パフュームのプロデュースでめっさ有名になったおっさんですが、まるでつんく♂みたいに曲を量産しまくる才能は、なかなか大したモノだと思います。ただ、パフューム嫌いのわっちはこのおっさんのことを、毒々しい人工甘味料や着色料でギットギトのお菓子サウンドを作り出す人類の敵、みたいに思っております・・・イヤイヤ、別にそんなことはなくて、わっちにとっては、特に興味も関心も無くてその存在さえも意識することが無い、道端の石ころレベルのおっさんであります。

 道端の石ころがプロデュースしたブサイク娘のブツですから、とても聞くに堪えないブツに仕上がっているのだろうと思って聞き始めたワケでありますが、人工的な電子サウンド満載の音楽ではあるものの、パフュームなんぞよりはずっとマシだと感じられますね。というのは、ブサイク娘の声がパフュームみたいな変な加工をされてないからであります。

 まあ歌のレベルはシロート同然ではありますが、流行のサウンドに乗せて精一杯カワイイ素振りを見せて歌ってみましたという、とんでもなくケーハクな感じが今の時代の日本の音楽らしいって感じがしますね。表面的にはキラキラと飾り立てているけれども、実は中身が無くて空っぽという虚無感が、この音楽全体を支配しているように感じられます。まさに今の時代の申し子とでも言いますか、ちょっと変わったことをして目立ちたい、カワイイと言ってもらいたい、チヤホヤしてもらいたい、でも中身は恐ろしく空っぽという感覚。「とりあえず今だけ表面的に楽しくしてればそれでいいじゃん!」という刹那的な虚無感と閉塞感が垣間見えるブツだと思います。

 表面的にはピコピコ楽しい音楽に聞こえますし、幼稚園のお遊戯なんかにも十分使えそうな音楽ですから、一応誰にでも「カワイイ♪」と言ってもらえるようなブツだと思います。な~んも考えずに聞き流せば、ひと時の楽しい気分は味わえるんじゃないでしょうかね~。ただ、わっちの耳には酷く不健康な退廃音楽のように聞こえてしまいまして、幼稚園児がパパやママと一緒に聞くような音楽ではなくて、欧米のイカレた連中がヤッテいる退廃音楽が好きな人が、部屋の中でひっそりと聞くべき音楽なんじゃないかと思うのでやんす。メレット・ベッカーの「夢魔」みたいなコワ~い音楽って気がします。

こちらがメレット・ベッカーの「夢魔」
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あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、よく耳にする曲かと思います。」→コチラ

「もう1曲、よく耳にする曲ではないかと思いますが。それにしても、本当に見るに耐えないブサイクですね。」→コチラ

2012年7月30日 (月)

よろず音楽風流堂~NI HAO! 「GORGEOUS」

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 ヒワイイ大使のお姉さま担当ねーねーです。今回の「よろず音楽風流堂」で取り上げますのは、日本のロック・バンド、NI HAO!の05年のアルバムです。気持ち悪いジャケのブツばかり出すジョン・ゾーンがヤッテいる、TZADIKレーベルからのリリースです。ころんさんがブックオフで偶然見つけたんだそうです。ころんさんが言うに、メルヘンなんだか悪夢なんだかよくわからないジャケがちょいと気になったとのことでしたが、あたしはニーハオなんて全然知りませんし興味も何も無いんですけど、一応日本のインディーズ担当ですのでネタを書いておこうと思います。

 ニーハオは日本人女性3人によるシンプルな3ピース・バンドですが、現在は1人抜けて2人で活動しているそうです。このアルバムはデビュー盤に当たるらしく、メンバーはまだ3人のままです。この人達の音楽を一言で言えばストレンジ系ということになるのでしょうが、長さが2分にも満たない曲(と言うか、曲の断片)を、次々に投げつけて来ます。しっかりとした曲の構成をしているワケではなくて、フレーズやリフの断片を思いつくままに演奏しているという感じでしょうか。コレを聞いて、あたしはメルト・バナナというバンドを思い出しました。メルト・バナナみたいな攻撃性は感じられませんが、可愛らしい声で意味不明の言葉を断片的に発したりシャウトしたりするやり方は、捉え方によっては無邪気にも感じられますし、悪意に満ちているようにも思われます。正直あたしには「何コレ?」という、ちょっと不気味な音楽ですね。

「何だか不気味です。」byねーねー
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 このニーハオというグループは、ジョン・ゾーンが熱望してTZADIKからブツを出したらしいのですが、ジョン・ゾーンが反応するということからして、風変わりな音楽だというのはわかってもらえるかと思います。あたしはダイアン・バーチとかエミ・マイヤーみたいな普通のポップスが好きなので、ニーハオみたいな音楽にはちょっと壁を感じてしまいますが、まあコレを妖精の戯れみたいに感じる人もいるでしょうし、そんな人にはたまらなく萌えられる音楽なのだろうと思います。とりあえずは、ドロドロとしたアンダーグラウンドで蠢く妖精のパンクとでも言っておきましょうか。

 以上、「よろず音楽風流堂」でした。お相手はヒワイイ大使お姉さま担当ねーねーでした。下に試聴を貼り付けておきますので、良かったら聞いてみて下さい。それでは、またいつかどこかでお会いしましょう。


「まずは1曲、何じゃこりゃ?って感じの曲です。」→コチラ

「もう1曲、ライヴです。これも何じゃこりゃ?って感じです。」→コチラ

2012年7月29日 (日)

制服向上委員会って何じゃ?

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 別にどうでもいい話なんですけど、制服向上委員会というアイドル・グループが、脱原発とか野田総理を批判するような曲を歌っていますね。たまたま政治系のブログをツラツラと眺めていた時に知ったのですが、そんな連中がいるんだな~って感じでありますな。試しにYOUTUBEで見たところ、メンバーがめっさブサイクですので途中で見るのをやめたんですが、本当にその手の曲を歌っていますた。どうやら世間の評判は結構良いようでありますな。でもあれだけブサイク揃いだと、ちょっと興味が削がれてしまいますね~。AKBの連中よりもルックスが劣るワケですから、そんなモン見てられるか!な~んて思ったりして。でもライヴなら面白いかも?原発反対デモのステージなんかにも立っているようですね~。

 どうやらこの連中のバックについているのはパンタらしいですが、そう言えばわっちは学生の頃パンタがヤッテいた頭脳警察が好きで、ブツをちょくちょく聞いていたのでありますた。「銃をとれ」というキャッチーなメロディを持った曲は結構好きだったな~。「銃をとって叫べ」という歌詞を「銃をとったスケベ♪」なんて替え歌にしたもんですた。パンタの世界革命がどーのこーのという赤軍一派みたいな主張はどうでもよくて、ポップなメロディとシンプルでカッコいいアレンジが好きだっただけという、左翼とか赤系の連中には非国民扱いされそうなわっちでやんす♪だってわっちは、音楽に主義主張なんて必要無いと思ってるんだも~ん!音楽なんて聞いて楽しくてスカッとすれば、それでイイのでやんすよ。歌詞なんて「好いた惚れたベイベー」で十分でやんす。

長らく発禁処分になっていた(のかな?)頭脳警察の1枚目
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 まあだからと言って、歌詞に政治的な主義主張を乗せるのを否定はしませんけどね。ヤリたいようにヤッテ下さいとしか言いようがありません。それをどう評価するかは、聞く人次第ですので。制服向上委員会のメンバーの連中が、どの程度本気で政治的なメッセージを主張しているのかは知りませんけど、色々な人の心を突き動かしているみたいですし、アイドル・グループの活動が社会的な問題について考えるキッカケになるのであれば、それはそれで構わないんじゃないでしょうか。ただわっちは、政治的なことは音楽とは関係無いところで、自分なりに考えて行きたいと思ってますけど。

 というワケで、制服向上委員会のブツがブックオフで500円以下で売ってるなら、買ってもいいかな~と思う今日この頃でやんす。でも制服向上委員会よりも、性格超悪そうな松山メアリちゃんがメンバーのbump.yの方が気になるな~♪松山メアリちゃん、注目ですよ~。多分そんなに売れないと思いますけど。真夜中にふと窓を見たら、窓の外からじ~っとこちらを睨み付けてそうな顔をしている愉快な娘でやんす。萌えるな~!

あまり怖くない顔の松山さんの写真を選んでみますた。
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 あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、脱原発の歌です。なかなか楽しいかと。」→コチラ

「もう1曲、悪魔NOだ!そうです。めっさポップですよ。」→コチラ

「ついでに、頭脳警察の『銃をとれ』です。」→コチラ

2012年7月 7日 (土)

MICHI 「THERAPY」

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 日本の歌手MICHIの、今年発売の新作です。インディーズ時代を含めてこれで3枚目ですね~。「ころんの音楽探訪」の時に取り上げました2枚目のブツは10万枚以上売れたらしいのですが、わっちも大好きな作品でありまして、今もドライブのお供として大活躍しています。ノリノリでめっさポップなエレクトロ・ロックが、車を運転する時に素晴らしくマッチするのであります♪そしてクールに聞こえて実は意外に熱血なMICHIの歌が、これまた気分をアゲアゲにしてくれまして、流していると思わずスピードアップしてしまいそうになるのであります。そんな傑作の2枚目に続く新作がコレでありまして、個人的には前と同様のノリノリなポップ路線を期待してしまうワケでございますが、ほぼ期待通りの仕上がりになっていると感じられます。

 インディーズの1作目はエレクトロな音作りの面白さに重点を置いたような作りでしたし、メジャー移籍後の2枚目はエレクトロな音作りは変わらないながらもMICHIの歌に力点を置いたような作りになっていました。そしてこの3枚目はと言いますと、路線としては2枚目とあまり変わらないように感じられます。ただ、これまでよりも更に歌手としてのMICHIの存在感が増して来たという気がしますね~。音作りやポップなメロディは前と同様なのですが、歌手としてのMICHIがより前面に出て来たように思います。これまでこの娘の歌はサウンドの一部という雰囲気が強かったのですが、今回は歌により力強さが加わって、バックの音作りに埋もれなくなったと思います。なかなか順調な歩みを見せる娘でありますな。

 この娘の音楽の特徴であるエレクトロな音作りは、今回はよりロックに接近しているものの、80年代のシンセを多用した音作りの洋楽をリアル・タイムで体験して来たわっちのような者にとっては、いつもの如く何となく懐かしい気持ちを思い起こさせます。もっと若い世代の人にとっては、エレクトロニカとかテクノの音作りを取り入れたロックだと感じられるのでしょうけどね。どちらにしても、無機的になりがちなエレクトロ音を上手く使って肉体的な躍動感に溢れる音に仕上げているのは、いつもながら見事な手腕だと感じられます。

 そしてクールに見えて実はかなり熱血なMICHIの歌も、やはりとても魅力的です。今回は音作りがよりロックに接近しているせいなのか、イイ感じに歌声にラフな感覚が出て来ましたね。この娘のキャラクターについて、わっちは勝手にぶっちゃけ~でちょいと生意気だけど根は真面目だと推測しているのですが、そんな等身大の姿が歌に出て来ているように感じられます(←すいません、ただの妄想です)。この娘の歌を聞いていると、クールに振る舞いながらも実は何か必死で伝えたいことがあってジタバタもがいているような、若者らしいとても人間的な魅力を感じてしまうんですよね~。そんな歌がアゲアゲのエレクトロ音と合体しているワケですから、面白い音楽になるのは当然?前作の「CHANGE THE WORLD」や「KISS KISS」ほどのキャッチーなメロディは無いものの、全体的にメロディは粒揃いですし、ノリノリで楽しめる仕上がりだと思いますよ!

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、如何にもMICHIらしいエレポップです。」→コチラ

「もう1曲、珍しくスローな曲です。」→コチラ

2012年6月24日 (日)

シカラムータ 大熊ワタルユニット 「デコボコ」

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 クラリネット吹きの大熊ワタルが結成したユニット、シカラムータの01年のアルバムです。この人の顔と名前は前から知っていますが、どんな音楽をやっているのかはよく知りません。ミュージック・マガジン誌あたりで篠田昌巳なんかと同列で語られていたと記憶していますが、チンドン風ジャズでもやってる人なのかな~などと何となく思っておりますた。実際に音楽を聞くのはコレが初めてでございます。

 神戸の中古盤屋で525円でゲットしたこのブツでありますが、聞いてみますと値段を遥かに超える価値を持った、実に素晴らしい音楽だと感じられるのでありますた!音楽的にはチンドン風ジャズと似た雰囲気はありつつも、もっとクレズマー寄りという感じがしますね~。まあそれはクラリネットという楽器の響きに拠るところが大きいんだと思いますが、フィドルやチューバといった楽器が醸し出すノスタルジックな雰囲気も、クレズマーの哀愁に共通するものがあるかと思います。妙に懐かしさを覚えるこの音楽性は、聞くほどにクセになるって感じですね~。これで525円なら、超絶的に安い買い物だと思います!

 このインスト音楽がジャズなのか何なのかはよくわかりませんけど、まあそんなジャンル分けはどうでもいいでしょう。とにかくこの強力無比なパワーに溢れる音楽には、本当に圧倒されてしまいますね~。柔らかいノスタルジックな響きを持った音楽にも関わらず、時にまるでフリー・ジャズみたいな混沌としたヘヴィな世界を垣間見せたりもします。これを聞いていて、わっちはマカーム・エーシュ・コリンダなんてバンドを思い出してしまったのですが、コリンダみたいな元からアラブ的な旋律も紛れ込んでいる音楽をヤッテいる為、突然中近東っぽいフレーズが出て来てもその繋がりは実にスムーズで自然であります。イヤイヤ、めっさ聞かせてくれますわ。

 そしてやはりと言いますか、この歌心に溢れる響きを持ったクラリネットの音が実にステキであります。ホンワカとしてちょいとお間抜けな感じがありつつも、時に朗々として高らかにメロディを歌い上げるという、ホンマにエエ音してますわ♪空間を切り裂いていくかのようなフリーキーなフィドルの音も、実に印象的であります。うーむ、柔らかな過激集団って感じでありますね。

 ただ、この音楽のどこに日本らしさがあるんだ?と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、チンドン風の柔らかい響きは如何にも日本的な感覚に溢れていますし、クレズマーだろうと東欧だろうとフリージャズだろうと貪欲に飲み込む音楽性は、日本人ならではのモノなんじゃないかと思います。マジで素晴らしい傑作だと思う、今日この頃でやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、哀愁のジャズですね~。」→コチラ

2012年6月17日 (日)

山口紗弥加 「ROMANSTIC」

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 わっちの好きなルックスの女優、山口紗弥加の99年のアルバムです。山口さんがブツを出していたなんて全く知りませんでしたが、ブックオフでツラツラと棚を見ていたらいきなり「SAYAKA YAMAGUCHI」なんて背表紙の文字が目に飛び込んで来ましたので、引っ張り出してみたら本当にあの山口紗弥加さんのブツだったというワケでございます。イヤイヤ、これは実に嬉しいですね~。当然即ゲット致しますた!

 このブツなんですが、「PRODUCED BY 清春」と書いてありまして、清春って確か何ちゃら言うロック・バンドのギターかベースかドラムか何かをヤッテいたようなヤッテいなかったような、まあわっちにとっては取るに足らぬどうでもいい道端の石ころレベルの、意識することも気に留めることも無いどうでもいいヤツでしかないのですが、そんなヤツが生意気にもわっちの好きな山口さんのプロデュースをしてやがるのは、ちょいと羨ましくも思ったりします。

 まあそんな道端の石ころのプロデュースですから、もしかしたらアイドル歌謡みたいなのではなくてロックなのかな?と思ったのですが、聞いてみたら本当にその通りでありました。山口さん自身が作詞や作曲をしている曲があったりしますから、おそらくスタッフの言いなりで作られたブツではなくて、ロック路線というのは山口さんの意思なのでありましょう。そして、ロック路線だから道端の石ころにプロデュースを頼んでみようかな~ということになったのではないかと。本当かどうか知りませんけど。

 女優のロック路線のブツと言えば最近は栗山千明のブツがありましたが、山口さんのブツには栗山ちゃんのみたいに派手な話題性も無ければ華やかさもありません。しかしそれだけに本気で作り上げましたという気概が感じられる仕上がりになっておりまして、女優さんをヤッテいる時とは違った意外にハスキーな声で、音を聞いただけでは絶対に山口さんだとはわからない歌を聞かせています。どっかの新人ロック歌手のデビュー盤だと言えば、誰もがそう思うような作品になっているんですよね~。それだけ山口さんの本気度は高かったのではないかと思われます。

 だからと言ってその本気度と作品の完成度が比例することは少ないのでありますが、このブツに関しては、翳りのある山口さんの歌とちょいとダークな色彩の強い音楽性のバランスがキチンと取れておりまして、意外な完成度があると感じられます。山口さんって、本気で歌手活動をやったらそこそこ成功するんじゃないか?と思わせるだけの力量があると思いますよ!まあわっちは山口さんが好きですから、かなり贔屓目に見ている部分はありますけど、誰が聞いても「普通のロック歌手じゃん」と思えるレベルのブツであるのは間違い無いと思うのでやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、フツーにロックですな。」→コチラ

2012年6月16日 (土)

小川範子 「こわれる~好きとつたえて 好きとこたえて~」

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 先日おやぢ様が取り上げておられました小川範子の、こちらは昭和63年(と裏ジャケに書いてある)の1枚目のアルバムです。昭和63年ということは1988年ですね。小川範子って、ハッキリ言ってあまり印象に残っている娘ではないのですが、ちょいと翳りのある表情をした美少女というイメージはあります。

 しかし88年と言えば、まだわっちは英米の白人ロックばかり聞いていた頃であります。しかもあの頃は現在とは違って、何故か白人の美女がめっさ好きで白人女子にしか萌えないというワケわからない状態でしたから、小川さん本人にも小川さんのブツにも興味があるはずも無いという、考えてみれば異常な状態でありますた。現在のわっちは白人女子なんぞにはこれっぽっちも興味は無く、小川さんには激しく萌えるという、当時とは全く真逆の趣味嗜好になっているのでやんす。当時も現在と同じ趣味だったら、「範子はオレの嫁!」みたいな妄想を口走っていたかもしれません・・・って、激しくどうでもいい話ですね。失礼致しますた!

 このブツはトーラス・レーベルからの発売ですが、トーラスってテレサ・テンがいたレーベルですよね?そのせいでわっちには勝手なイメージで、トーラスからブツを出している人は歌が上手いという根拠の無い思い込みがあるのですが、実際に小川さんの歌を聞いてみますと、まだまだ緊張した硬い表情をしていますけれども、意外に声量もあってしっかりとした歌を聞かせてくれます。硬いながらも真面目に歌に取り組んでいますという姿勢が見えるのがイイですね~。うーむ、萌えるな~!しかもアジアンなしっとりした情緒が漂って来る歌でありまして、十代のアイドル系の娘にしてはかなり上手いんじゃないですかね~。88年であればわっちもまだ十代ですから、同じ十代として何か感じるところがあったかもしれず、もしあの頃に小川さんの歌を聞いていたら、「範子はオレの嫁!」などと妄想を口走っていたかも・・・。

 それにしても、このブツを聞くに連れあの頃の歌謡曲って本当に歌謡曲っぽかったんだな~なんて、懐かしく思ってしまったりして。白人ロックしか聞かない白人ロック馬鹿がバカにしていた当時の歌謡曲でありますが、現在の耳で聞くと実にイイんですよね~。カワイイ女子が歌う歌謡曲は日本人の心やね~などと、ワケわからないことを口走りたくなる今日この頃。最近のJ-POPアイドル連中とは全然違った、日本の女子としての奥ゆかしさを感じさせる小川さんの歌謡曲は、日本人の琴線に触れるステキな音楽なのでやんす!うーむ、当時は小川さんの歌なんて全く聞くこともありませんでしたが、今更ではあっても聞くことが出来まして、本当に良かったと思います。そして今日も明日も「範子はオレの嫁!」などと妄想しながら、わっちは範子(←「小川さん」じゃなくなったぞ?)の歌を聞くのでありますた。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、しっとり歌謡をライヴでどうぞ。」→コチラ

「もう1曲、テキトーに。2曲あるけど。」→コチラ