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フィリピン Feed

2013年1月 6日 (日)

NYOY VOLANTE & MANNOS 「OPM KLASIKS」

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 フィリピンのグループ、ニョイ・ヴォランテ&マニョスの05年盤「OPMクラシックス」であります。最近は昨年のベスト10にも選んだサラ・ヘロニモや、気難しそうなおっさんノエル・カバンゴンなんかがOPMクラシックのカバー集を出したりして、個人的にもOPMのクラシックが盛り上がっているのですが、上記の連中に先駆けていたのがこの連中であります(ホントか?)。新しく出来たノース天神ブックオフにて、500円でゲット致しますた。

 ニョイ・ヴォランテと言えば昨年新作を出していますが、2枚組の力作のようでありまして、めっさ興味がある~ということで、近い内にMIA MUSIC & BOOKSさんで注文しようかと考えております♪MIAさん、今年も宜しくお願い致します~!まあぶっちゃけ言うと、ニョイ・ヴォランテなんてこれまで全然知らなくて、このOPMクラシック盤も「だっせ~ジャケじゃな~・・・」などと恐る恐るゲットしたのでございますが、もう内容的にあまりに素晴らしくて、突然ヴォランテ君に興味津々となってしまったのでやんす!イヤイヤ、これはマジで本当に素晴らしい盤でございます。

 まず1曲目が「BEEP BEEP」という曲で始まるのですが、これはわっちが大好きな70年代のフィリピン・ヘヴィロックを代表する名バンド、ファン・デ・ラ・クルースの名曲中の名曲でございます。オリジナルは重心の低いヘヴィロックでございますが、これをアコースティック調のアレンジでラップなんかも取り入れて、オリジナルとは全然違った物凄くカッコいい世界を作り出しているのであります!この1曲目で完全KOって感じなんですが、続く他の曲もカッコ良くてメロウでロマンティックで、もうメロメロになってしまいますた!ベースはR&BやAORなんですが、解釈の仕方が物凄くクールで、この連中は本当に心の底から音楽が好きなんだということが、しっかりと伝わって来るのがステキだと思います。

 そしてヴォランテ君のヴォーカルが、これまためっさカッコいいのであります!ハードロックの影響(ロバート・プラントとか?)を受けつつも、聞く者をメロメロにするメロウなスウィート・ソウルっぽさ(アル・グリーンとかの影響?)もあって、まるでOPMのいい所を一人で体現しているような感じなのであります。うっわ~、凄えわ、この人!才人DJマイクを聞いた時と同様の衝撃を受けてしまいますた!実はメロウでメロメロなスウィート・ソウルってあまり好みではないのですが、この人は糖分が少なめなので、もたれることが全く無いんですよね~♪

 あ~、マジで聞き惚れてしまいますわ。プランテーションの店長さんも大好きなOPMの名曲「BINI BINI」も入ってますし(これまた素晴らしい仕上がり!)、聞く度にシビレる名盤って感じでやんすね!誰にも教えたくない位に惚れ込んでしまっている、今日この頃でやんす!

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、ブルース感覚溢れるアコースティック・ヘヴィロック?」→コチラ

「もう1曲、リゾート感覚溢れるAORな曲です。」→コチラ

2012年11月15日 (木)

CHARICE 「INFINITY」

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 日本ではシャリースの名前で知られているフィリピンの歌姫ペンペン子ちゃんの、昨年発売のアルバムであります。ワールドワイド盤はこれで2枚目になりますね。フィリピンを飛び出してメリケンに活動の場を移してしまったペンペン子ちゃんですが、ワールドワイド・デビュー盤を聞いた時には、音作りの格段の向上を背景に更にスケールを大きくした歌唱に感動しつつ、ペンペン子ちゃんの才能を生かし切れるスタッフがいないフィリピン音楽界を嘆いたりもしました。

こちらがワールドワイド・デビュー盤
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 しかし今年になってからフィリピン音楽界の様子が変わって来て、英語ではなくタガログ語で歌うメジャーどころの歌手も増えて、言ってみればナショナリズムの台頭ということが一つのキーワードになって来ました。フィリピン音楽の独自性を意識し、フィリピンならではの音楽を開けっ広げにカラっと明るく表現してみせる、東南アジアらしいパワーとバイタリティが顕著になって来たと感じられるのであります。その先頭を突っ走るのが、ペンペン子ちゃんのライバルと目されたサラ・ヘロニモ(ヘロやん)なんですが、ヘロやんはOPMの名曲群をカバー(リメイク)することで、もはやメリケン音楽のコピーではないOPM独自の豊穣な世界を展開して見せてくれました。わっちはその役目をペンペン子ちゃんに果たして欲しいと思っていましたので、ヘロやんの「PURE OPM CLASSICS」を取り上げた時に、ヘロやんは「わっちがペンペン子ちゃんに対して『こんな歌手になって欲しい』と思っていた像に、グングンと近付いている」と書いたのでありますた。

 まあわっちの気持ちなんかが通じるはずも無く、ペンペン子ちゃんは活動の場をメリケンに移したワケでありますが、自分の歌をより多くの人に聞いてもらいたいというのは歌手として当然の欲求ですから、それを批判することはわっちには出来ません。しかもワールドワイド・デビュー盤が素晴らしい仕上がりでしたから、とりあえずペンペン子ちゃんの方向性は間違っていなかったのであります。そしてその勢いに乗ったままリリースされたのが、この2枚目のワールドワイド盤であります。コレがリリースされた時点では、まだフィリピンではナショナリズムの台頭が顕在化していませんでしたし、ペンペン子ちゃんは本国で出来なかったことを思いっ切りヤッテいるワケでありますが、ヘロやんの「PURE OPM CLASSICS」や不動産盤の「HUNOG NATIN!」を聞いてしまった後では、この第2弾を素直に楽しむことが出来なくなってしまったんですよね~。

 もちろんペンペン子ちゃんのブツですから、歌が素晴らしいのは当たり前ですし、ブツとしてめっさ高品位なのも間違い無いんですけど、ペンペン子ちゃんが英語で伸び伸びと楽しそうに歌えば歌うほど、フィリピン音楽界の至宝がメリケンの下らないショービズ界ごときで活動しているのが勿体無いと感じられてしまうのであります。今やメリケンなんぞに行ってインターナショナルな存在を目指す時代ではなく、真に本国に根差したナショナルな存在になることでその独自性を高らかに謳歌する時代だと、わっちは思っているのでやんす。フィリピンはまさにその時代に突入しているワケですから、ペンペン子ちゃんには早く活動の場を本国に戻して欲しいと思います。メリケンの歌手でも出来るような歌を歌うのはやめて、早くフィリピンでOPMの更なる発展に貢献して下さいね。

 ・・・なんてことを考えていたら、このブツを冷静に判断することが出来なくなってしまいますた。ポップで誰にでも受け入れ易い作品だと思いますし、わっちも大好きなブツではあるんですけどね~。何にしてもペンペン子ちゃんはメリケンでグズグズしている間に、ヘロやんに追い越されてしまいましたね。ウサギとカメのウサギは、本当にカメに追い抜かれてしまいますた。でもわっちは、何だかんだ言っても、やっぱりヘロやんよりもペンペン子ちゃんの方が好きなのでやんす・・・。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、とてもカッコいいんですけどね~・・・。」→コチラ

2012年11月14日 (水)

NOEL CABANGON 「TULOY ANG BYAHE」

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 気難しそうな顔をしたフィリピンのおっさん歌手ノエル・カバンゴンの、今年発売のアルバムです。これは前に取り上げましたヘロやんの「PURE OPM CLASSICS」と同じ趣向の、OPMの名曲を取り上げるという企画盤であります。何だか今年のフィリピン音楽は、やたらOPMということにこだわったブツが出て来ていますが、フィリピンの民族性を謳い上げる機運が高まっているみたいですね~。良いことだと思います。

 ノエル君と言えば、アコギ1本で自分の世界を確立することが出来る実力派シンガーソングライターでありまして、それは自作曲であろうと他人の曲であろうと同様であります。ここで歌われているOPMの名曲の数々は、最初からまるでノエル君の曲だったというような顔をしているワケなんですけど、2曲を除いて全て他人のカバーなんですよね~。フレディ・アギラーの「アナック」みたいな有名曲でさえも自分の色に染め上げてしまう力量は、やはり流石のモノがありますね。ダテに気難しそうな顔はしていませんね~・・・って、関係無いか。

 それにしても、ココに収録された曲の数々の美しいこと美しいこと!いつもの如くアコースティックな質感を大事にしたシンプルなアレンジで歌っているんですけれども、このシンプルなアレンジが曲の良さを実によく際立たせていると感じられますね。流石に気難しそうな顔をしたアコースティックおじさん・・・って、あんまり「気難しそうな顔」とか言ってたら、ブン殴られそうな気がしますね。だってノエル君って、冗談通じなさそうな感じがしますし。真面目に真面目に曲を美しく磨き上げる気難しそうな顔をした職人というのが、わっちのこの人に対する印象でございます。

 顔から受ける印象と同様に、ノエル君の歌はめっさ生真面目でありまして、ちょいとハスキーな落ち着いた歌声で、1曲1曲心を込めながら丁寧に歌っているのが実に良く伝わって来ますね。本当に真面目一徹な感じの歌なんですけど、それだけにちょいとユーモア感覚に欠けているようにも聞こえまして、わっちみたいな不真面目な人間には時に息苦しく感じられたりもするんですけど、でもこういう真面目なOPMの守護神みたいな人は絶対に必要ですから、ノエル君にはこの姿勢を崩して欲しくは無いですね~。真面目に頑固に、OPMを守り続けていただきたいと思います。

 いや~、やっぱりこの人は素晴らしいですわ。MIA MUSIC & BOOKSさんだけでなく、プランテーションの店長さんもノエル君のことはいつも高く評価しておられますが、本当にそれだけのモノを持っている人だと思います。特にこのアルバムは、曲良し歌良しアレンジ良しの、三拍子揃った名盤だと思います。OPMの真髄を体感してみたいと思われる方は、ヘロやんの「PURE OPM CLASSICS」、コンピレ盤の「TUNOG NATIN!」、そしてこのブツを聞かれることをお薦め致します。あ、出来ればDJ.マイクの「HOMEWORK」もね♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、めっさ美しい曲でございます。」→コチラ

2012年11月 6日 (火)

TUNOG NATIN!(SONGS FROM HOME)

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 MIA MUSIC & BOOKSさんが大絶賛しておられる昨年末頃発売のコンピレ盤が、コチラのブツでございます。ジャケに「AVIDA PRESENTS」とありますが、AVIDAというのは音楽関係の会社ではなくて、不動産会社なんだそうです。不動産会社が出したいブツを堂々と出してしまうなんて、フィリピン音楽界って柔軟と言うか面白いと言うか変わっているというか。しかし出したい者が出したいモノを出せるというのは、とても健全な状態だと思いますね~。

 ここに収録されているメンバーをざっと見てみると、とても面白そうな連中がズラリと揃っているのですが、個人的にはタニヤ・マルコヴァアーニー・イダルゴが共演しているというそれだけでOKであります。何故タニヤ・マルコヴァみたいな変態バンドとホンモノのソウル歌手アーニーが共演しているのかその経緯は定かではありませんが、こういうことが普通に実現してしまうのが、OPM界の面白さでありますね~。あと、トリシア・ガルシアとGLOC-9などというとんでもない組み合わせもありますよ!

 まあ異色のコラボの数々が実現しているこの盤なんですが、実はそれはそんなに大事なことではありません。このブツでは異色の組み合わせを含む色々な連中が、OPMの名曲達をカバーしているらしいのですが、コレを聞いて感じるのは、ヘロやんの「PURE OPM CLASSICS」と同様の、OPMというフィリピン独自の音楽の奥の深さや素晴らしさであります。他の何物でも無いOPMという音楽の素晴らしさを心底実感出来る、凄いブツだと思いますね~。

 兎にも角にもここに収録されている音楽の素晴らしさは、まさに格別のモノがあります。とてもポップでカラッと明るくて伸び伸びとしていて健康的で、音楽の楽しさがダイレクトに伝わって来るんですよね~。しかも、いかにもフィリピンの人達が好きそうなスロー・バラードから、R&B、ヒップホップの要素を取り入れたモノ、ハードなロック等々、音楽性も非常にバラエティに富んでいます。何と言いますか、OPMの醍醐味ここに極まれり、という感じなのでございますよ!ハレとケの「ケ」の状態に密接に繋がりながらも、少なくともこの音楽を聞いている間だけは「ハレ」の気持ちになれると言いますか、聞いていると何だか前向きな力をもらえるような気がしてくるのでやんすよ。別に音楽で世界が変えられるなどとは思っていませんけど、音楽で人の気持ちを変えることは出来ますよね?何をどう言ったらイイのか良くわからないんですけど、ここには本当に健全な音楽の在り方が示されていると感じられます。

 いや~、このブツ、本当に素晴らしい仕上がりになっていますね~。MIAさんが絶賛されるのも当然でありましょう。わっちはコンピレってあまり好きではないのですが、これにはマジでヤラレてしまいますた!全ての曲にOPMの魂が息づいている、そんなことが実感出来る本当に素晴らしい作品だと思います。お薦めいただきましたMIAさんには、心から感謝致します。素晴らしいブツをご紹介いただきまして、ありがとうございました!

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえずは収録曲のダイジェスト版ってことで。」→コチラ

2012年11月 4日 (日)

SARAH GERONIMO 「PURE OPM CLASSICS」

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 OPM界NO.1歌手サラ・ヘロニモ(以下ヘロやん)の、今年発売のアルバムです。この娘については前に「OPM」というブツを取り上げましたが、まさにOPM界を代表するに相応しい素晴らしい歌唱を聞かせてくれたアルバムですた。これはその続編なのかどうかは知りませんが、ピュアOPMクラシックなんてタイトルからしてめっさ期待させてくれるじゃないですか!「これは買うしかないでやんす!」ってことでゲットした次第でございます。

 とにかく楽しみなブツなワケでありますが、実際にブツを再生してみますと、初っ端からやっぱり素晴らしいんでやんすよ!無理の無い伸びやかな歌唱から滴って来る、フィリピンならではの情感と言いますか何と言いますか。これがメリケン・ポップスのコピーにしか聞こえない人もいらっしゃるかもしれませんけど、このスムーズでメロウな美しい楽曲群は、ヘロやんという素晴らしい力を持った歌手によって、確かにフィリピンの魂を吹き込まれたと感じられます。イヤイヤ、この素晴らしい楽曲群によって、ヘロやんにフィリピンの魂が宿ったのかな?まあ別にどっちだってイイんですけど、ここで聞ける音楽は、間違い無くフィリピン独自の音楽ですよ。

 まあ確かにフィリピンのポップスはメリケン・ポップスのコピーから始まったかもしれませんが、そこからフィリピンならではの音楽に発展させて来た先人達の心を受け継いで、OPMとしてのアイデンティティをここに見事に結実させたのが、ヘロやんのこのブツなのでありますよ。もはやこれはメリケンのコピーなどという次元とは全く別物の、純然たるフィリピンのポップスなのであります。だからこそタイトルに「PURE」って付いてるのだと、わっちは思うのでやんす。

 いや~、それにしてもヘロやんって本当に素晴らしい歌手になりましたね~。天才少女歌手としてデビューして、その後ちょいとした紆余曲折があったとわっちは勝手に思っていますけど、ここまで育ってくれたのなら文句はありません。ヘロやんとほぼ同時期に出て来て、現在はワールドワイドに活躍の場を広げようとしているペンペン子ちゃん(日米では「シャリース」として知られてる娘です)に比べたら、才能的には劣るかもしれませんけど、フィリピンでの安定した人気をバックにしてワールドワイドな戦略に走ること無く着実に国内で力を付けて来たヘロやんは、わっちがペンペン子ちゃんに対して「こんな歌手になって欲しい」と思っていた像に、グングンと近付いているように感じられます。マレーシアにシティ・ヌールハリザ在れば、フィリピンにサラ・ヘロニモ在り、というレベルの存在に育って来たような気が致します。

 今年のOPMについては、アンニャ・アギラーという素晴らしい才能が出て来ただけでも大満足なんですけど、ヘロやんまでもがこんな素晴らしいブツを出してくれるなんて、もう嬉しくてたまりませんね~♪うーむ、今年のベスト10選びも大混戦模様を呈して来ますた。ヘロやんが入賞の有力候補であることに間違いはございませんが、強力なトルコやベトナムの歌手にどれだけ対抗出来るかな~?

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、アコースティックで美しい曲です。」→コチラ

「もう1曲、ポップで美しい曲ですね~。」→コチラ

2012年10月18日 (木)

MIA MUSIC & BOOKSでゲットしたフィリピンのブツ2012.10月

 5月以来になるのですが、MIA MUSIC & BOOKSさんで久し振りにフィリピンのブツをゲットしました。あまりに期間が開いてしまってMIAさんにはちょっと申し訳なかったんですけど、ベトナムだのトルコだの色々とさまよっていましたので、フィリピン音楽を聞くのが疎かになっておりますた。でも今回は、以前MIAさんにお薦めいただいた注目盤をゲットすることが出来ましたし(売り切れてなくて良かった!)、入手したブツに関しては大満足しております。それでは備忘録を兼ねて、下記にブツを並べてみようかと思います。

1、Sarah Geronimo「Pure OPM Classics」
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2、Rico Blanco「Galactik Fiestamatik」
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3、Noel Cabangon「Tuloy Ang Byahe」
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4、V.A「Tunog Natin!」 (Songs from Home)
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5、V.A「The Reunion (an Eraserheads tribute album)」
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 以上の5枚でございます。ヘロやんのOPMクラシックは非常に楽しみですが、元リヴァーマヤのリコとか、気難しそうなアコースティック・オヤジのノエル君も期待大ですね~。あと、MIAさんが大絶賛されている不動産盤(?)の4、イレイザーヘッズ・トリビュートの5も超楽しみです!MIAさん、いつもいつもステキなブツをご提供いただきましてありがとうございます~♪

 ただ、折角ゲットしたブツではありますが、まだ取り上げていないトルコ盤等色々とありますので、実際にブツを聞くのはもうちょっと後になるかもしれませんね~。あと、別にどうでもいいんですけど、急激に空気が乾燥して来たのと、会社の空調が悪いのが重なって、喉がヤラレて声が出なくなって来ますた。うーむ、この程度でイカレてしまってはいけませんね~。早く治したいと思います。

2012年6月14日 (木)

KRISSY & ERICKA 「TWELVE : FIFTY ONE」

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 フィリピンのフォーク・デュオ、クリッシー&エリカ(以下クリエリ)の今年発売の2枚目のブツであります。猫ジャンプみたいなジャケが印象的だったデビュー盤は、「ころんの音楽探訪」の時に取り上げましたが、今回のジャケは残念なことに全然猫ジャンプではなく、普通のお姉さんになっています。まあ本家本元の猫ジャンプがせくすぃ系にイメチェンしていますから、猫ジャンプのマネをしている(←ウソ)クリエリとしては、イメチェンを図らざるを得ないのだろうと妄想致します。

 ルックス的にはイメチェンをしても、音楽的にはデビュー盤のフォーク路線のままであります。アコースティック・ギターを中心とした簡素なアンサンブルに、彼女たちの子供っぽくて可愛らしい歌声が乗っかって来るという形には特に変化はありませんので、前作でファンになった方々にも安心して聞ける内容になっているかと。ただ、歌声の可愛らしさはそのままですが、そこに逞しさが出て来たのも事実でありまして、その辺をどう捉えるかでこのブツは評価が分かれるかもしれません。「ワシのクリエリちゃんがふてぶてしくなった~っ!」とお嘆きの方にもいらっしゃるでしょうし、「大人っぽくなってエエやんけ!」とお考えの方もいらっしゃると思います。ちなみに、わっちは後者でやんす♪

 まあ何にしても爽やかな音楽でありまして、わっちは「あ~、やっぱりエエな~」と思いながら聞いているのですが、前作との大きな違いはと言いますと、かなりブルース感覚が出て来たというところでしょうかね~。このアルバムは、自作曲とカバー曲がゴチャ混ぜになっているブツでありまして、わっちはカバー曲の原曲をほとんど知らないのですが、元からブルース感覚がある曲を選んでいるのではないかと思います。そして自分達がやりたい曲をしっかりと選んだからこそ気合が入った歌を聞かせてくれるのでしょうし、だからこそそこにしっかりとした逞しさが感じられるワケであります。しかし逞しくなったとは言っても、男勝りのパワーを発揮しているとか不良っぽくなったとかいうワケではありませんし、年相応にちょいと背伸びしてみましたって感じがするだけですから、結構萌え~な歌だと思うんですけどね~。如何なモンでしょうか?

 何にしても、こんなにカワイイ娘達がカワイイ声で歌っているというだけで気分も良いし萌えられるという点で、わっちにとっては見事なアイドル歌謡なんですよね~。しかもアイドル歌謡でありながらヘッポコな部分も見せずにやりたいことをしっかりヤッテいるという強さも逞しさもありますから、尚更カワイイんですよね~。「ワタシ達、やりたいことを一生懸命やるんです!」という姿勢が見えるカワイイ娘達、実に良いではないですか!こういう前向きな娘は当然応援したくなりますよね?う~む、マジで良い娘達でやんすね~。是非ともあーしてこーして差し上げたく・・・。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、フォークなタイトル曲です。」→コチラ

2012年6月 7日 (木)

CATHY GO 「FIND MY WAY TO YOU」

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 フィリピンの歌手キャシー・ゴー(以下ゴーちゃん)の、今年発売のデビュー盤であります。まだ19歳なんだそうですが、ちょっとオバハンぽくてカワイイとは申し上げ難いルックスでございますな。まあルックスで売るタイプの歌手ではないでしょうから、別にいいんですけど。このブツでございますが、才女バヤン・バリオスのMAYUMIレーベルからの作品でございます。バヤン・バリオスのブツは「ころんの音楽探訪」の時に取り上げたことがありますが、民族的な要素を取り入れたハイブリッドな音楽性が実に素晴らしいブツでございますた。そんなバリオスさんのレーベルから放たれたブツですから、期待はとっても高まる~って感じでございますね!このアルバムについては、MIA MUSIC & BOOKSさんが「ざっと通して聴いて頭に浮かんできたのはBarbie Almalbis」と書かれてまして、そう言われるとバービー大好きなわっちとしましては居ても立ってもいられずにゲットと相成った次第でございます。

こちらがバヤン・バリオスのブツ
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 実際にこのブツを聞いてみますと、MIAさんがおっしゃる通り音楽性はバービーに共通するモノが感じられます。奥が深いのに実に自然体の音楽でありまして、能ある鷹は爪を隠すという感じの、控えめな奥ゆかしさと強さを持った音楽だと思います。ただ、表現方法はゴーちゃんの方が開けっ広げですし、歌声はバービーみたいなカワイイ声ではなくてセッションロードの逞しい女性ヴォーカルに近い力強さがあります。ですので、バービーみたいな可憐な可愛らしさを期待されている方はご注意を。でもこの朗々とした力強い歌声がイイんですよね~。意志の強さを感じさせる歌声でありまして、イメージ的には強豪女子バスケ部のキャプテンってところでしょうか?でも男勝りという感じではなくて、女性らしい柔らかさやしなやかさがあるのがイイですね!スローな曲で見せるエミ・マイヤーみたいな歌声も、なかなかポイント高いと思います。

 そして、ゴーちゃんの力強い歌を引き立てる為なのかどうかは知りませんけど、バックの音は実にシンプルです。基本はギター、ベース、ドラムの3ピースの演奏で、曲によって他の楽器の味付けがちょろっと付く程度であります。そのシンプルさはまるでシュガーフリーみたいな感じなんですが、シュガーフリーと違う所は、シンプルな演奏なのに色彩感が豊かということでしょうか。派手さは無い演奏なんですけど実にニュアンスに富んだ音ですので、曲ごとに表情を変えているように聞こえるんですよね~。その辺は、製作陣がかなり工夫を凝らしているのではないかと思われます。流石にバヤン・バリオスのお膝元のレーベルだけあって、音作りにも色々とこだわりがあるんでしょうね~。

 全体的には極めてシンプルで真っ当なロックという感じなんですが、今時こういうロックが出て来るのはフィリピンならではかな~という気がしますね。さっき名前を出したシュガーフリーとか、バカテク3ピースバンドのパラミタとか、フィリピンのこの手の音は本当にレベルが高いと思います。何にしても、こういう音で十分に勝負出来る力を持った連中がいるということ自体が、実に素晴らしいと思います。フィリピン、まだまだ奥が深い国ですね~。表面的にはR&B系歌姫の天下に見えますが、実は素晴らしいロックをやっている連中が群雄割拠の状態なのであります。今やロックの本場はフィリピンだと言っても過言ではないかも?

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、重心の低いロックってことで。」→コチラ

2012年6月 6日 (水)

ANGELINE QUINTO 「FALL IN LOVE AGAIN」

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 フィリピンの新しいスター、アンジェリン・キント(以下キンちゃん)の今年発売の2枚目のアルバムでございます。1枚目は特大ヒットになりましたが(わっちは聞いてませんけど)、この2枚目も好調なようですね。MIA MUSIC & BOOKSさんでも人気商品のようで、4月の月間売上1位を記録しているようです。OPMファンにとっては、期待の新星登場ってところですかね~。とりあえずは、わっちもその人気に便乗してゲットした次第でございます。まだ22歳でルックスも良いというのもイイですな!あ、どうでもいいんですけどこのキンちゃん、前の会社の同僚だったナンバさんに似てます。ナンバさんって美人なのに全然女っぽくなくて、な~んも気にしない大雑把な性格だったんですけど、わっちは結構好きでしたね~。もしかしてキンちゃんも全然女っぽくないのかな?

 ところでフィリピンで大ヒットする女性歌手と言えば、当然の如くスロー~ミディアムの美メロの曲ばかり歌う(歌わされる?)ワケでございますが、ぶっちゃけ、わっちはその手の歌手に食傷気味でやんす。しかし特大ヒットの若手美人歌手のブツならば聞かないワケにもいかないということで、あまり積極的ではないながらもこのキンちゃんのブツを聞いたのでありますが・・・これはなかなかイケてますね!1曲を除いて怒涛のスロー~ミディアムの美メロ攻撃を仕掛けて来るブツでございますが、歌い口が全然しつこくなくてスッキリしていますので、スンナリと聞くことが出来ると思います。そして丁寧に心を込めて曲を歌おうとしている姿勢がしっかりと伝わって来る、実に好感のもてる歌手だと感じられますね!かなりの実力派であることは間違いないと思います。人気があるのも当然かと。

 ただ、最近はアンにゃんとかヘロやんとかの素晴らしい歌手をよく聞いていますので、路線が同じ分どうしても比較してしまうんですけど、この二人に比べたらキンちゃんはどうしても分が悪いですね~。力を抜いて歌っている部分に関しては実に表情豊かで、アンにゃんやヘロやんにも劣ることは無いのですが、問題は力一杯声を出して歌う部分であります。余裕が無くて苦しげな様子が垣間見えて来まして、もう「いっぱいいっぱい」という感じになってしまうんですよね~。この辺が今のキンちゃんの限界なのかな、という気がしてしまうのでやんす。力一杯声を出しても涼しげなアンにゃん、圧倒的なパワーで聞く者をねじ伏せる力技を持ったヘロやん、キンちゃんを聞くことで天賦の才を持った二人の凄さを改めて実感した次第でございます。まあ、だからと言ってキンちゃんがダメなんてことは全然無くて、今後に期待出来る有望株であることに間違いはありませんけどね!

 それにしても、フィリピンは若手実力派の群雄割拠の時代になって来て、メリケンに行ってしまったペンペン子ちゃんが抜けた穴を感じさせない状況になって来ましたね。アンにゃん、ヘロやん、キンちゃんにアップル・チウなんかも加えて、天下無双を争うべく色々な若手達が競い合って伸びてくれれば、ますます面白い状況になって来そうな気がする今日この頃でやんす。個人的にはアンにゃん一押しなんですけど、果たしてどうなるのか、めっさ楽しみ~♪それと、本物のソウル歌手、アーニー・イダルゴの復活も切に願っておりますよん!あと、どうでもいいんですけど、このブツに1曲だけ入っているアップ・テンポの曲が、マレーシア歌謡みたいに聞こえるのが不思議♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、スローな美しい曲でやんす。」→コチラ

「もう1曲、ライヴ映像でやんす。」→コチラ

2012年6月 5日 (火)

ANJA AGUILAR

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 「ジャケが良ければ全て良し」、なんてことは決してないのですが、東南アジアのブツはジャケ買いして大正解という確率が結構高いと思います。フィリピンの新人歌手アンニャ・アギラー(以下アンにゃん)の今年発売のデビュー盤は、思いっ切りジャケ買いしたのですが、これが大当たりでございますた!まずはこのジャケ、イイですよね~♪美人と言うよりはカワイイ雰囲気の顔とでも言いますか、何だか安心感がある顔ですよね~。そして多分めっさ巨乳。日本人にも親しみやすいと思われるこのルックス、素晴らしいではないですか!そして、ルックスに輪をかけて(?)素晴らしいのが、アンにゃんの歌なのでございます。ルックス良し、歌良し、これで性格が良ければ言うこと無しですね~。何にしても、ハグしてあーしてこーしてという妄想も広がるステキ娘でやんす♪

 ところでフィリピンの新人女性歌手などと言うと、すぐに「あ~、どうせR&B系の歌手だろ?」なんて思われる方も多々いらっしゃるかと思いますが、アンにゃんは違いますよ!わっちのアンにゃんが歌っているのはR&Bではなくて、もっと親しみやすいAOR風のポップスでございます。いかにもフィリピンの人達が好きそうな美メロのスロー~ミディアムの曲ばかりでありますが、R&B系の曲みたいにしつこくて胸焼けするようなことは一切ありません。スッキリ爽やかで涼しげな曲ばかりですから、素直に「エエ曲が揃っとんな~」と感じられるのではないかと思います。

 そんな曲をわっちのアンにゃんが歌うのでありますが、これがまた素晴らしい歌なのでやんすよ!耳に心地好い優しい声で、無理なく伸び伸びと歌っているんですよね~。R&B系の歌手みたいに下品に声を張り上げたり気張ったりすることが全然無くて、肩の力が抜けた実に自然体な歌を聞かせてくれるのであります。歌にしてもスポーツにしてもそうなんですけど、「力を抜く」というのがどれだけ難しいことか!例えばプロ野球のイチローなんかは、力が抜けた状態だからこそ難しいボールでも見事なバット・コントロールで打ち返せるワケですが、アンにゃんの歌も、力が抜けているからこそ余裕を持って難しいフレーズを歌うことが出来るワケでございます。もちろん力一杯歌う部分もありますが、それでも暑苦しくなくてスッキリ爽やかです。フィリピン音楽界にはR&B系の声を張り上げるだけの下品な悪しき見本が多い中で、こんな自然体の歌い方が出来るのは、天賦の才と言っても良いのではないかと思いますね~。

 そんな無理の無い歌唱から滲み出て来る豊かな歌心は、まさにソウル歌手と呼ぶに相応しいモノがあると思います。ただ、ソウル歌手とは言っても「情熱的」というワケではなくて、歌に込められた気持ちが涼しげに伝わって来るという、なかなか珍しいタイプの歌手でございますな。それだけにわっちは、アンにゃんの歌にめっさ惚れちまっているのでやんす。聞くほどに好きになってしまう歌って感じなんですよね~。サラ・ヘロニモ(ヘロやん)に続く期待の星としてお考えの方もいらっしゃるようですが、個人的にはヘロやんを大きく上回る才能の持ち主だと認識しております。というのは、ヘロやんでさえも紆余曲折を経て「OPM」という大傑作をモノにしたワケでありますが、アンにゃんなら今の状態で自然に「OPM」レベルの歌を聞かせてくれるだろうと、わっちは確信しているからでやんす!アンにゃんの今後に大いに期待したいですね~。

 あと、フィリピン音楽業界に注文ですが、アンにゃんをR&B歌手にしようなどとは決して考えないようにして下さいね。このブツのAOR系ポップスとかアコースティック・ポップス路線のままで、暫くは様子を見て欲しいと思います。出来ればアンにゃんとマリエ・ディグビーの共演とか、アンにゃんが歌うイレイザーヘッズ・カバーなんかを聞いてみたいな~♪まあ何にしてもこの素晴らしいデビュー盤を聞きながら、アンにゃんとあーしてこーしてと妄想しつつ、今後の展開を楽しみにしたいと思います。ヘロやん、ペンペン子ちゃんに続く、素晴らしい逸材のデビューでやんすよ♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、しっとりバラードです。」→コチラ

「もう1曲、こちらもしっとりバラードです。」→コチラ