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タイ Feed

2013年5月26日 (日)

OLIVES 「OLIVES」

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 久し振りにタイのブツでも取り上げてみようかな~ってことで、タイのアイドル・グループ、オリーヴスの昨年発売のアルバムです。今年2月のバンコク旅行で、サイアム・パラゴンのGRAMでゲットしたブツでございます。多分これがデビュー盤だと思います。6曲入りのミニ・アルバムCDと、それと同内容のPVを6曲分収録したDVDが2枚セットとなったブツです。179バーツ也。

 ところで最近のタイのアイドル・グループなんですが、ミニ・アルバムのCDにオマケDVD付の2枚組という形態のブツが乱発されていますけど、これってそんなにイイものですかね~。バンコク旅行の際には、実は他にもアイドル・グループのブツを買おうと思っていたのですが、この形での発売で300バーツ以上という値段が付いておりまして、あまりの高さに思わず買うのをやめてしまったのでありました。オリーヴスのブツは納得出来る値段でしたのでゲットしましたけど、折角タイまで行ってそんな高値で売られていたら、買う気なんて無くなりますよね~。

 という話はさて置きオリーヴスでありますが、最大手のグラミーから出ているブツの割にはかなりヘッポコ感が強いと言いますか、まるでKAMIKAZEの連中のような脱力感のある連中ですね~。しかもメンバー4人とも揃いに揃ってビミョーなルックスというのが、そぞろ哀れを催します。大して可愛くもない連中が精一杯の愛想笑いを浮かべながら歌い踊る姿は、それはそれで実にタイっぽくて、慣れて来ると段々カワイイと感じてしまうのが不思議。まあこうやって無邪気に楽しそうに歌っているのが、罪の無いアイドル歌謡って感じでございますな。イヤイヤ、困ったことに(?)、何度も繰り返して聞いている内にこの連中のことがどんどん好きになって来てしまったぞ・・・。

 最近はタイのアイドル歌謡なんてあまり聞いていないのですが、この連中は何だかドンピシャにハマってしまいそうなヘッポコな魅力を持った連中だと思います。東のヘッポコ横綱フォー・モッドと西のヘッポコ横綱ガーリー・ベリーの名前を聞かなくなった今日この頃、オリーヴスがその隙をついて三役クラスに飛び出て来たって感じでございますね!ヘッポコな歌唱にヘッポコなルックス、そしてしっかりした音作りとめっさ楽しいポップな楽曲という、素晴らしきヘッポコの要素をしっかり満たしたこのブツ、かなり素晴らしいんじゃないでしょうか?わっちは大好きですね~♪

 ・・・などと感じてしまったのは、多分体調がよろしくなくて、精神的に弱っているからでしょう(?)。明日からの仕事を考えると、めっさ気分がヘコんで来ます。う~む、風邪薬でも飲んでさっさと寝るしかないですかね~。ってことで、試聴を探すのが面倒なので今回は試聴の貼り付けは無しでやんす。失礼致しました~♪

2013年4月 7日 (日)

THE IMPOSSIBLES VOL.1

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 70年代に活躍したというタイのロック・バンド、インポッシブルズの2010年に発売された24曲入りベスト盤でございます。わっちは前からこのバンドの名前は知っていたのですが、どんな音楽をヤッテいるのかは知りませんでしたので、とりあえずはお試しでゲットしてみた次第でございます。先日訪れましたバンコクはMBKのブツ屋メーマイ・プレンタイにて、155バーツ也。ちなみにこのベスト盤シリーズ、他に2枚出ているようであります。

 ネットでこのバンドを検索してみると、タイの「ファンク・バンド」と出て来るのですが、このブツを聞く限りでは日本のグループ・サウンズにも似た音を出す、メロウな感覚を持ったドリーミーなロック・バンドという感じがしますね。この音を聞くと、「嗚呼、何だか懐かしい音楽だな~」と感じられる方は多々いらっしゃると思います。60年代や70年代の日本の歌謡曲やグループ・サウンズがお好きな方であれば、間違い無くハマる音楽なんじゃないですかね~。あ、この優雅でゆったりとした音楽性は、ロックと言うよりはルーククルン的と言った方がイイかもしれませんね。フルートやストリングスの柔らかい響きがめっさ素晴らしいですし!

 う~む、それにしてもこのバンドの一体どこが「ファンク・バンド」なんでしょうか?このブツをいくら聞いても、全然そんな感じが無いんですよね~。まあファンクだろうとロックだろうとルーククルンだろうと、とにかくめっさイイ音楽をヤッテいることに間違いはありませんから、別に全然構わないんですけど。おそらくですけど、このバンドは色々な顔を持っていて、その時によってロックもファンクも色々とヤッテいたのではないかと推測致しますが、どうなんでしょうか?その辺はこのベスト盤シリーズを全て聞いてみないとわからないんでしょうけどね~。

 とりあえずこのVOL.1を聞いている限りでは、この連中がファンク・バンドなどとは全く感じられませんでしたが、それはそれで全然構いません。ここにはとにかくゆったりとした美しい音楽が詰まっていますから。インドネシアの名曲「ブンガワン・ソロ」のカバーなんかも入っていますし、本当に良い曲が満載だと思います。70年代のタイにこんなにセンス抜群のバンドがいたなんて、わっちにとっては本当に驚きの発見でございます。もしかしたらタイ音楽好きには定番のバンドなのかもしれませんが、何にしてもこんなに素晴らしいタイのバンドに出会えて、とても嬉しい今日この頃でやんす!

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、この盤はこんなドリーミーな感じの曲ばっかりでやんすよ。」→コチラ

2013年3月30日 (土)

SRONG SANTI 「OIY...MUN BOR NAE」

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 タイのルークトゥン歌手スロン・サンティ(と読むのかな?)の、2010年発売の復刻盤であります。先日のバンコク旅行で、センターワンの中古盤屋でゲット致しました。99バーツ也。この手のブツが99バーツ(約300円ちょい)で買えたワケですから、本当にありがたいことであります。日本では考えられない値段ですからね~。

 このおっさんでありますが、ギターを弾きながら歌うということで、言ってみればハードロック・モーラム歌手ピー・サドゥーなんかの大先輩に当たる人なんじゃないかとわっちは勝手に思っておりますが、実際の所はどうなのかは知りません。でもスタイル的に、何だかそんな感じがしてしまうんですよね~。まあピーちゃんの方が遥かにカッコいいですけどね。しかしこのおっさんにはピーちゃんには無いダサカッコ良さがありまして、それはそれで大変に魅力的だと思います。ダテにジャケでおかしなメキシカン帽を被ってまへんわ、ホンマ。シビレますわ、このダサさ♪

 それにしてもこのブツの1曲目であります!ウネウネと弾きまくるヘヴィなエレキギターのカッコ良さと来たら、もう悶絶モノでございますな!そして風呂場の鼻歌の如くふにゃらけたおっさんの歌、これがまた素晴らしいんでやんすよ!「おおっ、マジでこれは良い!」と思ったら、2曲目で長閑なホンワカ・ルークトゥンをやらかしたりして、その落差に思わずズッコケてしまったり。う~む、懐の深いおっさんじゃな~。どちらかと言えばダサいホンワカな感覚の方が強いんですけど、控え目ながらも密かにファンキーなバックの演奏なんかは、オーティス・レディングのスタックス録音とかエチオピークス・シリーズなんかにも通じる感覚がありまして、ホンワカカッコいいとも言える音楽でございます。

 このブツ、一体いつ頃の録音を集めたものなのかは知りませんが(70年代かな?)、ヘヴィだったりコミカルだったり怪しげだったり、胡散臭いことこの上なしといった感じの存在感は、実に独特であります。昔のモーラムやルークトゥン界には凄まじいメガトン級の連中が多々いますが、このおっさんはフットワークは軽やかながらも、ダサいルックスとダサカッコいいファンキー感覚で強烈な存在感を放つ、相当なクセモノですね~。実に面白いおっさんだと思います。素晴らしいですよ♪

あと、試聴を探すのが面倒なので、今回は試聴の貼り付けは無しでやんす。

2013年3月28日 (木)

YINGLEE SRIJOOMPHOL 「KA KAW SAO LUM SING」

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 タイのモーラム歌手インリー・シーチュムポンの、昨年発売の多分デビュー盤だと思います。昨年はエル・スール界隈を中心に、ワールド系音楽愛好家の間でかなり評判になったブツであります。新録のルークトゥンやモーラムが、ワールド系音楽愛好家の評判になることってあまりありませんから、それだけの魅力があるブツだと言えるんでしょうね。

 あ、別にどうでもいいんですけど、この人の水商売系のルックスって結構評判が良いようですが、わっちはこのルックスは好きじゃないんですよね~。笑っている口元あたりが、ダチョウ倶楽部の上島なんちゃらみたいで、生理的に受け付けないと言いますか・・・って、本当にどうでもいい話でございました。まあ何にしても評判のブツですので、先日のバンコク旅行でゲットした次第でございます。BIG Cのブツ屋にて、139バーツ也。

 既に各所で非常に高く評価されているブツですので、今更わっちが取り上げる意味なんて無いんですけど、とりあえずはネタにしてみますよインリーさんを!と勢い込んで聞き始めたこのブツでございますが、「何じゃこりゃ!こんなレベルなら全然聞く価値無いやんけ。一体コレのどこがエエんじゃボケ!」・・・などと言ってやろうと思っていたのですが、残念ながらそうは言えないのが悔しいですね~。評判通りの快盤であると思います!

 ところでタイトルにもありますけど、1曲目でやたらと「ラムシン」という言葉が聞こえて来ますよね~。ラムシンは簡単に言えば、「早口モーラム」ってことになりましょうか。まるで高橋優みたいに言葉を機関銃のように連射しまくる・・・というのはちょいと違いますけど、まあそんな感じってことで。今時ラムシンなんて言葉を聞くこと自体が非常に珍しいのですが、インリーさんはこのブツで高らかにラムシンの復興を謳い上げているのであります。う~む、その心意気、実に素晴らしいではないですか!まあルークトゥンも入ってますけど、その辺はあまり言わないでおこうかと・・・。

 ラムシンって歌うのがめっさ難しいと聞いたことがありますけど、朝飯前の如く軽々とこなしてしまうインリーさんの歌の実力は、相当なモノがあると思います。ルックスにしても歌い口にしても、つい最近出て来た新人とはとても思えませんね~。多分どこかで相当な修行を積んで来たのではないかと推測致します。軽やか且つ堂々とした歌は、水商売系のルックスとは裏腹に少しも媚びている所が無くて、姉御肌的なカッコ良さがあると思います。イヤイヤ、マジで素晴らしいですわ、この人♪

 最大手のグラミーから出ている割には水商売系のコテコテな音作りのモーラム、という評価もあるブツですが、こんなに立体的な音でスピード感のあるモーラムなんて、グラミーかR.SIAMぐらいしか作れないでしょう。音作り自体はロック的なダイナミズムを持った、実に今風の音だと思いますし、だからこそこれだけスピード感溢れる爽快なモーラムに仕上がったのだと思います。何にしても、評判通りの傑作アルバムであることに間違いはありませんね~♪遅ればせながら、わっちも惚れちまったでやんすよ!

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、と言いますか、MVの撮影風景みたいな映像でございます。」→コチラ

2013年3月27日 (水)

PIJIKA 「PIJIKA」

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 タイのポップス歌手ピチカーの、2011年発売のアルバムです。ピチカーは「ころんの音楽探訪」の時に取り上げたことがあるドゥー・バ・ドゥーのボーカル担当ですが、グループそっちのけで(?)ソロ・アルバムを出したワケでございます。このブツのことは発売当初から知っていたのですが、何故か買う気にならずにそのまま無視し続け、この度のバンコク旅行でやっとゲットした次第であります。サイアム・パラゴンのGRAMにて、定価の199バーツ也。

 先日のバンコク旅行以来、最近のブツも昔のブツも含めて非常に充実したタイ・ポップスを色々と聞いておりますが、ピチカーのこのブツも本当に充実した素晴らしい内容でありまして、聞く度にシビレるような仕上がりになっていると思います。本当かどうかは知りませんけど、元は男だったとの疑惑があるピチカーですが、これだけ充実したブツを出してくれたら、男だろうと女だろうとどっちだって構いません。わっちはドゥー・バ・ドゥーよりも、こっちの方が遥かに好きになっちまったでやんすよ!好き好きピチカー♪

 ドゥー・バ・ドゥーはジャズ系のオッサレーでポップな音楽性が非常に印象的でしたが、ピチカーのソロは多様な趣味全開という感じの、音楽的にとても幅の広い仕上がりになっていますね~。ジャズだけではなくて、ロックもポップスもR&Bも「いかにも」なタイ・ポップスも色々と呑み込んで自分なりに消化した上で、実にスッキリと爽やかなポップで楽しい音楽を作り上げているのであります。制作スタッフを含めて、これだけの作品を作り上げる手腕は見事としか言いようがありませんね!

 タイは渋谷系の音楽に関しては世界トップクラスのレベルを誇りますが、オッサレーなこのブツもその系列の音楽と言って良いかもしれません。しかし決定的に違うのが、歌の力量であります。渋谷系はカワイイ女子の舌足らずな萌え声の下手っぴーな歌と相場が決まっているのでありますが、ピチカーはめっさ「歌える」歌手なんですよね~。音程やリズムが正確なのは当たり前で、曲に合わせて色々と感情表現を変えることが出来ますし、アジアンなしっとりとした切ない情緒もしっかりと持っていて、まさに鬼に金棒的な力を持った歌手だと言えると思います。う~む、素晴らしい♪

 歌も素晴らしければ、過不足の無いバックの音作りも朝飯前の如く世界標準でありますし、タイ独自の味わいを持ったポップスとしてここまで完成度が高い音楽は、これまで他に存在しなかったんじゃないでしょうかね~(本当かどうか知らんけど)。「ピチカーのソロはタイ・ポップスの一つの頂点を極めた作品である!」などと言いたくなる、今日この頃でやんす。興味がおありの方は、無くならない内にゲットしておいて下さいね!お薦め致します~♪


「まずは1曲、昔懐かしいポップス風のカワイイ曲です。」→コチラ

「もう1曲、タイポップスらしいフニャっとした感覚がありつつ、何だか切ない曲です。」→コチラ

2013年3月26日 (火)

OOPIIBS 「ONE DREAM」

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 タイのポップス歌手OOPIIBS(読み方がわからん!)の、2010年発売のアルバムであります。先日のバンコク旅行で、サイアム・パラゴンのブツ屋GMSにてゲットして来ました。このブツはnakaさんが昨年のベスト10に選んでおられましたので、めっさ興味があったのですが、めでたく見つけることが出来まして非常に嬉しく思います!良かった良かった♪インディーズ盤ですので250バーツとえらく高かったのですが、まあ仕方ないでしょう。それだけの価値がある作品だと思いますよ!

 それにしてもこのブツ、ゆったりとしたレトロで優雅な雰囲気が漂う実にステキな盤ですよね~。流石にnakaさんがベストに選ばれただけあって、癒しとか寛ぎに満ちた音楽であります。音楽的にはタイ・ポップスとしか言いようが無いんですけど、古き良きジャズ歌謡とかルーククルンなんかの要素を色濃く持った、懐かしくも新しい音楽でございます。何と言いますか、マレーシアのシーラ・マジッドの「レジェンダ」の雰囲気を味わうことが出来るタイ・ポップスとでも言いましょうかね~。おそらく「レジェンダ」がお好きな方なら、間違い無くハマる音楽だと思います。

 この人、その昔存在した実に下らない女性ポップロック・グループ、シンデレラに所属していたらしいですが(ブツを持っているはずなのですが、何故か見つからない・・・)、その頃とは打って変わってこんなにも魅力的なレトロ感覚のポップスを作り上げてしまうワケですから、人間変われば変わるモンですね~。と言いますか、あの頃は自分の趣味を押し殺してグループをヤッテいたのかもしれませんね。あの下らないバンド活動があったからこそ趣味が大爆発してしまったという気がするのは、単なるわっちの妄想でございますが、それならばあの下らないシンデレラにも大きな存在意義があったというモノでありますな。う~む、人間何が幸いするかわかりませんね~。

 まあ何にせよ、このブツは聞くほどに心に沁みるステキ盤でございます。こんな良盤をお教え下さったnakaさんには、心から感謝したいと思っております。nakaさん、本当に有難うございました!お陰様でわっちもこの素晴らしいブツに出会うことが出来ましたよ♪レトロでジャジーで洗練されていてオッサレーで、しかも気取った所など全く無くて、しっかりとタイ独自のポップスに仕上がっているこのアルバム、大傑作だと断言致しましょう。数年後には「タイ・ポップスの隠れた名盤」などと言われて、ワケのわからないマニア達が必至のパッチで高値取引してそうなこのブツ、もし興味がおありの方がいらっしゃいましたら、入手するなら今の内だと思いますよ!

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、浮遊感のある心地好い音であります。」→コチラ

2013年3月22日 (金)

NOONA 「NOONA」

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 タイの女優兼ポップス歌手ヌーナーの、昨年発売のデビュー盤であります。実はこの娘の顔と名前はデビュー当時から知っていたのですが、なかなか買う気になれなかったんですよね~。と言いますのは、ジャケ写の顔が日本の下品なR&B歌手AIに似ているように見えたからであります。顔が似ている上に、AIみたいな汚くて下品な声で歌われてはたまりませんからね~。

 で、先日のバンコク旅行の際にBIG CでCDの現物を見つけまして、手に取ってジャケをじっくり見たところ・・・な~んだ、結構カワイイ顔してるじゃん♪ってことで、ゲットした次第であります。ブックレットにも写真が色々載っているのですが、AI如き下品なヤツとは比べ物にならない位カワイイんですよね~。ヌーナーちゃん、AIなんぞと一緒にしてすいませんでした。

 で、興味津々で聞き始めたこのブツでございますが、素晴らしい内容ではないですか!最近はノート・ザ・スターとかNJとかの充実したタイ・ポップスのブツに出会えてめっさ嬉しい今日この頃って感じなのですが、それらに勝るとも劣らないブツだと思います。イヤイヤ、マジでこれは素晴らしい作品でございますよ!まずは曲の充実度が半端ではありません。まずは1曲目の「ふらふらふらふらふらら」と歌っている(ように聞こえる)超ポップな「フラフープ」で耳を鷲掴みにして、歌の実力をしっかりと聞かせるスローな2曲目になだれ込んで行き、後は一気に最後まで聞かせる構成となっております。全曲佳曲でございますが、個人的には1曲目と6曲目のレゲエ調のポップな曲が大好きですね~。

 ヌーナーの歌の実力も相当なモノでありまして、決して女優のお遊びレベルではございません。一応はアイドル系の歌手として分類されるんでしょうけど、KAMIKAZEのヘッポコ・アイドル連中とは雲泥のレベルの差があると思います。ぶっちゃけ、歌手が本業でも全然おかしくないと思いますね~。いかにもタイの歌手らしいフニャっとしたカワイイ歌い方ではありますが、音程やリズム感はしっかりしていますし、アジアンな切ない情緒も持ち合わせていますので、フツーに「嗚呼、良い歌だな~」と思えるのであります。ホント、イイ歌手だと思いますよ♪

 AIに似ているという思い込みだけでこれまで避けて来た歌手でありますが、もしそのまま聞かずにいたら、マジで大損するところでありました。これはゲットして大正解でしたね~。最近のタイ・ポップスの中でも出色の作品なんじゃないかと思います。タイ・ポップスに関心がおありの方には、自信を持ってお薦めしたいと思う次第なのでやんす♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、ふらふらフラフープです。」→コチラ

「もう1曲、しっとり系バラードです。」→コチラ

2013年3月17日 (日)

NOTE THE STAR 「AIR MAIL」

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 タイのポップス歌手ノート・ザ・スターの、昨年発売のアルバムであります。多分デビュー盤かな?先日のバンコク旅行で、サイアム・パラゴンのGRAMにてゲットして来たブツでありますが、発売当初から聞いてみたかった盤ですので、見つけた時は嬉しかったですね~。何故そんなに聞いてみたかったかと言いますと、以前ギン・ザ・スターという歌手のブツを取り上げたことがありますが、ギンのブツが非常に良い出来でしたので、同じ「ザ・スター」という名を冠している歌手の登場ですから、やはり気になってしまうではないですか!そんなワケでどうしてもゲットしたかったブツなのでございます。

 とりあえずはギンと同様の変形特殊ジャケが良いんだか悪いんだかよくわかりませんが、わっちのCD棚には収納しにくいブツであるのは間違いありません。棚の前面に飾るしかないかな~と思いつつインナーの写真をツラツラと見ていると、ノートって何だか仲里依紗に似てるな~なんて思ったりして。仲さんよりは目が細いですけど・・・って、別にどうでもいい話ですね。失礼致しました。

 で、肝心の中身の方でありますが、ギンと同様になかなか充実した内容でございますね!流石に「ザ・スター」の名を冠した歌手であると言いますか、「ザ・スター」の名を冠しているからこそヘタなモノは作れないというレーベルの思惑はあるのだと思いますが(ちなみにレーベルは最大手のグラミーです)、タイ・ポップスらしいカワイイ曲もあればしっとりバラードもありますし、ちょっとガレージなロックで迫ったかと思えばレゲエでポップに擦り寄って来たりと、バラエティに富んでいてとても良い仕上がりだと思います。アレンジも実に良く練られていますし、こういうブツを聞くと、非常に充実していた2000年頃のタイ・ポップスが、もしかしたら徐々に復活しつつあるのかな~なんて感じてしまいますね~。

 ノートの歌は若々しいながらもしっとりとした落ち着きがあって、アイドル連中のヘッポコな歌唱とはちょっと違うという感じが致しますね。まあタイの歌手らしいフニャっと脱力したような感覚はありますし、所々で音を外したりはするんですけど、それが愛嬌みたいに感じられるのがこの娘の人徳でありましょう。全てをひっくるめて「あ~、カワイイ歌だな~♪」と受け入れてしまえる魅力が、この娘にはありますね~。う~む、なかなか良い娘ではないですか!ギンに負けないだけのモノを持った歌手だと思いますよ。

 全10曲入りで35分ちょいという収録時間も実に潔くて聞き易く、ついつい繰り返し聞いてしまうブツでございます。最近のタイ・ポップスとしては、非常に良いモノを聞いたな~という実感が得られる作品ですね。わっちは大好きでやんすよ♪今年のベスト10入りは決定!・・・かどうかはわかりませんけど、そう言いたくなるブツでございます。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、レゲエ調の軽快なポップスです。」→コチラ

「もう1曲、しっとり系の曲でございます。」→コチラ

2013年3月16日 (土)

NEW JIEW 「SIGNATURE」

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 タイのポップス・デュオ、ニュー・ジュー(以下NJ)の、昨年発売の3枚目のアルバムであります。先日のバンコク旅行で、BIG Cにてゲット致しました。ところでNJってかなり前に名前を聞いたことがあるような気がしていましたが、この連中はソレとは違う全く別の連中だと思っていました。ところが調べてみると、何と昔名前を聞いた2005年デビューのNJと同じ連中だということがわかりまして、驚いた次第でございます。一応活動は続けていたんですね~。

 この連中のデビュー当時は特に興味も関心も無くて完全にスルーしていましたので、実際にNJのブツを聞くのはこれが初めてなんですけど、コレがなかなかイケているではないですか!音的にはR&B系のタイポップスなんですけど、前からそこそこ歌えていたのかどうかは知りませんが、二人とも意外にしっかりした歌の力を持っておりまして、そこらのヘッポコなタイアイドルとは格が違うって感じがしますね~。まあ今やNJも30歳位でしょうから、若いアイドル連中みたいにチャラチャラしてもヘッポコでも居られないんでしょうけどね。ルックスもすっかり垢抜けてキレイになって、ちゃんと歌えるお姉さま的存在になっていますから、若いアイドル連中にはお手本になるようなキャリアの積み方をしていると言えるでしょう。

 そして、このブツは最大手のグラミーから出ているんですけど、音作りもスッキリ洗練されていてダサさやヘッポコな部分など微塵も無く、流石にグラミーだな~という仕上がりになっていますね。R&B的な音にオッサレーなAORやフュージョン的感覚も取り入れて、ガキだけではなくて大人の鑑賞にも十分堪えるステキなシティ・ポップスになっていると思います。若い連中から見れば憧れのお姉さま的存在、大人から見れば口説き落としてみたいイイ女、な~んて感じられる音だと思いますね~。う~む、マジで良い作品ですよ、この盤は。フツーにAORやポップスがお好きな方には、気に入っていただけるブツだと思いますよ!

 こうなって来ると、NJの他のブツも聞いてみたくなって来ますね~。これまで完全に無視して来た連中ではありますが、これだけの充実作を聞かされると興味を持たざるを得ないって感じでございます。わっちはこのブツを聞いて、めっさ的外れだとは思いますけど、ザリガニのジャケで有名なオランダ(だったっけ?)のAORグループ、プレジデントを思い出してしまいました。プレジデントのブツも以前からずっと探し続けていますが(全然見つからない!)、これからはNJの過去のブツも探さねばならんな~、なんて思っている今日この頃なのでやんす。

こちらがプレジデント
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あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲お試しを。」→コチラ

「もう1曲、軽快なポップスでございます。」→コチラ

2013年3月15日 (金)

FOOTPATH TRIO

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 タイのカントリー(?)バンド、フットパス・トリオの昨年発売のアルバムであります。多分デビュー盤だと思います。先日のバンコク旅行で、インドラ・スクエアのブツ屋ミュージック・ランド2002でゲットしたブツでございます。日本語が少し話せる店の姉ちゃんが、「これはカントリー・ミュージック」と言っていましたが、ジャケを見てもどんな音楽なのか想像がつかず、興味津々でゲット致しました。129バーツ也。

 とりあえずジャケの印象からは、ブルーグラスみたいな音楽を演奏するトリオなのかな~なんて思ったのですが、実際に聞いてみると意外や意外、これはルークトゥンではないですか!しかもジャケのアコースティックな印象とは裏腹に、打ち込みやエレキ楽器も使いまくったロック感覚の強い音になっています。まあヴァイオリンの音がかなり目立ちますので、音の感触としては普通のルークトゥンとは違っていますけれども、音楽的にはロッキンなルークトゥンそのものと言って良いかと思いますね~。

 それにしても、こんなジャケならもっとイメージ通りのアコースティックな編成の音にした方が特徴もよく出てカッコいいと思うんですけど、バンドの連中はアレンジに関しては何も言わなかったのかな?・・・などと、ジャケの印象が非常に強かった為に文句タラタラで聞いていたのですが、突然おっさんが歌いだす4曲目のモーラムっぽい曲から段々と様子が変わって来たぞ?

 何が変わって来たって、ヴァイオリンやチェロの音が俄然前に出て来て、モーラムっぽい民族的旋律を弾きまくるんでございますよ。それがハードロッキンな演奏をバックにしたまま演奏するもんですから、凄まじく混沌とした怒涛のパワーが溢れる独特の世界が出現しているのであります。な、何じゃこりゃ!素晴らしいじゃないですか!特にラストのロッキン・アコースティックなモーラムはヤリたい放題にヤッテいる感じで、これまでに聞いたことが無い位に猛烈に強烈な世界を作り出しています。思わずわっちはチビってしまいそうになっちまったでやんすよ♪こんな猛烈なパワーが爆発している音楽をやっているタイのバンドなんて、他にカラバオぐらいしか無いと思います!

 うーむ、一体どうしたんでしょうかこの連中。ジャケはメリケンのカントリー風にキメてみせていますが、ヤッテいる音楽はメリケンのカントリーとは全く関係無いタイというカントリーの音楽ですな・・・って、だから店の姉ちゃんが「これはカントリー・ミュージック」って言ったんだ!やっと納得出来ました。なるほど、これは素晴らしいカントリー・ミュージックだと思います。演奏だけではなくて、ちょっとハスキーな声の女子の歌もほど良い田舎風味があってイケてますし、おっさんの歌がこれまた意外にイイ感じでありまして、聞き終える頃には大満足気分になってしまう一枚でございます!まあこんな音楽は他に誰も評価する人はいないんでしょうけど、わっちは大好きでやんすね~。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、アコースティックなスタジオ・ライヴをどうぞ。アルバム全体をこんな感じにして欲しかったな~。」→コチラ