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2013年8月22日 (木)

KITCHIE NADAL 「MALAYA」

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 フィリピンのシンガーソングライター、キッチー・ナダルの新作がやっと出ました!前作が08年でしたから、5年ぶりになりますね~。前作の「ラヴレター」は、それまでバンド・サウンド的な音を聞かせていたキッチーが、プログラミングなんかを多用してより内省的でパーソナルな世界を作り上げて、それまでとは違った新機軸を打ち出して来た作品だっただけに、その後の展開が非常に楽しみだったのですが、忽然と姿を消して音信不通になってしまいましたので、もう引退してしまったのだと思っていました。しかしここに来て突然の復活ですから、もちろん嬉しいんですけど、「今まで何やっとったんじゃボケーっ」などと言いたくなってしまいますね~。

 この新作でございますが、まずはあの可愛かったキッチーが随分オバハンっぽくなってしまったジャケに、少々ショックを受けてしまうんですけど、5年ぶりですからね~、多少老けてしまうのは当然かもしれません。でも姉貴分的存在のバービー・アルマルビスはあまりルックスの劣化が無いですから、妹分の方が早く老けてしまうのはちょっと・・・。などと思いつつブツを再生したワケでございますが、音の方は前作の延長線上にありまして、ルックスみたいに老けてはいないですね。歌声は以前の通り、舌足らずな可愛らしさは残ってますよ♪

 今回の音作りで気付かされるのは、より民俗色が強くなって来たことですね。独特な民俗楽器の音を使うことで、エスノなエキゾ風味がかなり感じられるんですけど、わかりやすく言えば「お前はグレース・ノノに弟子入りしたんかい!」って感じの音なのであります・・・って、全然わかりやすくないですね。聞いていると、ロックとエスノのハイブリッドな融合なんてフレーズを思い浮かべてしまうんですけど、その辺はバヤン・バリオスシンシア・アレクサンダー(こいつも消息不明!)と共通する部分が多いと思います。ただ、スケールが非常に大きく深化して内省的になった大傑作の前作と比べると、音作りがかなりプリミティヴと言いますか、精神性よりもまずは肉体性の表現を優先したという感覚があります。

こちらが大傑作の前作、「ラヴレター」です。
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 う~む、何と言いますか、久し振りの新作は、民俗色を強めることで原始的なパワーを取り戻そうとしている感じでありまして、音楽的な方向性は前作の延長線上なんですけど、表面的な表現方法が対照的という印象ですね~。どちらが良いかと言えば、人それぞれになるんでしょうけど、わっちの好みとしては才気迸る鮮烈な世界を聞かせてくれた前作の方でやんすが、今回のブツも非常に魅力的であることに間違いはありません。前作で目覚めたフィリピン音楽界の怪物は、眠っていた期間が長かった割にはしっかりと覚醒しているって感じでございます。というワケで、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

 あ、ところでわっちは前作の「ラヴレター」を手違いで2枚持っているのですが、その内の未開封の1枚を、どなたか物々交換しませんか?わっちが持ってないブツと交換して下さる方がいらっしゃったら、とっても幸いでございます~♪ジャンルは問いませんよ!1名様限定で、早い者勝ちです・・・って、こんなブツを欲しがる方がいらっしゃるとは思えませんが。


「とりあえず1曲、タイトル曲をどうぞ。」→コチラ

2013年8月21日 (水)

興味津々音楽探求~THE BULGARIAN VOICES ANGELITE 「ANGELINA」

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 皆様今晩は。ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんです。今回の「興味津々音楽探求」で取り上げるのは、ブルガリアの合唱グループ、ブルガリアン・ヴォイセス・アンジェリーテの今年発売のアルバムです。詳しい事はわかりませんが、ブルガリアの合唱のグループとしては最高峰の存在なんだそうです。

 実はわたしはブルガリアの合唱のことはあまり知らないんです。ころん棚にはブルガリアン・ヴォイスとか、フィリップ・クーテフ合唱団の来日記念盤とかが色々とあるんですけど、あんまり親しめなくて積極的には聞いていないんですよね~。ワールド系音楽愛好家の皆さんは、「ブルガリアの合唱は最高!」みたいにおっしゃいますけど、わたしとしては「?」って感じがするんです。だって、メロディは何だか暗くて憂鬱な感じがしますし、不協和音なんかも使った合唱は響きが怖い感じがして、ヨーロッパの暗くて不気味な森に迷い込んで出られなくなったような気分になってしまうんです。こんなことを言うのはおかしいんですけど、魔女の音楽って気がするんですよね・・・。

 ころんさんは、「夏に聞く涼しい音楽ってことで、気軽に接したらいいんじゃないですか?」なんて言いますけど、マイナー調の沈んだメロディと不気味な響きの合唱は確かに涼しい感じはしますが、まるで中世ヨーロッパを舞台にした暗くてドロドロした魔女映画のサントラみたいに聞こえてしまって、気軽に接する事なんて出来ません。皆さんにお聞きしたいんですけど、ブルガリアの合唱ってそんなに素晴らしい音楽なんでしょうか?

「そんなに素晴らしいですか?」byめぐりん
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 聞くところによると、中村とうよう氏がブルガリアの合唱を絶賛しておられたらしいですけど、中村氏が褒めてる音楽だから、なんだかよくわからないけどとりあえず素晴らしいと言っておこうか、みたいな人も多いのでは?なんて思ってしまいます。まあ実際はそんなことは無くて、単にわたしの好みの音楽ではないってだけのことなんだと思いますが、今のところわたしの耳には、これのどこが楽しい音楽なのか、全然その魅力がわかりません。

 う~ん、聞くほどに難しい音楽ですね~。とにかくよくわからないので、ころんさんに「ブルガリアの合唱のどこが良いんですか?」と聞いてみたら、一言、「良いと思ったことは無いですよ」ですって。えーっ!ブルガリアの合唱のアルバムを何枚も持ってるクセに、良いと思ったことが無いんですか?一体何なんでしょう、この人は!「だって楽しくないんだも~ん♪」とはころんさんの言葉ですが、とりあえず今の所は資料的な意味で持っていて、もしかしたら将来的に面白いと思う時が来るかもしれないので、棚に眠らせているんだそうです・・・。やっぱりこの人にはついて行けませんね。

 以上、ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんがお送りしました。下に試聴を貼り付けますので、よろしければお聞き下さい。それではまた次回まで、ご機嫌よう~♪


「とりあえず1曲、楽器の伴奏が入っていて、かなり聞き易いものを選んでみました。」→コチラ

2013年8月20日 (火)

酩酊音楽酒場~GRAND MAITRE FRANCO & SEIGNEUR ROCHEREAU 「LISANGA YA BANGANGA」」

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(ころんから一言)
 前に「激しくどうでもいい話」として、タワレコの2000円分のポイントで何をゲットするかウダウダと書きましたけど、結局はフランコ&ロシュローの2枚組をゲット致しました。とにかく買って大満足のブツなのでございますが、ネタはななみーに書いてもらうことにします。それではななみー、お願いします。

(ななみーより)
 皆さん今晩は~。ヒワイイ大使のななみーですよ~♪今回の「酩酊音楽酒場」で取り上げますのは、今後の二大リンガラ・スター、フランコ先生とロシュロー先生の夢の共演盤です!83年頃の録音ですけど、今年リイシューされたのかな?このブツは、敵対する2人がグラン・カレが亡くなったことで突如としてタッグを組んで出したという、4枚のアルバムから編集された作品です。全11曲入りなんですけど、元々の4枚のアルバムに何曲入っていたのかは知りません。曲数からすると、何だか少ないって気がしますけど、1曲15分とか20分の長尺曲が多いですから、たっぷりと両先生の音楽に浸ることが出来ますよ!

 それにしてもこのブツ、本当に素晴らしいですよね~。ゆ~ったりしたグルーヴに優しくて甘美なメロディ、キラキラ輝くようなギターの音、柔らかい極楽ホーンの音、絹のように滑らかなコーラス、フランコ先生の野太い歌声とロシュロー先生の丸っこくて甲高い歌声、もう何もかもが素晴らしくて、身も心もとろけてしまいますわよ♪出来ることならず~っとず~っとこの音楽に浸り続けていたいって気持ちになってしまいますね~。あ~、何でこんなに素晴らしいんだろ?

「素晴らし過ぎますわ♪」byななみー
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 まあ私も両先生のブツは色々と聞いて来ましたので、中には聞いたことがある曲もいくつか入っているんですけど、知ってる曲であっても聞く度に新鮮なので、いつでも楽しく浸ることが出来るんですよね~。あ、でも実はDISC2の2曲目のスローでマイナー調の曲は、フランコフォニック2で聞いた時はあんまり好きになれなかったんですけど、今回のブツでしつこく繰り返し聞き続けていたら、段々と好きになって来てしまいまして、今では大好きな曲になってしまいましたわよ♪もうフランコ先生の曲に、好きじゃない曲なんてありません。

 ところでこのブツのオビには、DISC1はフランコ先生が、DISC2はロシュロー先生が中心になっているって書いてあるんですけど、どう聞いてもどっちもフランコ先生が中心なんじゃない?1曲だけフランコ先生とロシュロー先生が一緒に書いてるけど、他は全部フランコ先生の曲だし、フランコ先生の野太い声が結構目立つので、ロシュロー先生は単なるゲストみたいな感じがしちゃうんですけどね~。とは言え、ぶっちゃけそんなことはどうでも良くて、とにかく全てが素晴らしいんだから、それでOKでしょう。

 曲の充実度はDISC1の方が高いと思いますけど、特に4曲目は悶絶する位に素晴らしくて、この曲だけ何度リピートしても全く飽きないですね~。まあリンガラを聞き慣れない人が聞けば、どれもこれも同じような曲ばっかりで、しかも同じフレーズをひたすら反復しているだけの音楽に聞こえるんでしょうけど、一度このゆ~ったりした大らかなグルーヴにハマってしまうと、泥沼の魅力があることに間違いはありません。皆さん、私と一緒にリンガラの泥沼にハマってみませんか?

 以上、あまりに素晴らし過ぎる音楽を取り上げました、「酩酊音楽酒場」でした!下に試聴を貼り付けておきますので、良かったら聞いてみて下さいね!DJは私、ヒワイイ大使のロリロリ担当ななみーがお送りしました。それじゃあ、またね~♪


「とりあえず1曲、私が一番好きな、悶絶する位に素晴らしい曲です。」→コチラ

2013年8月19日 (月)

RUFUS THOMAS 「THE PLATINUM COLLECTION」

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 ルーファス・トーマスというおっさんの顔と名前は随分前から知っていましたが、ちゃんと聞くのはこれが初めてであります。実を言いますと、黒人音楽や70年代のロックに関しては、「顔と名前は知ってるけど聞いたことが無い」というパターンが、わっちにはかなり多いです。ワールド系音楽は色々と聞いて来ましたけど、普通の音楽好きの人が良く知っているような英米の音楽についてはあまり知らないという、それがわっちなのでやんす。ちなみに、このおっさんの娘が、先日取り上げましたカーラ・トーマスであります。

 わっちにとっては人生初となるルーファス・トーマス盤でありますが、つい先日ブックオフで発見し、950円でゲットして来ました。ちなみにそのブックオフには、この「プラチナム・コレクション」シリーズが多々出て来ておりまして、これまで取り上げましたアーチー・ベルドン・コヴェイコースターズなんかは全て同じブックオフでゲットしております。他にもベティ・ライト、ベン・E・キング、ドリフターズ、ソロモン・バーク、マリ・ウィルソン等々、色々なブツが出て来ておりまして、しかもわっち以外に買う人がいないようですので、いつ行っても置いてある状態であります。全部わっちに買えってことか?買わないけど。

 というどうでもいい話はさて置き、ルーファス・トーマスであります。暑苦しいジャケの通り、暑苦しくて真っ黒いファンキーなR&Bをかまして来るワケでありますが、音楽的にはズッシリとヘヴィな感覚が濃厚であります。しかしルックスからも想像出来ると思いますが、おっさんの存在がめっさパワフル&コミカルですので、楽しいノベルティ・ソングとして聞けるのではないかと思います。まあ自ら「最も年寄りのテイーンエイジャー」などとワケわからんことを言ってるぐらいですから、基本的にふざけたおっさんであることに間違いは無いのですが、そんなカラッとしたユーモア感覚は、わっちは結構好きでやんす♪音楽に皮肉は要らないけどユーモアはあってもいい、などど言ったのはロン・セクスミスか誰かだったと思いますが、わっちもそう思います。

 何にしても、ふざけたおっさんがユーモア感覚たっぷりに歌う曲の数々を聞けるこのブツ、楽しくないワケがありません。聞く者を何が何でも楽しませようとする心意気はビシバシに伝わって来ますし、歌も演奏もブリバリにファンキーですから、聞いていて実際にめっさ楽しいワケでございます。ふざけてはいますけど、音楽には全力で取り組んでいるのはよくわかりますし、このおっさん、まさに芸人歌手の鑑って感じでございますな。素晴らしいと思いますね~。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、『犬も歩けば』ですな。」→コチラ

2013年8月18日 (日)

CHRIS CONNER 「SINGS LULLABYS OF BIRDLAND」

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 皆様今晩は。私老化防ぎ隊の理亜です。前回私が取り上げましたのベティ・ブレイクのアルバムに続き、今回もアメリカのジャズ歌手のアルバムを取り上げる事になりました。別に皆様には関係ありませんが、どうやらころんさんは、私にジャズのレビューを任せたいようです。「わっちはやっぱりジャズがイマイチよくわからないんでやんす」とか言って、私にジャズのアルバムを色々と回して来ますので、それなら私もジャズ素人ではありますが、今後はジャズ担当者としての自覚を持って記事を書いて行きたいと思います。

「ジャズ担当の理亜です。宜しくお願い致します。」by理亜
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 今回取り上げます「バードランドの子守唄」と題された54年のアルバムは、この度ベツレヘム・オリジナル・アルバム・コレクションのシリーズでリイシューされた作品ですが、クリス・コナーという歌手はベツレヘム以外の他のレーベルからも色々と作品を出している高名な人ですから、このアルバムも過去に何度もリイシューされているようです。しかし今回は1000円という値段設定ですから、幅広い層にお求め易くなっていると思います。ジャズ・ファンではなくても、この値段ならちょっと買ってみようかという気になれるのではないでしょうか?

 この作品は、まずはコナーさんが大きく口を開けて声を張り上げているようなジャケットが印象的で、まるでゴスペル歌手のような趣ですが、実際はそんなジャケットとは裏腹に、しっとりと落ち着いた大人の歌を聞かせてくれます。あ、これは解説に書いてあることですが、このアルバムのジャケットには、口を半分閉じているヴァージョンもあるそうです。今回のリイシューで2種類のジャケットが出されているわけではないと思いますが、その昔のLP時代に存在したのでしょうね。おそらく、どちらのヴァージョンもお持ちのマニアの方は、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 ジャケットも魅力的な本作ですが、中身も素晴らしく魅力的だと思います。やや低目の落ち着いた声は、タイトルにある「子守唄」を歌うに相応しい、癒しの響きを持っていると感じられます。バックの演奏もコナーさんの歌に寄り添うような控え目な演奏で、実に上品だと思います。ただ感覚的には、中流から上流社会の人々の為に作られたような音楽という気がしてしまい、親しみ易い庶民的な感覚はあまり無いように思いますが、元々ジャズと言う音楽は上昇志向が強いものですから、庶民感覚などというものは必要ないのかもしれませんね。私がジャズを聞いていて感じる違和感は、もしかしたらその辺りにあるのかもしれません。

 まあ私のジャズに対する違和感はともかく、本作はほんの一時のハイソな気分を味わえる作品としては非常に優れていると思います。歌も演奏も納得の素晴らしさですし、ジャズ・ヴォーカルを聞いてみたいと思っておられる初心者の方にも、安心してお薦め出来る充実の一枚ではないでしょうか。あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお聞き下さいませ。


「1曲だけですが、タイトル曲をお聞き下さい。」→コチラ

2013年8月17日 (土)

BRUCE SPRINGSTEEN 「THE COLLECTION 1973-84」

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 先日ブックオフをプラプラしていますと、500円棚のオムニバス盤コーナーにちょっと目立つ赤いボックスがあるのに気が付きました。何じゃコレ?と思って手に取ってみると、何とブルース・スプリングスティーンのデビュー盤から「BORN IN THE U.S.A.」までの7枚のアルバムをセットにした、凄まじいボックス・セットではないですか!実は結構スプリングスティーン(長いので以下スプやん)好きのわっちは、スプやんの初期のアルバムは全部聞いてみたいと思っていましたので、願ったり叶ったりであります。喜んでゲット致しますた!しかも7枚セットで500円ですからね~♪この中には既に持っているブツが3枚含まれているんですけど、全然構いまへん!

 ところで何故わっちはスプやんが好きかと言いますと、何だかとても面白いじゃないですか、このおっさん。本来は物凄く真面目で根暗なおっさんだと思うのですが、感情が爆発した時に発揮する凄まじいパワーが半端じゃないですし、カッコいいとか悪いとか関係無しに、ジタバタともがいて悪あがきしているような姿に、とても親しみを感じるのでやんす。何と言いますか、とても正直なおっさんって気がするんですよね~。陰々滅々としながらのた打ち回って、泥まみれになりながらも立ち上がって前に進もうとする意思が感じられまして、とても人間的なおっさんだな~って思うのであります。ぶっちゃけカッコ悪いんですけど、でも何てカッコいいんだろう、な~んてね。

 まあわっちは、躁状態でノリノリ・ロックンロール・バカが炸裂しているエレクトリック・スプやんが大好きでありまして、トム浄土の幽霊がどーたらこーたら歌っているような欝状態のアコースティック・スプやんは好きではないんですけど、だって根暗なおっさんが本当に暗い音楽やってたら救いようがないでやんしょ?でも最近の異常な暑さのせいでトチ狂ったのか、このボックスの中で唯一のアコースティック・スプやん盤「ネブラスカ」を、真っ先に恐る恐る聞いてみたのですが、アメリカン・ゴシックの世界に繋がるような音楽性の奥深さに、わっちは驚いてしまったのでありますた!根暗が呼び寄せたメリケン・ゴシックの世界。アコースティック・スプやんも、ジタバタとカッコ悪くて面白いではないですか♪

 このボックス、7作品も入っていますので、全部聞き終わるのはいつになるかわかりませんけど、このおっさんの歴史を辿りながら発売順に聞いて行きたいと思っております。気が向けば個々のアルバムをネタにしてみようかな~と思いますが、気が向くかどうかは定かではございません・・・。あと、今回は試聴の貼り付けは無しでやんす。

2013年8月16日 (金)

MARIA McKEE

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 プロデューサーがミッチェル・フルーム、エンジニアがチャド・ブレイクと言えば、90年代のロック・シーンでは泣く子も黙る(?)過激で奇天烈な音作りをするコンビというイメージがあるかと思います。実際にロン・セクスミスのデビュー盤とかスザンヌ・ヴェガの何枚か、そしてリチャード・トンプソンの諸作やロス・ロボスのアルバム等、このコンビが関わったブツは、色々なメディアで絶賛されていましたよね~。今回のアルバムは、ローン・ジャスティスのヴォーカルとして日本でもかなり人気のあったマリア・マッキーが89年に出したソロ第一弾のアルバムですが、実はこのコンビがプロデュースとエンジニアをヤッテいます。

 などということは全く意識すること無く、単なるマリア・マッキー好きだったわっちは、このブツの発売日に大阪は梅田のingsにあったブツ屋でゲットしたのでありますた。そして嬉々としてブツを再生したわっちは、「ありゃりゃ?」と思ったのでありますた。と言うのも、パンキッシュなまでにパワーと勢いが溢れていたローン・ジャスティスのデビュー盤が大好きだったわっちは、このアルバムでの落ち着いたと言うか大人しくなったマリアっちの姿に、かなりの違和感を持ったのでありますた。とは言えルックスも含めて大好きな歌手ですから、CDが擦り切れる位に聞きまくって、結局はめっさ好きなブツになったんですけどね~♪

 このアルバムに関して言えば、フルーム&ブレイク・コンビによる変な音作りは全然ありません。安っぽいオルガンの響きがいかにもミッチェル・フルームらしくはありますが、主役は音作りよりもマリアっちの歌でありまして、歌を生かす為の控え目な音作りが実にイイ感じです。おそらくマリアっち自身はバンドの時のイメージを払拭して、大人の歌手へ成長した姿を見せたかったんじゃないかと推測しますが、それは十分に成功していると思いますね~。というワケで、新生マリアっちの姿を、わっちは持ち前の広い心で(?)好意的に受け止めたのでありますた。

 ただ、昔は大好きでよく聞いていたブツでも、現在の耳で聞いてみたら「何じゃこりゃ?」ということは往々にしてよくあることではあります。とりあえずは先日ですが、マリアっちのソロ第二弾を取り上げましたので、ついでにこの第一弾も棚から引っ張り出して聞いているワケでございますが、ぶっちゃけ、実に素晴らしいと思います♪マリアっちに対する思い入れが随分薄れた分、当時よりも遥かに冷静な耳で聞いておりますが、コレはやはり優れた歌手による優れたアルバムだと断言出来ますね~。カントリー風のロックをベースにしながら、R&Bやブルースの要素も取り入れつつ、スッキリ爽やかなヴォーカル・アルバムに仕上がっている辺り、歌手の力量と制作陣の手腕が見事にバランスが取れているブツだと思います。イヤイヤ、マジで良いですわ。この夏の定番アルバムになってしまっている、今日この頃でやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、何だか夏っぽく感じる曲なんですけどね~。」→コチラ

「もう1曲、ライヴ音源ですが、ライヴ映像が出て来ません。」→コチラ

2013年8月15日 (木)

THE O’JAYS 「THE VERY BEST OF THE O’JAYS」

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 これまでオージェイズなるグループが存在することは知っていましたが、一度として聴いた事はありませんでした。しかしこの度フラリと立ち寄ったブックオフの500円コーナーで、この98年発売の21曲入りベスト盤を発見しまして、喜んでゲットした次第でございます。オージェイズはフィリー・ソウルを代表するグループですからね~、前からずっと聞きたいと思っていたのでやんす。

 まあわっちにとってはフィリー・ソウルなる名称は別にどうでもよくて、単に都会的で洗練されたソウルという意味だとしか思っていないんですけど、オージェイズというグループにはこの都会的で洗練された音作りが実に良く合っていて、名称なんてどうでもいいとは言いつつも、「これぞフィリー・ソウル!」なんて言いたくなるような本当に素晴らしい音楽をヤッテいるグループだと思います。まずは歌がとても良いのですが、男らしいパワーに溢れていながら決して暑苦しくはならず、洗練されたスマートな紳士という雰囲気なのがカッコいいと思います。ソウルど素人のわっちがこんなことを言うのも変なんですけど、都会的なポップ・ソウルはオージェイズで頂点を極めたという実感がありますね~。

 音作りや歌だけでなく、曲も実に良いモノが揃っていまして、ギャンブル&ハフとトム・ベルの仕事はここで完成の域に達したという気がしますね。ただ、これ程までのレベルに達してしまうと、この後は一体どうすんの?ってな気分にもなってしまうワケでございますが、その心配の通り(?)その後のソウルは軽薄なディスコ・ブームとか軟弱なブラコンを経て、下降線を辿って行くのでありますた。

 まあ何にせよ、サザン・ソウルはオーティス・レディングあたりで頂点を極め、ノーザン・ソウルはどの辺で頂点を極めたのかは知りませんけど(マーヴィン・ゲイあたり?)、都会的なポップ・ソウルはオージェイズとスピナーズ辺りで頂点に達したワケでありまして、そんな実力派のオージェイズの歌を21曲もまとめて聞けるのは、とても嬉しい事であります。多分このグループの音楽は、黒人音楽が嫌いじゃなければ、誰が聞いても素晴らしいと思えるモノなんじゃないですかね~。オージェイズ、大好きです♪ヒワイイ大使のはりーは、オージェイズよりもスピナーズの方が好きなんだそうですが、スピナーズに関しては、近い内にはりーの「赤点先生の音楽添削」で取り上げてもらおうと思っておりますので、お楽しみに~・・・って、誰が楽しみにするんだ?

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、名曲ですね。」→コチラ

「もう1曲、これまた名曲ですね。」→コチラ

2013年8月14日 (水)

激しくどうでもいい話~お盆ですね

 お盆です。ご先祖様が帰省される時期でありますが、ウチにはいらしてるのかどうか、定かではございません。でも昨日は夕飯の後に突然眠くなり、30分程爆睡してしまったのですが、普段ならこんなことはありませんから、もしかしたら帰省でお疲れのご先祖がわっちを頼って来られたのかもしれませんね~・・・などというオカルト話はさて置き、お盆とかお墓参りとか、年に1回でもご先祖のことを思い出して差し上げるのって、なかなか素晴らしい慣習だと思います。やはりご先祖あっての自分ですからね~。

 とは言えお墓参りなんて全然していませんし、ウチには仏壇も神棚もありませんから、バチ当たりっちゃあバチ当たりなんでしょうけど、一応普段からご先祖のことは思い出して感謝の念を捧げるようには意識していますので、少しはマシかな~なんて思ったりして。でも一番身近なご先祖である両親にはなかなか会いに行けませんし、それどころかあまり連絡を取っていなかったりしますので、その辺はやっぱりちょっと遺憾な~と思っております。

「ご先祖様に見られても恥ずかしくない生き方をしたいですね!」byめぐりん
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 何にしても、あの世の人もこの世の人も一斉に帰省するこの時期は、あまり心乱すことなく過ごして、平和で無事に過ごしている姿をご先祖に見ていただきたいものであります。

 以上、激しくどうでもいい話でございますた。失礼致しますた!

2013年8月13日 (火)

酩酊音楽酒場~VICTORIA-ELEYSON

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 皆さん今晩は~。ヒワイイ大使のロリロリ担当ななみーですよ~♪今回の酩酊音楽酒場で取り上げるのはコンゴのルンバ・ロックなんですけど、「エメネヤ・ケステール&ヴィクトリア・エレイソン ポロ・キナの返答」というバカ長い邦題が付けられた、一体何年に発売されたのかわからないブツです。日本ではルンバ・ロック専門というワケわからないレーベル、グラン・サムライから発売されているのですが、日本で発売するなら発売年ぐらい記載しときなさいよね~。

 ところでグラン・サムライって、大阪は梅田の東通り商店街のVICとかいうレコ屋さんがヤッテるレーベルですよね、確か?今もあるのかどうかは知りませんけど、ころんさんは学生の頃その店に「間違えて(?)」入ってしまったことがあるそうで、店の人とお客さんの会話が醸し出す異様にマニアックな雰囲気が怖くなって、2分程で店を出てしまったそうです。自分が異様にマニアックなクセにマニアックな店にビビるなんて、なかなかふざけたことを言いよるな~、バカころん。

 というどうでもいいバカころんのバカ・エピソードは置いといて、パパ・ウェンバとかザイコ・ランガ・ランガ以来の久し振り~のルンバ・ロックなんですけど、まずは原題がシンプルに「ヴィクトリア・エレイソン」だけなのに、邦題がバカ長いのがワケわかんないですね。私も何が何やら全然わからないんですけど、どうやらヴィクトリア・エレイソンというのはバンドの名前で、エメネヤ・ケステールはバンドのリーダーでヴォーカル担当みたいです。ポロ・キナはプロデューサーのようですね。

 まあ別にどれが人の名前でどれがバンド名であろうと、出て来る音楽が良ければそれでOKなんですけど、これがまた実に荒っぽい音楽なんですよね~。ルンバ・ロックという音楽は、私の大好きなフランコ先生とかオルケストル・ヴェヴェとかのリンガラをベースにしているんですけど、先生達のリンガラが持つラテン風味が感じられるまろやかで豊かな味わいを一切削ぎ落として、ロック的な荒っぽさだけを強調したような音楽になっていますので、ハッキリ言って味わい不足。と言うか、似て非なる音楽としか言いようがないですね~。昔のキューバ音楽は好きだけど今のティンバは嫌いと言うめぐりんの気持ちが、よ~くわかる気がします。

「ルンバ・ロックは単に荒っぽいだけ?」byななみー
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 ぶっちゃけ、もうルンバ・ロックなんて聞く気にもなりません。ルンバ・ロックの中にも面白いモノはあるんでしょうけど、わざわざ時間と費用をかけて探し出すぐらいなら、フランコ先生とかの意思を継いだリンガラを聞く方が絶対にイイですもんね~。

 以上、ルンバ・ロックはやっぱり私の趣味には合わないと実感した、「酩酊音楽酒場」でした。趣味に合わないので試聴は探していません。DJは私、ヒワイイ大使のロリロリ担当ななみーがお送りしました。それじゃあ、またね~♪