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2013年8月18日 (日)

CHRIS CONNER 「SINGS LULLABYS OF BIRDLAND」

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 皆様今晩は。私老化防ぎ隊の理亜です。前回私が取り上げましたのベティ・ブレイクのアルバムに続き、今回もアメリカのジャズ歌手のアルバムを取り上げる事になりました。別に皆様には関係ありませんが、どうやらころんさんは、私にジャズのレビューを任せたいようです。「わっちはやっぱりジャズがイマイチよくわからないんでやんす」とか言って、私にジャズのアルバムを色々と回して来ますので、それなら私もジャズ素人ではありますが、今後はジャズ担当者としての自覚を持って記事を書いて行きたいと思います。

「ジャズ担当の理亜です。宜しくお願い致します。」by理亜
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 今回取り上げます「バードランドの子守唄」と題された54年のアルバムは、この度ベツレヘム・オリジナル・アルバム・コレクションのシリーズでリイシューされた作品ですが、クリス・コナーという歌手はベツレヘム以外の他のレーベルからも色々と作品を出している高名な人ですから、このアルバムも過去に何度もリイシューされているようです。しかし今回は1000円という値段設定ですから、幅広い層にお求め易くなっていると思います。ジャズ・ファンではなくても、この値段ならちょっと買ってみようかという気になれるのではないでしょうか?

 この作品は、まずはコナーさんが大きく口を開けて声を張り上げているようなジャケットが印象的で、まるでゴスペル歌手のような趣ですが、実際はそんなジャケットとは裏腹に、しっとりと落ち着いた大人の歌を聞かせてくれます。あ、これは解説に書いてあることですが、このアルバムのジャケットには、口を半分閉じているヴァージョンもあるそうです。今回のリイシューで2種類のジャケットが出されているわけではないと思いますが、その昔のLP時代に存在したのでしょうね。おそらく、どちらのヴァージョンもお持ちのマニアの方は、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 ジャケットも魅力的な本作ですが、中身も素晴らしく魅力的だと思います。やや低目の落ち着いた声は、タイトルにある「子守唄」を歌うに相応しい、癒しの響きを持っていると感じられます。バックの演奏もコナーさんの歌に寄り添うような控え目な演奏で、実に上品だと思います。ただ感覚的には、中流から上流社会の人々の為に作られたような音楽という気がしてしまい、親しみ易い庶民的な感覚はあまり無いように思いますが、元々ジャズと言う音楽は上昇志向が強いものですから、庶民感覚などというものは必要ないのかもしれませんね。私がジャズを聞いていて感じる違和感は、もしかしたらその辺りにあるのかもしれません。

 まあ私のジャズに対する違和感はともかく、本作はほんの一時のハイソな気分を味わえる作品としては非常に優れていると思います。歌も演奏も納得の素晴らしさですし、ジャズ・ヴォーカルを聞いてみたいと思っておられる初心者の方にも、安心してお薦め出来る充実の一枚ではないでしょうか。あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお聞き下さいませ。


「1曲だけですが、タイトル曲をお聞き下さい。」→コチラ

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