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2013年8月

2013年8月31日 (土)

700回記念

 今年の2月に「気ままに音楽散歩」を引き継いで開始しましたこのボログですが、「気ままに・・・」から通算して今回で700回目の更新となりました。FC2ブログでヤッテいた「ころんの音楽探訪」から数えれば、既に1700回近く更新している事になりますが、よくここまで続いているものだと自分でも思います。現状は順調にアクセス数が減り続け、ここ数ヶ月はボログ開始以来最低レベルの低空飛行を続けておりますが、もうそろそろ墜落ですかね~。

「墜落したら笑っちゃうにゃん!」by活躍の場が無いアッキー
「何だか本当に嬉しそうですね。」byころん
Pakkey010

 わっちがボログを始めた理由は、自分が情報を発信することで読んでいただいた方からの反応があるという、双方向の情報交換が出来る面白さに着目したからでございます。自分が情報を発信すれば誰かが反応してくれる、そしてお互いにより多くの情報を得る事が出来る、実に素晴らしい事ではないですか!しかし現実はそんなに甘いモノではなく、自分の情報発信のみに終始する事が殆どでありまして、ボログを始めた当初は「コメント来ないからもうやめる~!」などとよく言ったものでありました。

 現在は基本的にコメントなんて来ないことが当然になってしまっていますので、何を書いてもコメントが無いことを前提としておりますが、やはりコメントが無いというのは寂しいものであります。ですのでたま~にコメントをいただけると、非常に嬉しいものであります♪まあコメントが無いのが当然になって来ると、次に気になって来るのはアクセス数でございまして、コメントが無くてもアクセス数がそこそこあれば、色々な方に読んでいただいてるのかな~なんて思えるのですが、コメントも無い&アクセス数も超低空飛行を続けている現状では、ぶっちゃけ、「わっちは一体何の為にボログを続けているんだろう?」などと思うこともしばしばあるワケでございます。

「そこのアナタは何の為にブログを続けてますか?」by活躍の場が無いアイリ
Pairi016

 しかし、テキトーなわっちがそれでもボログを続けているのは、文章を書くのが好きとか好きな音楽のことを色々と取り上げたいというのもありますし、ボログをヤッテいるからこその人の繋がりというのもありますし、まあ色々な理由が考えられるんでしょうけど、結局は単なる自己満足に過ぎないのかな~なんて気もしますね。ボログ更新は既に生活の一部みたいになっていますので、これからもダラダラと続けて行くんでしょうけど、「わっちは一体何ヤッテんだろうな~」という自問自答も続いて行くのかもしれませんね~。とりあえずはその答えが見つかるまでは、続けて行くしかないんでしょうね。というワケで、これからもボチボチと続けて行きたいと思っておりますので、宜しくお願い致します~♪

あと、別にどうでもいいんですけど、最近見つけた試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「変態アイドル・グループとノイズ・バンドの非常階段のコラボです。狂ってます。」→コチラ

「もう1曲、わっちの贔屓の桜庭ななみーと松山めありんがいるグループの曲を口直しにどうぞ。」→コチラ

2013年8月30日 (金)

興味津々音楽探求~BULGARIAN POLYPHONY Ⅳ QUARTETTE SLAVEI

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 皆様今晩は。ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんです。今回の「興味津々音楽探求」で取り上げるのは、ブルガリアン・ポリフォニーⅣ「麗熟のカルテット・スラベイ」と題されたアルバムです。先日取り上げましたブルガリアン・ヴォイセス・アンジェリーテと同じく、ブルガリアの合唱の作品ですね。アンジェリーテを取り上げた時に、わたしは「これのどこが楽しい音楽なのか、全然その魅力がわかりません」と書きましたが、それを読んだころんさんが、「じゃあコレはどうです?」なんて言って、嫌がらせのように持って来たのがこのアルバムです。わたしはブルガリアの合唱は好きじゃないっちゅうの!

「好きじゃないっちゅうの!」byめぐりん
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 ころんさんが言うには、「アンジェリーテみたいな大人数の合唱と、スラベイみたいな小編成の合唱は、聞こえ方が全然違いますよ」ってことなので、仕方が無いので騙されたと思って聞いてみることにしました。すると、小編成な分音が減っていますから、確かに聞きやすくなっているように感じられますね。ラテンのバンド演奏でも、大編成の楽団演奏の音楽は魅力がわかりにくいけど、小編成は見通しがいい分わかりやすいってことがありますが、もしかしたらブルガリアの合唱もそうなのかもしれませんね。大編成の迫力が減った分、落ち着いて聞けるように思います。

 カルテット・スラベイのメンバー4人は、何れ劣らぬ名歌手ばかりなんだそうですが、特に中心メンバーのナダカ・カラジョバさんは名前の通り名高い人らしくて、ブルガリアの合唱の最高の歌い手とまで言われているそうですね。確かにこの人のソロ歌唱を聞くと、強靭な喉を持った凄い歌手なんだな~って感じられますね。とは言っても、他のメンバーの歌声とナダカさんの歌声を聞き分けられる程、わたしはスラベイに親しんでいるわけではありませんけど。でもこの4人の声の絡み方は、大編成のアンジェリーテの声の絡みに比べたら、ずっと耳に優しくて聞き易いと思います。それに、この4人の歌だったら、不気味とか怖いとか感じることも無くて、ブルガリアの音楽って結構親しみやすいのかな~なんて思えますね。

 まあだからと言って、この真っ直ぐで金属的な響きがある独特の発声や、マイナー調の沈んだ感じのメロディに慣れたわけではありませんが、少なくともブルガリアの合唱に対する苦手意識はちょっと減ったかなって気がします。ころんさんによると、「このスラベイよりも親しみ易い連中がいますよ」ってことですので、次回はそのグループを取り上げてみたいと思います。

 以上、ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんがお送りしました。今回はいい感じの試聴がありませんでしたので、試聴の貼り付けは無しです。それではまた次回まで、ご機嫌よう~♪

2013年8月29日 (木)

SARAH GERONIMO 「EXPRESSIONS」

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 今やフィリピンNO.1の歌手に成長したサラ・ヘロニモ(以下ヘロやん)の、今年発売の新作であります。前作の「PURE OPM CLASSICS」は本当に素晴らしい傑作で、昨年のわっちのベスト10に入賞しましたが、このブツはそれ以来の新作ですから、本当に待ちに待った一枚って感じでございます。とりあえずはこのジャケが目を惹くんですけど、ヘロやんって随分大人っぽくなりましたよね~。15歳位でデビューしたあの小娘がこんなに大きくなって、何だか感慨深いものがあります・・・って、ヘロやんも既に25歳ですから、そりゃあ大人っぽくもなりますわな。

 実はわっちは、以前はヘロやんのことはあまり好きではなかったのですが、08年の「OPM」の素晴らしさに驚愕して以来、すっかりファンになってしまいました。そしてトドメが昨年の「PURE OPM CLASSICS」でありますよ!アレでわっちは完全にKOされてしまいまして、「ヘロやんは現在のOPM界最高の歌手である!」などと考えるようになった次第でございます。昔は下品に声をキーキーと張り上げるだけの小娘でしたが、今は不必要に声を張り上げること無く、押しも引きもしっかりと心得たニュアンスに富んだ歌を聞かせてくれる、素晴らしい大人の歌手に成長しておりますよ!

 今回のブツは、タガログ語オンリーのOPMクラシックを取り上げた前作のような企画モノではなく、肩肘張ること無くタガログ語の曲も英語の曲も取り上げていますが、ヘロやんは実に自然体の伸びやかな歌を聞かせてくれます。さらっとさり気なく歌っているのが、本当に素晴らしいですね~。フィリピンの女性歌手って、まるでメリケンの下品な歌手のコピーの如くR&B系の曲を声を張り上げて歌うという印象があるかと思いますが、ヘロやんの歌はそんな連中とは一線を画していると思います。これぞOPM的な歌だと言えるんじゃないでしょうかね~。

 まあヘロやんの歌って、言ってみればフィリピン人によるフィリピン人の為の歌なんですけど、インターナショナルなことを意識せずにただフィリピンの人達の為に心を込めて歌っているだけだからこそ、かえってわっちのような外国人にも豊かな歌心が感じられるのでありましょう。流石にヘロやん、ステキなブツを出してくれますわ。しばらくはヘロやんの歌に浸ってしまいそうでやんす。今回のアルバムも、当然ベスト10の候補ですね~♪あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

 それから、masahiroさんにご連絡でございますが、DVDが届きました♪ありがとうございました!わっちもキッチーのブツを本日お送りしましたので、しばらくお待ち下さいませ~。


「まずは1曲、しっとり系ですね~。」→コチラ

「もう1曲、しっとり系ですけど、何だか言葉の響きが面白いですね~♪」→コチラ

2013年8月28日 (水)

MOONSTAR88 「THIS YEAR」

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 日本にはAKB48がいますが、フィリピンにはムーンスター48・・・じゃなくて88がいます。などと言ったらムーンスター88は大人数のアイドル・グループと思われてしまうんでしょうが、本当は4人組のロック・バンドであります。まあフィリピンの大所帯アイドル・グループがあるなら、是非聞いてみたいですけどね~。

 それはさて置きこのブツでありますが、ジャケが「ADOBO DESIGN AWARDS 2013」でベスト・デザイン賞を獲得したそうです。飛び出す絵本風の構造になっておりまして(飛び出さないけど)、なかなか凝った作りなんですが、わっちはあまり好きではないんですよね~。と言いますのは、ジャケの緑星人なんですけど、ジャケをめくって行くと突如苦しみ出して、最後はバラバラに破裂してしまうのでありますた・・・。これはちょっと残酷過ぎませんかね~。と言うか、気持ち悪いし。

 ジャケのせいで少々ヘコみながら聞き始めたのでございますが、内容の方は流石にムーンスター88でありまして、実に良く出来ていますな。この連中は元々は軽快で爽やかなカワイイポップスを演奏していたバンドなのですが、前作でかなりロック的な音作りに変化して、ちょっとムーンスターらしくないな~という方向性になってしまいました(そのせいで稀有な歌手、エセル・ヴァン・オメンが脱退した?)。まあ今回もロック的な音作りではありますけど、昔のカワイイ系ポップスを彷彿させる部分が戻って来まして、バランス的に非常に良くなったという印象がありますね。何と言いますか、わっちの好きなムーンスターが帰って来たって感じがするのでやんす。

 などと思いつつ、棚から前作を引っ張り出して来て聞き比べてみたら・・・ありゃりゃ、自分が持っていた印象よりもずっとポップでカワイイ感じがありまして、めっさ良いではないですか!ぶっちゃけ、今回のアルバムは前作の延長線上の仕上がりになっていると思います。え~、こんなにポップな仕上がりだったっけな~?うーむ、やっぱりわっちの耳なんてエエ加減なモノでやんすね~。すいません、ホントにテキトーで。

 まあわっちの耳はテキトーですけど、この連中の音楽は実にステキだと思います・・・って、テキトーな耳のヤツが言ってることなんて誰にも信用してもらえないと思いますけど、カラッと明るくてポップなロックに興味がおありの方であれば、聞いてみて損は無いかと存じます。ヴォーカルの女子の声もカワイイですし、なかなかに耳をくすぐる音楽なのではないかと思います。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、軽快なポップ・ロックです。」→コチラ

「もう1曲、カワイイ系でございます。ジャケの緑星人と野比のび子みたいなのが出て来ます。」→コチラ

2013年8月27日 (火)

STEPHEN BISHOP 「CARELESS」

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 メリケンのシンガーソングライター、スティーヴン・ビショップの76年のデビュー盤であります。「オン・アンド・オン」とか「雨の日の恋」みたいなヒット曲も入っていますし、エリック・クラプトンやリー・リトナーみたいな名の知れた連中がゲスト参加していることで有名な、AORの名盤との誉れ高いアルバムですね~。先日、ブックオフの500円棚で発見致しました。ビショップ君のブツってなかなか中古に出て来ませんので、ゲット出来てラッキーでした♪

 ビショップ君のブツが中古に出て来ないのは、基本的にマイナーですからブツ自体が売れていないのと、好きな人はブツを手放すことがまず無いからでしょう。AORのファンって結構熱心な人が多いですからね~、誰にも教えること無く今夜も独りでしんみりと耳を傾けておられることでしょう。まあそういう大人の楽しみみたいな聞き方が出来るのが、AORの良い所であります。ガキには聞かせたくない大人の嗜み、それがAORなのであります(ホンマかいな?)。

 などと言いつつ、本当は今時AORなんて音楽を聞いているのは恥ずかしい限りでございますので、今の時代に「AORが好きだ!」などとはとても公に口に出来る事ではございません。特にビショップ君みたいな甘くてメロウでドリーミーで美しいAORは、持っているだけでも非常に恥ずかしいことであります。だからブツを中古に売り払いたくても、恥ずかしくて売りに行けない。よって中古に出て来ることが少ないワケであります。売り払う場合は、硬派なブツの間に挟んで売らねばならず、エロ本を他の雑誌の間に挟んでさり気なく買おうとするのと同じ心理が働いているワケでございます(?)。

 というどうでもいい冗談はさて置き、ビショップ君のデビュー盤でありますが、これが非常に素晴らしいのであります♪攻撃的な所が一切無い、スムーズでメロウでドリーミーでスウィートでセンチメンタルで、まるで耳と心が浄化されて行くかのような音楽でございます。BGMとして流していると、ちょっと感傷的な気分になったり、心優しくなったりする気がします。まあ反抗の音楽だったロックの成れの果てみたいな音楽ですけど、わっちはめっさ好きですね~。メロディが美しくて歌声が優しくて演奏が良いだけの音楽ですが、それだけ揃っていれば十分ですよね?

 余談ですが、このAORという音楽は意外に東南アジアでは親しまれておりまして、特にフィリピンはAOR的な音楽を作っている人が結構いるんですよね~。メロディや歌を大事にしている国ですから、AORは普通に大衆レベルで受け入れられたのでありましょう。今や本場では廃れてしまった音楽でありますが、フィリピンでは現役バリバリの音楽ですので、AOR好きは是非フィリピンに注目して欲しいな~と思う今日この頃でやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、聞いて恥ずかしい名曲、『オン・アンド・オン』です。」→コチラ

「もう1曲、これまた聞いているのが恥ずかしい『雨の日の恋』です。」→コチラ

2013年8月26日 (月)

激しくどうでもいい話~わっちの好きなお菓子

 音楽の話ではありませんので、別に読んでいただかなくても結構なんですけど、わっちは通勤の際に博多駅を通るのですが、たまに博多阪急に立ち寄る事があります。地下の食料品売り場には鹿児島のお菓子屋で「蒸気屋」という店があるのですが、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、この博多阪急店限定の「焼きどうなつ」というお菓子があります。わっちはコレが大好きなんでやんすよ♪ちなみに、1個80円でやんす。

焼きどうなつ
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 この焼きどうなつは、焼きたてのモノと日持ちするモノと2種類あるのですが、焼きたての方はいつも凄い行列が出来ていますので、わっちは専ら並ばなくてもいい日持ちするタイプを買うようにしています。まあ味的には、焼きたてをその場で食べるのが一番美味いんですけどね。日持ちするタイプは電子レンジで25秒程温めると、かなり焼きたてに近い感じで食べる事が出来ます。

 わっちはこの焼きどうなつがめっさ好きなんですけど、何がそんなに良いかと言いますと、当然のことながら「味」でございます。とにかく美味いんでやんすよ!油で揚げていませんので全然油っぽくありませんし、とても素朴な味わいで、カステラにもケーキのスポンジにもマドレーヌにも似た感じの味です。言わば全ての洋菓子のベースになっているような感じなのでやんす。ですので、洋菓子が好きならコレを嫌いなはずがない、という味だと思いますね~。ふんわり軽くてバターが効いてていい感じ~♪

 この焼きどうなつは前にテレビ番組で取り上げられたことがあるのですが、それ以来いつ行っても焼きたてコーナーは凄い行列が出来るようになってしまいまして、それ以前からちょくちょく買っていたわっちとしては、めっさ迷惑な限りなんですけど、まあ美味いんだから仕方ないか・・・。博多にお越しの際は、試しに買ってみるのもありだと思いますが、わっちがいない時に買って下さいね。

 以上、激しくどうでもいい話でございますた。失礼致しますた~♪

2013年8月25日 (日)

MIA MUSIC & BOOKSでゲットしたフィリピンのブツ2013.8月その2

 先日MIAさんでフィリピンのブツを4枚ゲットしましたが、引き続きまた4枚のブツをゲットしましたので、また備忘録を兼ねて記しておこうかと思います。それでは早速。

1,Yeng Constantino 「Metamorphosis」
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2,Geneva Cruz 「To Manila」
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3,KZ Tandingan 「KZ Tandingan」
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4,Nyoy Volante 「Tuloy Pa Rin」
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 以上の4枚でございます。1につきましてはデビュー時から追いかけておりますので、ゲットしないワケには行きません。2はスモーキー・マウンテンのメンバーですが、久し振り~のアルバムですね。3はMIAさんオススメの新人、4は才人シンガーソングライターですね。どれも非常に楽しみなモノばかりですが、この中からベスト10入りするような作品が出て来るかな?

2013年8月23日 (金)

FRANCO 「SOUL ADVENTURER」

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 フィリピンのハードロック・バンド、フランコの今年発売の2枚目のアルバムでございます。デビュー盤が09年でしたから、4年ぶりですね~。もっとコンスタントに新作出しなさいよ、ホンマ。前回取り上げましたキッチー・ナダルと言いこのフランコと言い、一体何やってるんですかね~。あまりファンを待たせてはいけません。まあフランコなんて言うと、コンゴのリンガラの巨匠を思い浮かべる方が殆どだと思いますけど、フィリピンにはフランコなんてバンドがいるのでございます。

 それにしてもフランコのデビュー盤は素晴らしい作品でありまして、疾走感に溢れるハードな歌と演奏がメチャクチャにカッコ良く、フアン・デ・ラ・クルースに始まってレイザー・バック、ウルフ・ギャング等を経て連綿と続いて来たフィリピン・ハードロックの正統な継承者という手応えが、しっかりと感じられた傑作でございました。音楽的にもハードロック一辺倒ではなく、レゲエやダブの手法を使ったりして一筋縄では行かない奥の深さを感じさせてくれまして、これは本当に凄い連中が出て来たと心から思ったものでありました。そんな連中の2枚目のアルバムですから、それはそれはもう楽しみなのは当然でございます♪

こちらがデビュー盤
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 そんなフランコの新作でございますが、基本はハードロックなんですけど、前作のような疾走感溢れる音ではなく、よりヘヴィな音作りを打ち出して来たように感じられます。前作はバンド・サウンドの妙を聞かせるような作りになっていましたが、今回はテンポも少々落としてヘヴィな音作りをじっくりと聞かせつつ、同時にフランコの歌を前面に押し出して来たように聞こえますね。言ってみれば、ヘヴィなサウンドのヴォーカル・アルバムという感じの趣があります。変化の方向性としてはありだと思いますけど、こういう音作りにすると、フランコの歌の欠点もチラホラと見えて来るのでありますた。

 それは何かと言いますと、ぶっちゃけ、フランコの歌は歯切れの良さに欠けるのであります。疾走感溢れる音であればあまり目立ちませんが、歌をじっくり聞かせるとなると、少々のっぺりした感じの歌い方ですので、リズムのノリがあまりよろしくないように聞こえてしまうんですよね~。声は非常に男っぽくてカッコいいのですが、歌をじっくり聞かせるにはまだ時期尚早だったかな~という気がしないでもないのであります。この方向性は、あと何枚かアルバムを重ねてからでも良かったのでは?という気が致します。

 などとツラツラ考えながらブックレットを見ていたら、ありゃりゃ、今回のアルバムはバンド編成じゃなくて、フランコ単独名義のアルバムになっている?前作は5人編成のバンドだったのですが、今回はフランコがギターとベースを弾いて、ドラムをゲストに叩いてもらっている形みたいですね。う~む、これはフランコのソロ・アルバムなんでしょうかね~。ならフランコの歌をじっくり聞かせようとする方向に走ったのも、納得が行きます。もしかしたら4年のブランクは、ソロになる準備期間だったのかもしれませんね。でも、わっちとしては、前作のバンド編成の方が好きなのでやんす・・・。まあ、このアルバムもカッコいいことに間違いはないんですけどね~。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、ブルース感覚があるスローでヘヴィな曲ですね。」→コチラ

2013年8月22日 (木)

KITCHIE NADAL 「MALAYA」

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 フィリピンのシンガーソングライター、キッチー・ナダルの新作がやっと出ました!前作が08年でしたから、5年ぶりになりますね~。前作の「ラヴレター」は、それまでバンド・サウンド的な音を聞かせていたキッチーが、プログラミングなんかを多用してより内省的でパーソナルな世界を作り上げて、それまでとは違った新機軸を打ち出して来た作品だっただけに、その後の展開が非常に楽しみだったのですが、忽然と姿を消して音信不通になってしまいましたので、もう引退してしまったのだと思っていました。しかしここに来て突然の復活ですから、もちろん嬉しいんですけど、「今まで何やっとったんじゃボケーっ」などと言いたくなってしまいますね~。

 この新作でございますが、まずはあの可愛かったキッチーが随分オバハンっぽくなってしまったジャケに、少々ショックを受けてしまうんですけど、5年ぶりですからね~、多少老けてしまうのは当然かもしれません。でも姉貴分的存在のバービー・アルマルビスはあまりルックスの劣化が無いですから、妹分の方が早く老けてしまうのはちょっと・・・。などと思いつつブツを再生したワケでございますが、音の方は前作の延長線上にありまして、ルックスみたいに老けてはいないですね。歌声は以前の通り、舌足らずな可愛らしさは残ってますよ♪

 今回の音作りで気付かされるのは、より民俗色が強くなって来たことですね。独特な民俗楽器の音を使うことで、エスノなエキゾ風味がかなり感じられるんですけど、わかりやすく言えば「お前はグレース・ノノに弟子入りしたんかい!」って感じの音なのであります・・・って、全然わかりやすくないですね。聞いていると、ロックとエスノのハイブリッドな融合なんてフレーズを思い浮かべてしまうんですけど、その辺はバヤン・バリオスシンシア・アレクサンダー(こいつも消息不明!)と共通する部分が多いと思います。ただ、スケールが非常に大きく深化して内省的になった大傑作の前作と比べると、音作りがかなりプリミティヴと言いますか、精神性よりもまずは肉体性の表現を優先したという感覚があります。

こちらが大傑作の前作、「ラヴレター」です。
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 う~む、何と言いますか、久し振りの新作は、民俗色を強めることで原始的なパワーを取り戻そうとしている感じでありまして、音楽的な方向性は前作の延長線上なんですけど、表面的な表現方法が対照的という印象ですね~。どちらが良いかと言えば、人それぞれになるんでしょうけど、わっちの好みとしては才気迸る鮮烈な世界を聞かせてくれた前作の方でやんすが、今回のブツも非常に魅力的であることに間違いはありません。前作で目覚めたフィリピン音楽界の怪物は、眠っていた期間が長かった割にはしっかりと覚醒しているって感じでございます。というワケで、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。

 あ、ところでわっちは前作の「ラヴレター」を手違いで2枚持っているのですが、その内の未開封の1枚を、どなたか物々交換しませんか?わっちが持ってないブツと交換して下さる方がいらっしゃったら、とっても幸いでございます~♪ジャンルは問いませんよ!1名様限定で、早い者勝ちです・・・って、こんなブツを欲しがる方がいらっしゃるとは思えませんが。


「とりあえず1曲、タイトル曲をどうぞ。」→コチラ

2013年8月21日 (水)

興味津々音楽探求~THE BULGARIAN VOICES ANGELITE 「ANGELINA」

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 皆様今晩は。ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんです。今回の「興味津々音楽探求」で取り上げるのは、ブルガリアの合唱グループ、ブルガリアン・ヴォイセス・アンジェリーテの今年発売のアルバムです。詳しい事はわかりませんが、ブルガリアの合唱のグループとしては最高峰の存在なんだそうです。

 実はわたしはブルガリアの合唱のことはあまり知らないんです。ころん棚にはブルガリアン・ヴォイスとか、フィリップ・クーテフ合唱団の来日記念盤とかが色々とあるんですけど、あんまり親しめなくて積極的には聞いていないんですよね~。ワールド系音楽愛好家の皆さんは、「ブルガリアの合唱は最高!」みたいにおっしゃいますけど、わたしとしては「?」って感じがするんです。だって、メロディは何だか暗くて憂鬱な感じがしますし、不協和音なんかも使った合唱は響きが怖い感じがして、ヨーロッパの暗くて不気味な森に迷い込んで出られなくなったような気分になってしまうんです。こんなことを言うのはおかしいんですけど、魔女の音楽って気がするんですよね・・・。

 ころんさんは、「夏に聞く涼しい音楽ってことで、気軽に接したらいいんじゃないですか?」なんて言いますけど、マイナー調の沈んだメロディと不気味な響きの合唱は確かに涼しい感じはしますが、まるで中世ヨーロッパを舞台にした暗くてドロドロした魔女映画のサントラみたいに聞こえてしまって、気軽に接する事なんて出来ません。皆さんにお聞きしたいんですけど、ブルガリアの合唱ってそんなに素晴らしい音楽なんでしょうか?

「そんなに素晴らしいですか?」byめぐりん
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 聞くところによると、中村とうよう氏がブルガリアの合唱を絶賛しておられたらしいですけど、中村氏が褒めてる音楽だから、なんだかよくわからないけどとりあえず素晴らしいと言っておこうか、みたいな人も多いのでは?なんて思ってしまいます。まあ実際はそんなことは無くて、単にわたしの好みの音楽ではないってだけのことなんだと思いますが、今のところわたしの耳には、これのどこが楽しい音楽なのか、全然その魅力がわかりません。

 う~ん、聞くほどに難しい音楽ですね~。とにかくよくわからないので、ころんさんに「ブルガリアの合唱のどこが良いんですか?」と聞いてみたら、一言、「良いと思ったことは無いですよ」ですって。えーっ!ブルガリアの合唱のアルバムを何枚も持ってるクセに、良いと思ったことが無いんですか?一体何なんでしょう、この人は!「だって楽しくないんだも~ん♪」とはころんさんの言葉ですが、とりあえず今の所は資料的な意味で持っていて、もしかしたら将来的に面白いと思う時が来るかもしれないので、棚に眠らせているんだそうです・・・。やっぱりこの人にはついて行けませんね。

 以上、ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんがお送りしました。下に試聴を貼り付けますので、よろしければお聞き下さい。それではまた次回まで、ご機嫌よう~♪


「とりあえず1曲、楽器の伴奏が入っていて、かなり聞き易いものを選んでみました。」→コチラ