Powered by Six Apart

« 赤点先生の音楽添削~PURO INSTINCT 「HEADBANGERS IN ECSTASY」 | メイン | 興味津々音楽探求~THIERRY FANFANT 「SIME LANMOU」 »

2013年7月31日 (水)

HELEN CARR 「…DOWN IN THE DEPTHS ON THE 90 TH FLOOR」

Phelencarr001
 「カー」と言えば「ツー」と言うのが普通の日本人ですが、「カー」と言えば「ジェイムズ」と言うのがソウル・マニア、「ナンシー」と言うのがトラッド・マニアと相場が決まっております(?)。そんな中で、「カー」と言えば「ヘレン」と言うのがジャズ・ヴォーカル・マニアであります。このブツはメリケンのジャズ歌手ヘレン・カーが、ベツレヘム・レーベルに残した55年のデビュー盤であります。当然の如く、ベツレヘム・オリジナル・アルバム・コレクション・シリーズの一枚でございます。

 もちろんわっちは「カー」と言えば「ヘレン」と答えるようなジャズ・マニアではありませんし、ヘレン・カーなんてこれまで見たことも聞いたことも無い歌手なんですけど、先日取り上げましたペギー・コネリーさんと同様に、ジャケを見てイケてそうと思ったブツですので、ゲットしてみた次第でございます。ただ、残念ながらこのブツにはヘレンさんの顔写真は一切無く、美人なのかブサイクなのか全くわかりません。本人の写真ぐらい載せてくれたってエエやんけ!このシリーズを発売したウルトラ・ヴァイヴという会社には、猛烈に抗議をしておきたいと思っております(←ウソ)。

 とりあえずは本人のルックスが全くわからないまま聞き始めたこのブツでございますが、なかなか落ち着きのあるしっとりした歌を聞かせてくれる、ステキ女子ではないですか!前に取り上げたペギー・コネリーと比べると、ちょっと細い声ではありますが、それが可愛らしさに繋がっているという歌でありますな。イメージ的には典型的な昔の白人女性ジャズ歌手って感じではあるんですけど、ちょっと品の良いクラブで歌っているかのような雰囲気は、オッサレーなジャズ・ヴォーカルがお好きな方にも受け入れ易いのではないかと思われます。

 ただ、わっちが思うにこのカーさんは、アップ・テンポの曲よりも圧倒的にスローな曲の方が良いように聞こえます。アップ・テンポではあまりノリがよろしくないと言いますか、基本的にのっぺりとした(?)歌い方ですので、リズムの歯切れがあまりよろしくないと感じられます・・・なんて言うと、「お前はカーさんの聞き所を全然わかってない!」などとお怒りのジャズ・ヴォーカル・マニアが出て来るかと思いますが、ぶっちゃけ、カーさんは雰囲気作りは上手いけれども、歌はそれ程上手い歌手ではないと思います。

 でもこの雰囲気にハマってしまえば心地好く聞くことが出来ますし、わっちもこの人が作り出す雰囲気は結構好きでやんす。ただ、8曲入りで25分ちょいとというのは、ちょっと短過ぎるかという気がしますので、いくらストレート・リイシューが売りのシリーズとは言え、もうちょっと何とかして欲しかったな~という気もする今日この頃でやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、しっとり系でやんす。」→コチラ

コメント

コメントを投稿