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2013年7月 1日 (月)

DON COVAY 「THE PLATINAM COLLECTION」

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 わっちはビートルズとローリング・ストーンズには全然興味が無いのですが、そんなわっちでさえも、ストーンズのミック・ジャガーが必死のパッチでコピーに励んだのが、メリケンのソウル歌手ドン・コヴェイであることは知っております。コヴェイ君の歌を聞いてみれば、誰もが「おおっ、めっさミック・ジャガーに似とる!」と思うことでしょう。あ、実際はミック・ジャガーが「ドン・コヴェイに似とる!」ワケなんですけど。今回取り上げますのは、そのコヴェイ君の22曲入りベスト盤でございます。

 コヴェイ君が活躍していた時代のソウル歌手と言えば、オーティス・レディング、ウィルソン・ピケット、アレサ・フランクリン等々、まさに錚々たるメンバーがズラリと揃っているのですが、そんな中で埋もれてしまうことなく活躍出来たのは、独特のポップ・センスを持っていたからでありましょう。聞いてみれば誰でもわかる通り、とにかくこの人の音楽にはロックっぽいカッコ良さがあるんですよね~。特にギターのフレーズとかビート感なんかは、ソウルというよりもロック的なダイナミズムに溢れているように感じられます。

 それに、「ミック・ジャガーに似ている」ということからもわかる通り、コヴェイ君の歌は真っ黒いというよりは、むしろ黒人音楽に憧れた白人が必死にコピーしているような感覚がありまして、何だかちょいと微笑ましい軽やかさがあるのでございます。決して上手い歌手ではないのですが、全力で歌に取り組んでいるカッコ良さが感じられるのでありますよ。まあミック・ジャガーなんかはコヴェイ君のこういう独特なセンスを素直にカッコいいと思って、「よっしゃ、わっちはドン・コヴェイ様のマネをするのでやんす!」と思ったのでありましょう(?)。

 更にこのコヴェイ君が独特なのは、当時としては珍しく、自分で曲を書いたり音作りに関わったりと、マルチな才能を発揮していたところでございましょう。歌手と曲制作の分業制が当たり前だった当時、コヴェイ君のDIY精神はなかなかに珍しいモノであったと思われます。そんなDIY精神と独特のポップ・センスは、ミュージシャンを夢見る白人小僧どもの憧れとなり、そしてお手本となったのではないかと推測致します。だってオーティスとかは凄過ぎてコピーなんてする気にもなれませんが、コヴェイ君だったら真似してみようかな~って思えますしね~。

 このブツは、そんなコヴェイ君の独特な音楽がギッシリと詰まっているお得盤でございます。わっちはブックオフで950円でゲットしましたが、新品でも1500円で買えますし、興味がおありの方には気軽にコヴェイ君を楽しめる盤として、お薦め出来ると思います。まあこの「プラチナム・コレクション」シリーズの常として、何年の録音とかプロデューサーが誰とかのデータが全然無いという欠点はありますが、音そのものを楽しむのであればコレで十分でありましょう。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、コヴェイ君の代表曲ですね~。」→コチラ

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