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2013年7月

2013年7月20日 (土)

MARIA McKEE 「YOU GOTTA SIN TO GET SAVED」

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 前回カーラ・トーマスを取り上げた時に、やたらとマリア・マッキー(以下マリアっち)の名前を出してしまいましたので、今回はそのマリアっちのブツを取り上げておこうかと思います。このアルバムは93年に発売されたソロ第2弾なんですが、バンド時代からこの作品辺りまでのマリアっちって、本当に可愛かったな~♪個人的に、最も好きな白人女性ロック歌手でしたし(もちろん今も好きですよ!)。学生時代は、部屋にマリアっちのポスター貼ってたし~♪最近は見るも無惨に太ってしまったとの噂ですが、わっちの中のマリアっちは、このジャケ写の御姿のままなのであります。決して歳を取ったり太ったりしないのであります・・・って、アイドルがウ○コしないって言うのと変わらんレベルの現実逃避ですな。

 このアルバムは、マリアっちファンの間でも結構評価が高いと思われますが、ソロ第1弾が、パンキッシュなまでにエネルギーに溢れていたバンド時代と比べると、随分大人しい感じでしたから、この第2弾で地に足の着いたパワフルなマリアっちが帰って来たってことで、歓迎する向きが多かったはずです。しかもバンド時代のめっさお転婆な雰囲気から、パワーに溢れつつも落ち着いた大人のイイ女になっていますから、マリアっちの新しい魅力にヤラレてしまった人も多かったと思いますね~。

 音楽的にはカントリーをベースにしたロックなんですが、マリアっちの歌からは黒人音楽に通じるようなソウルが感じられます。まあカントリーとソウルって結構親近性があると思いますし、カントリーっぽい曲を取り上げる黒人ソウル歌手も実際にいますから、このアルバムをロックっぽいソウル・ミュージックとして聞くことも可能かな~なんて、わっちは勝手に思っております。出来ればソウル・マニアの人に、このブツを一度聞いてみて欲しいですね~。黒いとか白いとかの肌の色なんか関係無しに、マリアっちの歌には良質のソウルが感じられるんじゃないかと思うのでやんす♪

 ・・・などとわっちが言ったところで、誰もマリアっちの歌を聞こうなどとは思わないんでしょうけど、別にいいんです。マリアっちはわっちにとって、永遠のアイドルなんですから。などと言いつつ、マリアっちのブツを聞いたのは、実は10年ぶり位だったりして。埋もれてしまっていたマリアっちのことを思い出させてくれたカーラ・トーマスさんには、心より感謝致します。カーラさん、ありがと~♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、ライヴでどうぞ。カワイイです。」→コチラ

「もう1曲、タイトル曲です。」→コチラ

2013年7月19日 (金)

CARLA THOMAS 「COMFORT ME」

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 これまでカーラ・トーマスなんて名前しか知りませんでしたが、アトランティックのR&Bベストコレクション1000円シリーズのおかげで、今頃になってやっと聞くことが出来ました。カーラさんってかの有名なルーファス・トーマスの娘なんですが、有名人のオヤジがテメエの立場を利用して娘を歌手に仕立て上げたワケでありまして、なかなかルーファすのおっさんも悪どいことをしやがりますな。やっていることは、バカ娘達のクズ音楽を強引にレコードにして出してしまった、シャッグスの連中のオヤジと何ら変わりません。まあカーラさんの場合はシャッグスみたいなゴミクズではなくて、イケてる歌手だから良かったんですけど。

 というどうでもいい話はさて置き、ソウル・マニアの間ではカーラさんの最高傑作と名高い66年発表の本作でありますが、評判通りなかなかステキな作品だと思います。可愛らしくて朗々とした快活な歌声は、実に健康的な魅力に溢れていると感じられます。ところでこの歌声なんですが、最初に聞いた時から「誰かに似てるな~」と思っていたのですが、それが誰なのか、全然思い出せません。ちょいとシンディ・ローパーに似てるか?とも思ったのですが、やっぱりちょっと違うし~・・・などと思い悩んで(?)2週間、ある日の通勤途中の電車の中で、ハタと気が付きました!それは、マリア・マッキー(以下マリアっち)であります♪

 おそらくソウル・マニアにマリアっちなんて言ったところで通じないと思いますが、その昔ローン・ジャスティスというバンドでヴォーカルをやっていて、その後ソロになってからもアルバムを何枚も出して、日本でもそこそこ人気のある歌手であります。特にバンド時代の頃の快活で元気の良い歌声は、カーラさんに実によく似ていると思うのですが、如何でしょうかね~?わっちはカーラさんは知らずとも、マリアっちには長く親しんで来ましたので、カーラさんのブツをマリアっちの未発表録音集みたいな感覚で聞いてしまっているのですが、ソウルを元気良く切々と歌うマリアっちも実にステキだな~なんて思ったりして・・・って、カーラさんのブツなんですけど。

こちらがローン・ジャスティスのブツ。一番手前がマリアっち。
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 何にしても、わっちにとってこのブツは、実に楽しい作品であります。だってわっちにとってこのブツは、大好きなマリアっちが歌ってる作品と変わらないですからね~。うーむ、カーラさんのブツを全部集めたくなって来てしまった今日この頃でやんす。しかし、マリアっちの作品としてカーラさんのブツを聞くなんて、カーラさんからしてみれば「ふざけんなテメエ、ナメてんじゃねえぞ!」って感じなんでしょうけど、基本的にわっちはふざけた人間ですので、ご容赦いただきたく存じます。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、ゴスペルっぽいディープなサザン・ソウルですね~。」→コチラ

「もう1曲、誰もが知ってるメロディなんじゃないですかね~。」→コチラ

2013年7月18日 (木)

MARC ALMOND 「THE STARS WE ARE」

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 以前からわっちは「中村とうようは信用出来ない」だの何だのと言っていますけど、学生の頃はミュージック・マガジン誌(以下MM誌)の忠実な読者だったことは認めます。そのMM誌の90年2月号に、5人の評論家が選ぶ80年代のアルバム・ベスト10が載っているのですが、その中で大鷹俊一の10枚というのがあって、その内の1枚にこのマーク・アーモンドの「ザ・スターズ」が選ばれているのでありますた。

 大鷹氏と言えば、前衛的と言うか暗くて気が滅入るようなワケわからん音楽が好きな人というイメージがあります。この人は80年代のベストに「ザ・スターズ」の他に、ジム・フィータス、ソニック・ユース、ビッグ・ブラック、ジョイ・ディヴィジョンなんかも選んでいて、これまた気持ちの悪い選盤をしてる・・・って、昔のわっちの趣味と相当に重なってるんですけどー。てなワケで、80年代から90年代初頭にかけての大鷹氏の選盤については結構信用しておりまして、マーク・アーモンドなんて見るからにキモいおっさんのことは全く記憶に無かったんですけど、先日ブックオフの250円コーナーで偶然このブツを発見し、「そういえばこのブツって大鷹氏が80年代のベストに選んでたな~」なんて思い出したので、ついついゲットしてしまったのでありました。

 これまでわっちはマーク・アーモンドのソロも、それ以前のソフト・セルも全く聞いたことが無く、このおっさんの顔と名前しか知りませんでした。特に興味を持ったことも無かったんですけど、何故か今回ゲットしてしまいましたので、「キモいおっさんのキモい歌だったらヤダな~」とか思いながら、恐る恐る聞いてみたのでありますた。すると・・・ありゃりゃ?意外に聞けるじゃないですか。ちょいとエコー&ザ・バニーメンのイアン・マッカロクに似た雰囲気の声で、なかなかポップな曲を歌っているのでありますよ。へ~、悪くないじゃないですか。と言うか、結構イケてますよ、これは。

 まあちょっとヌメっとした退廃的な雰囲気はあるのですが、それを補って余りある美しさを持ち合わせていまして、現在の耳で聞いてもあまりキモくないですし古びた感じもしません。そっか、マーク・アーモンドってこんな音楽をヤッテいたんですね~。メロディ・ラインとか歌い口なんかは、意外にも日本の昔の歌謡曲との親近性も感じさせますし。うーむ、これはなかなか面白いですわ♪あと、トルコのゼキ・ミュレンを思わせるような、ちょいと倒錯的な雰囲気も感じられますね~。歌の実力はゼキ・ミュレンとは比べようも無くレベル低いですけど、雰囲気作りには物凄く長けてるという気がします。

 何にしても、マーク・アーモンドなんて初めて聞きましたけど、なかなか面白いおっさんだったんですね~。これは意外な拾いモノでありますた。ルックス的には見るからにキモいおっさんですが、これで歌がブライアン・フェリー並にキモかったら盤を叩き割ろうと思っていましたけど、これなら十分聞けますね♪何だかちょっと得した気分になった、今日この頃でやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、映像で見たらやっぱり気持ち悪いですね。」→コチラ

2013年7月17日 (水)

赤点先生の音楽添削~THE TRUE REFLECTION 「WHERE I’M COMING FROM」

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 みなさんこんばんは~。ヒワイイ大使のカワイイ担当はりーなのです~。今回は~、ワシントンDC出身のソウル・グループ~、トゥルー・リフレクションの73年盤を取り上げるのです~。このアルバムは~、ソウル・マニアの間では隠れた名盤として語り継がれて来た作品なのです~。でもはりーはこのグループの事は全然知らなくて~、ころんさんが~、「何だか良さげなジャケのブツがあったので、買って来ましたよ」って~、渡してくれたのです~。嬉しいのです~♪

 これはいつもの如く~、アトランティックのR&Bベストコレクション1000円シリーズの一枚なんだけど~、このシリーズってホントに色々なブツがリイシューされてて~、素晴らしいよね~。超有名な盤から埋もれてしまっている盤まで~、初心者もマニアも納得のシリーズだと思うのです~。だから~、ころんさんみたいに~、何も知らなくてもジャケがイイから買ってみるっていうのも~、とってもアリだと思うのです~。音楽を聞く時って~、まずはどこかに興味を持つってことが必要だし~、それがジャケからだったとしても~、十分聞く理由になるよね~♪

「ジャケ買いでもOKだよね~。」byはりー
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 このブツは~、何だかイケてる名盤の匂いが漂ってるジャケなんだけど~、音的にはチームワークの良さそうなスムーズなコーラスが魅力的な~、心地好いフィリー・ソウルなのです~。ただ~、フィリー・ソウルっぽい華やかさとか派手さは全然無くて~、地味な感じが強いのです~。でも~、テンプテーションズなんかにも通じる流れるようなコーラスは~、まさにソウル・ヴォーカル・グループの王道って感じがするのです~。あ~、もしかしたら~、王道中の王道って感じだから~、かえって地味に感じるのかもしれないのです~。

 曲は全部でたったの8曲しか入ってなくて~、32分ちょいの長さなんだけど~、全てのソウル・ヴォーカル・グループが見本とするべき歌が堪能出来る~、お得盤だと思うのです~。スウィートながらも熱いソウルが感じられるスローな曲は~、バラードとはこうやって歌うのだ~っていう素晴らしいお手本になるし~、アップ・テンポの曲は軽やかさの中にも重量感があって~、これまたリズム・ナンバーの歌い方のお手本になると思うのです~。歌手を目指す人だったら~、是非聞いておくべきアルバムだと思うのです~。

 このアルバムはとっても地味だけど~、長年名盤として語り継がれて来ただけのことはある作品なのです~。赤点先生の採点は~、ころんさんが「百点満点は本当に歴史的名盤と言えるブツだけでやんすよ!」とうるさく言うので~、98点にしとくけど~、でも~、ホントに歴史的名盤って言ってもイイと思うのです~。

以上~、ヒワイイ大使のはりーでした~。下に試聴を貼り付けますので~、良かったら聞いてみてね~。また会いましょ~♪


「とりあえず1曲~、王道バラードだよ~。」→コチラ

2013年7月16日 (火)

STAY AWAKE~VARIOUS INTERPRETATIONS OF MUSIC FROM VINTAGE DISNEY FILMS

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 皆さん今晩は!私老化防ぎ隊の中で一番目立たなくて、誰にも顔も名前も覚えてもらっていない奈々子です。ころんさんに「活躍したいんだったら、何かネタでも書いてみますか?」と言われましたので、二つ返事で引き受けることにしました。私老化防ぎ隊は翼と理亜だけのグループじゃないんだってことを、ここで一発示してみせようと思います。三人の中で一番の音楽マニアは奈々子ですし!

 このアルバムは88年の作品で、邦題は「眠らないで~不朽のディズニー名作映画音楽」と付けられています。タイトル通り全曲がディズニー映画の音楽で、ディズニー映画ファンなら聞き覚えのある曲が多々あると思います。プロデューサーは「クルト・ワイルの世界」や「セロニアス・モンクに捧げる」で一躍有名になったハル・ウィルナーで、雑多なジャンルのミュージシャンを集めながらビシッと統一感のある世界を作り上げる人ですが、このアルバムでも一見バラバラで一癖も二癖もある人選を、見事な手腕で統一感のある音に纏め上げています。

 ここに集められているのは、ビル・フリゼル、ウェイン・ホーヴィッツ、ロス・ロボス、ボニー・レイット、バスター・ポインデクスター、ハリー・ニルソン、トム・ウェイツ、ベティ・カーター、サン・ラ・アーケストラその他多数、一体何を基準に選んだのか全くわからないメンバー達ですが、流石にこれだけのメンバーが集まると、ただのアニメ音楽ではない、マニアも納得の音楽に仕上がっています。メロディはディズニー音楽でも、それぞれがちゃんと個性を発揮していますし、それでいて不思議と統一感のある音になっているのですから、ハル・ウィルナーの手腕には感服する以外にありませんよね?

「感服しますよ!」by奈々子
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 聞けば本当に色々なタイプの曲が収録してあって、語り物っぽい曲、賑やかなラテン・ロック調、ソウル風、場末の安酒場臭プンプンの曲(って、トム・ウェイツの歌に決まってますね)、前衛音楽的な曲、ホンワカ牧歌的な曲、まんまジャズ等々、バラバラっちゃあバラバラなんですけど、全体的にはバラバラじゃないというのが不思議です。まあテーマがディズニーの音楽ですから、親しみ易い名曲達がズラリと揃っていますし、ディズニーということでとりあえずはビシッと筋が一本通っているんですけど、聞く人それぞれの思い入れとか、商売人達の手垢にまみれたディズニーの曲を、これだけ新鮮に聞けるというのは、やっぱり凄いことなんじゃないかな~って思います。

 以上、私老化防ぎ隊の奈々子がお送りしました!皆様、奈々子のレビューはいかがでしたか?感想等いただけたら、とってもありがたいです。お便り(?)お待ちしてますよ~♪あと、下に試聴を貼り付けますので、是非お聞き下さいね!


「まずは1曲、バスター・ポインデクスターの歌です。」→コチラ

「もう1曲、サン・ラ・アーケストラの演奏です。」→コチラ

2013年7月15日 (月)

PEGGY CONNELLY 「THAT OLD BLACK MAGIC」

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 先日近所のタワレコへ行き、アトランティックのR&Bベストコレクション1000円シリーズをつらつらと見ていたのですが、元から入荷量が少ないこともあって、「もう買いたいのが無いな~」と思いつつ、ついでにジャズ・コーナーを覗いてみました。すると「ベツレヘム・オリジナル・アルバム・コレクション」なんてシリーズのブツが、20枚ほど並んでいました。何の気なしに手に取ってみると、どれもこれもジャケがイイ感じ。これはめっさ気になる~ということで、ベツレヘムなんて全く知らないレーベルなのですが、とりあえずは一番気になるジャケのブツをゲットしてしまいますた!

 それが今回取り上げます、ペギー・コネリーというメリケンのジャズ歌手のアルバムなのですが、こんな歌手はこれまで見たことも聞いたこともありません。一体誰?ジャズ・ヴォーカルなんて殆ど聞かないわっちでやんすが、思わず手が出てしまったこのジャケの魔力(魅力?)、恐ろしや~。やっぱりブツをゲットする時は、ジャケ買いが基本でやんすよ♪とにかくこのジャケ、素晴らしいではないですか!ちょい美人っぽい女子が、まるで踊っているかのようなデザインになっていて、こういうブツはジャケを見るだけでワクワクしてしまいますな~。これだけジャケがイイ感じだと、中身もイイことが多いのですが、聞いてみるとやっぱり大当たりでありました!

 このブツは56年の作品で、ペギーさんが25歳の時に残した唯一のアルバムなのですが、流石に南蛮人は歳を取るのが早いのか、とても落ち着いた歌を聞かせてくれますね~。聞いた感じでは30代か40代ぐらいの、人生経験を積んだ大人の女って雰囲気ですね。まあペギーさんの年齢を知ってしまうと、何だか声がちょっと若々しいかな~という気もするのですが、全くキャピキャピした所が無い歌い口は実に魅力的だと思います。12曲入りで全てスタンダード・ナンバーなんだそうですが(1曲も知らんぞ)、ラテン調のアップテンポからスローなしっとり系まで、全くブレることなく歌う力量はなかなか大したものだと思います。

 古い録音の割にはバックの演奏もいい音で鳴っていて(デジタルリマスターしてあるそうですが)、ペギーさんの歌を良く引き立てていると思います。9人編成という特に大きくも小さくも無いバンドが演奏しているのですが、出てくる音はシンプル&控え目でありまして、なかなか好感の持てる音であります。ペギーさんの歌と合わさると、ちょいと小粋な小唄って雰囲気になって、深夜の酒タイムにピッタリって感じであります。イイですね~、決してガキ向けではない大人の為の音楽って。ジャズ・ヴォーカルものなんて本当に久し振りに聞きましたけど、たまにはこういう音楽もステキなものでありますね!

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、しっとり系をどうぞ。」→コチラ

2013年7月14日 (日)

THE FIXX 「THE TWENTY-FIFTH ANNIVERSARY ANTHOLOGY」

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 今時フィクスなんてバンドのことをご存知の方なんて殆どおられないと思いますが、その昔、日本でもちょっとだけ人気になった連中であります。わっちはこの連中のことを84年の「ファントムズ」というアルバムで知ったのですが、当時のFM番組の洋楽ベスト10では「アーウィー・アーウィー」というメチャクチャな邦題を付けられたシングル曲が大ヒットしておりました。原題は「ARE WE OURSELVES?」なのですが、何故あんな酷いタイトルになったのか、謎であります。しかし、ダサダサなタイトルを付けられた割にはめっさカッコいい曲だったそのシングル曲は、わっちも大好きでした。

 その後大学生になってから「ファントムズ」のLPをゲットし、かなりの回数を聞いたものでありましたが、特に1曲目の「LOSE FACE」という超絶カッコいい曲にシビれまして、その曲を何度と無く繰り返して聞きまくりましたね~。何がそんなにカッコいいかって、フィクスに関しては皆が口を揃えて言うことではありますけど、まずはジェイミー・ウェストが弾くギターがカッコいいのでありますよ!決して派手なソロを弾いたりするワケではないのですが、バンド・サウンドに徹しながらめっさ印象に残るカッコいいフレーズを弾くのであります。控え目に才人振りを発揮するその姿は、まさに日本人好みの仕事人と言えるでしょう。

 そしてギターだけでなく、フィクスはとにかくバンド・サウンドもめっさカッコいいんですよね~。音楽的にはファンクをベースにしたロックなんですが、白人のバンドだけに黒っぽさは微塵も無いんですけど、青白くユラユラと燃え上がるようなクールな音作りが特徴でありまして、これぞニューウェーヴを通過して来たホワイト・ファンクという感じなのであります。フィクスのことを二流ロック・バンド呼ばわりしていた人は結構いたかと思いますが、こんなカッコいい音を二流だなんて言ってたら、世の中の殆どのロックは二流ってことになってしまいますよ。

 まあニューウェーヴ系のホワイト・ファンク・ロック・バンドなんて、他に殆どいなかったですから(あ、イン・エクセスがいたっけ?)、このカッコ良さはなかなか理解されなかったのかもしれませんけどね~。たとえ誰もフィクスがカッコいいなんて認めなくても、わっちがカッコいい認定致します。今回のブツは、そんなカッコいいフィクスの2枚組ベスト盤ですから悪いはずありません。と言うか、カッコいいに決まっています。聞く度にカッコいい曲が満載でやんすよ!・・・って、ありゃりゃ?わっちが一番好きな「LOSE FACE」が入ってないぞ?それに「ARE WE OURSELVES?」がライヴ録音だし・・・まあいいか、カッコいいことに変わりは無いんだし。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、『アーウィー・アーウィー』です。」→コチラ

「もう1曲、このブツには入っていませんが、わっちが一番好きなフィクスの曲でやんす。」→コチラ

2013年7月13日 (土)

JILL SCOTT 「COLLABORATIONS」

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 「ロックは死んだ」とか「ソウルは死んだ」とかエラソーに言う人がよくいますよね~。まあ別にロックが死のうがソウルが死のうが、わっちにとってはそんなことはどうでもイイんですけど、現在のロックとかソウルを聞くと、やっぱりコイツ等は死んだのかな~なんて思うことがあります。特にソウルについては、そう思うことが多々ありますね~。

 と言いますのは、わっちが好きな60年代とか70年代のソウルやR&Bに比べると、今のソウルとかR&Bとか言われている音楽は、全然楽しいと感じられないからでやんす。めっさ評価の高いアリシア・キーズとか、メアリー・J何ちゃらとか色々と聞いて来ましたけど、どれもこれもあまり楽しくないんですよね~。

 何故楽しくないかって、メロディがややこしくてポップじゃないとか、音作りがヒップホップの影響を受け過ぎて画一的で面白くないとか色々ありますけど、一番の原因は、歌手自身にソウルが感じられないからでやんす。何と言いますか、カッコつけようとしてファッションに流れているというかですね~。まあ歌手よりもプロデューサーが偉いみたいな感じもあるジャンルですから、歌手もダメになるんでしょうけど。そもそもプロデューサーなんてモノは、所詮は歌手を引き立てる為の裏方に過ぎないのですから、そんな連中が前面に出て来て話題になること自体がナンセンスなんでやんすよ。まあプロデューサーのことを話題にするしかない位に、歌手に力が無いということなのかもしれませんけど。

 で、ジル・スコットなんですが、わっちは初めて聞く歌手なんですけど、最近の歌手にしてはとても良いですね~。歌声がカワイイというのがまずはポイント高いんですけど、非常に風通しが良い爽やかな歌だと感じられます。力を抜いて軽~く歌っているんですが、ニュアンス豊かな歌ですよね~。ファッションで歌っているのではなくて、歌うのを楽しんでいるのが伝わって来ます。まだ若いのに感心感心と思って調べてみたら、もう40歳超えてるんですね・・・う~む、声はめっさ若いのにな~。何だか残念だな~。でも心地好いからイイんですけどね~。でもな~・・・。

 このブツはジルさんが色々な連中とコラボした曲が収録されていまして、ヒップホップ、ジャズ、今時のややこしいR&B系、そしてボサノバ・ジャズっぽいのまで、ジャンル的には色々なタイプの曲があるのですが、どれもこれもサラリと軽~く歌いこなしているのがイイですね。どんなタイプの曲にも合わせることが出来る、なかなかお得な声を持っている歌手だと思います。個人的には、ジャズっぽい曲が好きでやんすね~。

 これまで全然知らない歌手でしたが、近所のタワレコの290円バーゲン箱で偶然見つけたブツにしては、なかなかの掘出物でしたね~。こういうステキな歌手とお安く出会うことが出来て、何だか物凄く得した気分の今日この頃であります。とりあえずは下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、ジャズっぽいのをどうぞ。」→コチラ

2013年7月11日 (木)

赤点先生の音楽添削~BARBARA LYNN 「HERE IS BARBARA LYNN」

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 みなさんこんばんは~。ヒワイイ大使のカワイイ担当はりーなのです~。今回の「赤点先生の音楽添削」で取り上げるのは~、アメリカのソウル歌手バーバラ・リンの~、68年盤なのです~。おやぢ様が~、昨年のベスト10の第1位に選んでおられた盤なのです~。アトランティックのベストR&Bコレクション1000シリーズの1枚なのです~。

 近所のタワレコには今年の春までアトランティックのベストR&Bコレクション1000シリーズが全然入荷してなかったんだけど~、最近になってようやく色々と入荷するようになって~、その中にこのブツがあったので~、思わずゲットしてしまったのです~。やっぱりおやぢ様の1位のブツだから~、気になって当然、ゲットして当然のブツだよね~。このシリーズって面白そうなブツがた~くさん出てて~、色々と欲しくなっちゃうのです~・・・って~、ホントに色々ゲットしてるんだけど~♪

 このブツだけど~、まずはとにかくジャケがカッコいいよね~。左利きでギターを構えているバーバラさんの図~、たまらないのです~♪ころんさんは「わっちも左利きですから、バーバラさんには親近感を覚えるのでやんす」なんて言ってたけど~、ころんさんが左利きなんて~、激しくどうでもいいことなのです~。同じ左利きってだけで親近感を覚えるなんて~、バーバラさんを侮辱するような発言はしないで欲しいのです~(←誰が侮辱しとんねん!byころん)。

「バーバラさんを侮辱してはいけないのです~。」byはりー
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 ジャケからすると~、左利きのバーバラさんが達者なギターを弾きながらバリバリのブルースでも演奏しそうな雰囲気だけど~、実際は全然そんなんじゃなくて~、ポップでカワイイ感じのソウル・ミュージックなのです~。楽しいよ~♪このブツはアトランティックから出てるから~、レーベル的にはサザン・ソウルのイメージが強いんだけど~、アルバムの前半はどっちかと言えば~、モータウン的なノーザン・ソウルっぽいのです~。6曲目からはディープなサザン・ソウルっぽくなって来るけど~、どっちにしてもポップでカワイイことに間違い無いのです~。

 カワイイって言っても~、ダイアナ・ロスみたいなワザとらしい感じじゃなくて~、自然体なのに滲み出て来る可愛らしさが~、バーバラさんにはあるのです~。歌声はハスキーで~、どっちかと言えば「カワイイ」というより「カッコいい」なんだけど~、軽やかに楽しそうに歌ってる姿は~、やっぱりカワイイとしか言いようがないのです~。何だか不思議な魅力を持った人だよね~。ポップなソウルが好きな人にも~、ディープなソウルが好きな人にも~、どっちにも好かれるタイプの人だと思うのです~。

 そんなステキなバーバラさんのブツだけど~、赤点先生の採点は~、ころんさんの「高い点数ばかり付けてはいけません!」攻撃にもめげず~、96点なのです~♪

以上~、ヒワイイ大使のはりーでした~!あと~、下に試聴を貼り付けるので~、よかったら聞いてみてね~。また会いましょ~♪


「とりあえず1曲~、モータウンみたいでカワイイ曲なのです~♪」→コチラ

2013年7月10日 (水)

THE COASTERS 「THE PLATINUM COLLECTION」

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 ピーター・バラカン氏の「魂のゆくえ」という本は、わっちが黒人音楽を聞く際のガイド本になっているのですが、それによると小学生の頃のバラカン氏はコースターズが「好きで好きでたまらなかった」のだそうです。わっちは今日に至るまでコースターズなるグループの歌を聞いたことは無かったのですが、小学生が好きになるような音楽ですから、子供向けの当り障りの無いバブルガムなポップスだと思い込んでいました。ところが最近になってこのブツをゲットして、わっちは驚いてしまったのでありますた。「な、何て素晴らしいんだ!」と。

 このブツは昨年日本発売されたのですが、05年に発売されたブツのリマスター盤となっております。わっちはつい最近ブックオフにて950円もの大枚をはたいてゲットしたのですが、これは大枚をはたいた価値があったと思っております!とにかくここに収録された音楽は真っ黒いフィーリングに溢れていて、活き活きとした躍動感に満ち溢れていると感じられます。こんな音楽を小学生の頃から好きだったなんて、バラカン氏ってマジで変人ですな。白人のガキなら、普通は白人のポップスを聞くじゃろ?

 コースターズが最も活躍していたのは50年代後半ですが、その頃の黒人音楽の状況は良く知らないんですけど、この連中みたいにドタバタとコミカルで、ユーモア感覚が溢れつつも真っ黒なフィーリングを持った歌手って、他にいたのでしょうか?この連中を聞いていて、わっちはスリム・ゲイラードなんておっさんを思い出したのですが、聞く人を何が何でも楽しませようとしているかのような感覚は、ゲイラードと同じくまさに芸人の鑑と言えるでしょう。

 この連中の音楽はドゥー・ワップと言われることが多々あるようですが、単なるドゥー・ワップではないと感じられますね~。意外にブルース感覚はしっかりとありますし、スリム・ゲイラードみたいなジャイヴ感覚も当然あり、ジャズやゴスペルとかロックンロールの感覚もしっかりと取り入れつつ、曲によってはラテン音楽的な部分も感じられまして、音楽的に非常に奥が深いと思います。ただ、そんな奥の深さを微塵にも感じさせず、楽しいノベルティソングとして聞かせる辺りは、音楽家として理想的な在り方なんじゃないですかね~。まあその辺は曲作りを担当していたリーバー&ストーラー(どっちも白人)の力量に負う所が大きいんでしょうけど、コースターズだからこそその世界を完璧に作り出すことが出来たのでしょう。

 何にしても、今更わっちがどーのこーの言うまでも無くコースターズは素晴らしいのですが、今更ではあってもこういう音楽に出会えるのは、本当に嬉しいものであります。イヤイヤ、マジで950円もの大枚をはたいて良かったと思います。今後もこういう素晴らしい音楽に、どんどん出会って行きたいモノであります。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、コミカルで楽しいですよ~♪」→コチラ

「もう1曲、ゴスペルっぽいかな?」→コチラ