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2013年6月

2013年6月30日 (日)

2013年上半期ベスト10

 とりあえずはお遊び企画として、今年の上半期ベスト10を選んでみました。特に順位はございません。上半期ベストについては発売年は全く関係無しに、今年このボログで取り上げて印象に残ったブツを選んでおります。それでは早速。

1、 ASMARA ALL STARS 「ERITREA’S GOT SOUL」 (エリトリア)
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2、 NOTE THE STAR 「AIR MAIL」 (タイ)
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3、 FANIA ALL STARS 「ANTHOLOGY」 (プエルトリコ)
Pfaniaallstars001

4、 CHANTEURS JUIFS D’ALGERIE (アルジェリア)
Pchanteursjuifsdalgelie001

5、 FUGAIN ET LE BIG BAZAR 「FAIS COMME L’OISEAU」 (フランス)
Pfugainetlebigbzar001

6、 TERESA CRISTINA E GRUPO SEMENTE 「A MUSICA DE PAULINHO DA VIOLA」 (ブラジル)
Pteresacristina001

7、 BLUE MAGIC  (アメリカ)
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8、HOWARD TATE  (アメリカ)
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9、BLACK HEAT 「KEEP ON RUNNIN’」 (アメリカ)
Pblackheat001

10、THE DRIFTERS & BEN E.KING 「THEIR GREATEST HITS」 (アメリカ)
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 選んだ10枚をざっと見ると、東南アジアのブツが減って、メリケン黒人音楽からの選出がやたらと多くなっていますが、最近の傾向がそんな感じですのでそれを反映しているだけでございます。上半期で一番印象に残っているのは、アトランティックのR&Bベストコレクション1000円シリーズでありまして、1000円で色々なブツを聞けるのがとても有り難いですね~。最近になって多々ゲットしていますので、特に印象が強いシリーズとなっております。まだまだ色々と買ってしまいそうな気がして、ちょっとヤバいかも?

 さて、下半期はどういう方向性で行くのか全くわかりませんけれども、いつもの如く気の向くままに世界中の音楽を散策して行きたいと思っております。まあとりあえずは、黒人音楽の旅が続くと思いますけどね。東南アジアはあまり聞かないような気がします。

「黒人音楽の旅もいいけど、私達のこと忘れないでね!」by裸のロリーズ
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 あと、別にどうでもいいんですけど、今めっさ聞きたいブツは、メリケンのエミ・マイヤーの新作と、真野恵里菜のブツでございます。どちらも黒人音楽とは全然関係ありませんが、エミ・マイヤーは前作を昨年のベスト10に選出した大好きな歌手ですし、真野ちゃんは今時あり得ない位の正統派アイドルですので、めっさ気になっているのでやんす♪

「恵里菜のアルバムを召し上がれ!」by真野ちゃん
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2013年6月29日 (土)

赤点先生の音楽添削~BLUE MAGIC

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 みなさんこんばんは~。ヒワイイ大使のカワイイ担当はりーなのです~。今回は~、フィリー・ソウルの名盤として名高い~、ブルー・マジックの74年のデビュー盤を取り上げるのです~。アトランティックR&Bベスト・コレクション1000円シリーズの1枚だよ~。今回はころんさんとの対談なのです~。便宜上~、ころんさんは「ろ」、はりーは「は」と表記するのです~。それでは早速~♪

は「今回は~、ブルー・マジックのデビュー盤を取り上げるのです~。」
ろ「フィリー・スウィート・ソウルの名盤と言われてるブツでやんすね。」
は「はい~。はりーも名盤だと思うのです~。」
ろ「へ~。わっちは実はスウィートなソウルというのは、ちょっと苦手でして。」
は「え~、どうして~?」
ろ「だっておっさんがファルセットで甘~く歌い上げるんですよ。キモいと言うか、何だかむず痒いと言うかですね~。」
は「え~、キモくない~!都会的に洗練されたカッコ良さがあるのです~!」
ろ「まあね~。で、この手の歌い方を『自分にも出来る!』と思って真似して、めっさキモい声で歌う勘違い白人が、クリストファー・クロスみたいなド阿呆であって。」
は「え~、そうなの~?それは違うんじゃないの~。クリストファー・クロスは結構イイし~。」
ろ「すいません。実はわっちも結構好きだったりして。キモいのはキモいですけど。」
は「今はクリストファー・クロスは関係無い~!今回のネタは~、ブルー・マジックなのです~!」
ろ「はいはい。まあこの連中を初めて聞いた時は、『う、ちょっとキモいかも』と思いましたが、聞いている内に段々とハマって来てしまいまして、」
は「でしょ~?ハマる気持ち良さがあるのです~。」
ろ「おっさんの甘~いファルセットのむず痒さが、段々快感になって来たと言いますか、こういうのもアリかな~って。」
は「そうでしょ~♪はりーはこの甘~い歌が大好きなのです~。」
ろ「女子は甘い物好きが多いですが、食べ物だけじゃなくて、音楽も甘いのが好きな人が多いんですかね~。」
は「女子と一緒に部屋にいる時に~、こういうスウィートでドリーミーな音楽を流したら~、とってもイイムードになるのです~。もしかしたら~、あーしてこーしてって関係になるかもしれないのです~。」
ろ「え~、そうなんですか?」
は「保証はしないけどね~。」
ろ「しなさいよ。そうならない場合は、はりーが体を差し出しなさい。」
は「イヤなのです~。そんなことより~、ブルー・マジックの話なのです~。」
ろ「あ、ごまかした!」
は「ブルー・マジックって~、やっぱりイイよね~。都会的に洗練されてて~、品があって~、とってもオシャレなのです~。」

「ブルー・マジックは~、とってもオシャレなのです~。」byはりー
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ろ「まあ確かにその通りですし、本当にめっさスウィートなんですけど、何故こんな表現方法が生まれて来たんでしょうかね~?」
は「この音が生まれたのは~、フィラデルフィアだけど~、」
ろ「だからフィリー・ソウルって言われてるんでやんしょ?」
は「はい~。フィラデルフィアみたいな都会で育った黒人達の感覚が~、音楽に反映されていると思うのです~。南部の田舎のソウルとは全く違ってて~、実際の都会の生活にフィットする~、上品に洗練されたオシャレな音が求められていたんだと思うのです~。その結果が~、こういう甘~い表現につながって行ったと思うのです~。」
ろ「都会の夜の生活は、メロウでムーディで甘~い感じなんですかね~。と言うか、そういう雰囲気に憧れる人がたくさんいたってことなんでしょうね~。」
は「そういう時代の気分だったんだろうね~。」
ろ「それは確かにそうでしょうね。この甘~い感覚は、白人にめっさ支持されたみたいですし。」
は「白人だけじゃないよ~。当時は黒人にも一番支持されていた音楽なのです~。」
ろ「へ~、そうなんですね。まあこのブツを聞くと、スウィートな中にも黒人らしいしなやかな肉体性みたいなモノも感じられますが、ただ、オーティス・レディングなんかと比べると、思えば遠くへ来たもんだってな気分にはなってしまいますけどね~。」
は「このスウィートで洗練された表現方法も~、黒人が編み出した~、黒人らしい表現方法だと思うよ~。」
ろ「なるほどね~。まあこの表現方法が好きな人が多いのはわかりますし、フィリピンの音楽なんかを聞いていると、現在もこの手の音楽が息づいているって感じはしますね。」
は「でしょ~。ロックとかラップが世界中の音楽に影響を与えてるように~、スウィートなソウルも~、世界中の音楽に影響を与えているのです~。」
ろ「う~ん、世界中かどうかはわかりませんけど、多大な影響力を持った音楽というのは確かでしょうね~。」
は「ブルー・マジックなんてとってもマイナーなグループだけど~、このアルバムを作ったことで~、スウィート・ソウル史に名を残したのです~。」
ろ「確かに、じっくり聞き込めば良いアルバムだと思いますよ。聞くほどにわっちも好きになって来ましたし。」
は「でしょ~♪」
ろ「コレを聞いていると、ちょいと内省的な部分は後の時代のハウスに通じる所があるような感じで、なかなか興味深いですよね~。」
は「あ~、確かにそれはあるよね~。」
ろ「久し振りに、MR.フィンガーズとかのハウスでも聞いてみたいな~、なんて思ったりしてね。とっくの昔に売り払ってしまいましたけど。」
は「そうやって~、広がりが出てくる所も~、スウィート・ソウルのイイ所だよね~。」
ろ「確かにそうでやんすね。」

 以上~、ころんさんとの対談でした~。スウィート・ソウルに興味がある人には~、ブルー・マジックはオススメだよ~。下に試聴を貼り付けておくので~、是非聞いてみてね~。それじゃあ、また会いましょ~♪


「では1曲~、スウィート・ソウルの名曲なのです~♪」→コチラ

2013年6月28日 (金)

興味津々音楽探求~ANICETO DO IMPERIO 「PARTIDO ALTO NOTA 10」

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 皆様今晩は。ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんです。今回の「興味津々音楽探求」で取り上げますのは、ブラジルの歌手で作曲家でもあるアニセート・ド・インペリオのアルバムです。邦題は「パルチード・アルトの王様」で、91年に日本発売されています。ちなみに原盤は84年の制作です。

 パルチード・アルトというのは基本的にはサンバなんですけど、普通のサンバとはちょっと違っていて、もっとシンプルというか、もっと土俗的な感覚がある音楽ですね。伴奏に使われる楽器はサンバに共通するものが多いんですけど、基本的にはギター、カヴァキーニョ、パンデイロ、その他ちょっとした打楽器という小編成なものになっています。管楽器は使われていませんし(昔はフルートが使われたそうですけど)、大太鼓のスルドも殆ど使われることが無いそうです。ですので、聞いた印象としてはとてもシンプルで、コミュニティに密着した普段着の音楽という感じがします。実際にパルチード・アルトは、日常的に演奏されるタイプの音楽なんだそうです。だからサンバみたいな大編成の必要が無いんですね。

 それと、これはわたしが聞いた印象なんですが、パルチード・アルトって同じフレーズをひたすらコール&レスポンスで繰り返しているって感じで、もちろんサンバもコール&レスポンスが使われる音楽ですけど、感覚としてはアフリカの民俗音楽に近いような気がするんですよね~。同じフレーズの繰り返しの中に即興で歌う部分が入って来る形式なんだそうですが、それってショナ族のンビーラとかカッワーリーなんかにも通じる所があるって思いませんか?そんな所が、サンバよりも土俗的な感じがする理由なんでしょうね。

 それにしても、パルチード・アルトって何だか軽やかな音楽ですよね。サンバよりもシンプルな分見通しがいいって言うか、スッキリ爽やかって感じがします。やっぱり日常に根差した音楽だから、色々と飾る必要が無くて、素の楽しさが伝わって来る音楽という気がするんですよね。だから聞けば聞くほど味わい深くて、いつの間にかその魅力にハマってしまっているって感じです。

「ハマってしまいますよ♪」byめぐりん
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 裏山のおじいサンバも素晴らしいですけど、アニセートさんのパルチード・アルトも本当に最高ですね!サンバとはまた違った魅力があって、わたしにとっては興味津々の音楽です。多分パルチード・アルトのアルバムってあまり出ていないと思うんですけど、出来ればもっと色々なパルチード・アルトを聞いてみたいな~って思った、ある梅雨の日の夜でした。

 以上、ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんがお送りしました。下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試し下さい!それではまた次回まで、ご機嫌よう~♪


「とりあえず1曲、パルチード・アルトってこんな雰囲気ってことで。」→コチラ

2013年6月27日 (木)

BLACK HEAT 「BLACK HEAT」「NO TIME TO BURN」

 先日ジャケが印象的な75年の「太陽に走れ!」盤を取り上げました、メリケンのファンク・バンド、ブラック・ヒートの72年のデビュー盤と74年の2枚目のブツであります。とりあえずデビュー盤は「皆既日食」盤、2枚目は「ダサイラスト」盤とでも名付けておきましょうか。3枚とも例のアトランティックR&Bベスト・コレクション1000円シリーズのブツでございます。このシリーズ、本当に色々な盤がリイシューされていまして、ついつい手が出てしまうんですよね~。

こちらが「皆既日食」盤
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 ブラック・ヒートというバンドについては、このシリーズで初めて知ったんですけど、レア・グルーヴ・マニアの間では結構有名なバンドらしいですね~。まあサンプリング・ネタとして有名なだけで、アルバムの内容が正当に評価されているワケではないみたいですけど。この連中が残したのはたった3枚のアルバムだけなんですが、この3枚をレア・グルーヴ・マニアだけのモノにしておくのは、あまりに勿体無いと思います。ハッキリ言いますが、3枚とも素晴らしい傑作だと断言致します!

こちらが「ダサイラスト」盤
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 何がそんなに素晴らしいかって、どこを切っても溢れ出て来る怒涛の黒いグルーヴでありますよ。ドラム、パーカッション、ベースが紡ぎ出す図太いリズムが屋台骨を作り、その上をトランペット、サックス、フルート等の管楽器群やギターが縦横無尽に駆け巡り、ソウル炸裂の飾り気の無いヴォーカルが歌いまくるという、「これぞ黒人音楽!」と言いたくなるような音楽に仕上がっていると思います。甘さなど微塵も無い、手に汗握るハードな真っ黒いファンクの嵐でございます。ジャズっぽさやロックっぽさもしっかりとありますし、まさに極上のファンク・ミュージックと言えるでしょう。

こちらが「太陽に走れ!」盤
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 この連中の3枚のアルバムはどれも甲乙付け難い作品でありますが、爆発的な勢いに溢れる「皆既日食」盤、ドロッドロの黒い汁が溢れるゴッタ煮の「ダサイラスト」盤、音的にちょっと整理された分スッキリとカッコ良くなった「太陽に走れ!」盤と、ファンク好きなら全部揃えておいて損は無い逸品ばかりだと思います。試しにどれか1枚となると「皆既日食」盤なんでしょうけど、う~む、やっぱりどれも素晴らしいですわ、ホンマ。「太陽に走れ!」盤でヤラレてしまったわっちは、他の2枚も一気に揃えてしまいましたが、このシリーズは完全限定生産らしいですから、ファンクがお好きな方なら無くならない内に黙って3枚揃えるべきだと思うのでやんす。

 ・・・などとわっちごときが言ったところで、誰も興味を持つ人はいないんでしょうけど、まあ聞けばわかる最高のファンク盤というのは間違い無いですよ♪それにしてもこんなに素晴らしいファンク・バンドが人知れずひっそりと埋もれてしまっていたワケですから、世の中には他にもまだまだ日の目を見ないお宝盤が眠っているのでありましょうね~。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「それでは『皆既日食』盤から1曲どうぞ。怒涛のファンクですね。」→コチラ

2013年6月26日 (水)

THE CARTER FAMILY 「WILDWOOD FLOWER」

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 みなさんこんばんわ。私老化防ぎ体の翼です。ひさしぶりにころんさんにネタを書くようにゆわれましたのでひさしぶりにネタを書きます。ころんさんにネタを書けってゆわれたのは、アメリカのカーター・ファミリーってグループです。2枚組で50曲も入っているからめんどくせー!あたしは10曲で30分ぐらいのがイイな~。だって聞くのに時間かかるじゃん。それにカーター・ファミリーってだれ?オバサン2人とオジサン1人のグループだけど、ファミリーだから家ぞくなのかな?

 前にロバート・ジョンソンとり上げたことあるけど、全部おんなじ曲でタイクツだったけど、カーター・ファミリーは全部おんなじ曲かな~ってちょっとドキドキしたけど、カーター・ファミリーは全部おんなじ曲じゃなかったです。でも歌とギターの音ばっかで、なんかそぼくすぎるな~って思ったけど、ころんさんは「カンソな中に味わいがあるのでやんす」ってゆってたけど、カンソって何?それと、ころんさんはカーター・ファミリーの音楽をヒルビリーってゆってたけど、ヒルビリーって何?ヒルビリーは50曲聞くとタイクツでつかれます。でもローバト・ジョンソンよりはマシです。

「ロバート・ジョンソンよりかずっとイイです。」by翼
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 カーター・ファミリーは20年代から活動していました。この2枚組は20年代とか30年代とか40年代の曲です。あ、40年代の曲は1曲です。昔の音楽ばっかだけど音が悪くないからイイです。サラウンドにしても音がぜんぜん広がらないけど、昔の音楽だからしょーがないです。でもヒルビリーばっか50曲はタイクツでつかれます。でも中には好きな曲もあります。なんか知んないけどDISC2の20曲目のチューインガムって曲がヘンな曲だけど楽しいな~♪ほかにもそぼくでイイ曲があります。50曲もあるとイイ曲もあります。

 カーター・ファミリーはそぼくだけどちょっとあいしゅうがあるのはイイですね。何だかなつかしい感じがする曲もいろいろとあるので、ロバート・ジョンソンよりかずっと好きです。ヒルビリーばっか50曲はタイクツでつかれるけど、イイ曲もあるのでイイと思いました。でもアタシはもっと楽しい音楽が好きだな~。ころんさんはもっと楽しい音楽おしえてね!

(ころんから少々)
 相変わらずおバカな翼の文章は置いといて、カーター・ファミリーの曲が50曲もお手軽に聞ける盤が出ているのは嬉しいですよね~。翼の言う通り非常に素朴な演奏ですし、素朴な曲ばかりですが、淡々とした中にじんわりと味が出て来る音楽だと思います。とりあえずは下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「動くカーター・ファミリーです。ちなみにこの盤に収録されている曲の数々は、こんなに賑やかじゃないですよ。」→コチラ

2013年6月25日 (火)

ARCHIE BELL & THE DRELLS 「THE PLATINUM COLLECTION」

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 ピーター・バラカン氏の「魂のゆくえ」という本の中では、10組の「ワン・ヒット・ワンダー」が挙げられているのですが、その内の1組がアーチー・ベル&ザ・ドレルズであります。「タイトゥン・アップ」という曲だけが大ヒットした一発屋ということでありますが、実はわっちはこの曲を今日に至るまで知りませんでした。CMに使われたこともあるらしいのですが、全く聞き覚えが無いんですよね~。

 それどころか、アーチー・ベル&ザ・ドレルズなんて連中も知らなかったのですが、例のアトランティックのR&Bコレクション1000円シリーズでこの連中の「タイトゥン・アップ」というアルバムがリイシューされていましたので、ちょいと買ってみようかな~と思ってタワレコに行ったのでありました。で、そのアルバムを手に取ってレジに行こうとしたのですが、その前に何となくR&B棚を覗いてみると、同じアルバムに10曲プラスした盤とかがあったりして、オリジナル通りのリイシュー盤を買うのが何だかアホらしくなって、その時は買わなかったのでありました。

 その後肺炎になって自宅療養を余儀無くされ、回復に向かっている段階でリハビリの為に色々と出歩く練習をし、ブラリと寄ったブックオフで発見したのが、今回取り上げる20曲入りベスト盤であります。950円也~。やっぱりソウルとかR&Bのブツを買うなら、1000円で10曲入りのオリジナル盤よりも、20曲入りの安いベスト盤でありましょう。昔のソウルって、シングルが基本ですからね~。あまりオリジナルのアルバムにこだわる必要は無いかと思われますので。

 このブツにはこの連中がワン・ヒット・ワンダー呼ばわりされる原因となった(?)「タイトゥン・アップ」は当然収録されておりますが、聞いてみると何故こんな曲が全米1位になったんだろう?と思ったりもしますけれども、とにかくベース・ラインがめっさ強烈でカッコいいですね~。2匹目のドジョウを狙った曲も何曲か入っていますが、この特徴的なベース・ラインは、この連中の専売特許だったんでしょうか?

 「タイトゥン・アップ」は確かにカッコいい曲なんですが、個人的にはこの手のベースがブンブン唸るファンクな曲よりも、もっと素直でオールディーズ・ポップス的な軽めの曲の方が、この連中には合っているように感じます。まあそんな無難な曲でそこそこのヒットをちょこちょこ飛ばすよりは、一発屋と言われようとも1曲でも特大ヒットを飛ばす方が良いのかもしれませんが、グループの特性に合ってない曲で超有名になってしまうのもどうなのかな~って気はしますね。本人達はどう思っているのか知りませんけど。

 何にしてもこの連中、何だかとても愛嬌があって憎めないと言いますか、人の良さとか独特のユーモアが感じられて、好感度がめっさ高いと思います。これまで全然聞いたこと無かった連中ですけど、わっちは大好きになってしまいました!というワケで、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、この連中と言えばこの曲ってことで。」→コチラ

「もう1曲、軽快で楽しい曲でやんす♪」→コチラ

2013年6月24日 (月)

よろず音楽風流堂~JENNIFER WANES 「JENNIFER」

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 みなさん今晩は。ヒワイイ大使のお姉さま担当ねーねーです。今回の「よろず音楽風流堂」で取り上げますのは、アメリカの歌手ジェニファー・ウォーンズの、72年盤です。新名盤探検隊シリーズの1枚で、世界初CD化作品だそうです。最近はこの手のリイシュー盤が増えていますが、新録が売れない分、リイシューで売上を稼ごうというレコ会社の思惑が見え隠れしているのが面白いですね。何にしても、入手困難だった昔の盤が気軽に手に入るようになるのは、とても良いことだと思いますが。

 ところで前回の「よろず音楽風流堂」では、ジェニファーさんの1枚目と2枚目の2 IN 1のアルバムを取り上げましたが、その後レーベルを移籍して出した心機一転のこのアルバムは、プログレ・オタクのアイドル的要素に溢れるフォークっぽさがあった2 IN 1盤とは志向(嗜好?)が違った音楽性になっていますね。ジャクソン・ブラウンやラス・カンケル、ニック・デカロみたいな著名人達が参加することでメジャー感が出て来ましたし、力強さも出て来たと思います。プロデュースをジョン・ケイルみたいな変な人がやっている分、仄暗い儚さを感じさせる部分もありますが、感触としてはいかにもメジャーな盤という感じがします。

「メジャー感のある音です。」byねーねー
Phiwaiinene020

 メジャー・デビュー盤ということで、多分ジェニファーさん自身も凄く張り切った部分があったのだと思いますが、品があってあまり自己主張しない控え目な歌ではありますけど、とても勢いがあって自信に満ちているように感じられますね。元から歌は非常に上手い人ですが、ここでも相変わらずの素晴らしい歌唱を聞かせてくれています。この素晴らしい歌で、個人的に大好きな「P.F.スローン」を取り上げてくれていますので、この1曲だけでも名盤認定したくなってしまいますが、他の曲も粒揃いですので、名盤探検隊シリーズの名に恥じない作品であるのは間違い無いと思います。

 売上的には大失敗に終わったというこのアルバムですが、せっかくリイシューされたこの機会に、当時の人が聞き逃していた名盤を聞いてみるのも一興かと思います。当時に想いを馳せながら聞くも良し、当時の人達は聞く耳が無かったんだな~と思いながら聞くも良し、この時代にこの音楽に出会えた幸せを噛み締めるも良し、今の時代に聞くからこそ見えて来るものがあるのではないかと思います。

 以上、「よろず音楽風流堂」でした。下に試聴を貼り付けますので、よかったら聞いてみて下さい。それでは、またいつかどこかでお会いしましょう。


「名曲、名唱ですね。」→コチラ

2013年6月23日 (日)

興味津々音楽探求~TITO PUENTE・INDIA 「JAZZIN’」

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 皆様今晩は。ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんです。今回の「興味津々音楽探求」で取り上げますのは、ティト・プエンテとインディアの96年の共演盤「ジャズィン」です。今回はころんさんとの対談でお送りします。便宜上ころんさんは「ろ」、めぐりんは「め」と表記します。それでは早速。

め「体調はどうですか?」
ろ「まあ仕事にも復帰しましたし、随分良くなったと思いますよ。まだまだ体力は回復していませんけど。」
め「無理せずに回復に努めて下さいね。」
ろ「はい。ただ、明日からまた地獄の月末週が始まりますので、ちょっと気分はブルーですね~。」
め「何とか乗り切って、また楽しい週末を迎えましょうよ!」
ろ「ですね。是非そうしたいと思います。」
め「ところで今回の対談なんですけど、ティト・プエンテとインディアのラテン・ジャズ共演盤を取り上げようと思います。」
ろ「ほう。わっちがあまり得意ではない分野ですね。」
め「まあそう言わずにですね・・・わたしはプエンテさんは大好きなんですけど、インディアっていう歌手は全然知らなくて、」
ろ「わっちも顔と名前ぐらいしか知りませんね~。このブツを聞く限りでは、大した歌手だとも思えないですけど。」
め「厳しいですね~。でもちょっと表情に乏しいって言うか、歌が硬い感じはしますね。まあ、セリア・クルースなんかも歌い口は硬いですけど。」
ろ「でもセリアはそれが力強さに繋がっていて、しっかりとした味がありますよね。」
め「それは確かにそうですね。」
ろ「インディアという人が何歳位なのかはしりませんけど、大人になり切っていないかのような歌声に魅力を感じる人はいらっしゃるかと思います。でも、その未熟さが表情の乏しさに繋がっているという気もしますね。」
め「なるほど。それじゃあ、バンドの演奏についてはどう思いますか?」
ろ「とても良いんじゃないですかね~。ゴージャスなビッグ・バンド編成ですけど柔軟性に富んでいますし、まずは楽しさがしっかりと伝わって来る演奏だと思います。」
め「わたしもそう思います。プエンテさんのソロも快調ですし、何曲かで共演しているカウント・ベイシー・オーケストラのスウィングな演奏も、とても良い音で鳴っていると思います。」

「とても良い音だと思いますよ!」byめぐりん
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ろ「確かに。あと、8曲目でミルトン・カルドーナが呪術的なソロを聞かせてくれるのも嬉しいですね~。」
め「そうですね。」
ろ「何にしてもバンドの演奏自体は非常に快調ですから、聞いていて気持ち良いですね。」
め「安心して聞けるラテン・ジャズって言うか。とてもオシャレですし。ラウンジとかが好きな人にもオススメ出来るアルバムって気がします。」
ろ「ウキウキするけど寛げるって感じですかね~。」
め「はい。午後のティータイムなんかにこの音楽がかかっていたら、とてもイイ感じなんじゃないでしょうか。」
ろ「だと思います。ラテン・ジャスということで、インディアが身の丈以上に背伸びしてしまった気はしますが、別に演奏の邪魔とか気分が悪くなるような歌とかいうワケではありませんし、わっちは意外に(?)気に入ってますよ。」
め「傑作というわけではないにしても、流していて気分がいい音楽って言うか、良く出来たアルバムって思います。」
ろ「ラテンっぽさもジャズっぽさもちゃんと味わえる、なかなかのお得盤なんじゃないですかね~。ラテンの要素とジャズの要素のバランスが良いですし、ラテン・ファンでもジャズ・ファンでも十分に楽しめるのではないかと思います。」
め「同感です。大して評価されているアルバムではありませんけど、ラテン・ジャズの隠れたお得盤ってことで、聞く価値は十分にあると思います。」

以上、今回はころんさんとの対談でお送りしました、「興味津々音楽探求」でした。下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試し下さい!それではまた次回まで、ご機嫌よう~♪


「とりあえず1曲、ラテンなジャズですよ!」→コチラ

2013年6月22日 (土)

THE DRIFTERS & BEN E.KING 「THEIR GREATEST HITS」

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 ドリフターズと言えば、いかりや長介率いる加藤茶とか高木ブーなんかのグループを思い浮かべる方も多々いらっしゃるかと思います。実はわっちもそうなんですけど、その昔からメリケンに同名の黒人グループがいたなんてことを知ったのは、大学生になってからのことでございました。このブツは黒人グループの方のドリフターズの、50曲入り2枚組ベスト盤でございます。タワレコにて、1000円也~。

 ドリフターズはメンバーの入れ替わりの激しいグループでありまして、歴代のリード歌手だけでも何十人にもなるらしいのですが、その中で特に有名なのがクライド・マクファターとベン・E・キングでありましょう。このブツはドリフターズ&ベン・E・キング名義になっていますが、ドリフターズだけでなくキングのソロ歌唱も含めたお得盤であります。当然キングの超有名曲、「スタンド・バイ・ミー」も入っておりますよ♪

 ただ、ちょっと言わせてもらいたいのは、キングが歌う曲はちゃんと「BEN E.KING」の表記はあるものの、他の曲は誰がリードなのか表記が無いので全くわからないという、めっさ不親切盤になっているところであります。まあ誰がリードであろうとドリフターズの曲ということに変わりは無いですし、ドリフターズのベストという看板に偽りは無いんですけど、ファンとしては少なくとも誰がリードなのか位は知りたいではないですか!うーむ、ライノ・レーベルが関わっている割には仕事が雑?

 まあ仕事が雑だとは言っても、この手のベスト盤としては内容がダントツに素晴らしいということに間違いありません。基本的にドリフターズって曲にメチャクチャに恵まれているグループでありますが、ソウルとかR&Bとか全く関係無しに、とにかくポップスとしてあまりに素晴らしい曲の数々は耳に悦楽と言いますか、聞いていて文句無しにめっさ楽しいとしか言いようがありません。これさえあれば他のメリケン・ポップスなんて必要無いなんて言いたくなる位に、本当に素晴らしい内容だと思いますね~♪

「はりーもドリフターズは大好きなのです~♪」byはりー
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 収録曲は53年から76年までと幅広いですが、どの時代のものであってもポップス的な楽しい曲ばかりで、リードが誰であるかなんて全く関係無いという気もして来ますね~。と言うか、リードが誰とかではなくて、ドリフターズはポップで楽しいグループでなければならないという意識が、常に制作陣にはあったんでしょうね~。だからこそいつの時代であっても、このグループは卓越したポップス・グループなのでありましょう。

 とは言っても、やっぱりリードが誰なのか気になってしまいますので、とりあえず次にドリフターズ関係のブツを買うことがあれば、その辺のデータがちゃんとしているブツを入手したいな~なんて思ったりして。そんなブツがあるのかどうかは知りませんけど。まあ、いつの時代でもドリフターズは最高なんですけどね~♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「ベン・E・キングと言えばまずはこの曲、ですね。」→コチラ

「ドリフターズのスタンダード曲(?)でございますな。」→コチラ

2013年6月21日 (金)

CHICO BUARQUE 「CONVITE PARA OUVIR」

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 昨日ですがヒワイイ大使のめぐりんが、クリスチーナ・ブアルキのブツを取り上げましたので、今回はクリスチーナの兄貴であるシコ・ブアルキのブツを取り上げてみようかと思います。コレは93年に発売された盤のようで、全23曲入りのベスト盤になっています。各曲の録音データなんかは一切記載されていませんので、いつ頃の曲が収録されているのかは知りませんけど、多分60年代とか70年代の曲が中心なのではないかと推測致します。

 今更言うまでもありませんが、シコ・ブアルキはブラジル音楽界では非常に高名なソングライターで、素晴らしい曲を沢山書いている人であります。そんな人がここでは自作曲を自分で歌っているワケでございます。めぐりんが言うには「歌手としてはかなりヘッポコ」ということですが、ブラジルの男の歌手らしいと言いますか、ジョアン・ジルベルトやカエターノ・ヴェローゾなんかにも共通する、まるで腹筋が無いようなフニャっとした弱々しい歌声は、確かにヘッポコと言えばヘッポコでありますね。ただ、わっちはこのヘッポコな歌は嫌いではないんですよね~。

「ちょっとヘッポコ過ぎるかな~って思うんです。」byめぐりん
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 まあわっちは元々ネオアコみたいなヘッポコな音楽が好きな性質ですので、男のフニャっとしたヘタレ歌唱に慣れているというのもありますし、ネオアコって結構ボサノバ等のブラジル音楽の要素を取り入れたりしていますので、シコ・ブアルキの音楽には親しみを感じやすいという部分もあると思います。また、ジャズとかポップスの要素も取り入れているバックの演奏はオッサレーで美しいですし、この盤を聞いていると、単純に美しくて楽しい音楽だと感じてしまうのであります。

 ところでこの人がヤッテいる音楽なんですけど、世間一般ではボサノバって認識されているんでしょうか?実際のところどうなのかは知りませんけど、わっちはこの人の音楽はボサノバだとは全く思っておりません。では何なのかと言うと、徹頭徹尾サンバだと思っております。まあ表面的にはオッサレーなブラジルのポップスって感じなんですけど、内包されたビートの力強さとか、内省的であるように見せかけて実は意外に開放的な感覚は、裏山のおじいさん達のサンバに共通するところが多々あるように感じられるんですよね~。だからこそ、わっちはこの人の音楽が好きなのでありますよ♪

 めぐりんはどうやらシコ・ブアルキよりも妹のクリスチーナの方が好きなようですが、わっちは兄貴の音楽の方が断然好きですね~。モロにサンビスタの妹よりも、根っこの部分でサンビスタの兄貴の方が、何だか奥が深くてカッコいいって気がするのであります。まあ兄貴は本格派のサンバなんて歌える力量は無いんでしょうけど、その音楽に向かう姿勢がステキ、そう感じてしまうのでやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、シコ・ブアルキと言えばこの曲!という感じの曲でございます。」→コチラ

「もう1曲、ちょっとサウダージな美しい曲でございます。」→コチラ