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2013年5月23日 (木)

よろず音楽風流堂~JENNIFER

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 みなさん今晩は。ヒワイイ大使のお姉さま担当ねーねーです。今回の「よろず音楽風流堂」で取り上げますのは、アメリカの歌手ジェニファーの、68年のデビュー盤と69年のセカンドを1枚に収録した07年のアルバムです。変人担当こにたんが大嫌いなネオアコのレーベルとして知られるチェリーレッド関係のレーベルからのリイシューですね。ジェニファーと言っても誰にも話は通じないかもしれませんが、ジェニファー・ウォーンズと言えばおわかりの方もいらっしゃるでしょう。ジェニファー・ウォーンズは、昔はシンプルにジェニファーの名前で活動していたようです。

 まあジェニファー・ウォーンズと言ったところで日本では全然知られていませんが、ユースケ・サンタマリアと菅野美穂が主演のドラマ「アルジャーノンに花束を」の主題歌「ソング・フォー・バーナデット」を歌っていたのが、ジェニファーさんですね。心に染み入るような誠実な歌声が印象に残っている方も、おられるのではないかと思います。あのドラマのおかげで、86年のアルバム「FAMOUS BLUE RAINCOAT」が再発されたりしましたね。地味な歌手ですが、アメリカの良心とでも言うべき歌を歌い続けている人だと思います。

「アメリカの良心・・・かな?」byねーねー
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 これはそんなジェニファーさんのデビュー盤とセカンドのカップリング盤ですが、80年代や90年代と比べると随分フォーク寄りの音楽になっています。特に儚い雰囲気のあるデビュー盤の方はそうですね。ストリングスを上手く使ったちょっとドリーミーでふんわり柔らかい音楽性は、あの時代独特のものなのかもしれませんが、こういうフォーク音楽を聞いていると、アメリカの良心というよりは、プログレ・ファンのアイドルといった感じに聞こえてしまいますね。プログレ・ファンって、何故かこの手の女性フォークが大好きですから。セカンドの方はドリーミーなフォークもありますが、ロック寄りな曲もあり、サイケっぽい曲もありと、バラエティが出て来たと感じられます。

 どちらのアルバムにしてもとてもシンプルな味わいで、淡々としながら美しさが滲み出して来ます。当時のジェニファーさんは20代前半ですが、若いながらもとても落ち着いていて、控え目ながらもニュアンスに富んだ歌を聞かせてくれます。アメリカの良心は、若い頃から歌が上手かったということを実感出来るでしょう。全体を通じて非常に地味ではありますが、滋味溢れる作品だと言えると思います。1曲1曲をじっくりと味わいたいタイプの音楽ですね。

以上、「よろず音楽風流堂」でした。下に試聴を貼り付けておきますので、興味があれば聞いてみて下さい。それでは、またいつかどこかでお会いしましょう。


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