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2013年4月

2013年4月15日 (月)

激しくどうでもいい話~近況を語る

 皆様にとってはどうでもいい話ではありますが、最近のわっちの近況でも記しておきましょうか。この4月に門司港へ転勤になり、これまでやったことが無いタイプのワケわからない仕事に苦しんでいる現状でございますが、その仕事のプレッシャーで、何だかゲロ吐きそうな日々を過ごしている今日この頃であります。

 このワケわからない仕事というのは、もう何年も前からある仕事なんですけど、前任者からまともな引継ぎを受けていませんし、その前任者はちゃんとわかるように引継ぎ書を作っておくとか言っていたものの、結局は何も無い状態であります。しかもこれまでに無い位に、この4月からそのワケわからない仕事が突然増えておりまして、気の小さいわっちは毎日毎日不安とプレッシャーに押し潰されそうになっているのでやんす。もしミスったら大問題になってしまうのですが、そんなことに関係無く突然メチャクチャな要求をしてくる取引先のせいで、マジでゲロ吐きそうな日々が続いております。

 そんな状態ですのでなかなかボログの更新も出来ないんですけど、4月に入ってからというものの、アクセス数も激減しておりまして、余計にヘコむ状態となっております。今月11日は1日のアクセスが27件、12日は23件を記録し、ついに30件の大台を割り込んでしまいますた・・・。現状のアクセス件数は1日辺り30~40件程度でありまして、「気ままに音楽散歩」の時は何故か1日100件を越えていましたから、それに比べたらまさに激減と言って良いかと思います。

 こうなって来ると、ボログを継続して行く気力も段々と失せて行くのでございますが、まあ皆様との接点はこのボログしか無いワケですから、激減するアクセス数にめげずに更新を続けて行くしかありません。読者の方はどんどん減っている現状でございますが、このボログを楽しみにして下さっている方がこの世のどこかにいらっしゃることを信じて、これからもボチボチとボログ更新を続けて行く所存でございますので、どうぞこれからも宜しくお願い致します~。

以上、プレッシャーで逃げ出したい毎日を過ごしている、ころんでございました。失礼致しました~♪

2013年4月14日 (日)

酩酊音楽酒場~FAIROUZ 「MAARIFTI FEEK」

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 みなさん今晩は~。ヒワイイ大使のロリロリ担当ななみーですよ~♪今回の「酩酊音楽酒場」は、またアラブ歌謡の女王ファイルーズ様を取り上げますよ~!って言うか、前回取り上げてからというものの、ファイルーズ様のことが気になって気になって仕方なくなって来て、とりあえずころん棚からあるだけ全部のファイルーズ様のブツをかっぱらって来ました。数えてみると10枚もありまして、ころんのクセに結構持ってんじゃんって感じですね~。そんな中で今回取り上げますのは、私が初めて聞いたファイルーズ様のアルバム「愛しきベイルート」です。

 このブツは現在はオフィス・サンビーニャさんから復刻されてるみたいですけど、ころん棚にあったのは、89年にオルター・ポップから初めて日本発売された時の盤ですね。87年の「MAARIFTI FEEK」11曲に、88年の「CHAT ISKANDARIA」から5曲追加した盤になっています・・・って、もしかしたら現在の盤も同じなのかもしれませんけど。

 名作との誉れ高い本盤ですけど、私もその通りだと思います。87年盤の方はジャズとかロックとかシャンソンとかの欧米っぽい音を思いっ切り取り入れながらも、出て来るのは紛れも無いアラブの音で、とっても聞きやすいんだけど味わい深い仕上がりになっていると思います。ファイルーズ様の歌声はまさに「神秘の歌声」って感じで、本当に素晴らしいと思います。ただ、よくわからないインストが数曲入っていますので、それが無ければもっと旨みが凝縮した作品になったかも?とか思ったりして。

 それに対して88年盤の追加5曲の方は、対照的な昔ながらのアラブ歌謡って感じで、急に雰囲気がガラっと変わってしまうんですけど、音作りが変わろうとファイルーズ様の歌声は全く変わることが無くて、いつでもどこでもどんな時でも、女王様はキリッと凛々しく神秘の歌声を聞かせてくれるんですよね~。ただ、何にしても結構緊張感のある歌ですので、リラックスして聞けるって雰囲気じゃないんですけどね~。思わずコチラも居住いを正してしまうって言うか、真面目に聞いてないと怒られちゃいそうって言うか。

「ファイルーズ様にだったら、怒られてもいいかな?」byななみー
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 何て言うか、ここで聞けるファイルーズ様って全くニコリと微笑むことも無くて、何かに心を痛めながら歌っているような雰囲気があって、聞いているとちょっと息苦しくなるような部分もあって、性格的にお気楽な私にはちょっと近付き難い御方なのかな~って感じがしちゃうんですよね~。でもお気楽な私でさえも惹き付けて止まない強烈な磁場を持っているのが、ファイルーズ様という御方なんです。しばらくファイルーズ様から離れられそうにありませんわ!

 以上、今回もアラブ歌謡の女王様を取り上げてみました、「酩酊音楽酒場」でした!下に試聴を貼り付けておきますので、よかったらきいてみてね!DJは私、ヒワイイ大使ロリロリ担当ななみーがお送りしました。それじゃあ、またね~♪


「まずは1曲、メロディはアランフェス協奏曲か何かのパクリですね~。」→コチラ

「もう1曲、しっとりしたタイトル曲です。」→コチラ

2013年4月12日 (金)

興味津々音楽探求~FANIA ALL STARS 「ANTHOLOGY」

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 皆様今晩は。ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんです。今回の「興味津々音楽探求」で取り上げますのは、ニューヨーク・ラテンを代表するレーベル、ファニアのオール・スターが集まったその名もファニア・オール・スターズの、昨年発売された2枚組アンソロジー盤です。先日のウィリー・コローンジョー・キューバのアンソロジーと同様、ころんさんがタワレコの半額セールで買って来てくれました!嬉しい~♪

 ころんさんは学生時代にファニア・オール・スターズの名盤中の名盤と言われている「ライヴ・アット・チーター」を持っていたらしいのですが、基本的に全く好きになることが出来ずにすぐに中古に売り払ってしまったらしいです。それ以来「ラテン好きのサルサ嫌い」というころんさんの世にも珍しい体質が出来上がってしまったそうなのですが、最近は「サルサってイイですよね~」ってしょっちゅう言ってますから、本当に体質が変わってしまったんでしょうね。わたしは「ライヴ・アット・チーター」って聞いたことが無いんですけど、一体どんなアルバムなのか、興味津々です!

 今回の2枚組アンソロジーなんですが、多分「ライヴ・アット・チーター」の音源も収録されていると思うんですけど、ここで聞けるライヴ音源の勢いと盛り上がりの凄いこと凄いこと!もう本当に演奏に火が点いたかのように爆発的に盛り上がって、凄まじい勢いで突っ走って行く様子に圧倒されてしまいます。サルサの凄さって、前に取り上げましたウィリー・コローンの2枚組アンソロジーでもしっかりと感じられましたけど、ファニア・オール・スターズのライヴの凄さは格別ですね!サルサってこんなに圧倒的なパワーを持っている音楽なんだって、今更ながらに心から実感してしまいました。スタジオ録音はライヴに比べたら大人しいですけど、それでも全員が一丸となって燃え上がる演奏には、本当に感動してしまいますよ!

「本気で感動ですよ!」byめぐりん
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 参加メンバーはオール・スターズと言うぐらいですから、本当に凄い人達ばかりですが、「あの頃はみんな若かった」じゃないですけど、若々しい勢いに乗ったメンバー達の気合と技量の充実度は半端じゃなかったんだと感じられますね。チェオ・フェリシアーノ、エクトル・ラボー、セリア・クルース等々のスター歌手達の歌は本当に活き活きとしていますし、バンド・リーダーのジョニー・パチェーコを筆頭とする演奏の素晴らしさも、もうメチャクチャに素晴らしいと思います!こんなに素晴らしい音楽なら、一日中でもずっと浸っていたいって思っちゃいますよ♪

 「ライヴ・アット・チーター」から約40年、今頃になって遅ればせながらファニア・オール・スターズの素晴らしさを実感出来たわたしは、とても幸せ者なんだと思います。この幸せを噛み締めながら、これからも大事に大事にこのアルバムを聞き続けて行きたいと思っています!

 以上、ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんがお送りしました。今回は試聴の貼り付けは無しです。それではまた次回まで、ご機嫌よう~♪

2013年4月10日 (水)

酩酊音楽酒場~「IVORY COAST SOUL 2」

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 皆さんこんばんは。ヒワイイ大使のロリロリ担当ななみーですよ~♪今回の「酩酊音楽酒場」で取り上げますのは、象牙海岸なんて珍しい国の音楽の2枚組コンピレ盤です。西アフリカの音楽って色々な国の盤が出てますけど、私は象牙海岸の音楽は初体験です!ジャケには「1976年から1981年のアビジャンにおけるアフロ・ソウル」って書いてあるんですけど、アフロ・ソウルってことはやっぱり前に取り上げたファンキーズみたいな、米国のファンクに影響を受けた音楽ってことなのかな?とりあえずはよくわからないまま聞き始めたんですけど、コレは実に興味深くて楽しい音楽が満載な盤ですね~♪

 1枚目はアルバム・タイトルから想像出来る通りの、レア・グルーヴ・マニアが喜びそうなノリノリのファンキー・サウンドがブリバリに出て来て、とっても楽しいと思います。多分フェラ・クティなんかのアフロ・ビートの影響を大きく受けてるんだと思いますけど、ファンクとジャズの要素が濃厚に感じられる音楽性は、まさにアフロ・ソウルと呼ぶに相応しい音楽かな~って気がしますね~。フェラ・クティが好きな人だけじゃなくって、メリケンのファンクが好きな人にも気に入ってもらえると思いますよ。でも本当に凄いのは、ブリバリファンクな1枚目よりも、寧ろ2枚目の方ですね!

 まあ2枚目も当然ブリバリファンキーな音楽も入ってるんですけど、チャランガがどーのこーの歌っている(ように聞こえる)ラストのオーケストラ・バオバブみたいな超カッコいいアフロ・ラテンを筆頭に、カリブ海の音楽を影響を多々受けたような曲とか、かなりリンガラっぽさのある曲とか、ハイライフとベンガ・ビートとムバカンガとリンガラをゴチャ混ぜにしたような曲なんかも聞くことが出来て、象牙海岸音楽の多様性が俯瞰出来る内容になってるんですよね~。やっぱり象牙海岸音楽も、メリケンのファンクだけじゃなくって、ラテンとか他のアフリカ諸国の音楽の要素もしっかりと取り入れてるってことがわかって、何だかとっても嬉しいです!

 このブツで聞けるように、70年代後半から80年代初頭にかけての象牙海岸音楽が素晴らしいのは、本当によくわかりました。今後もますますこの国の音楽を発掘して欲しいと思います。でも、そうなると気になってくるのは、この国の現在の音楽ですよね?現在は一体どんな音楽があるのか、情報が全然無いだけにとても気になっちゃうんですよね~。このブツで聞ける音楽が更に発展して独自の素晴らしい音楽が展開されてるのか、それとも全然ダメになっちゃってるのか、どなたかご存知の方がいらっしゃったら、是非教えて下さいね!情報お待ちしてま~す♪

「情報下さいね!」byななみー
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 以上、象牙海岸なんて珍しい国の音楽を取り上げてみました、「酩酊音楽酒場」でした!DJは私、ヒワイイ大使のロリロリ担当ななみーがお送りしました。それじゃあまたね~♪


「まずは1曲、オーケストラ・バオバブっぽいかな?」→コチラ

「もう1曲、ファンキーですね~。」→コチラ

2013年4月 8日 (月)

興味津々音楽探求~キューバ音楽のこと

 皆様今晩は。ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんです。今回の「興味津々音楽探求」は、ころんさんをゲストに迎えてキューバ音楽について対談してみようと思います。かなり長い対談になってしまいましたけど、もしよろしければお付き合い下さいね。便宜上ころんさんは「ろ」、めぐりんは「め」と表記します。それでは早速。

め「今日はキューバ音楽について対談しようと思うんですけど。」
ろ「ほう、それは面白そうでやんすね。どんな話ですか?」
め「前にテイクオフから出ている『ビロンゴ』っていう、キューバ音楽のコンピレ盤を取り上げましたけど、」
ろ「あ~、めぐりんが絶賛していたブツでやんすね。」
め「はい。本当に素晴らしい内容で、やっぱりキューバ音楽って良いな~って。」
ろ「やっぱりそう思いますよね?わっちも同じですよ。」

こちらが「ビロンゴ」
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め「ただ、考えてみるとですね、わたしが大好きなキューバ音楽って、言ってみれば昔の音楽ばっかりって言うか、」
ろ「昔の音楽?」
め「はい。昔ながらのソンとかトローバとかの流れを汲んだ音楽ですね。今の音楽なら、シエラ・マエストラとかセプテート・アバネーロの90周年盤とか、昔ながらのソンを現代的に演奏しているバンドが好きなんです。」
ろ「ほう。」
め「それで、この前なんですけど、ころんさんがブックオフから今のキューバ音楽のアルバムを買って来てくれたじゃないですか。」
ろ「はい。ロス・バン・バンの04年盤『CHAPEANDO』、チャランガ・フォーエヴァーの2000年盤『LA CHARANGA SOY YO』、イサーク・デルガドの94年のソロ・デビュー盤『CON GANAS』の3枚ですね。」
め「はい。あれって、所謂『ティンバ』っていう音楽ですよね?」
ろ「まあそうですね。ヒップホップとかロックとかサルサとかの色々な要素を呑み込んだ、比較的新しいキューバ音楽の流れと言いますか。キューバのサルサなんて呼ばれる音楽ですね~。」
め「あ、別に関係無いんですけど、サルサはキューバの音楽だって思っている人が多いのに、物凄く違和感があるっていうか、」
ろ「サルサはニューヨークに移り住んだプエルトリコの人達が作り上げた音楽ですからね~。観光のパンフレットなんかに『サルサの本場キューバ』とか、『キューバの代表的な音楽サルサ』なんて書いてあると、わっちもかなりの違和感がありますけどね。」
め「キューバは『ソン』ですもんね。」
ろ「はい。」

「サルサはワシ等、ニューヨークのプエルトリカンが作ったモノなんじゃよ。」byウィリー・コロン君
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め「で、話をティンバに戻しますけど、ころんさんはティンバってどう思いますか?」
ろ「そうですね~、まあヒップホップ世代の若者のキューバ音楽って感じでしょうか。どこの国でも同じだと思いますけど、血気盛んな若者達って、伝統的な音楽だけでは満足出来ないと言いますか、目新しくてカッコ良くてエネルギーが感じられるモノに飛び付きますよね?」
め「まあ確かにそうでしょうね~。」
ろ「もしかしたらキューバの若者は、セプテート・アバネーロみたいな伝統的な音楽を、『こんなジジ臭いモン聞いてられるか!』みたいに思ってるとか?」
め「それはどうだかわかりませんけど。」
ろ「それよりは、やっぱりティンバの方がカッコいいと感じられるんじゃないでしょうか?」
め「わたしはティンバよりも、伝統的なソンの方がずっとカッコいいと思いますけどね。」
ろ「まあ日本人の感覚からすれば、そうなるかもしれませんね。」
め「ティンバって何だか軽薄でチャラいっていうか、下世話でハッキリ言って品が無いって感じられるんですよ。」
ろ「あ~なるほど。でも下世話で下品っていうのは、大衆音楽の本質かもしれませんよね?」
め「それはそうかもしれませんけど、でもキューバ音楽ってどんなに激しくなっても優雅で品があるっていうか、そうあって欲しいと思いませんか?」
ろ「そうですね~、その気持ちはわっちにもよくわかります。キューバ音楽は気品を保つべきだ!な~んて考えは、わっちも持っていますよ。そう考えると、確かにティンバはキューバ音楽にしては、品が無くてチャラいと思います。」
め「ですよね!」
ろ「でもキューバのバンド連中って、基本はやっぱり伝統をキッチリ受け継いでいるって気がしますけどね~。チャランガ・フォーエヴァーなんて確かにチャラいですけど、このアルバムのラストのチャ・チャ・チャなんて、見事にエンリケ・ホリーンなんかに通じる正統派のチャランガを受け継いでいますよ。伝統が現在に生き続けていることが実感出来る、素晴らしい演奏だと思います。」

こちらがチャランガ・フォーエヴァー
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め「まあ曲単位で判断すれば、確かにラストの曲は素晴らしいと思います。でも全体を通じて考えると、やっぱりわたしは積極的に支持したいとは思えないんですよね。」
ろ「それはめぐりん自身の感覚ですから、それはそれで正解ですよ。大事なのは、自分自身で判断するってことですから。ただ、キューバの人達からすれば、キューバ音楽は気品を保つべきだなんて考えは、『そんなの知ったことか!でっけえお世話だ!』ってことになるんでしょうけどね。」
め「それはそうでしょうけど、ティンバを聞いていると、特にキューバらしさなんて感じられないっていうか、サルサと何も変わらないって気がするんですよね。」
ろ「確かにね。軽薄という点では。80年代後半に大流行したサルサ・エロチカに通じるところがあるかもしれませんね。」
め「わたしはサルサ・エロチカって知りませんけど・・・。でもティンバ以前のキューバ音楽って、ニューヨークのサルサとは全然違ってたっていうか、明らかなキューバらしさがあったと思うんですけど。」
ろ「それは確かにそうですね。ただ、そういうキューバらしい音楽とティンバって、全くの別物だってことなんでしょうね。だからティンバにキューバらしさを求めること自体が筋違いと言いますか、キューバ音楽にキューバらしさを求めるのは、ひょっとしたら我々外国人だけなのかもしれませんよ。地元の人達は何とも思っていないとかね。」
め「だとしたら、ちょっと残念って気がします。」

「キューバ音楽は、やっぱりキューバ音楽らしくあって欲しいな~って思います。」byめぐりん
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ろ「でも、実際にキューバに行ってみると、若い連中がフツーにトリオ・マタモロスの『とうもろこしを蒔く男』なんかを演奏したりしていますし、伝統的な音楽は意外なほど身近な存在って感じられましたけどね。」
め「え~、そうなんですかね~。」
ろ「あとは、ブエナ・ビスタの功罪と言いますか、アレでキューバ音楽のイメージを決定付けてしまった感はありまして、老人達が演奏する伝統的なソンこそがキューバ音楽なんだって、世界中の人達が思い込んでしまったっていうか。街中の至る所で『チャン・チャン』ばっかり演奏してるって感じで。アレこそがキューバ音楽だってイメージを持っていると、それは違うんじゃない?って気もするんですよね。」
め「う~ん、じゃあどう捉えておけばいいんでしょうか?」
ろ「そうですね~、実際にキューバの人達がどう考えているかはわかりませんけど、多分伝統的なソンもチャラいティンバも、全部共存してるんじゃないですかね~。伝統的な根っこがしっかりしている分、特に伝統に固執する必要が無いのかもしれません。」
め「そんなものなんですかね~。」
ろ「伝統から切り離された方が、かえって伝統に固執するってことはあると思いますよ。70年代に爆発したサルサは、異国の地ニューヨークに生きるプエルトリカンが、心の拠り所を強烈に求めていたからこそ成立したんだと思います。だからこそあれだけ色々な要素を取り込みながらも物凄くストイックで硬派で、チャラい所なんて全然無かったんじゃないかと。その精神性が薄れて行ったなれの果てが、サルサ・エロチカみたいな音楽なんでしょう。」
め「じゃあキューバの人達は伝統に固執する必要が無いから、かえってチャラいティンバなんかにも抵抗無く親しめるってことですか?」
ろ「じゃないですかね~。根っこがしっかりしているからこそ、チャラくもなれるのかもしれません。ロス・バン・バンなんかもチャラいですけど、モントゥーノの部分を拡大解釈したような怒涛のダンス音楽に仕上げる手腕は単純に凄いと思いますし、やっぱり根っこがしっかりしているからこその遊びなんじゃないでしょうか。」
め「キューバの人達の余裕ってことですか?」

根っこがしっかりしている?ロス・バン・バン
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ろ「おそらく。いくらチャラいティンバが一世を風靡しても、伝統的なソンは決して無くなりませんよ。ならば色々と遊んでみるのも全然構わないっていうか、ロス・バン・バンのソンとラップを合体させた曲なんて、キューバ音楽の新境地って気もしますしね。」
め「う~ん、そういう考え方もあるんですね~。」
ろ「ティンバを色々と聞いていると、現在のラテン音楽との共通性は感じられますよ。伝統に固執するあまりに時代の流れに取り残されてしまうよりは、ティンバで同時代性を体現するってことも、必要なんじゃないですかね~。たとえそれがキューバ音楽らしさを失ったモノであるにしても、確かに現在のラテン音楽と繋がっているって実感出来ることは、別に悪いことではないと思うんでやんすよ。」
め「それじゃあ、そういう音楽があるってことも知った上で、自分自身は伝統的なソンを楽しんでっていう、」
ろ「それでイイんじゃないでしょうか。ティンバは今の時代の流れのキューバ音楽だってことを知っておけば、それでOKなんじゃないですかね~。好きになる・ならないは、個人の自由ですから。」
め「そうですね。」
ろ「まあそういう同時代性というのを凄く上手く表現しているのが、イサーク・デルガドだと思うんですよね~。表面的には軟弱でフュージョンっぽいオッサレーな音楽ですけど、リゾート化されたキューバのイメージをこの人ほど上手く表現している人は他にいないんじゃないかと。」
め「音だけ聞けば、最早キューバ音楽とは全く思えないですけど。どこか別の国のオシャレなラテン音楽って感じられます。」
ろ「でもイサーク・デルガドは、軟弱ですけど優雅な品の良さがありますよ。わっちはこの人の音楽は好きですね~。」
め「へ~、そうなんですね。」

こちらはイサーク・デルガドのソロ・デビュー盤
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ろ「まあ無理にティンバを聞けなんて言いませんし、別に評論家じゃないんですから好きな音楽を聞いていればそれでイイと思いますけど、こういう音楽あるんだな~ってことを知っておくだけでも、自分の幅を広げることに繋がるのではないかと思いますよ。」
め「そうですね。もうちょっと心の余裕を持って接した方がいいのかもしれませんね。」
ろ「はい。」

 以上、ころんさんとのキューバ音楽についての対談でした。長くなってしまいましてすいませんでした。この対談が、皆様のご参考になることがあればとても嬉しく思います。お送りしましたのは、ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんでした。それではまた次回まで、ご機嫌よう~♪

2013年4月 7日 (日)

THE IMPOSSIBLES VOL.1

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 70年代に活躍したというタイのロック・バンド、インポッシブルズの2010年に発売された24曲入りベスト盤でございます。わっちは前からこのバンドの名前は知っていたのですが、どんな音楽をヤッテいるのかは知りませんでしたので、とりあえずはお試しでゲットしてみた次第でございます。先日訪れましたバンコクはMBKのブツ屋メーマイ・プレンタイにて、155バーツ也。ちなみにこのベスト盤シリーズ、他に2枚出ているようであります。

 ネットでこのバンドを検索してみると、タイの「ファンク・バンド」と出て来るのですが、このブツを聞く限りでは日本のグループ・サウンズにも似た音を出す、メロウな感覚を持ったドリーミーなロック・バンドという感じがしますね。この音を聞くと、「嗚呼、何だか懐かしい音楽だな~」と感じられる方は多々いらっしゃると思います。60年代や70年代の日本の歌謡曲やグループ・サウンズがお好きな方であれば、間違い無くハマる音楽なんじゃないですかね~。あ、この優雅でゆったりとした音楽性は、ロックと言うよりはルーククルン的と言った方がイイかもしれませんね。フルートやストリングスの柔らかい響きがめっさ素晴らしいですし!

 う~む、それにしてもこのバンドの一体どこが「ファンク・バンド」なんでしょうか?このブツをいくら聞いても、全然そんな感じが無いんですよね~。まあファンクだろうとロックだろうとルーククルンだろうと、とにかくめっさイイ音楽をヤッテいることに間違いはありませんから、別に全然構わないんですけど。おそらくですけど、このバンドは色々な顔を持っていて、その時によってロックもファンクも色々とヤッテいたのではないかと推測致しますが、どうなんでしょうか?その辺はこのベスト盤シリーズを全て聞いてみないとわからないんでしょうけどね~。

 とりあえずこのVOL.1を聞いている限りでは、この連中がファンク・バンドなどとは全く感じられませんでしたが、それはそれで全然構いません。ここにはとにかくゆったりとした美しい音楽が詰まっていますから。インドネシアの名曲「ブンガワン・ソロ」のカバーなんかも入っていますし、本当に良い曲が満載だと思います。70年代のタイにこんなにセンス抜群のバンドがいたなんて、わっちにとっては本当に驚きの発見でございます。もしかしたらタイ音楽好きには定番のバンドなのかもしれませんが、何にしてもこんなに素晴らしいタイのバンドに出会えて、とても嬉しい今日この頃でやんす!

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、この盤はこんなドリーミーな感じの曲ばっかりでやんすよ。」→コチラ

2013年4月 6日 (土)

J.D.SOUTHER 「HOME BY DAWN」

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 皆様、ご無沙汰しております。転勤で体調を崩したり、ワケわからない仕事で心労が絶えない、ころんでございます。皆様はお元気でしょうか?まあ新しい環境に慣れるには暫く時間がかかるでしょうから、ボチボチとヤッテ行くしかないんでしょうけどね~。このボログもボチボチと続けて行きますので、お付き合いいただけましたら幸いでございます~♪と言うワケで、早速ネタの方に行きましょうか。

 わっちが一番最初に買ったアルバムは、ポリスの「シンクロニシティ」であります。中学を卒業して高校に行く前の春休みに、ダイエーにあったレコード屋でゲットしたのでありました。考えればそれがわっちの音楽航海のスタートだったワケでございますが、ポリスの次に買った2番目のアルバムが、実はJ.D.サウザーの本盤でございます。「ロマンティック・ナイト」という邦題が付けられたこのブツを、高校1年生の夏休みにゲットしたのでありました。FMラジオで「優しき雨に」と題された2曲目を聞いてめっさ感動し、何が何でもこのブツが欲しいと思ったのであります。青春の1枚でございますね~。

 J.D.サウザーと言えば、普通は「ユア・オンリー・ロンリー」なんでしょうけど、わっちにとってはこのブツでございます。正直言えばコレをゲットした当時は、収録時間のあまりの短さにショックを受けて損した気分になってしまったんですけど(A面B面合わせて30分ちょい)、不満タラタラながらも仕方なく(?)聞きまくったものでありました。

 実は不満なのは収録時間だけではなくて、全編「優しき雨に」みたいな美メロのゆったりとした曲ばかりを期待していたのに、1曲目からアップ・テンポのロックンロールでズッコケさせられ、他にもイメージを裏切られる曲が何曲もあった為に、正直ガッカリしたのでありました。しかし当時は年に3~4枚位しかレコードを買うことが出来ませんでしたので、本当に「仕方なく」聞きまくったのでありました。その内に少しずつではありますが、好きになって行ったんですけどね。

 その後このおっさんのことは忘れ去っていたのですが、つい先日のこと、ブックオフをプラプラしていたところ、このブツを発見してしまいまして、懐かしさのあまり500円もの大枚をはたいてゲットしてしまったのでありました。考えてみれば、このおっさんのブツはたま~に「ユア・オンリー・ロンリー」を見かけることはありましたけど、このブツが棚に並んでいるのは一度として見た事がありませんでしたからね~。そうやってたまたまゲットしたこのブツでございますが、今聞いてもやっぱり中途半端な印象は否めないですね~。高校生の頃も本当に「仕方なく」聞きまくっていたんだな~って、実感してしまった次第でやんす。

 それに今聞いてみると、高校の頃はあんなに超美メロだと思っていた「優しき雨に」もそんな良い曲には聞こえませんし、もう何から何までイマイチとしか言い様がない、そんな印象でございます。まあ思い出の一枚として持っていても良いけど、大して聞くことはないんだろうな~ってブツでやんす。ちょっと残念な気分・・・。下に残念な試聴を貼っておきますので、よろしければお試し下さいませ~♪


「残念その1」→コチラ

「残念その2」→コチラ

2013年4月 5日 (金)

酩酊音楽酒場~FAIROUZ 「YES’ED SABAHAK」

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 みなさん今晩は~。ヒワイイ大使のロリロリ担当ななみーですよ~♪ころんさんは転勤先で結構しんどい目に遭ってるみたいで、ワケわからない仕事に戸惑ったり体調を崩したりと、苦労してるみたいですね~♪まあその辺の近況は本人が書くみたいなんで、とりあえず私は自分の担当のネタを書かせてもらいますね!

 というワケで、今回の「酩酊音楽酒場」は、アラブ歌謡の女王ファイルーズ様の、多分95年に復刻された50年代録音集です。ごく初期のファイルーズ様の録音ということで、大変に貴重な音源なんだそうですけど、アラブ歌謡素人の私にはその価値がどれだけのモノなのかはよくわかりません。でもこれが本当に素晴らしい録音集だというのは、私でもよくわかりますわよ!

 私が初めて聞いたアラブ音楽はファイルーズ様の「愛しきベイルート」なんですけど、深い哀しみを湛えた神秘的な盤って感じで物凄く感動しましたね~。でもちょっと近寄り難い位の神々しさがあって、親しみを感じるという歌手ではないと思いました。基本的に私のファイルーズ様に対する印象はそんな感じなんですけど、この初期録音を聞くと「あ、ファイルーズ様ってこんなにカワイイ楽しい歌を歌う人なんだ~」って、とっても親しみを感じちゃいました!な~んだ、ファイルーズ様って昔はこんなに親しみやすい人だったんだって、ちょっと安心してしまいました。

 前にころんさんが言ってたんですけど、「ファイルーズって昔の音源は本当に楽しくてカワイイ感じで、深刻な顔して『愛しきベイルート』なんてイメージじゃなくて、『楽しきベイルート』って感じでやんすよ」とか何とか。その時は私はまだ「愛しきベイルート」しか知らなかったので、「そんなはずあるかいボケ!」と思ったんですけど、今回のブツを聞くと本当にそうなんだ~って実感しちゃいましたね~。ファイルーズ様の笑顔なんて全然想像出来なかったのに、昔は表情豊かに本当に楽しそうに歌ってたんだな~って。やっぱり笑顔で楽しそうなファイルーズ様の方が、深刻な顔してるよりもず~っとステキですね!カワイイファイルーズ様に、胸がキュンキュンときめいちゃいますわよ♪

「ときめいちゃうの♪」byななみー
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 まあ若い頃の録音とは言っても、あの独特のフワフワした節回しは既に出来上がっていますし、聞けば一発でファイルーズ様の歌だってわかるんですけど、感覚がとてもポップで若々しいのがイイ感じですね~。全11曲で、全編親しみやすくてポップな曲ばかりですので、ファイルーズ様を苦手にしてる人でも十分に楽しめると思います。このポップさはラハバニ・ブラザーズが制作をしてるからってこともあるんでしょうけど、ファイルーズ様本人にも歌うことを楽しむって気持ちがあったから、こんなステキな表情の歌になったんだと思います・・・なんてことを考えると、ファイルーズ様からこんなにもステキな表情を奪ってしまった中東情勢って一体何なの?って思っちゃったりもして、ちょっと複雑な気持ちになってしまいました。

 以上、今回はとっても楽しくてカワイイファイルーズ様の録音集を取り上げました、「酩酊音楽酒場」でした!今回は試聴が見つかりませんでしたので、試聴の貼り付けは無しです。DJは私、ヒワイイ大使のロリロリ担当ななみーがお送りしました。それじゃあ、またね~♪