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2013年3月18日 (月)

PHI NHUNG 「NGUA O THUONG NHO」

Pphinhung005
 ベトナムの歌手フィ・ニュンの04年のアルバムです。昨年プランテーションにてゲットした来たブツでございます。わっちはベトナムの歌手の中でフィ・ニュンはかなり好きなんですが、それはこの白人的な顔立ちなのに、まるでモーラム歌手みたいなコテコテの田舎アジアンな歌い口を聞かせてくれるからなんですよね~。白人的な顔立ちのコテコテなアジアン、実に良いではないですか!

 この人は元々ニュー・クインやゴック・ハーみたいな在米歌手でありまして、このブツも実はUSA盤なんですけど、その後ベトナムに帰郷してからはずっとベトナムで活躍しているようですね。メリケンにはどの程度のベトナム人コミュニティが存在するのかは知りませんけど、ベトナム本国よりもクオリティの高い音作りでブツを出している歌手が多々いるワケですから、そこそこのマーケットがあるんでしょうね。しかもメリケン文化に毒された音楽をヤッテいるのではなくて、「いかにもベトナム」という音楽を作り続けていますから、ある程度の市場規模が無ければこういう音楽は成立しないと思われます。

 フィ・ニュンのこのブツも、どこからどう聞いてもベトナムとしか思えない音楽でありまして、その強固なベトナム性というものはおそらく世界のどこへ行っても失われるものではないのだと感じられます。多分ですけど、本国を離れてメリケンなどという異国の地で暮らすベトナムの方々は、望郷の念から本国の人よりも強くベトナム的な要素を求めているのかもしれませんね。だからこんなコテコテなブツが当然のように出て来るのでありましょう。

 フィ・ニュンは基本的には民歌の歌手でありますが、ここではその手の曲もポップス的な曲も色々と歌っています。そんな中で特に聞きモノなのが、6曲目のタン・コであります。タン・コはカイルオンみたいな伝統的な歌劇の劇中歌のようなモノでありますが、喋りと歌が渾然一体となった劇をそのまま収録したような約14分にもわたるこの曲は、間違い無くこのブツのハイライトと言って良いと思います。何と言いますか、普通に歌っているよりもタン・コの方がフィ・ニュンには合っているんじゃないかと感じられるんですよね~。フィ・ニュンの歌手及び役者としての資質の高さを存分に窺い知ることが出来る1曲だと思います。この曲だけでもこのブツを買う価値はあるんじゃないでしょうか?

 イヤイヤ、これはマジで素晴らしいアルバムですね!前から好きな歌手ではありますが、これでますます好きになってしまいました。フィ・ニュンは確かタン・コのアルバムを出していたはずですので、まずは是非それをゲットしたいですし、出来ることならこの人のアルバムは全て聞いてみたいな~と思う今日この頃でやんす。

あと、今回は試聴の貼り付けは無しでやんす。

コメント

確かに白人が歌うアジア歌謡はビミョーですが、白人顔アジアンビューティーによるコテコテ・アジアンとなると興味沸きますね。

来週はベトナム航空のフライトです。機内エンタメでベト歌謡に浸ってみます。

>Santaさん
おおっ、ベトナム航空でお出掛けですか。それは素晴らしい!是非ベトナム歌謡に浸って下さいね!
フィ・ニュンは本当に独特な存在感のある歌手でして、「この顔でこの歌かよ!」と言いたくなるような人なんですよね~。変なモノ好きの心をくすぐる歌手であります。地元でも結構人気があるようですし、機会があれば是非お試しいただきたいと思います。

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