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2012年12月22日 (土)

北川稽古~PIERRE MAIZEROI 「SALSA」

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 ヒワイイ大使のこにたんである。久し振りの「北川稽古」だが、本来ならめぐりんがネタを書くはずのブツをウチが取り上げる。マルチニーク出身のピエール・マイゼロワというおっさんの79年のブツだが、これを国内発売している会社によると、「フレンチ・ブラジリアン/カリビアンの最高傑作にして究極の中の究極の1枚」であり、「1979年にひっそりとパリの小レーベルに残した、まさしく幻の作品」なんだそうである。本当か?本気で言っているのか?

「マジか?」byこにたん
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 フレンチ・カリビアンの最高傑作にして究極の中の究極の1枚は、マラヴォワの「ジュ・ウヴェ」であるとウチは思っているのだが、このブツを発売している連中は「ジュ・ウヴェ」を聞いたことがあるのか?また、マイゼロワのこのブツの1曲目のことを「これほどまでに切なく、泣けるのに体を心地良く揺らしてくれる名曲は、滅多に無いハズ!」などと評しているが、そんなことを言う前にカリの「ラシーヌ」シリーズを聞いたことがあるのか?と尋ねたい。まあマイゼロワの音楽に激しく思い入れるのは勝手ではあるが、とてもラテン音楽が好きな人間が発している言葉とは思えない。

こちらがマラヴォワの「ジュ・ウヴェ」
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 おそらくこのブツは、基本的にオサレなジャズやラウンジ系の音楽が好きな人間には強くアピールするに違いない。マイゼロワの音楽は、ラテン音楽というよりは寧ろラテン・フュージョンである。このブツを発売している連中はラテン音楽好きなのではなくて、基本はオサレなジャズやラウンジが好きなのであろう。その嗜好に、ラテンの響きを持ったフュージョン的にスッキリと洗練されたマイゼロワの音楽性が、ピッタリとハマったということだと思われる。ハッキリ言わせてもらうが、ラテン音楽好きからすれば、マイゼロワの音楽はあまりにフュージョン的な感覚が強過ぎて、素直に楽しむことが出来ない。何かのBGMなんかには丁度良いのであろうが、じっくり耳を傾けるようなタイプの音楽ではないと感じられる。ついでに言えば、マイゼロワの歌も実に味わいが無くて下手クソである。

 「まさしく幻の作品」ということではあるが、別に幻のままでも良かった作品である。オサレにダンス・フロアで踊るには重宝するのであろうが、家でフレンチ・カリビアンの音楽を聞くのであれば、マラヴォワやカリ、アレクサンドル・ステリオなんかにじっくりと耳を傾けるのが筋というものであろう。

以上、今回の「北川稽古」を終わる。

(ころんより一言)
 流石にこにたん、一刀両断ですね。確かにこにたんの言う通り、ラテン音楽と言うにはフュージョンに偏り過ぎな気がしますが、まあこういう音楽が好きな方がおられるのは事実ですし、それはそれで全然構わないと思います。気分のいいオッサレーな音楽として色々な場面で使えそうな、便利な一枚ってことで。
 それから、折角このブツを国内発売して下さっている会社の方々に対するこにたんの失礼な発言を、深くお詫び致します。マイゼロワ氏のブツに出会って本当に良かったという方もおられるはずですし・・・。あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、切なくて泣けて体を揺らしてくれる名曲(?)です。」→コチラ

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