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2012年11月 3日 (土)

MINE GECILI 「GECE KIRPIKLI KADIN」

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 先週の土曜日は社内旅行だったのですが、雨が降る中わざわざ吉野ヶ里遺跡へ行って歩いて散策し、それから佐賀牛を食べて帰るという、ただそれだけの社内旅行でありますた。まあ旅行と言うよりは遠足でございますな。九州に住みながら吉野ヶ里遺跡なんて一度として行ったことは無かったのですが、広大な敷地を持った場所なんですね~。雨じゃなければ良かったんでしょうけど、雨のせいであまり歩き回ることも出来ず、狭い範囲をプラプラ歩くだけになってしまったのが残念であります。わっちはウォークマンで音楽を聞きながら散策していたのですが、その時に聞いていたのがトルコの歌手ミネ・ゲチリの、今年日本発売されたこのアルバム「ゼキ・ミュレンを歌う」であります。雨がしとしと降る中、竪穴式住居とか高床式倉庫なんかが立ち並ぶエリアをミネさんの歌を聞きながら歩いていると、何故だか不思議な程にその風景にピッタリとハマるのでありますた。

 前にセルタブ・エレネルのサナート盤を取り上げた時に、別府の山の風景に何故か合っていると書いたことがありますが、今度はミネさんが歌うゼキ・ミュレンの曲が何故か弥生時代の遺跡に合っていたワケでありまして、もう何だかよくわかりません。いくらここで歌っているのが古典音楽だからといって、弥生時代に作られた曲ではありませんからね~。しかし、しとしと雨降る弥生時代の遺跡には、ミネさんの歌はドンピシャって感じなのでありますた。「そんなワケあるかい!」と疑われる方は、雨降る日にどっかの弥生時代の遺跡に行ってお試し下さい。わっちの言っていることがおわかりいただけるかと思います。まあミネさんの歌声はトルコ歌謡にしてはしっとりと湿った情緒を感じさせるものでありますから、単に雨がしとしと降る日に合っていたというだけのことなのかもしれませんけどね。うーむ、雨に濡れた慕情・・・。

 実はミネさんの歌は、図太くて低い声で堂々たる歌を聞かせる女性歌手が多いトルコ歌謡の中では、異色だと言ってもいい位に柔らかい響きでアジア的なしっとりした情緒を感じさせるものであります。ですからアジア歌謡に慣れ親しんでいるわっちにとっては、非常に聞き易い歌手なのであります。しかも今回のブツは、個人的に大好きなゼキ・ミュレンの曲を歌うという企画盤でありますから、更に親しみ易いんですよね~♪本人が歌うと何だか息遣いがアヘアヘハアハア言っているみたいで下世話に聞こえるゼキ・ミュレンの曲は、ミネさんが歌うと実に気品があって典雅で優雅で美しい曲に聞こえるのでありますた。ゼキ・ミュレンの曲はミネさんが歌う為に作られたのか?と思ってしまう位に、メチャクチャにハマっているんですよね~。マジで素晴らしいと思います!

 トルコに行って以来トルコのブツを色々と聞いて来ましたが、自分にとっては「これぞ決定盤!」とでも言うべきステキ盤に、ついに巡り会えたという気がします。もちろんギュルベン・エルゲンの昨年のブツとか、シラの「JOKER」等の傑作も当然「決定盤」と言うべき素晴らしいブツではありますが、ミネさんのこのブツは、ポップスだのサナートだのハルクだのアラベスクだのに関係無く、トルコ音楽としてメチャクチャに素晴らしいと言える作品だと思います。トルコ音楽に興味がおありの方には、是非ともお試しいただきたいブツであります。今年のベスト入りは決定かな?

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、しっとり繊細な歌い口の曲でございます。」→コチラ

「もう1曲、これまた泣けてくるぐらいにしっとりステキな曲でございます。」→コチラ

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