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2012年11月 2日 (金)

FUNDA ARAR 「SESSIZ SINEMA」

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 トルコのポップス歌手フンダ・アラルの、今年発売のアルバムであります。フンダさんのブツは前に取り上げたことがありますが、迫力一杯の絶唱を聞かせてくれるトルコ・ロックといった趣の力作でありまして、めっさ好きな作品でありますた。このブツはトルコの土産物屋で、セルタブのサナート盤と一緒にゲットしましたが、レジに持って行った時に店員のおっちゃんに「トルコの音楽聞くのか?」なんて言われますた。とりあえずは「フンダ・アラルめっさ好きやねん!」と英語で答えましたが、そう言う割にはフンダさんのブツはコレを入れてたった2枚しか持っていませんから、まだまだフンダさんのことはよく知らないわっちなのでやんす。

 と言うワケで(?)、わっちにとってフンダさんと言えばトルコ・ロックの人なのでありますが、トルコのテレビで見た「% 100 HIT」という音楽番組で流れていたフンダさんの曲は(このブツの8曲目に収録)、笑顔のフンダさんが軽いタッチのポップスを歌っていまして、何だか随分イメージが違うな~と思ったのでありますた。ハスキーな歌声は相変わらずなのですが、全然絶唱してないじゃん!ってな感じで。しかし絶唱出来る人が力を抜いて軽く歌うと、実にニュアンスに富む歌い口になるのは多々あることでございまして、フンダさんの場合もまさにそんな感じであります。以前のイメージとは違っても、やっぱりフンダさんは素晴らしい歌手であると、テレビから流れるPVだけでわっちは思ったのでありますた。実はこのブツでは、全体的にフンダさんは肩の力を抜いて軽めに歌っているのですが、かえってその分凄味を増して来たように感じられます。軽めに歌うことで深みが出て来て、曲の機微がよく伝わって来るようになった気がするのでやんすよ。

 このブツに収録されている曲はロックではなくてポップスなのですが、トルコ・ポップスの割にはトルコ色が薄いようにも感じられます。冒頭の数曲は、ストリングスやピアノをバックにして囁くように抑えに抑えて歌うフンダさんの歌が、何だかおフランスのおシャンソンに聞こえたりもします。他の曲も哀愁のヨーロッパ風味だったりジャジーな感じだったりと、うらぶれたヨーロッパの古い映画のシーンが思い浮かんで来るような作りになっているのであります。このブツのタイトルは「無声映画」という意味なんだそうですが、映画を意識した作品であるのは間違い無いでしょうね~。フンダさんの歌もそんな雰囲気をよく出していまして、1曲1曲をキッチリと演じ分けているように感じられるのは流石だと思います。

 トルコ・ポップスにしてはトルコ色が薄いと感じられるブツではありますが、それは表面的なことでありまして、フンダさんの歌を聞いていると、やはりトルコ独特の歌い回しが十分に感じられます。シラセルタブなんかもそうですけど、いくら欧米的な要素を取り入れようと、歌えばどうやってもトルコを感じさせるというのは、やはり素晴らしいことだと思います。強固な独自性を持ちながらも色々な音楽の要素を柔軟に取り入れることが出来て、しかも不自然さを感じさせることが全く無いというのは、トルコ音楽が奥深いということの証明だと思いますね~。聞くほどにハマるトルコ音楽哉。その中でもフンダさんはパワーと奥深さを併せ持った、本当に素晴らしい歌手だと思います。この人のブツ、全部聞いてみたいな~♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、『% 100 HIT』で見た曲でございます。」→コチラ

「もう1曲、タイトル曲です。」→コチラ

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