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2012年6月 4日 (月)

SARAH GERONIMO 「OPM」

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 フィリピンの若手ナンバーワン歌手サラ・ヘロニモ(以下ヘロやん)の、08年のアルバムです。タイトルがズバリ「OPM」で、「これがフィリピンの音楽じゃ!」と宣言したブツであります。うーむ、若いクセになかなか生意気なことをやりやがる小娘であります。実はわっちはこのブツをほぼ発売と同時にゲットしていたのですが、これまでずっと取り上げずにいました。それどころか、「ころんの音楽探訪」の時も現在のブログに引っ越して来ても、これまで一度としてヘロやんのブツを取り上げたことはありません。何故なら、わっちはヘロやんがあまり好きではないからであります。

 ヘロやんが確か15歳位でデビューした時は、「おおっ、これは凄い娘が出て来たぞ!」と思いましたが、その後は段々とやたら声を張り上げるR&Bに毒された下品でガサツな歌がイヤになって来て、興味を失ってしまいますた。しかし「OPM」などと題された、全編タガログ語の意欲的なアルバムを出したとなれば、これは注目せざるを得ないということで、このブツをゲットしたのですた。しかし当時は「ヘロやんガサツでキライ!」と思っていたのと、スロー~ミディアムが続く展開に嫌気が差していたこともあって、全く気に入らなかったのでありますた。ですので、数回聞いただけで棚にブチ込んでしまい、その後は忘れ去っていたのでありますた。ところが今年になってアンニャ・アギラー(以下アンにゃん)という素晴らしい要注目歌手がデビューし、アンにゃんを語る時にヘロやんを引き合いに出される方もおられましたので、じゃあちょいと聞き直してみようかな~ということで、このブツを棚から引っ張り出して来たのでありますた。

 で、現在の耳で改めて聞き直してみますと・・・実に素晴らしいではないですか!わっちは一体このブツの何を嫌っていたのでやんしょ?と、自分でも不思議になってしまったのでやんす。歌唱力を誇示するかの如く声を張り上げるクセは残っていますが、味わい深い細やかな節回しは既にベテランと言っても良い位の貫録がありつつ、しかも歌声は若手らしく瑞々しさに溢れており、まさに「OPM」というタイトルに相応しい歌唱を聞かせてくれていると思います。ヘロやんってこんなに素晴らしい歌手だったのかと、初めて実感した次第でございます。うーむ、わっちの耳も節穴でやんすね~。「OPM」以降は完全に無視していた歌手でありますが、これからその後を追っかけて行かないといけないですね~。

 昨年の個人的ベスト10の1位に選びましたDJマイクというおっさんのアルバムについて、わっちは「OPMの歴史をコレ1枚で総括してみせた大傑作」と言ったことがありますが、ヘロやんのこのブツは「OPMのポップスの部分の歴史を総括してみせた大傑作」と言っても過言ではないかと思います。フィリピンの人達が大好きな美メロバラードからロック調のノリノリポップスまで、どんな曲であっても非の打ちどころが無い歌唱を聞かせてくれる、OPM史上に残る名盤だと言っても良いかと思います。これまで世間の評価に背を向けておきながら今更こんなに絶賛するのも恥ずかしいのですが、良いモノは良いということで♪

 あ、それから、トップ歌手であるヘロやんがこのブツを出したことで、後に続く若手が英語ではなくて堂々とタガログ語の曲を歌えるようになったのではないかと、わっちは勝手に思っております。アップル・チウの全編タガログ語のデビュー盤とか、ポップ・ガールズのノーテンキなアルバムとか、後進に道を切り拓いてみせたという点でもこのアルバムは重要なのではないと思っておりますが、如何でございましょうか?

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、ストリングスが美しいバラードでやんす。」→コチラ

「もう1曲、ピアノ主体の軽快な曲です。」→コチラ

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SARAH GERONIMO 「OPM」を参照しているブログ:

コメント

ころん先生がヘロやんを嫌いとは、知りませんでした。
私は逆に、このOPMを聴き過ぎて、しばらくヘロやんが聴けなくなりました。

おまけにレジーンのあとを引っ張るのは、ヘロやんだと思っていますよ。

>バハラナさん
正確には「ヘロやんを嫌いだった」のでありまして、現在は興味津々でございます!ヘロやんとあーしてこーしてと妄想しつつ、色々なブツを聞いてみたいと思っております。

レジーンのあとはヘロやんが引っ張れば良いかと思いますが、アンにゃんとかアンジェリン・キントとか、出来ればペンペン子ちゃんにも戻って来てもらって、お互いに競い合ってOPM界を引っ張ってもらえたらいいな~と思っております。

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