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2012年6月 9日 (土)

ISSAC DELGADO 「VERSOS EN EL CIELO」

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 「これこれ!これでやんすよ!」などと我が意を得たりと思ってしまったのが、キューバの歌手イサーク・デルガドの02年のアルバムでやんす。あ、本来ならキューバのブツはめぐりんの担当なのですが、めぐりんにお願いして今回はわっちが書かせてもらうことにしますた。めぐりんファンの方(そんな人いるか?)、今回は我慢して下さいまし~。

 で、何が「これでやんすよ!」なのかと言いますと、わっちが実際に行って来たキューバのイメージや雰囲気をまさに体現しているのが、このアルバムだと感じたのでやんす。実は正直なところ、実際にハバナやサンタ・クララ等々の色々な場所には行ったものの、それらの街に例えばセプテート・アバネーロとかアルセニオ・ロドリゲスなんかの音楽がピッタリとフィットしていたかと言うと、イマイチしっくり来ないという感じは否めなかったんですよね~。この街の一体どこからソンとかチャチャチャとかが生まれて来たのかと思うと、何だか謎が深まる~って感じだったのでやんすよ。ところがこのイサーク・デルガドの音楽は、行って見て来たキューバの街にバッチリとハマるって感じの音楽なんですよね~。

 セプテート・アバネーロのソンとかエンリケ・ホリンのチャチャチャがキューバの街から生まれて来たのは事実なんですけど、観光地化されたハバナの街やその他都市部を巡っていると、ソンとかチャチャチャとかの生誕地にしてはイマイチ雰囲気が違うな~って感じがしていますた。田舎のサトウキビ畑とかタバコ畑の風景なんかであれば、トリオ・マタモロスとかロス・コンパドレスなんかがハマるのはよくわかったんですけどね。何と言いますか、街や行き交う人々のオッサレーな洗練具合が、昔ながらのアコースティックなソンなんかの音とはちょいと違うって感じがしていたのでやんすよ。ところがこのイサーク・デルガドのブツは、現代的にしっかりと電化も進んで実に粋でオッサレーな音をしておりまして、観光地化されたキューバの各都市にジャストフィットって感じなのであります。そうなんです、わっちが見たキューバのイメージは、まさにこの音なのでやんすよ!

 ここで聞ける音楽は伝統的なソンなんかとは違っていて、ジャズやフュージョン等に影響を受けた都会的に洗練されたラテンのシティ・ポップスって感じですね。ちょいと感傷的でダンディーなヴォーカルを前面に押し出した音楽性はサルサ・ロマンチカの影響も受けていると思われますが、それでいてなお現代的なキューバ感覚があるように感じられます。まあセプテート・アバネーロみたいな伝統的なソンと比べたら、「思えば遠くに来たもんだ」って気分になってしまう音楽ではありますが、それが何だか現在のキューバっぽいという感じがするんですよね~。まあそれだけキューバの独自性というモノが失われつつあるのかもしれませんけど、何にしてもわっちはこのおっさんの音楽を聞くと、キューバの街の思い出が次から次へと浮かんで来てしまうのでありますた。

 でも、この音楽を聞いて「キューバを思い出す~♪」なんて言っているのは、多分わっちだけでしょうね。とりあえずわっちはこのおっさんの音楽が好きですが、だからと言ってこの音楽が「現在のキューバを象徴する代表的な音楽だ!」などと言うつもりは全くありません。単にわっちがノスタルジーに浸っているだけでありますので、わっちの戯言など無視していただいて結構でございます。もしキューバのオッサレーなシティ・ポップスに興味がおありの方には、一度お試しになることをオススメしたい音楽ではあります。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、AORっぽいダンディーなラテンです。」→コチラ

「もう1曲、これまたオッサレーなラテンです。」→コチラ

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