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2012年4月24日 (火)

MY CHAU 「MOI TINH QUE」

Pmychau001
 今回取り上げますのは、ホーチミンの旅でゲットして来ました「タン・コ」のブツであります。タン・コって何じゃ?と聞かれてもよくわかりませんし、わっちは「おたんこナース」ぐらいしか知らないのですが、チョロっと調べてみると、ベトナムの歌劇カイルーン(カイルオン)の劇中歌をタン・コと呼ぶらしいです。本当かどうかは知りませんけど・・・。録音年代等の詳細は不明なのですが、音だけ聞いていると昔の録音のような気もしますし、新しい録音のような気もしますし、何だかよくわかりません。ジャケからすると、昔の録音のような気がするんですけどね~。ちなみにジャケのムスッとした顔の人ははミー・チャウという歌手ですが、このブツにはミー・チャウだけではなくて他にも色々な歌手の歌が入っています。歌劇ですから色々な人が出演しているのは当たり前でして、出演者達の歌が一通り聞ける内容になっているのではないかと推測されます。まあ、聞いてもどれがミー・チャウなのかよくわかりませんので、「この人ミー・チャウチャウんチャウ?」などと下らないことを言いながら聞いているわっちなのでやんす。

 何だかよくわからないことばかりのタン・コでございますが、正体は不明であっても、ここに収録されている音楽が大変に魅力的であることに間違いはありません。30分を超える1曲目は劇をそのまま収録しているのだと思いますが、言葉がわかりませんのでどんな内容なのかは全くわかりませんけど、メチャクチャにファンキーな曲で始まる男女の掛け合いは実に楽しいですよ!喋っているかと思えば急に歌になったりと、変幻自在にスタイルを変える掛け合いはとても色彩感が豊かでありまして、言葉がわからなくても十分に楽しむことが出来ると思います。おそらく中国の伝統的な演劇の影響を受けているのだと思いますが、フニャフニャした言葉の響きだけならタイっぽくも感じられますし、メロディは日本の演歌とか民謡っぽくもあります。ベトナム音楽は独特の節回しやメロディが特徴ですけれども、ここで聞ける音楽は東~東南アジア全域に共通する要素があるように感じられますね。ベトナムは職業作曲家が作る音楽よりも、大衆歌劇の方が大らかな音楽性を持っている?

 というワケで、アジアの音楽に親しんでおられる方であれば、意外にスンナリとこの音楽を楽しむことが出来るのではないかと思われます。メロディは先程も言いましたように日本の民謡や演歌に似た感じですし、キラキラと輝くような響きの伝統的な楽器のアンサンブルを主としながら、ブリブリにファンキーな演奏もあれば、何だか妙に心懐かしいエレキ・ギターの音が出て来たりと、展開が次々に切り替わって行きますので、飽きずに楽しめるのではないかと思います。そこにベトナムらしさがあるのかどうか、わっちにはまだ判断出来ませんけど、聞いていて単純に面白いと感じられる音楽だと思いますね~。タイの昔のモーラムやルークトゥンみたいな味わいもあって、ハマれば泥沼という気がする、ちょいと危険な香りを持った音楽でやんすね♪

 それにしても、ベトナムには魅力的な芸能がありますね~。民歌やフツーのポップスだけでも魅力的なんですけれども、言葉が全然わからなくても十分に魅力的な歌劇だなんて、実に素晴らしいではないですか!しかも、伝統に沿いつつも現代的な色々な要素を取り込んでいて、大らかでありつつバイタリティ溢れる音楽を展開しているワケですから、面白くてたまりません!ベトナムの人々の活き活きとしたパワーを感じ取ることが出来る、東南アジア好きにはたまらないステキ盤でやんすよ♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえずは、雰囲気だけでも感じていただければと思います。」→コチラ

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