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2011年12月13日 (火)

KALA 「MANILA HIGH」

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 昨日は韓国のカラを取り上げましたが、本日はフィリピンのカラの05年のアルバムを取り上げましょうか。同じカラとは言っても韓国の方はKARAで、フィリピンの方はKALAですので、一文字だけ違いますけどね~。KARAはカワイイ女子の5人組ですが、KALAは百貫デブを中心とする非常に見苦しくてむさ苦しいおっさん5人組です。安田大サーカスみたいな顔の百貫デブがヴォーカルなんですが、見るからに激しく聞く気が失せる1枚でやんす。

 しかしそこをガマンして聞いてみると、これが意外にカッコいいのでやんすよ。音楽的にはオッサレーで情熱的なジャズ・ファンク系でございまして、何故こんな暑苦しい百貫デブごときがこんなカッコいい音楽をやっているんだ?などと思ってしまいますね~。不思議なことに、インドネシアとフィリピンはこの手のジャズ・ファンク系の音楽のレベルが異常に高くて、めっさオッサレーでカッコいい連中が時々出てきますが、フィリピンにおいてKALAはその先駆け的存在だった…のかどうかは知りませんけど。

 ジャズ・ファンク系とは言っても、KALAの場合はそれ一辺倒ではなくて、メランコリックなラテン風味を取り入れてみたり、ハードロック風に演奏してみたり、AORっぽい味付けをしたりと、音楽性に色々とヒネリを加えたりしていてなかなか一筋縄では行きません。流石にフィリピンのバンドだけあって、節々から音楽マニアぶりが透けて見えてくるところが微笑ましくも楽しいですね!見た目は暑苦しくても音楽はスッキリとしていてカッコ良く、見た目とのギャップは物凄く激しいですね~。面白いっす!

 同じ「カラ」とは言っても何から何まで全く違うKARAとKALAですが、どっちが好きかと言えば、個人的にはKARAに決まっているんですけど、KALAにも捨て難い魅力があるのは確かでございまして、出来ることならKARAのバックでKALAに演奏してもらいたいな~などと、激しくどうでもいいことを妄想してみたりして。あ、その前にKARAにジャズ・ファンクなんて似合わないか。と言うか、KALAってまだいるのかな?このアルバム以降、消息不明になっているような気がする今日この頃。まだやってるなら連絡下さいよ、ホンマに・・・って、本当に連絡が来ても、言葉がわからないからどうしようもないんですけど。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、なかなかカッコいい音ですよ。」→コチラ

「もう1曲、タイトル曲です。これも結構オッサレーでカッコいいです。」→コチラ

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KALA 「MANILA HIGH」を参照しているブログ:

コメント

また渋いとこからピックアップされましねぇ~。
まあ、見た目は心惹かれませんが、サウンドは
心惹かれるものがありますね(笑)。

Jeepnyっていうミディアムスローもお気に入りでした。
こなれた演奏からして、キャリアは長いと思いますので、
今でもライブシーンで活躍してるんじゃないかなと思ってます。
向こうってCD売る以外にミュージシャンとして
生活していける土壌があるので、まずCD販売ありきでは無いアーティストも多く、
我々にとっては残念ですが、どこかでがんばってるんだろうから何時か、時々でもアルバムをリリースしてくれることを願ってやみませんね。

ところでこの手のサウンドは70年代のフィリピンではマニラサウンドと呼ばれていて、(OPMという呼ばれ方をされるようになる前に、国内のポピュラーミュージックを指してこう呼ばれてました。)彼等はその再来というようなことで注目されたようです。

こういったバンドを聴くと私はShogunや(竹田和夫と)クリエーションのようなバンドを思い出して、
日本も昔はかっこいいバンドが多かったなぁ…と遠い目をしています(笑)。

>あみさん
この連中、いい音してますよね~。ルックスはイケてなくても音はイケてるバンドの代表格?
それにしても、フィリピンはCDを出さなくても生活していける土壌があるなんて、音楽的には実に健全な状況なんですね!それなら無理にブツを出す必要も無いのでしょうが、日本在住のファンとしてはブツが無いと生きてるのかどうかさえわかりませんからね~。生きているなら、たまにはブツを出して欲しいと・・・。

マニラサウンドという名称は聞いたことがありますが、なるほど、この手の音のことなんですね~。ご教示ありがとうございます!となると、70年代にこの手の音を出していた連中が気になってしまうのですが、どんな連中がいたのでしょうか?あと、SHOGUNとかクリエーションって名前は聞いたことがありますけど、音の方は全く知らなかったりして・・・。考えてみれば、ワタクシはフィリピンにしても日本にしても、昔のカッコいい連中なんて全然知らないような気がします。もっと色々聞いてみたいな~。でもカネも時間も無いしな~。どうしよっかな~、などとグダグダ思う今日この頃であります。

早速に私の拙文へご返答いただきまして感謝です。

フィリピンのローカルシーンを支えているのは、
ステージ活動でなんとか生活の糧を得られるのも大きいですが、より重要な事として、
音楽に限らず広く芸術活動に対する市民からのリスペクトが正当に払われていることが大きいと思います。
バンド活動で食って行っていることを周りからきちんと一つの正業として認められているからこそ苦しい時にも、また創作活動に行き詰りかけたときにも
乗り越えられるのではと思います。
私の友人で執筆家がいるのですが、アメリカなどでは自分は作家だというと、
へえ、どんな小説を書いているの?と尋ねられるが
日本では
へえ、売れてるの?と
すぐに売れてるか、メジャーな存在なのかにまず関心が集まり、
これじゃ、長期間もたないし、自由な創作活動を続けられないといっていました。
(その友人は大手出版社から小説を出し、映画化にもなる人気作家だったので、苦笑いしていただけでしたが…)
日本だったら、バンドもいいけどそろそろまともに働いたら…とか
いわれかねないですからね。(バンドもまともじゃ!(笑)。
この辺はメリケンがフィリピンに残した数少ない功績だったのかな…と。

それでも海外にいる我々としてはCDという形で触れるしかないのでそっちの欲求は尽きないですけど…。

マニラサウンドといって代表的に出てくるのは
Hotdog, VSTCompany, Cinderellaなどのバンド、Sampaguita, Freddie Aguilar, かつてころんさんも採り上げていらっしゃったFloranteのようなソロアーティストが挙げられるかと思います。
また、へっぽこJim Paredes(汗)率いるApo Hiking Societyもそうですね。
American Junkという風刺の効いた曲や
エドサ革命(マルコスからアキノへ)のテーマソングとなり、フィリピン人で知らない人はいない大名曲Handog Ng Pilipino Sa Mundo などを生み出しています。
アメリカへのつよい憧れとフィリピン人としてのアイデンティティの意識がマルコスの圧政下で渾然一体となって内容の濃い作品が生まれていたのだなーと思います。
今思えば、当時の政治的抑圧の下のほうが
現在のビジネス(金)のプレッシャーの下で活動するより面白いものが出来上がっているのが大変興味深いです。

長々と失礼しました。

>あみさん
ワタクシの無知な質問にご丁寧にお答えいただきまして、ありがとうございます!前から思っていることですが、あみさんって本当に音楽がお好きなんだな~って感じますね~。文章からOPMや他の音楽に対する愛情が、ヒシヒシと伝わって来ますから。音楽の知識、社会的背景の鋭い考察などなど、ワタクシなんぞ足元にも及びません。少しは見習わせていただきたいと・・・。
それにしても、フィリピンではバンド活動とか芸術活動に対して、市民レベルで敬意が払われているとは素晴らしいですね!レコ会社主導の売らんかな主義がはびこる日本とは全然違いますよね~。まあフィリピンと日本では音楽に対して求めるモノも違えば社会的状況も違いますから、一概にどーのこーのとは言えませんけど、音楽好きとしては、もっと多くの人達に音楽に対する愛情を持って欲しいな~、なんて思ってしまいますね。

それにしてもマニラサウンドであります!ホットドッグとかフレディ・アギラーはブツを持っております(ほとんど聞いてないですが)。フロランテとアポはめっさ好きですので、たまに聞きますけど。挙げていただいた連中とKALAの音楽は表面的にスタイルは違うと思うのですが、KALAの音楽からマニラサウンドを感じ取るあたり、やはりフィリピンの方々は鋭いと言いますか、あみさんと同じで音楽に対する愛情が深いんだな~って思いますね。素晴らしいと思います。ワタクシももっと愛情を持って音楽に接したいと、日々のテキトーな聞き流しを反省致しました。

こんにちは!フィリピンの新しい順から読ませていただいていて、
なんとKALAだ!と嬉しくなり、コメント残していきます^^
KALAをころんさんがご存知だなんて、本当にビックリしたし、嬉しかったです。
かなりマニアックだと思いますよ^^

私が滞在中のときに、彼らの「JEEPNEY」http://youtu.be/tQ54IRRB378 がそこそこ流行って
ベストテン入りしていました。私はビデオを見て、一発で気に入り、ライブも何度か観に行きました。
ボーカルのMike Grape君の声量がすごいし、彼の歌唱力で引っ張ってる感じのバンドでした。
その後、しばらく不遇な時代があって、活動も自然消滅になりかけていたところ、
最近、また少しずつライブ活動をしているようです。
Mike君は普段はコールセンターで働いているそうですよ。2年くらい前に結婚したし、生活がかかってるかな。
一度、ライブでお客が私と私についてきてもらった日本の友達の二人しかいなかったことがあって、
それでMike君やメンバーたちと友達(?!)になりました。
その後、別のライブでは彼らのあとに控えてるバンドが人気者だったため、彼らの出番のときのお客のノリが悪くて、Mike君がブチ切れてマイクを壊す事故がありました。ステージに上がるまで一緒にふざけながら遊んでいたんだけど、そんなことが起こり、ステージを降りた後、淋しそうに帰っていって、その後、無様な姿を見せて悪かった、というような連絡が来たことがありました。

とはいえ彼らがミュージックシーンに登場したときは、かなり周りから盛り上げてもらっていたし、音楽も歌唱力もいいので、
私もかなり期待していたのだけれど、ちょっと残念で、これからどうするのかなぁと思います。
マニラにいるころから、マニラを去った後、きっとマニラが恋しくなったらJEEPNEYを見ながら泣くんだろうなって思っていたら、やっぱりこの曲を聴くと切ないし、ビデオを見るとジプニーの音とか懐かしくてマニラにまた行きたくなります。
KALAは、Mike君の歌唱力や表現力は本当に素晴らしいけど、
楽曲的にあともうひと頑張りして欲しいなぁと私は思うんですけど、どうでしょう?

>かぼちゃんさん
おおっ、KALAにはエラく思い入れがおありなようですね~。ワタクシがKALAを知ったのは、いつもお世話になっているMIA MUSIC BOOKSさんにご紹介いただいたおかげなんですが、見かけと音楽のギャップに思わずひっくり返ってしまいました。最近は名前を見かけることは全然ありませんでしたが、地道に活動しているのなら喜ばしいことであります。その内に新作でも出してくれたら、と思います。

楽曲的にもうひと頑張りとのことですが、ワタクシは結構健闘していると思いますけどね~。なかなかオッサレーでカッコいいと思いますよ!

私が一番仲良しなのは、ItchywormsのJugs君とKel君ですが、その次にKALAのMike君です(そのなりゆきは前回のコメント参照^^)。Mike君とは今もfacebookやyahooのメッセンジャーなどでたまに話します。彼は自然消滅するのを恐れていてなんとかバンド活動を続けたいと思っているようだけれど、いろいろな状況が難しいみたいでずっと悩んでいました。次のアルバムの準備はできてないんじゃないかな。やっぱりすごくお金がかかるんじゃないでしょうか。Itchywormsですら最後に出したアルバムは2008年でその中からいまだに(昨年)ビデオカットしてるくらいですからね。
島国なため、ファン開拓がとても大変だとItchywormsのマネージャーさんも言っていましたが、KALAはマニラでもそれほどメジャーではなかったですね。それでもベストテンに連続して入っていたので、どこかに支持層がいるんだろうけど、それが誰なのか私もわかりませんでした。私は好きですよ^^

>かぼちゃんさん
貴重な情報ありがとうございます!
なかなか難しい状況なんですね・・・。自然消滅するにはあまりに惜しいバンドですから、何とか続けて欲しいとは思いますけど、やはりカネが無いと何事も上手くいかないんでしょうかね~。そこそこ人気がある連中だと思っていたのですが、マニラでもそれほどメジャーではなかったとなると、相当厳しい状況なのでしょうね。日本で彼らを知っている人は4人ぐらいしかいないと思いますが、陰ながら応援したいと思っております。

それにしても、イッチーワームスほどの凄い連中でさえもなかなか新作を出せないなんて、音楽をやる連中にとってはとんでもなく厳しい状況なんですね。世知辛い世の中であります・・・。

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