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2011年12月

2011年12月31日 (土)

2011年総合ベスト10

 さて、今年ラストの更新は、年間総合ベスト10であります。今年はFC2ブログからBBIQブログへ引越しをして、地域別にネタを書く担当をヒワイイ大使の連中に割り振りましたので、いつものようにわっちの独断で選出をするのもどうかと思います。そこで今回はヒワイイ大使との協議によりベスト10を決めることにしました。選出基準は昨年から今年にかけて発売されたブツということで。あと、ヒワイイ大使のメンバー達が各地域担当者として今年の1枚を選んでいます。こちらは発売年は関係無しに、一番印象に残ったブツを挙げてもらっています。それでは早速。

1、DJ MYKE 「HOMEWORK」(フィリピン)
OPMの歴史をこれ1枚で総括してみせた大傑作!10年に1枚レベルの、OPM史に残る作品だと思っております。
Pdjmyke001

2、LAN TRINH 「LA NGUOI PHU NHU ANH YEU」(ベトナム)
ポップス歌手ラン・チンの、バラエティに富んだ萌え萌え盤。聞くたびにホンワカ幸せな気分になれます。
Plantrinh001

3、高橋優 「リアルタイム・シンガーソングライター」(日本)
今年一番の衝撃盤!激しく湧き上がる歌いたい衝動と、ポップなメロディのバランスが取れた逸品です。
Ptakahashiyu001

4、BARBIE ALMALBIS 「GOODBYE MY SHADOW」(フィリピン)
凄まじく迸る才気をオブラートに包んで柔らかく表現してみせた、アジアの怪物の快作です。
Pbarbiealmalbis010

5、ラチャノック・シーローパン(タイ)
ルークトゥンを大きく超えた、スケールの大きい1枚。全体的に海洋性が感じられるのも良いですね!
Pratchanoksrilophan001_2

6、ZAZ(フランス)
フランスの街角シャンソンここに極まれり、といった風情が漂う作品。歌の勢いが素晴らしいです。
Pzaz001

7、阿部真央 「素」(日本)
昨年新人賞の真央ちゃんが、今年は入賞です。歌わずにはいられない衝動が全く薄れないのが凄いですね~。
Pabemao005

8、PHAM PHUONG THAO 「TO VUONG」(ベトナム)
ベトナム巨乳娘が昨年に続いての入賞。歌と音作りのバランスがしっかりと取れた、今後の民歌の指針となるべき一枚。
Pphamphuongthao016

9、LOS GUARDIANES DE LA MUSICA CRIOLLA 「CRISTAL HERIDO」(ペルー)
フォルクローレではないペルー音楽。裏山のサンバの在り方に共通点が感じられる、爺さん達の若々しい音楽ですね。
Plagranreunion001

10、安藤裕子 「JAPANESE POP」(日本)
今年は気持ち悪いカバーアルバムを出した安藤さんの、昨年発売の傑作アルバム。めくるめく安藤ワールドにクラクラしてしまいますね。
Pandoyuko002

 以上、ヒワイイ大使との協議で選んだベスト10でございました。次点はギタ・グタワ(インドネシア)、カーオティップ・ティダーディン(タイ)、メクリット・ハデロ(エチオピア)、ロクア・カンザ(コンゴ)等。新人賞は高橋優に。審査員特別賞(?)はゲイリー・グラナダ(フィリピン)の3枚組ベスト盤、発売年関係無しの発掘大賞は、タイの中古盤屋で掘り出して来たプロイのデビュー盤です。ヒワイイ大使との協議の結果とはいえ、結局はアジアに偏った選出となってしまいました。アジア以外のブツは、昨年から今年にかけての発売という選出基準の対象外のブツが多かったので、仕方ないですね~。それでは引き続き、各地域の担当者による「今年の1枚」の発表を行ないます。


(興味津々音楽探求~ラテンとヨーロッパ地域)担当:めぐりん
Phiwaiimegu016
「ラテンとヨーロッパ担当のめぐりんです。ラテンに関しては古い音源ばかり聞いていましたが、今年一番気に入ったのはキューバのエストレージャスデ・アレイトですね~。達人たちによる一大セッション大会が、本当に素晴らしかったと思います!」
Pestrellasdeareito001

(赤点先生の音楽添削~ブラック・ミュージック、レゲエ、ジャズ等)担当:はりー
Phiwaiihari030
「ブラック・ミュージックとレゲエ担当のはりーだよ~。新録はあんまり聞かなくて~、古いモノばっかりだったんですけど~、レビューした中で一番新鮮だったのは~、実はハンガリーのサローキ・アーギさんなのです~。カワイイ歌声のヨーロピアン・ジャズがステキなのです~。」
Psalokiagi001

(北側稽古~全地域対象)担当:こにたん
Phiwaiikoni002
「ぶった斬り担当のこにたんだ。ウチが取り上げるのはぶった斬るようなブツばかりだから、レビューしたブツに気に入ったモノがあるワケがない。新録で個人的ベストを挙げるなら、栗山千明だ。美人女優ロックということで、なかなか面白かったぞ。」
Pkuriyamachiaki001

(酩酊音楽酒場~アフリカ、アラブ地域)担当:ななみー
Phiwaiinana010
「アフリカとアラブ担当のななみーです。今年はアフリカばかり聞いていてアラブは全然無し。来年はその辺をちょっと改めたいと思います。アフリカは楽しいブツがいっぱいありましたけど、やっぱりリンガラ!フランコさんの『フランコフォニック第2集』は最高です!『思い出の70年代』も同じ位好きですよ!」
Pfrancotpokjazz010

(よろず音楽風流堂~日本のインディーズ)担当:ねーねー
Phiwaiinene001
「日本のインディーズ担当のねーねーです。日本のインディーズに関しては新譜も旧譜もほとんど聞いてないので、気に入ったブツはありません。担当以外から選ぶなら、ダイアン・バーチが一番好きです。まさにエヴァーグリーンな一枚ですね。」
Pdianebirch001

 以上、今年のベスト10及び各担当者の「今年の1枚」でありました。今年はアジア地域以外の音楽を多々聞くことで何だか収拾がつかなくなってしまいましたが、その混乱ぶりがわっちらしいっちゃあらしい(?)気がしますので、まあ来年もこんな感じになるでしょう。タイ音楽に関しては、わっちの中ではそれほど大きなウェイトは占めなくなって来ていますが、ボチボチ聞き続けて行ければいいかな~って感じですかね~。サリガさんに代わるショップはいまだに見つかっていませんが、自分でバンコクに行ってブツを仕入れてくるしかないかな?という気がしています・・・って、4年に一回位しか行けないか?

 あと、今年は大震災とか母が倒れたりとか色々な出来事がありましたが、その割には不謹慎な位に猛烈な勢いでブログを更新して参りました。お陰様で皆様にはすっかり飽きられた(呆れられた?)ようで、最近のアクセス数の激減ぶりには目を見張るモノがあります。誰の期待も誰の注目も無い閑古鳥ブログではありますが、来年もボチボチと更新は続けて行くと思いますので宜しくお願い致します。新年は1月4日頃から更新を再開する予定でございますが、まあどうなるかは不明でございます。それでは皆様、良いお年を~♪

あ、今年一番よく聞いた曲を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。→コチラ

2011年12月30日 (金)

2011年タイ音楽ベスト5

 さて、今年も例年の如くルークトゥン・ベストを選出しようと思ったのですが、タイの音楽はルークトゥンだけではなくてポップスも色々とありますので、今回はポップスも含めたタイ音楽ベストを選んでみようと思います。但し今年はサリガさんのタイ音楽からの撤退ショックによって聞く数がかなり少なくなったことと、タイ音楽への関心が例年よりも薄れて来たということもありますので、今回はベスト5の選出に留めておこうと思います。対象は昨年から今年にかけて発売されたモノということで。復刻モノは対象外とします。それでは早速。

1、RATCHANOK SRILOPHAN 「FON TOK NAI TALAE」
今年の1位はラチャノック。もはやルークトゥンという枠を超えたかのような、スケールの大きい音楽性が素晴らしい!
Pratchanoksrilophan001

2、KAWTHIP THIDADIN 「SAO MORLUM SUM NOY」
ラチャノックと並んで1位にしたいカーオティップのデビュー盤。ファンクでロックでミクスチャーな、最近のモーラムでは出色の作品。
Pkawthip001

3、GING THE STAR 「A LITTLE BIG THING」
バラエティに富んだポップな楽曲の充実ぶりと、ヘッポコながらもカワイイ歌唱が絶妙にマッチ。
Pging001

4、LA ONG FONG 「WIND-UP CITY」
タイの渋谷系の面目躍如!この手の音楽としては、世界最高峰の仕上がりとなったと感じられます。
Plaongfong002

5、YING THITIKARN 「PLENG RUK JARK JAI YING-VOL.2」
イン様のカバー集第2弾。タカテーンと天下無双を争う実力派の、本領発揮の1枚。とにかく歌が素晴らしいです!
Pyingtihtikarn010

 以上、タイ音楽ベスト5でした。次点はソム・スダーとジョムクワンと3 SAO SILVER GOLD。新人賞は当然カーオティップ。タカテーンやメンポーの新作はまだゲットしていませんので、来年に回すことになりますね。期待の新人パオ・パオワリーのブツも来年ゲットしたいと思います。というワケで、明日は総合ベスト10の発表でございます。よろしければ明日も見てやって下さいませ~♪

あと、今年一番よく聞いたタイ音楽の曲を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。→コチラ

ついでに二番目によく聞いた曲も貼り付けておきますね♪→コチラ

2011年12月29日 (木)

JURIS FERNANDEZ 「FOREVERMORE」

Pjuris002
 フィリピンのポップス歌手ジュリス・フェルナンデスの、今年発売の2枚目のソロアルバムです。1枚目はフォークっぽい音作りが印象的なとても清楚で爽やかな作品でしたので、2枚目が非常に楽しみだったのですが、順調にリリースをしてくれて嬉しい限りでございます。

 ジュリスと言えば元M.Y.M.P.のメンバーでございますが、以前わっちはジュリスの1枚目のソロを取り上げた時に、「ジュリスは欧米安直カバーばかりのM.Y.M.P.には相応しくない」とか「ソロアルバムを出したと聞いた時、正直嬉しかったですね~」と書きました。フィリピン音楽ファンには絶大な人気を誇る(のかな?)M.Y.M.P.ですが、わっちにはあまり面白くないグループでありました。ジュリスがソロになった時、これでやっとジュリスが本当にやりたいことをやれるようになるんじゃないかな~と思ったのですが、1枚目のソロ作はまさに会心のブツでありましたから、思った通りの展開に一人悦に入ったものでございました。

 そんなワケで楽しみにしていたこの2枚目のブツでございますが、今回はフォークっぽさは控えめにして、流麗なストリングスなんかを大々的に使ったスケールの大きいポップス作品に仕上げて来ましたね。まさに美しいとしか表現しようがない音になっていると思います。ジュリスには本来、アコースティック・ギターを基調としたフォークっぽい素朴な音の小品が似合うと思うのですが、今回は自分の表現の可能性に挑戦したかのような作品ですね。その前向きな心意気は高く評価したいと思います。

 で、このアルバムは徹底してスロー若しくはミディアムのバラード攻撃を仕掛けてくるワケなんですが、「お前はOPM界に掃いて捨てる程いるR&B歌手か!」と突っ込みたくなるような曲がズラリと並んでいます。小鳥が羽ばたくような軽快な爽やかさが持ち味のジュリスだけに、この選曲はどうなん?という感じがするのですが、今回はあのカワイイ歌声で、これまでに無く何とも熱っぽく切々と歌っているんですよね~。1曲入魂と言いますか、1曲1曲心を込めて本当に丁寧に歌っている様子がヒシヒシと伝わって来るのであります。何だかまるでアジアン・ソウル歌手の梁静茹みたいな雰囲気を醸し出しているのでありますよ。フィリピンにはR&B歌手は山ほどいますが、こんなに気合を込めた歌を聞かせる歌手は他になかなかいないんじゃないですかね~。

 ぶっちゃけ言いますと、ジュリスは歌の技術が特段優れているワケでもなくて、この手の曲を歌うには声が軽いと思うのですが、この予想外の素晴らしい健闘ぶりは一体何事なのでしょうか?気合さえあれば多少の不利な楽曲を前にしても克服できるってことでしょうか?徹頭徹尾バラード集であっても、これだけの歌を聞かせてくれるのであれば途中で飽きることもありません。やはり「心意気」というモノが感じられる歌ってイイですよね~。先日取り上げましたレイシェル・アン・ゴーといいジュリスといい、素晴らしく気合の入った充実作を出してくれて、本当に嬉しい今日この頃なのでやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、タイトル曲です。しっとりしてて美しいです。」→コチラ

「もう1曲、これまた美しい曲です。」→コチラ

2011年12月28日 (水)

NINDY 「TAK PERNAH KUBAYANGKAN」

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 インドネシアのポップス歌手ニンディの、08年のデビュー盤です。プランテーションの店長さんお薦めの1枚でございます。ジャケはせくすぃ系ですが、アゴがちょいと長いのが気になるな・・・などと考えていて、そう言えば前の会社の同僚にイブキさんというアゴがちょいと長い女の子がいたな~、無愛想だったけど結構カワイイ娘だったな~、なんて思い出したりして。という激しくどうでもいいことはさて置き、試聴してみるとなかなか爽やかなポップスでしたので、思わずゲットしてしまった次第でございます。

 まあ一口に爽やかとは言っても色々なタイプの爽やかさがあるワケでございますが、この人のやっている音楽はロックっちゃあ紛れもないロックなんですけど、フュージョン系と言いますか、それともAOR系と言いますか、聞いていると海辺の風景が見えて来るような爽やかさなのであります。人で賑わう海から夏の盛りも過ぎて人がまばらになったような海まで、色々な景色を見せてくれるような気がするのは、多分わっちの幻覚です。でも、心地好い潮風が感じられるような気がする音楽だという気はしますね~。スローな曲では海辺の夕暮れの景色が見えて来たりして(更に幻覚です)、もう何から何まで爽やかなのであります。爽やかじゃないのはニンディちゃんのアゴだけ・・・失礼致しますた!

 基本的にロック・バンド編成から紡ぎ出される、フュージョンっぽかったりAORっぽかったりするバックの音は実に良く出来ておりまして、インドネシアのこの手の音のレベルの高さを再認識させられます。まさにここで鳴って欲しいと思う音が出て来てくれるという、痒い所に手が届く作りであります。流石にインドネシア、本当に音楽をよくわかっているな~って感じでありますね~。インドネシアのロックの尋常ではないレベルの高さは、フィリピンに並ぶと思います。こういう音楽を、クソライヴ盤を出してしまったフィリピンのイェン・コンスタンティーノに参考にして欲しい・・・というのは激しくどうでもいい話でございます。

 そしてニンディちゃんの歌でありますが、これまたいい感じなのであります。まだまだ声に若さと言いますか、歌い慣れていない感じの硬さが感じられますが、ちょいとハスキーな歌声には「初々しい」と形容するに相応しい新鮮な響きがあると感じられます。アップテンポの曲では「背伸びしながら一生懸命歌っています!」という雰囲気が伝わってきますし、スローな曲では「出来る限りしっとりと歌おうと努力してます!」という健気な心意気が感じられます。うーむ、アゴは長いけどステキな娘ではないですか!思わずハグしてあーしてこーしてという妄想も膨らむ萌え娘♪インドネシアにはギタ・グタワちゃんという、インドネシア音楽史上最強の(?)超激烈萌え娘がいますが、スターのオーラを放っているギタちゃんに比べると、ニンディちゃんはもっと近づきやすそうなのがイイですね!

 しかし残念なことに、このアルバム以降は音沙汰が無くなってしまったニンディちゃん、一体どこで何をしているのでしょうか?早く2枚目のブツを出して、もっと萌える歌を聞かせて下さい。お願いしますよ、ホンマに。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、軽快なポップロックです。」→コチラ

「もう1曲、しっとり系のを一発。」→コチラ

2011年12月27日 (火)

MARIE DIGBY 「UNFOLD」

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 メリケンのシンガーソングライター、マリエ・ディグビーの08年のデビュー盤です。マリエなんて名前が日本人っぽいということで、日本でもほんのちょっとだけ話題になった歌手ですが、母親が日本人の日系人だそうです。このブツを出した後にJ-POPの日本語カバーアルバムを出したようですが、結局鳴かず飛ばずだったのか、その後消息が途絶えてしましました。最近は全く音沙汰が無かったのですが、今年になって突然フィリピンでデビューして、活躍の場をフィリピンに移したようです。何故フィリピンなのかは不明ですが、マリエさんのアコースティックな音楽性は、アコースティックな音楽がブームになっている現在のフィリピンに、ピッタリとフィットしたということなのでしょうね~。これはそんなマリエさんの1枚目のブツであります。

 元々マリエさんはデビュー前に、メリケンのR&B歌手リアーナの「アンブレラ」という曲をアコギ一本でカバーし、それを自分でアップしたYOUTUBE映像が評判となったことがあるらしいですが(既に2千万アクセス突破!)、それがデビューのキッカケになった・・・のかどうかは知りません。しかし、そこそこ可愛らしいエキゾなルックスと、清楚で爽やかながら意外に熱を帯びた歌い口が、人種や国境を越えて色々な人に訴えかけたのは間違い無いと思います。実際にその映像を見てみると、元の曲の良さもあって実に魅力的な仕上がりになっていると思います。この人にはギターやピアノの弾き語りを自分でYOUTUBEにアップした映像が結構あるのですが、どれを見てもなかなかいい感じでありまして、控えめながらも人を惹きつける力を持っている歌手という感じがします。フィリピンの人達も、そんなマリエさんの力に惹かれてしまったのでしょうね~。

 音楽的にはアコースティックな質感を大事にしたポップ・ロックでありますが、ぶっちゃけフツーの洋楽っぽく聞こえるものの、前述の如く妙に人の耳を惹きつける力がありますので、ついつい聞いてしまうんですよね~。ただ、アコースティックな質感を大事にしているとは言っても、結構ハードなロックチューンもありますし、本人の歌はかなり熱血な部分がありますので、この娘の本意はアコースティックな音楽性にあるのではなくて、実はハードロックや暑苦しいソウル・ミュージックにあるんじゃないかという気も致します。清楚で爽やかなフォークの仮面を被った暑苦しい熱血娘というのがこの娘の正体だと思うのですが、いかがでしょうか?じゃないと、リアーナのカバーなんてしないと思うんですよね~。

 この娘のフィリピンでのデビュー盤がどんな内容なのかは定かではありませんが、おそらく熱血のクセに爽やかなフォーク仮面を被っていることでしょう。果たしてどこまでフィリピンで活躍できるのかはわかりませんけれども、メリケンでも日本でもコケてしまったからには、フィリピンで末永く活躍して欲しいものであります。素顔は熱血娘、人前ではフォーク仮面に変身して、両方の顔を使い分けて行けば面白いんじゃないかな~と思う今日この頃でやんす。何にしても、面白い娘ですわ。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは一発、熊本のテレビ番組か何かの映像と思われます。スタジオライヴで2曲ヤッテます。ちなみに2曲目が『アンブレラ』です。みんなで歌おう『あんぶれら えら えら え え え♪』」→コチラ

「もう1曲、ピアノの弾き語りです。美しいです。」→コチラ

2011年12月26日 (月)

BANYEN SRIWONGSAR 「MAE BAEB PLENG MORLUM VOL.1」

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 タイのモーラム歌手バーンイェン・シーウォンサーの、09年に発売された16曲入り復刻盤の第1集であります。この人の復刻シリーズはわっちの知る限りでは第7集まで出ているようですが、できれば全て揃えたいですね~。まあタイの復刻盤ですから例によって例の如く、録音データなんぞ一切不明なワケでございますが、70年代ぐらいの録音なんでしょうかね~?昔の音源が聞けるだけありがたいとは思いますけれども、折角復刻するのであれば、ついでにもうちょいデータを記載してくれないですかね~。テキトーな製作姿勢に、涙がチョチョ切れます。

 それにしてもシーウォンサーさんであります!これは本当に素晴らしい音源でありますよ!最初から最後まで、徹頭徹尾まさにモーラムらしいモーラムであります。怒涛のモーラム攻撃でございますな。ケーンがお祭りの如くヒャンヒャン鳴り出して図太いベースがブンブンと唸りまくり、ギターが民俗色が強いフレーズをひたすら反復し、オルガンがサイケな雰囲気を醸し出し、シーウォンサーさんが独特の節回しをベチャっと潰したような声で呪文のように唱え続けるという、世にも不思議なモーラム世界が出現致します。しかもどの曲を聞いても同じ曲にしか聞こえないという無限の反復地獄!異様な高揚感のある幻惑世界でございまして、もしかしたら現地ではこれを聞いている内に本当に昇天してしまう人がいるんじゃないでしょうか?

 うーむ、これは本当に凄いですね~。弾力性に富んだ図太い演奏は、どんなファンク・バンドよりもグルーヴィーでファンクであります。空間をグニャリと捻じ曲げてしまうような感覚は、どんなサイケデリック・バンドよりもサイケであります。呪文のように似たようなフレーズを繰り出して来る歌は、どんなお経や呪文よりも人を幸せにしそうです。その昔、日本では踊念仏というモノが出現したことがありましたが、ここで聞けるモーラムはタイに出現した現代の踊念仏だ!などとワケわからないことを言いたくなってしまう今日この頃でやんす♪

 やっぱりイイですね~、モーラムって。特にこのシーウォンサーさんのモーラムは本当に素晴らしいと思います。大音量で浸っていると意識がどこか違う世界へトリップしてしまいそうな危険な音楽ではありますが、いつまでも浸っていたいと思わせるその麻薬的魅力は、フランコのリンガラ音楽にも通じるところがあるような気がしますね~。モーラムに興味がおありの方には、マスト・アイテムだと思いますよ♪

あと、試聴を探すのが面倒なので、今回は試聴の貼り付けは無しでやんす。

2011年12月25日 (日)

RACHELLE ANN GO 「UNBREAKABLE」

Prachelleanngo010
 フィリピンのポップス歌手レイシェル・アン・ゴーの、今年発売の新作であります。フィリピンの女性歌手の中では、個人的に一番好きなルックスの歌手なんですけど、このジャケで着ているカエルの卵がウジャウジャとくっ付いたようなドレスはやめてくれないですかね~、気持ち悪いので。わっちのレイシェルちゃんにヘンなモノ着させないで下さい。

 レイシェルちゃんと言えばフィリピンに氾濫しているR&B系歌姫の一人ではありますが、最近はロックに挑戦してみたりと自分の幅を広げる試みをしていることでも知られています(知られてるか?)。そんな健気な姿勢を見せているレイシェルちゃんを、わっちは常に温かい目で見守っているのでありますが、今回のアルバムは1曲目とラストのファンクを除いて徹頭徹尾スロー~ミディアムの美メロ攻撃を仕掛けて来ます。ありゃ?もしかして原点回帰ですか?

 別にどうでもいい話なんですが、何故かは知りませんけどフィリピンの人って本当に美メロバラードが好きですよね~。フィリピンのR&B系歌姫は、どいつもこいつも判で押したようなバラード歌手ですが、バラードよりもノリノリのジャンプ・ナンバーの方が好きというわっちみたいな人間には、正直しんどいですわ・・・。まあ、フィリピンらしいっちゃあらしいんでしょうけど。わっちのレイシェルちゃんも、そんなフィリピン国内の事情に合わせて徹底バラード作品を出したのでしょうけど、しかしそこは色々と経験を積んで来たレイシェルちゃん、ただのバラードではないところが素晴らしいのでありますよ!

 レイシェルちゃんはそこらにウヨウヨいる凡百のバラード歌手とは違って、甘々な歌唱だけではなくて、しっかりと甘さ控え目でクールな歌もキッチリと聞かせてくれるのであります。そう、甘々なバラード攻撃が苦手なわっちの為に、甘ったるくならない歌い方で心を込めて切々と歌ってくれているのでありますよ!全ては「わっちの為に」(←妄想です)。甘ったるくならないのは、バックの音作りがロック的なダイナミズムを持っているからなのですが、それに合わせて時に厳しい表情を見せながら歌うレイシェルちゃんの健気な姿に、めっさ萌えてしまうのでやんす。

 うーむ、これはわっちの為に歌ってくれているという心意気が伝わって来る、とってもステキな作品でやんすね~。やっぱりわっちのレイシェルちゃん、本当にいい娘であります♪わっちの為にこんなに良い歌を聞かせてくれるのですから、ハグしてあーしてこーしてあげなければなりませんね!ルックス良し、歌良し、心意気良し、三拍子揃ったレイシェルちゃんは、わっちにとってはフィリピン音楽の女神様なのであります♪好きです、愛してます!

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、ロックなタイトル曲です。」→コチラ

「もう1曲、美しいバラードです。」→コチラ

2011年12月24日 (土)

HUNNY MADU 「PULAU JANJI」

Phunnymadu001
 マレーシアの女優(と聞きました)であるハニー・マドゥの、今年発売のデビュー盤であります。プランテーションの店長さんお薦めのブツであります。まずはこの顔のアップのジャケが印象に残るブツですね。いかにもR&Bやってますという雰囲気がいいんだか悪いんだかわかりませんけど、それほど美人とは思えない顔のアップをジャケに持ってくるあたり、自信の程が窺えますね~。流石に女優さんですな。

 当然このブツも試聴させていただいたワケでございますが、「どうせR&B系でやんしょ?」とタカをくくっていると、いきなり1曲目でぶっ飛ばされてしまいますた!な、なんじゃこりゃ!マイナー調のピアノの弾き語りから悲壮感漂うストリングス・アレンジが出て来たと思ったら、突然「アッサラーム・アレイクム」なんて言い出してアラビアンなラップが始まったのであります。このラップがめっさクールでカッコいいのでやんすよ!「おおっ、これはもしかしてマレーシア流のアラビアンなヒップホップ作品か?」などと思わずテンションがめっさ上がってしまいますたが、2曲目がフツーにポップス調になったのでテンション下がり・・・と思ったのですが、女優のクセに決して愛想を振り撒かないクールな歌い口が、激しくカッコいいのでやんす。はい、購入決定!

 全体的にはR&Bやヒップホップ色が濃厚なのですが、とにかくクールなハニーさんの歌い口と、突然音数を削ったと思ったら再び増やして盛り上げたりするクールなバックの音作りは、相当にカッコいいですよ♪雰囲気的には、レニーニとマルコス・スザーノが組んだクールなブラジリアン・ファンクみたいな感じと言えば、お分かりいただける方もいらっしゃるかもしれませんね。こんなにカッコいい音なら、日本とかメリケンのヒップホップやR&Bをお聞きの方々にもお薦めしたくなりますね~。クールなマレーシアンR&Bにシビレること間違い無しでやんすよ!なんて思ったりする今日この頃。

 曲調もなかなか多彩でありまして、R&Bやヒップホップだけではなく、まるでレディ・ガガみたいなアゲアゲ・ポップスもありますし(わっちは結構レディ・ガガの音楽が好きです)、アジアンな情緒漂うしっとりバラードもあったりします。そしてそれを常にクールにビシッと決めてみせるハニーさんの力量も、なかなかのモノがありますよ。とにかくめっさカッコいいですわ、この人。あ、もしかしたらハニーさんって、マレーシアの若い女子のカリスマと呼ばれる存在なのかもしれませんね~、実際はどうなのか知りませんけど。

 何にしても、久し振りにゲットしたマレーシアのブツですが、マレーシアの音楽界は低迷しているとの噂を聞くものの、これはかなり充実したブツでありますね。今年はシティちゃんの新作も出ましたし、シーラ・マジッドも復活したりしましたから、マレーシア音楽界も段々と状況が良くなって来ているのでしょうか?あとはノラニザ・イドリスの復活を待つばかり・・・かな?

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、辛口なしっとりスロー曲です。」→コチラ

「もう1曲、レニーニとスザーノみたいな音の曲です。」→コチラ

2011年12月23日 (金)

興味津々音楽探求~ANABEL SANTIAGO 「CANTA A DIAMANTINA RODORIGUEZ」

Panabelsantiago001
 みなさんこんばんは。ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんです。今回の「興味津々音楽探求」で取り上げますのは、スペインの歌手アナベル・サンティアーゴの05年のアルバムです。先日の関西弾丸トラベラーで、ころんさんがリズムキングスさんでゲットして来たアルバムです。このアルバムを買った理由を聞いたら、「何となく良さそうな気がしたから」とのことで、アナベルさんのことは「見たことも聞いたことも無いでやんす」ですって。相変わらずワケがわからない人ですね~。

 このアルバムについては何もデータが無いのですが、多分ディアマンティーナ・ロドリゲスという人が歌った曲をアナベルさんがカバーしているのではないかと思います。まあディアマンティーナさんにしてもアナベルさんにしても、どういう人なのかさっぱりわかりませんけど。でも、収録されているのはとっても興味津々な音楽でした!あ、ちなみにですが、アナベルさんって結構巨乳ですよ。明らかに垂れ気味ですけど。

 とりあえずはブックレットを見てみると、スペイン語で書いてありますので全く意味がわからないのですが、曲目はトラディショナルと書いてあるモノが多いので、多分伝統音楽系なんだろうと推測出来ます。実際に音を聞いてみますと、アナベルさんは土俗的なフラメンコの歌手みたいに、ピーンと張ったような物凄く強い声で、コブシを回しながら歌います。ファドの歌い方にも似ているような気はしますが、ファドに比べるとかなり粗野な感じがしますね。節回しには結構アラビアンな感覚がありまして、そう言えばアラブ・アンダルース音楽ってこういう音楽のことを言うのかな?なんて思ったりして。無伴奏トラッドなんかでは、実際は全然違うんですけど、コーラン詠唱なんかを思い出したりして。

 やっている音楽は伝統音楽なんでしょうけど、バックの伴奏は伝統に捉われること無く、柔軟な感性で演奏しているように聞こえます。もちろんいかにも伝統音楽と言った感じの伴奏もあるのですが、ちょっと洒落たジャズっぽい感覚を持った伴奏の曲も多くて、アナベルさんの真意は一体どっちにあるのかな?なんて気がしちゃいますね。プロデュースはアナベルさん自身ですから、狙ってこういう音作りをしているはずですので。

 まあわたしには、この音楽を理解する為の基礎的な知識とか音楽経験が全然ありませんので、良い音楽なのかどうなのか判断するのはとても難しいんですけど、少しでも理解する為にもっとスペインの音楽を聞いてみたいという気持ちになって来ましたので、その点では人をその気にさせる良い音楽だと言えるのでしょうね。ころんさんにお願いして、今後はスペインの音楽をもっとゲットしてもらうようにしたいと思います♪

「スペイン音楽に興味津々♪」byめぐりん
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以上、ヒワイイ大使の巨乳担当、めぐりんがお送りしました。下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試し下さいね!それではまた次回まで、ご機嫌よう~♪


「まずはディアマンティーナ・ロドリゲスさんと一緒に出てるステージで、無伴奏バラッド大会みたいなことをやっているアナベルさんです。」→コチラ

「もう1曲、ケルト系っぽい伴奏の歌ですね。ライヴです。」→コチラ

2011年12月22日 (木)

興味津々音楽探求~小野リサ 「JAPAO」

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 みなさんこんばんは。ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんです。今回の「興味津々音楽探求」で取り上げますのは、ボサノバ歌手として知られている小野リサさんの今年発売のアルバム「ジャポン」です。このアルバムは小野さんが初めて日本語で歌った作品ということらしいのですが、J-POPの曲をカバーしたんだそうです。

 となると、J-POPの曲をボサノバにアレンジして歌っているのかな?という気がしてしまうのですが、実際に聞いてみるとまさにその通りの音楽でした。でも、だからダメというのではなくて、どの曲もとても耳あたりが柔らかくて優しい感じに仕上がっています。J-POPの曲達が新しい生命を吹き込まれて、生まれ変わったような新鮮さが感じられる作品に仕上がっていますよ!この前はりーさんが樹里からんさんのJ-POPをジャズにアレンジしたカバー集を取り上げていましたが、アレと同じような趣向ですね。

 どの曲もメロディはお馴染みって感じなんですけど、ボサノバのアレンジになると、また全然違った響きを持つようになるんです。特にわたしがビックリしたのが中村あゆみさんの熱血ソング「翼の折れた天使」なんですけど、これが見事にオシャレで軽快なポップスに生まれ変わっているんですよね~。これは本当に感動しますよ♪ヴァン・ヘイレンのハードロック・チューンの「ジャンプ」が、アズテック・カメラの跳ばない「ジャンプ」に生まれ変わった時みたいに・・・ちょっと例えが違いますね。

 まあ色々な曲がボサノバやサンバに生まれ変わっているんですけど、ここまで筋の通ったステキな作品に仕上がっているのは、やっぱり小野リサさんの歌が素晴らしいからでしょうね~。長年ボサノバを歌い続けて来て身に染み付いた感覚が、ここで聞けるニュアンスの豊かなさり気ない歌唱に結びついているように思います。このアレンジにはこの歌しかないでしょう!というような、見事なハマり具合なんですよ。素晴らしいと思います。

 もちろん小野さんの歌だけではなくて、ボサノバにアレンジされたバックの演奏も素晴らしいですよ!わたしは特にトロンボーンとかフルートの、ほんわかと優しい音色が大好きですね~。アルバム全体的にゆったりとした演奏なんですけど、全編でしっかりとしたスウィング感があって、とても気持ちがいいです。スウィングしていなければ、そんなのボサノバじゃありませんからね!

「スウィングしなけりゃボサノバじゃない♪」byめぐりん
Phiwaiimegu033

 このアルバム、本当にステキな作品ですね~。今年はラテン音楽担当として色々なラテン音楽を聞いて来ましたけど、その中でも一番衝撃が大きかったのがこのアルバムかもしれません。まあ昔の名作・名演と一緒くたにして考えるのは間違っているのかもしれませんが、企画モノのアルバムとしては群を抜いて面白い作品なんじゃないかと思いますよ♪

以上、ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんがお送りしました。下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試し下さいね!それではまた次回まで、ご機嫌よう~♪


「とりあえず1曲、ちょっと物思いに耽っているような感じですね。」→コチラ