Powered by Six Apart

« 2011年9月 | メイン | 2011年11月 »

2011年10月

2011年10月20日 (木)

ELIZA DOOLITTLE

Pelizadoolittle001
 英国のシンガーソングライターで、「マイ・フェア・レディ」から名前をパクったと思しきイライザ・ドゥーリトルの、昨年発売のデビュー盤です。実はこのブツ、先日のバンコク行きの飛行機の中で聞いたのですが、それ以来めっさ気になっていたんですよね~。その後、北九州のブックオフをブラついた時に500円特売コーナーで発見致しまして、めでたくゲットと相成りました。あ、別にどうでもいいんですけど、わっちはこの人の名前をイライザ・ドゥーライトと思い込んでいたのですが、ジャケを見たらドゥーリトルと書いてあります。その昔、ディーライトなんて下らない連中がいたせいなのか、覚え間違いをしておりますた。失礼致しますた。

 何故ドゥーリトルのことが気になっていたかと言いますと、20代前半の白人の若い娘にしては珍しく、古き良きメリケンのホンキー・トンクとかソウルとかポップスなんかの影響を感じさせる、無邪気でお気楽な雰囲気の音楽をやっているのが実に新鮮だったからであります。また、「ミスター・メディスン」なんて曲をやっているあたり、もしかしたらメディスン・ショウなんかのことも知ってるんじゃないかと推測出来ます。昔のメリケンの大衆芸能を知る英国の若い娘なんて、今時珍しい変態ではないですか。う~む、よい子じゃ!わっちがあーしてこーしてあげま・・・やっぱり白人娘なんぞが相手では妄想も進まんな~。結構巨乳っぽいけど。

 そんな色々な要素を感じさせる古き良きポップスみたいな音楽を、この娘が自分で作って歌っているワケですから、実に面白いですよね~。どの曲も実にポップで明るくて楽しいのがイイと思います。最近の英米の音楽は、何だか妙に捻くれた暗い連中が結構多いですから、この娘のお気楽でカラッと明るい音楽性は、実にステキだと思います。意外にハスキーでやんちゃな歌声からも、歌うのが楽しくて仕方が無いという気持ちが伝わって来ますし、躍動感が弾ける若さがまぶしく感じられる歌だと思います。

 それにしても、先日取り上げましたダイアン・バーチにしてもこの娘にしてもまだ若いのに、昔の音楽から栄養分をしっかりと吸収しながら素直に伸び伸びと自分のやりたいことをやりつつ、それが自己満足の世界に陥ること無く誰に対しても開かれていて、聞く者に音楽の楽しさを存分に伝えてくれるのが素晴らしいですね!まあバーチの方はモヤモヤした陰も見え隠れしていますが、ドゥーリトルの方はエンタメに徹しているように感じられる分スッキリと爽やかに聞こえますね。世間的には知的な音楽家バーチの方がウケが良いとは思いますが、わっちは痴的なバカっぽさが滲み出す大道芸人ドゥーリトルも高く評価したいと思うのでやんす。文句無しに楽しめる愉快盤♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、大ヒットしたという『SKINNY GENES』です。何だかヒワイイ大道芸集団みたいな映像ですね~。」→コチラ

「もう1曲、何と言いますか、露出自転車?」→コチラ

2011年10月19日 (水)

SUGAR EYES

Psugareyes001
 タイのアイドル・グループ、シュガー・アイズの昨年発売の6曲入りミニアルバムでございます。バンコクのセントラル・ワールドのB2Sにて、あまりにバカっぽいジャケが気になってしまい、思わずゲットしてしまいました。そこそこカワイイ5人娘達が居並ぶその姿は、タイ伝統の思わず失禁してしまうようなヘッポコ・ポップスを期待させてくれますよね~♪激しく下らなくて腰砕けな、聞く者をお地蔵さんにしてしまうようなヘロヘロヘッポコな歌を聞かせておくれ!などと思いつつ再生してみると・・・ん?何か様子が変だぞ?

 まずは出て来た音が、随分カッチリと作ってあります。ヒップ・ホップやR&Bの影響を感じさせる音作りなのですが、まあそれは最近の主流でありますので珍しくも何ともないんですけれども、音の感触がタイ伝統のヘッポコ・ポップスとは一線を画しているような感じなのでございます。何かヘンだな~と思いつつジャケの表や裏を見ていましたら、このブツはカミカゼでもグラミーでもなく、ソニー・ミュージックから出ていることに気付きました。ジャケの右下にはヤマハの文字も見えます。これはソニーとヤマハが、意図的にタイで作り上げたアイドル・グループか?

 わっちの個人的な考えを言わせてもらいますと、これはK-POPの影響をモロに受けたポップスだと感じられます。そこそこルックスの良い踊れる娘達を集めて、カッチリしたビートのR&Bっぽい曲を歌わせるという手法は、K-POPに倣ったものでありましょう。ただ、それが成功しているかと言うと、どうもそうは言えない感じがするのでございます。あまりにカッチリと作り過ぎてしまったことで、随分匿名性の高い歌に仕上がってしまったように感じられます。ルックスから受ける弾けたポップな印象が、歌の方にはイマイチ生かされていないって感じですね~。

 ぶっちゃけ、わっちにはK-POPは、どれもこれも同じようにしか聞こえない没個性の匿名性の高い音楽に感じられるのですが、シュガー・アイズもまさにそんな感じになってしまっているのでやんす。K-POPに倣うのは別に構いませんが、もっとメンバーの特性をちゃんと考えて製作して欲しいな~と思います。まあ、タイのグループだからといって無理にタイっぽくする必要は無いと思いますが、少なくともメンバー達の歌いたい気持ちとか元気の良さとかがもっと伝わってくるような工夫をして欲しいと思いますね~。

 しかし、ここに提示されている方向性は、昨年の個人的ベスト10に選んだフィリピンのポップ・ガールズなんかに呼応する動きであるように思われまして、もう少しメンバーのキャラクターを明確にすることが出来たら、かなり面白くなるんじゃないかと思いますね~。せっかくカワイイ娘達を集めたのですから、型にはめ込むのではなくて、もっとメンバーを生かすような方向に軌道修正をして欲しいと思う今日この頃でやんす。次作に多いに期待したいと思います♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、デジタル・ビート・ヒップ・ホップ・ポップス?ヘッポコさ加減が足りない気がするのでやんす。」→コチラ

「もう1曲、こちらは実にタイポップスらしいバラードですね♪」→コチラ

2011年10月18日 (火)

DIANE BIRCH 「BIBLE BELT」

Pdianebirch001
 普段は英米のロックやポップスをほとんど聞くことが無いわっちは、最近の動向をチェックする為に近所のタワレコで新作の試聴をすることが多々あるのですが、たま~に「おおっ、これは凄え!」というブツに出くわすことがあります。アメリカのシンガーソングライター、ダイアン・バーチの09年のデビュー・アルバム「バイブル・ベルト」も、そんなブツの1枚であります。

 試聴機の前で顔のアップのモノクロ写真ジャケを見て、ちょっと気になったので試聴してみたところ、何だか70年代の雰囲気が濃厚な地に足がついたポップスが流れて来まして、思わずしばらく聞き惚れてしまいました。「こいつ誰や?」と思ってジャケを手にとると、ダイアン・バーチと書いてありました。まだ若い娘のようですが、人生経験を積んだような太くて落ち着いたソウルフルな歌声が実にいい感じです。何だかローラ・ニーロっぽくも聞こえる歌声だと感じられました。音楽の方も昔のソウルやポップスの影響を多大に受けた、根っこの図太さが感じられるモノでございまして、元来ポップス好きのわっちは、一発で気に入ってしまったのでありますた。

 気に入ったのであればさっさと買えばいいモノを、すぐに中古に出てくるだろうと思ってその場では買いませんでした。しかしそこから月日は流れ、中古盤で出会うことなど全然無く、その後はダイアン・バーチなんて名前は忘れていたのでありますが、先日レンタル屋に行った時にこのブツがありましたので、久し振りの再開に思わず借りてしまった次第でございます。

 そんなワケで久し振りに聞いたダイアンさんの音楽でございますが、やっぱり素晴らしいですね~。英米の優れたポップスというモノは、何らかの形で黒人音楽の影響を受けているモノが多いと思うのですが、ダイアンさんの音楽も例外ではなく、ソウル・R&B・ゴスペル等々の黒人音楽から十分に栄養を受け取って、しっかりと地に足の着いた、実に安定感のある素晴らしいポップスを作り出しています。キャロル・キングやローラ・ニーロを引き合いに出して語られることが多いのもむべなるかな。

 イヤイヤ、マジで聞くほどにハマる音楽でございますね~。時代なんてモノには全然関係無い、いつ聞いても素晴らしいと思えるエヴァーグリーンな音楽とは、まさにこういう音楽のことを言うのではないかと思います。こんなにイケてる音楽だったら、試聴した時に新品でさっさと買っておけばよかったな~なんて思ってしまいますた。まあ何にしても、出会えたことに感謝したくなる、心からステキだと思えるメリケン・ポップスだと実感する、今日この頃なのでやんす♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、福岡のローカル情報番組で使われている曲ですね~。めっさポップで楽しいですよ♪」→コチラ

「もう1曲、何とも70年代風な曲でやんすね~。」→コチラ

2011年10月17日 (月)

PLOY 「DEK YING KANG NAH TANG」

Pploy010
 タイのポップス歌手で「天使の歌声」を持つプロイの、02年の2枚目のアルバムです。先日はタイの中古盤屋で発見した1枚目を取り上げましたが、コレは北九州のブックオフで見つけたイチモツでございます。250円也。こんなブツが九州の片田舎のブックオフにちょこんと佇んでいたりするワケでございますから、なかなか日本という国も侮れませんな。

 1枚目はまるで少年か?というジャケでありましたが、今回はまだまだ顔は幼いもののちょっと色気づきやがったか、髪の毛を女の子らしく伸ばしております。まあ女子なら女子っぽくして欲しいと思いますし、髪を伸ばしたのは正解でありましょう。ただでさえカマが多い国で男だか女だかわからない連中が・・・という話はさて置き、プロイちゃんでございます。

 完成されつつある歌声を聞くことが出来た1枚目に比べますと、このブツでは既にあの「天使の歌声」が完成されております。おやぢ様が「反則」と称されたあの歌声を、ここでは十二分に堪能することができるのでありますよ!まるでフィリピンのファティマ・ソリアーノの如きピュアな歌心が感じられる、日々の生活で汚れてしまった心を優しく洗ってくれるかのような、まさに天使の歌声を聞かせてくれるのでございます。この歌声さえあれば他に何もいらない、そんなことを思わせる汚れ無き魅惑の歌声でございます。プロイちゃんの歌声は、天が我々に与えてくれた究極の癒しなのであります♪

 そして、前にも言いましたが、90年代後半からゼロ年代半ば辺りのタイ・ポップスの面白さは尋常ではなく、このブツも02年のブツですから当然の如く(?)めっさ充実した作品に仕上がっております。メロディの良さもさることながら、様々な工夫が凝らされたバラエティに富むサウンド・プロダクションも素晴らしく、製作陣の尋常ではない気合がビシバシに感じられるのであります。プロイちゃんの天使の歌声を如何にして最大限に生かすか、頭が爆裂する位に考えたに違いありません(←ホンマかいな?)。そして出来上がったのが、この素晴らしい傑作なワケでございます。

 プロイちゃんの3枚目は大傑作でございますが、この2枚目も3枚目に勝るとも劣らない、紛れも無い大傑作でございますね!これさえあればOKという天使の歌声で、胸キュンのメロディを工夫が凝らされたアレンジで歌っているワケですから、鬼に金棒と言いますか、天使にハートの弓矢なのでございますよ!ポップスがお好きな方が聞けば、たちまちの内にプロイちゃんの歌声に恋してしまうことでありましょう。もちろんわっちもプロイちゃんのハートの矢に心を射抜かれて、もうメロメロになってしまっているのでございますた♪天から授けられた幸せ盤でやんす!

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、ポップでめっさカワイイ曲です。天使が軽やかに舞っている感じですね~♪」→コチラ

2011年10月16日 (日)

LAM TRUONG 「DOI CHAN THIEN THAN」

Plamtruong001
 最近はタイ音楽を多々取り上げておりますこのブログでございますが、色々な音楽をバランス良く取り上げていくことを建前としておりますので、たまにはベトナムの音楽でも、ということで、今回取り上げるのはベトナムのおっさん歌手ラム・チュオンの、多分04年のアルバムでございます。

 思い起こしてみると、「ころんの音楽探訪」の頃からベトナムの音楽は多々取り上げてきたつもりでおりますが、全て女性歌手のブツばかりで、これまで1枚たりともおっさん歌手のブツを取り上げたことはありませんでした。今回のブツはブックオフの250円棚にて偶然発見しまして、聞く気も何にも無かったのですが、ベトナムのブツということだけでとりあえずゲットしてみたのでございますた。

 ラム・チュオンと言えば、ベトナムの男性歌手の中ではトップ・クラスの歌手のはずですが、ツルンとしたイケてる男前な顔がステキ・・・などと思っておられる女性は多いのではないかと推測致します。わっちは前からこの人の顔と名前は知っておりまして、実はもう1枚ブツを持っているのですが、まだ一度たりとも聞いておりませぬ。まあ買っただけで聞いていないブツは他にも多々あるのでございますが、タイ音楽漬けになっている昨今、たまには気分を変えてベトナムのおっさんでも聞いてみるかと気まぐれを起こした次第なのでやんすよ。

 で、何の期待もせずに聞いてみますと、このおっさん、めっさ上手いではないですか!感触的には西洋ポップス的にスッキリと洗練されたサウンド・プロダクションでございまして、何ともオッサレーな雰囲気が、ベトナム版AORなんて言葉を思わせますな。そんな洗練された音をバックに、このおっさんが実にオッサレーでムーディにアジア的情感が漂う温もりのある歌を歌いやがるワケでございます。もう徹頭徹尾スムーズ&メロウと言いますか、聞いているこちらが恥ずかしくなる位に甘いあま~い歌を歌いやがるんですよね~。それでいてちょっと男らしい骨っぽさを垣間見せたりしますので、不覚にも思わず「う~む、カッコエエやんけ」などと呟いたりしてしまうのでありますた。

 メロディは極力ベトナム的なクセは抑えてありまして、おそらくアジア圏の人間なら誰が聞いても親しみ易いようにと、意識して製作しているように思われますが、そこからじんわりと滲み出すベトナム的な香りがステキでございますね。日本であれば奥様達が見る昼のドラマのテーマ曲に使われそうな、切なくも美しいメロディが満載でございまして、こういうステキな音楽を聞いていると、「奥様、韓流に夢中になってる場合じゃございませんぜ!今や時代は越流ですぜ!」などと、ついつい余計なことを言って差し上げたくなってしまうのでありますた♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、これは結構ベトナム的音階を使っていますね。」→コチラ

2011年10月15日 (土)

PUNCH 「KHON SANID」

Ppunch001
 タイのポップス歌手パンチの、今年発売のアルバムでございます。バンコクでゲットして来たブツでございますが、どこのブツ屋に行っても目立つ場所に置いてありましたね~。デビューが05年で、それ以降コンスタントにアルバムを発表し続けていますから、地元ではかなり安定した人気があることを窺わせますね。日本にも結構この娘のファンはいらっしゃるようで、「パンチ大好き!」みたいなことが書かれているブログ等を何度か見かけたことがあります。あ、この娘の名前ですが、実際の発音は「パン」に聞こえますけど、「PUNCH」という綴りで「パン」ってのもどうかな~という気がしますので、ここでは「パンチ」と表記します。

 何を隠そう(?)実はわっちはあまりパンチが好きではなくて、何故かと言いますとそれは平凡だから・・・すいません、今時「平凡パンチ」なんて言っても誰にも通じませんね。失礼致しますた。というどうでもいい話はさて置き、パンチがあまり好きではなかったというのは事実なのですが、何だかルックスがイマイチ好きになれなかったからであります。カワイイのはわかるけど、何となくビミョーって感じなのでやんすよ。

 しかし今回のブツは完全にジャケにヤラレました!ちょいと舌を出したバカっぽい顔が、めっさカワイイではないですか!わっちはこれまでパンチに女の子っぽさを感じたことが無かったのですが、このジャケを見て、パンチってこんなに女の子っぽい顔してたんだ~なんて、今更ながらに発見してしまったのでやんす。インナーにも写真満載でございますが、どれもいたずらっ子みたいなバカ面でありまして、「う~む、めっさツボやんけ!」などと、思わずあーしてこーしてと妄想が進んだりするのでございました♪

 そんなワケで、これまでパンチの歌はマトモに聞いた事など一度も無いのですが、初めてちゃんと聞くパンチのブツ、これが実にいい感じなのでございます。まあ歌唱力はヘッポコの域を出ないのでありますが、腹筋弱そうな声量の無い歌声がかえって儚い切なさを感じさせまして、意外にも胸に沁みて来るのでやんす♪おやおや、こうなって来ると過去のブツも気になって来ますね~。パンチのブツは他に1枚しか持っていませんので、これから揃えるのはちょっと大変かな?

 他のアルバムの事は知りませんけれども、このブツに関しては曲も粒揃いでございまして、全体的にロック寄りのアレンジが為されたポップ・バラードからアップテンポの曲まで、アジアンなちょっぴり湿った情緒を感じさせる曲がズラリと並んでいます。まあ、ありがちなタイポップスと言ってしまえばそれまでなんでしょうけど、パンチの歌との組み合わせは実に相性が良くて、パンチ・マジックとでも言いたくなるような輝きを放っているように感じられます。メリケン・ポップスなんかがお好きな方にはウケがいいんじゃないかな、という気がする今日この頃でやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、ポップな楽しい曲ですよ♪」→コチラ

「もう1曲、美しいバラードです。」→コチラ

2011年10月14日 (金)

興味津々音楽探求~HECTOR LAVOE 「DE TI DEPENDE」

Phectorlavoe002
 みなさんこんばんは。ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんです。ころんさんが「タイ音楽のブツを聞く時間が全然無いでやんす~っ!」とギャーギャー騒いでますので、またわたしがラテンネタをアップしておこうと思います。今回の「興味津々音楽探求」はプエルトリコのサルサ歌手、エクトル・ラボーの76年のアルバムを取り上げます。これは前に取り上げましたボビー・ヴァレンティーンと同じく、06年に再発されたファニア・レーベルのサルサ・シリーズの内の一枚です。

 ころんさんに教えてもらったのですが、このアルバムはサルサ評論家の河村要助という人が、「ニューヨークきっての人気歌手の魅力がどれほどのものであるのか、このアルバムを聴き終わって頬にかかる涙がすべてを教えてくれるだろう」「ニューヨークの音楽としてのサルサの最も完成された姿でもあるのだ」と評したそうです。ころんさんが言うには、「サルサばかり聞いているサルサ・マニアの言うことなんて、これっぽっちも信憑性が無いでやんす」とのことでしたが、ならばサルサ素人のわたしが聞いてみましょう、ということで聞いてみました。

 再生して耳に飛び込んで来るのは、エクトルさんの中性的な歌声です。男と言っても女と言っても通用しそうな歌声なのですが、ジャケに写った実にイヤラシそうなグラサンおじさんがこんな歌を歌っているなんて、何だかちょっと背筋がゾッとする爬虫類的な気持ち悪さがあったりして・・・。切々と歌うボレーロなんかにはラテンの女性やサルサ・マニアの人達を夢中にさせる何かがあるのかもしれませんが、今のところわたしには、それが何なのかよくわかりません。

「爬虫類は好きじゃないんです。」byめぐりん
Phiwaiimegu007

 また、河村氏がおっしゃる「サルサの最も完成された姿」という表現ですが、確かにバックの演奏は凄く活き活きとしていて、しかもラテンの哀愁みたいなモノも感じられるんですけど、あくまで中心はエクトルさんの歌であって、バックの演奏は添え物みたいなバランスに聞こえますので、それがわたしには残念ですね~。歌っていない演奏だけの部分は勢いがあって本当にカッコいいですから、できることならエクトルさんの歌が無いバージョンでこのアルバムを聞いてみたいですね・・・ファンの皆様、好き勝手なことを言ってしまいましてすいません。

 あ、このアルバムはエクトルさんの盟友ウィリー・コローンがプロデュースしていますが、どうせならコローンさんのフニャフニャしたヘタレ・ヴォーカルでこのアルバムを出して欲しかったですね・・・ファンの皆様、好き勝手なことばかり言ってしまいましてすいません。でも正直言って、今のわたしにはこのアルバムの魅力はよくわからないんですよね~。もちろん悪い作品ではないのですが、個人的にはもっと黒っぽい歌の方が好きかな?って感じです。

 以上、ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんがお送りしました。それではまた次回まで、ご機嫌よう~♪

2011年10月13日 (木)

100回記念

 今年の6月の後半頃にこのブログに引っ越して来て、早いもので今回で100回目の更新となりました。記念更新の時は通常ヒワイイ大使の連中と対談しているのですが、今回は私老化防ぎ隊(仮名)の連中と対談してみようかと思います。私老化防ぎ隊(仮名)との対談は初めてでございますので、個人的にはちょいと楽しみでございます。便宜上、理亜は「理」、翼は「翼」、タンタンは「タ」、ころんは「ろ」と表記します。それでは早速。

ろ「今回でこのブログの100回目の更新でやんす。」
一同「おめでとうございま~す♪」
ろ「ありがとうございます。『ころんの音楽探訪』の時にはほとんど登場の機会が無かった私老化防ぎ隊(仮名)でやんすが、タンタンが加入してから徐々に活躍できるようになって来ましたね。」
タ「そうだ。みんな、ワタシに感謝しろ!」
ろ「相変わらず自己主張が強い性格ですね。その辺は流石に中国人でやんすね~。」
タ「何言うか!ワタシ控え目ね!」
ろ「どこが?」

「ワタシ自己主張強くない。大和撫子な中国人ね!」byタンタン
Ptantan009

タ「そんなことよりころん、大変だぞ!」
ろ「何が?」
タ「オマエの大好きなタイが、大洪水だよ。ニュース見たよ。タイ沈没するか?」
ろ「するワケないでやんす!でも、とても心配な状況でやんすね~。特にアユタヤは、遺跡群が水没しているとかいう話ですし。どんだけ雨が降ったんだ?って感じですね。」
理「ですよね。ころんさんが訪タイした時は、雨とか水害とかは問題無かったんですか?」
翼「ころんさんが行く前あたりは確か大雨が続いていて、川の近くは水が溢れてて危険だとかいう情報があったよね?」
ろ「はい。でもわっちが行った時は雨が降ったのは最終日だけで、他はほとんど降られることはありませんでした。それに、中華街方面みたいなチャオプラヤ川の近くの街には行けませんでしたので、実際にどの程度の水害が出ていたのかはわかりません。でも今回の水害では大潮で海面が上昇して、バンコクでも洪水になる可能性が高いと言われてますね。」
理「その辺は現地にお住まいの方に、状況を教えていただきたいですよね。」
翼「まあ知ったところで何かできるってワケじゃないけど。」
理「義援金とかが必要なら、協力はしたいですよね。日本の震災の時も、タイの方々から義援金をいただいてますし。」

「協力できることは、協力したいですよね?」by理亜
Pria019

ろ「困った時はお互い様ってことで、出来ることはしたいですね。亡くなられた方も多数いらっしゃるようですし、震災を経験した日本にとっては他人事ではないですね。」
タ「そう。困った人助けるは、人として当たり前ね。」
理「そうですよね。」
ろ「過去数十年で最悪の水害とも言われていますが、何にしても被害が最小限に留まって欲しいモノでやんすね。」
翼「そうだよね~。」

「被害が拡大しないことを願ってます。」by翼
Ptsubasa014

ろ「ところで全然関係無い話ではありますが、タイの音楽って日本でも人気あるんですかね~?」
理「突然どうしたんですか?」
翼「そんなのアタシ達に聞かれてもね~。」
ろ「イヤイヤ、タイ音楽を取り上げると、ブログのアクセス数が増えるのでやんすよ。ということは、タイ音楽に興味をお持ちの方って意外にいらっしゃるのかな~なんて思うのでやんす。」
理「どれ位増えるんですか?」
ろ「普段は1日に30件ぐらいのアクセスですが、タイ音楽の時は70~80件ぐらいですね。」
翼「アクセス数が増えたところで、『開店ガラガラ!』な閑古鳥ブログには違いないけど。」
ろ「でも、アクセスが増えるのは嬉しいことでやんすよ。タイ音楽に感謝ですね。」
タ「オマエ、今年はタイ音楽聞く少なくする言ってた。でもたくさん聞いてる。オマエ、ウソつき。」
ろ「サリガさんのタイ音楽からの撤退で、わっちもタイ音楽から撤退かな~と思ってたのですが、やっぱりバンコクに行ってしまうとですね~。タイ熱に感染してしまいまして、もうどうにも止まらないって感じなのでやんすよ。色々聞くのが楽しくて仕方が無いと言いますか。」
理「そうなんですね。じゃあ、今年はどんなアルバムが印象に残っているんですか?」
翼「1枚挙げるとすると?」
ろ「そうですね~、1枚ってことになると・・・カーオティップでしょうかね~。」
理「ラチャノックじゃないんですね。」
ろ「当然ラチャノックも素晴らしいと思いますよ。」

カーオティップのブツ
Pkawthip001

翼「カーオティップはカッコいいよね。美人だし、色々な要素を取り入れてて聞きやすいし。」
理「歌手の力とサウンド・プロダクションが、理想的にバランスした1枚ですよね。」
ろ「そうですね。ラチャノックのブツも同じことが言えると思いますが。」

こちらはラチャノックのブツ
Pratchanoksrilophan001

翼「でも最近は、昔の録音ブツにハマってるよね?」
ろ「はい。でもここら辺にハマり始めるとマジで泥沼ですから、程々にしておかないとヤバイですね。」
タ「そうそう、ほどほどが大事ね。ヤリ過ぎは体に良くないね。」
ろ「今後もタイ音楽は多々取り上げ続けて行くと思いますが、あまり偏り過ぎること無く、他の音楽も色々と取り上げて行きたいですね。」
理「そうですよね。バランスは大事ですから。」
ろ「はい。バランスを考えつつ、200回目の更新を目指して行きたいと思っています。」

 以上、私老化防ぎ隊(仮名)との対談でございました。バランスを考えつつとは言っても、結局はアジアに偏ってしまうのは目に見えているのですが、まあ好きなんだから仕方がありません。タイ音楽につきましては、今後は入手ルートを考え直す必要がありますが、そんなに頻繁に訪タイ出来るワケではありませんし、どこかのショップでゲットしていかねばなりませんね~。何にせよ、今後もボチボチと更新を続けて行きたいと思っておりますので、宜しくお願い致します♪

2011年10月12日 (水)

興味津々音楽探求~TITO PUENTE & ROLANDO LA’SERIE 「PACHANGA IN NEW YORK」

Ptitopuentelaserie001
 みなさんこんばんは。ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんです。ころんさんが、「タイのブツを取り上げたいのに、聞く時間もネタを書く時間もないでやんす~!」と泣いてましたので、今回はわたしがラテン・ネタをさせていただきますね。今回の「興味津々音楽探求」は、プエルトリコのティンバーレス奏者ティト・プエンテと、キューバの歌手ローランド・ラセリエの、(多分)63年の共演盤「パチャンガ・イン・ニューヨーク」を取り上げます。プエンテさんは言わずと知れたティンバーレスのマエストロですが、ラセリエさんはあまり名前を聞かない人ですよね?もしかしたら、ラテン・マニアの皆様にはお馴染みの人なのかもしれませんけど。

 ところでタイトルにある「パチャンガ」という言葉ですが、これはラテン音楽に色々とあるリズムの名前の一つらしくて、60年代前半頃にキューバやニューヨークのラテン・コミュニティで爆発的な人気があったそうです。まあパチャンガと言われても、一体何がどうなっていたらパチャンガなのか、わたしには全然わからないんですけど・・・。そんなパチャンガのド素人のわたしでも、ここに収録されている音楽が素晴らしいモノであることはよくわかります。

 まず耳に残るのは、ラセリエさんの黒っぽい感覚に溢れる歌声です。まるでコルティーホ楽団のイスマエル・リヴェーラみたいなフィーリングを持っている人ですね~。そんな黒っぽさと同時に、洒落っ気のある軽やかさと品のある優雅さも持ち合わせていまして、とても魅力的な歌手だと感じられます。この人は60年代前半にはパチャンガの三大歌手と言われていたらしいですから、素晴らしいのは当たり前なんですけど、今聞いてもその魅力がしっかりと伝わってくるところがいいですよね♪

「ラセリエさんって、とってもステキな歌手ですよ♪」byめぐりん
Phiwaiimegu031

 それに比べると、共演しているプエンテさんの存在感があまり無いような気がするのですが、わたしの耳がおかしいのでしょうか?例えば前に「ころんの音楽探訪」の時に取り上げましたプエンテさんとセリア・クルースさんの共演盤なんかは、両者の怒涛の勢いが溢れ出ていましたけど、このアルバムではプエンテさんが随分大人しいんですよね。派手なソロを取るわけでもなく、堅実にバックを務めているって感じでしょうか?ラセリエさんに遠慮したのかな??

 とは言っても、もちろんバックの演奏は見事な快演でして、ウキウキワクワクとした楽しさが存分に発揮されています。ただ、やはり主役はラセリエさんの歌であって、バックの演奏はラセリエさんをしっかりと盛り上げる役に徹しているという感じですね。それはそれでとても潔いことですし、バックが引き立て役に徹したからこそラセリエさんの歌がここまで魅力的に輝いているのだと思います。とっても楽しいステキ盤ですね♪

 以上、ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんがお送りしました。下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試し下さいね!それではまた次回まで、ご機嫌よう~♪


「とりあえず1曲、ちょっとゆったり目の曲ですが、ラセリエさんの黒っぽいヴォーカルは十分堪能できると思います。」→コチラ

2011年10月11日 (火)

PONGSRI WORRANUCH

Ppongsri001
 バンコクのビッグCのブツ屋にて49バーツでゲットしたブツでございますが、タイ文字が読めませんので、エエ感じの古っぽいイラストを見てジャケ買いしてしまいますた!一体誰なのかわからないまま、つい先日からタイ文字を勉強し始めましたタイ語超絶初心者のわっちが必死のパッチで歌手名を読んでみますと、ポンシー・ウォラヌットって書いてある?おおっ、これはめっさ超有名歌手ではないですか!メーマイ・プレン・タイ社から、何枚も復刻盤が出ているあの人ですよね?それは聞くのがめっさ楽しみ~ってことで、さっさと聞いてみることに致しました。あ、どうでもいいんですけど、タイトルまでは読む体力がございませんですた・・・。

 まあ超有名歌手とは言ってもわっちはこの人のことは全然知らないのでやんすが、美人で歌が上手いということで人気があったという噂は聞いております。そんな歌手のブツが49バーツですから、何だかめっさお得でやんすね~。18曲入りですし。とは言え、一体いつ頃の録音なのか、詳細なデータは何一つありませんので何もわからないままなのですが、多分60年代とか70年代の音源なのでしょう。今時ありえないのどかで優雅な音作りですし、ゆったりのらりくらりしたルークトゥンだかルーククルンだかわからない曲調は、昔話の世界にタイム・スリップしてしまったかのような感覚があります。

 そんな優雅な曲の数々を、これまたとても優雅で上品な歌い口のポンシーさん(何だかキョンシーみたいですね)が朗々と歌い上げるワケでございますが、思わずネタを書いている手が止まると言いますか、何ともホンワカした極楽気分にさせてくれる歌でやんすね~♪いかにも昔の歌手といった感じの歌い方ではあるのですが、当時はきっとソング・バードなんて呼ばれたに違いない!なんてことを思わせる小鳥の囀りの如き歌声であります。しっとりとアジアンな情緒が漂って来るステキ音楽。あ~、やっぱり昔のタイ歌謡はエエな~。

 なんて思っていると、突然チャチャチャでマンボみたいなラテン歌謡が飛び出して来てビックリさせてくれたりしますし、優雅なバイオリンがキーキー鳴る何ちゃら音頭みたいな曲もあったりして、意外な多様性を垣間見せてくれるのも嬉しいです。この人、上品ですけど庶民的な親しみやすさもありますし、どんな曲でもマイペースで歌う人ではありますが、なかなか奥の深いところを見せてくれますね~。素晴らしいではないですか!

 サーヤン・サンヤー先生とウォンチャン・パイロートのせいで、レトロなタイ歌謡の泥沼に引きずり込まれたわっちでやんすが、泥沼の底にはポンシーさんみたいな魅力溢れるキョンシー・・・じゃなくて歌手がいたりするわけで、ますます泥沼を探り続けたいと思ってしまった今日この頃なのでやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、テキトーに貼り付けておきます。いい感じでございますよ。」→コチラ