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2011年8月20日 (土)

北側稽古~こにたんのぶった斬り! STRAWBERRY SWITCHBLADE

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 ストロベリー・スウィッチブレイドは、ころんがまだ高校生の頃に出て来たニューウェーヴ系ポップス・デュオである。このブツは85年のアルバムだが、奇抜なメイクとファッションで、当時の日本ではアイドル的な人気が出たらしい。シングル曲「SINCE YESTERDAY(日本題:ふたりのイエスタデイ)」は日本でも大ヒットしたらしいが、本当にポップな曲はこの1曲だけで、他はバリバリのダークなゴシック・ニューウェーヴである。「ふたりのイエスタデイ」を聞いてアルバムに飛びついた者の中には、「騙された!」と思った者も多かったのではないかと推測される。そんな騙しの手口が見事なブツである。

 考えてみれば、日本のアイドル歌謡なんかでも頻繁に使われる手口ではある。シングル曲だけが良くて、他は捨て曲ばかりというシングル詐欺のようなアルバムである。高いカネを出してそんなモノを買わされた善良なる消費者は、無理矢理「何て素晴らしいアルバムなんだ!」と自分に言い聞かせて納得するように努めるが、心の中では泣いているのである。このケバケバ女達のアルバムも、数多くの善良なる消費者を騙したことであろう。その罪の意識に苛まれたのか、こいつ等は86年に解散してしまう。解散したところで罪が消えるわけではないが、これ以上の犠牲者を出さない為には、賢明な判断だったと言えるだろう。

「振り込め詐欺の先駆け、シングル詐欺。」byこにたん
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 あと、どうでもいいことだが、このブツには解説が付いていたので試しに読んでみた。書いているのは山田道成というヤツだが、ころんによると、ニューウェーヴ系の暗い音楽が好きなヤツらしい。少しばかり引用してみると、このアルバムは「まるで禁断の果実を口にしたかのような、刺激的かつ美味なるものだった」、「甘づっぱい香りをかいでいるような心地好さがあるのだ」、「エレクトロニクスを多用しつつも、アコースティカルな感触を持った音楽。これこそ彼女たちならではのストロベリーマジック」とか何とか。病気かお前は。しかも「甘づっぱい」って何だ?「甘酸っぱい」なら、「す」に濁点だろうがボケ。詐欺のようなアルバムに詐欺のような解説、聞いて呆れる怪作である。

(ころんのフォロー)
 シングル曲「ふたりのイエスタデイ」のイメージのままこのアルバムを聞くと、「チクショウ、騙された!」と思うのは事実だと思いますが(わっちもそうでした・・・)、この二人が英国ニューウェーヴ・シーンの暗黒街(?)に近しい存在であることを知っていれば、なるほどと思える音楽性ではあります。決して健康的とは言えない、ハッキリ言って病的に人工的で不自然な味がする音楽でありますが、ニューウェーヴ好きにはたまらない魅力があるのも事実でしょう。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、『ふたりのイエスタデイ』です。ポップです。」→コチラ

「もう1曲、明るいんだか暗いんだかわからない曲です。」→コチラ

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