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2011年8月

2011年8月31日 (水)

TINNA 「SANG TOI」

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 ベトナムのロック歌手ティナの、昨年末頃発売のアルバムです。これで4枚目のようですが、3枚目は一体いつ出た?「ころんの音楽探訪」では09年に2枚目のブツを取り上げたことがありますが、それ以降ティナちんの話なんて聞くことは無かったんですけどね~。まあただでさえブツが入手し難いベトナム音楽ですから、こうして4枚目がゲットできただけでもいいでしょう。

 で、このブツなんですが、相変わらず整ったキレイな顔立ちが印象的なジャケなんですけど、嬉しいことにインナーにはティナちんの写真が多々ありますよ!子供っぽかったりケバかったりする写真が実に年齢不詳なんですけど、多分まだ若い娘なんだと思います。クマさんのぬいぐるみを抱っこした写真なんて、AKBの秋元才加を美人にしたような感じで、思わずあーしてこーしてと妄想も進む喜色盤!

 そんなティナちんがやっている音楽はダークでクールなハードロックでございまして、相変わらずベトナムらしいと言えるような部分はほとんどありません。言葉がベトナム語ですから一体どこの音楽?って感じがするでしょうが、全然知らない人に聞かせたら、ヨーロッパのどっかの国の少数民族のロックなどと言えば信じてもらえるんじゃないですかね~。それ位にアジア色は稀薄だと思います。でもベトナムっぽくないからダメなんてことは全然無くて、ベトナムではおそらくクールでカッコいいロックとして認識されているのでしょうし、わっちは無国籍感を漂わせる言葉の響きがめっさ好きですね~。

 そして何と言っても、ティナちんの歌が良いのでやんすよ。全然上手くはありませんが、ちょっとブッキラボーな感じで悪ぶったビッチ風に歌うんですけど、「なりきれてない」ところがもう悶絶する位にカワイイしヒワイイのでやんすよ!育ちの良いお嬢様が、パパとママに反抗して不良っぽくしてみました~という感じと言いましょうか。下半身直撃の激萌えな歌でございます。やっぱり思わずあーしてこーしてと妄想が進む、幸せヒワイイ盤!

 バックのハードロックな音はなかなか良く出来ていて、聞きどころも多々あるかと思いますが、ティナちんの歌を邪魔するようなところは全くありません。その辺は製作陣もちゃんと心得ているようでありまして、ヒワイイ悶々ティナちんを上手いこと生かしていると思います。ティナちんがヒワイイということに気付いていないのは、多分本人だけだと思います。無意識無自覚だからこそ滲み出てくる天然のヒワイイ雰囲気、うーむ、ティナちんは無敵ですな♪素晴らしい!AKBのともちん毛なんかにウツツを抜かすぐらいなら、是非ティナちんを聞きましょう!

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「このアルバムの曲は見つからなかったので、前作から1曲。雰囲気はわかるかと思います。」→コチラ

「もう1曲、本人投稿(?)によるプライベート弾き語りです。」→コチラ

2011年8月30日 (火)

PHAM PHUONG THAO 「TO VUONG」

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 ベトナムの巨乳民歌娘ファム・フォン・タオの、今年発売のアルバムです。これで8枚目ですね。この少し前に7枚目が出ているのですが、その7枚目はレロイ書店さんの新譜情報が来た時点で既に売り切れになっていまして、結局買い逃してしまいますた。うーむ、何と残念なことを。こうなったら7枚目は自分でベトナムに行ってゲットして来なければなりませんね~。

 という話はさて置いてこの8枚目のブツでやんすが、残念なことに露出が極端に少なくなっていまして、ファム・フォンさんの巨乳ぶりがわかるような写真は1枚もありません。歌に巨乳は関係無いっちゃあその通りなんですけど、やっぱり妄想を色々と掻き立ててくれる写真がある方が良いではないですか!その意味ではちょっとガッカリなパッケージでございますな・・・。少々気落ちしつつブツを再生してみますと、「おおっ、これは!」などと、思わず瞠目してしまうような仕上がりになっているのでありました!

 ベトナムの民歌系ポップスの欠点として「音作りがダサい」ということは、「ころんの音楽探訪」の時から散々言ってきましたが、ファム・フォンさんのここ数枚は随分とその辺が改善されて来ておりまして、6枚目のブツなんかは昨年の個人的ベスト10にも選んでしまう程にクオリティが上がっていました。そしてこの8枚目なんですが、伝統風味を生かしつつロック的な音作りなんかも導入して、ますますダイナミックな音作りになっています。ここに来てやっとファム・フォンさんの圧倒的な歌のパワーに負けないだけのしっかりとした音作りを、「当たり前のように」仕上げて来たな~って感じでございますね。

 この音作りは何を参考にしたのかは知りませんけど、わっちは個人的にアイリッシュやスコティッシュのトラッド系のブツの音作りに似た感覚があるな~と思っております。ほど良い残響のある立体的な音作りは、例えばランリグとかカパーケリーなんかを思わせるところがあるんですよね~。まあ実際は中華ポップスなんかを参考にしているんでしょうけど、ベトナムとトラッドが繋がっているなんて妄想したら、何だかとても楽しいではないですか!フィル・カニンガムがプロデュースしたファム・フォンさんとか、妄想するだけで嬉しい今日この頃でやんす。

 まあここまでいい感じになって来ると、タイン・タオみたいなテクノ民歌とかアイ・ヴァンのオッサレー民歌みたいな世界も期待してしまうのでございますが、まあそれは次回以降にボチボチとやっていってもらえれば良いかと。とりあえず今は、聞いているとちょっと疲れてしまう位のしっかりとした仕上がりのこのアルバムを、じっくりと聞いて行きたいと思っているのでやんす♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「とりあえず1曲、このブツの曲ではありませんが、ファム・フォンさんの実力はよくわかるかと思います。しっとり系の歌をどうぞ。」→コチラ

2011年8月29日 (月)

LAN TRINH 「LA NGUOI PHU NHU ANH YEU」

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 ベトナムの歌手ラン・チン(以下ランちん)の、今年発売のデビュー盤であります。この娘が一体何者なのかは全く知りませんが、手紙を模したジャケがステキな一品でございまして、プックリとした唇がいい感じのカワイイ娘の写真に、思わず手が出てしまいますた。ランちんからわっちに届いた一通の手紙、裏にはキスマークが付いていまして、なかなかツボを心得た悪い娘・・・イヤイヤ、良い娘でやんすね~。よーし、わっちがあーしてこーしてあげませう、などと妄想も進むドリーム盤(?)。

 ランちんからの手紙、開けてみますと聞こえてくるのはR&B風味のベトナム歌謡でございますが、打ち込みの音が少々安っぽくはあるものの、音数を控え目にして曲や声の良さを生かすアレンジになっていますから、実にスッキリとして聞きやすい作品に仕上がっていると思います。メロディはポップで楽しいものが揃っていまして、R&B歌謡・ファンク歌謡・萌え萌えなアイドル歌謡・しっとりアジアン歌謡と、実にバラエティに富んでいます。

 しかも意外に歌はしっかりとしていまして、バラエティに富んだ曲をソツなくキッチリと歌いこなしているんですよね~。しっとりした曲では切ない大人の色香を漂わせますし、アイドル歌謡ではカワイイ小悪魔的な魅力を振り撒きます。まだ若い歌手だと思うのですが、流石にベトナムの歌手だけあって、大した実力だと思います。ベトナムって本当に良い歌手の宝庫でございますね~。心底唸らされてしまいます。

 ベトナムのアイドル歌謡と言えば、昨年の個人的ベスト10に入賞したジュリエットちゃんのブツがいまだに強烈に印象に残っているのですが、今年も後半に入って来てようやくジュリエット盤に対抗できるブツが出て来たな~って感じでございますね。まあジュリエットちゃんのブツはキラキラと輝くお姫様のような作品でしたが、ランちんのブツは派手さを排除した落ち着いたお姉さま的作品でありまして、比べてみれば非常に対照的な作りになっています。

 どっちが良いかと聞かれたら、どっちも良いとしか言いようが無いのですが、お姫様には畏れ多くてなかなか簡単には手を出せませんが、落ち着いたお姉さまならお願いすれば何とかあーしてこーするところまで持ち込めそうって感じでしょうか(意味不明)。できることなら、あーしてこーして「GO GO HEAVEN あ・あん・あん」というところまで持ち込みたいという気がする今日この頃でやんす。何にしても、今年のベスト10入りは濃厚な一枚でございます。色々と妄想も進む天国盤ですよ♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、しっとりした情緒溢れる曲でございます。」→コチラ

「もう1曲、途中で突然終わりますが、ライヴ映像です。萌えます。」→コチラ

2011年8月28日 (日)

北側稽古~こにたんのぶった斬り 対談・PETER GABRIEL 「HIT」

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 今回の北側稽古は、大好評の(ウソ)こにたんとの対談形式でお送り致します。便宜上こにたんは「こ」、ころんは「ろ」と表記します。それでは早速。

ろ「今回取り上げるのは、先日レンタル屋の格安販売コーナーで見つけてきた、ピーター・ガブリエルの2枚組ベスト盤『HIT』でやんす。」
こ「今更ピーターがぶり寄りなんぞ取り上げる意味があるのか?」
ろ「がぶり寄りじゃないですよ。レンタル屋の商品シールには『ベスト・オブ・ビル・ウィザース』って書いてあったんですけど、中身はどう見てもピーガブだったんで、ゲットした次第でやんす。380円也。」
こ「テキトーなレンタル屋だな。それにしてもこのジャケ、『ぎゃーっ、ワシの髪の毛が~っ!』って感じの悲惨な写真だな。」
ろ「ピーガブに関しては、わっちは『SO』とか『US』までの、黒髪フサフサのイメージしかありませんでしたので、突然ハゲ散らかした姿を見た時は、結構ショックでしたよ。」

「ピーター・フサフサ・ガブリエル」
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こ「自分の将来の姿を見たか。」
ろ「殺すぞキサマ!」
こ「お、ころんのクセに生意気な発言を。ヤレるもんならヤッテみろ。」
ろ「・・・無視しよっと。わっちは結構ピーガブは好きですが、アルバムを全部揃えようとは思いませんので、30曲入りの2枚組ベストなら持っていてもいいかな~と。」
こ「それにしても、がぶり寄りに『ヒット』なんて言える曲が30曲もあるのか?」
ろ「知りません。色々な曲が聞けるってことで、ゲットしただけです。」
こ「流石にころん、動機もテキトーだな。」
ろ「基本、全てがテキトーですから。」
こ「で、がぶり寄りのどこが好きなのだ?」
ろ「プログレ・バンド出身という怪しさはありますが、プログレに捉われない柔軟な感性で黒人音楽とかアフリカ音楽を取り入れて、独自の世界を作り上げているところが素晴らしいと思います。」

「怪しい人?」
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こ「イメージ的には極めて白人的な音楽をやっているハゲに見えるが、実はかなり黒人音楽やアフリカ音楽マニアなところを見せるハゲではあるな。」
ろ「それに、常人には絶対に思いつかない不思議で美しいメロディを作るところも素晴らしいかと。」
こ「確かにメロディ・メーカーとしての才能は、極めて特異なモノがあるな。」
ろ「でしょ?でも曲を作る時は、まずはリズムから作るらしいですけどね。あと、とにかく音がめっさ良いですよね。オーディオ的な意味ではなくて、とにかくシビレるような刺激のある音作りをしますからね~。」
こ「なるほどな。」
ろ「で、こにたんはピーガブをどう評価してるんですか?」
こ「がぶり寄りの得意なハゲだと思っておる。」
ろ「それは名前とルックスだけのイメージでやんしょ?音楽的にはどうでやんすか?」
こ「一歩間違えれば、ロバート・ワイアットみたいなワケがわからんキモい音楽になってしまいそうだが、あんなレレレのおじさんみたいな変な声で歌う彼岸の世界のキモいジジイとは違って、ギリギリでこっちの世界に踏み止まりつつ、ハゲ仲間のフィル・コリンズ的なエンタメの要素をキッチリと持っているという、そのバランス感覚は見事だ。」

「レレレのワイアットのブツ。あまりのきしょさに、わっちはゲットして即売り払いますた。」byころん
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ろ「あの~、ピーガブを誉めるのは良いんですけど、ロバート・ワイアットの悪口言ったら後がコワイですよ。」
こ「何故だ。」
ろ「ロバート・ワイアットには、狂信的なファンが多いですから。」
こ「音楽を聞いてどのように感じようと、それは人それぞれだ。一個人の感想に過敏に反応して思想弾圧に走る狂信者なんぞは、ナチスと同じだ。」
ろ「それは確かにそうなんですけど・・・。」
こ「まあレレレのワイアットとその狂信者どもみたいなゴミクズはどうでもい。」
ろ「なら最初から余計なこと言わなきゃいいのに。」
こ「北側稽古だからな。意識してボロクソに言うようにしておる。」
ろ「いつでもどこでもボロクソに言うクセに。」
こ「とりあえずウチは、がぶり寄りのことは高く評価しておるぞ。基本的にイギリス貴族の音楽なんぞに興味は無いが、このハゲはイケておる。」
ろ「こにたんがそこまで誉めるのは珍しいですね。」
こ「誉めてやったんだから謝礼ぐらい送って来るであろう。」

「謝礼ぐらい寄越せ!」byこにたん
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ろ「来るワケないでやんす。ピーガブがこのブログを読むはずないでやんしょ?そもそも日本語読めるワケがありません。」
こ「なんせ1日のアクセス数が30件前後のブログだからな。レレレのワイアットをボロクソに言ったところで、誰にも気付かれんし相手にもされん。」
ろ「まあ、確かに。悲し過ぎる位にアクセスは少ないでやんすね。」
こ「がぶり寄りの髪の毛の本数と、どっちが少ないだろうな。」
ろ「知りませんよ、そんなこと!」
こ「がぶり寄りの髪の毛の方が多いに決まっておるだろうが、このボケ!どう見ても40本はあるぞ。」
ろ「もっと多いでやんしょ?」

以上、こにたんとの対談形式でお送りしました「北側稽古」でございました。相変わらず言いたい放題メチャクチャな対談となってしまいますた。失礼致しますた!あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、ギャグがめっさスベる丘、『ダダスベリー・ヒル』です。」→コチラ

「もう1曲、髪の毛が抜けて『ショックなモンキー』です。」→コチラ

2011年8月27日 (土)

興味津々音楽探求~ESTRELLAS DE AREITO 「LOS HEROES」

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 ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんです。今回の「興味津々音楽探求」は、キューバ音楽のオールスターが勢揃いした豪華なプロジェクト、エストレージャス・デ・アレイトの79年のアルバムの再発盤2枚組を取り上げたいと思います。

 このアルバムの参加メンバーは本当に凄い人達が揃っているのですが、例えば歌はミゲリート・クニー、ティト・ゴメス、カルロス・エンバーレ他、トランペットはフェリックス・チャポティーン、マヌエル・ミラバール(ブエナ・ビスタでお馴染み!)他、バイオリンが何とエンリケ・ホリーン他、フルートは達人のリチャード・エグエス他、ピアノはブエナ・ビスタでも大活躍のルベーン・ゴンサーレス他、ティンバーレスはこれまたブエナ・ビスタに出ていたアマディート・バルデース他・・・とにかく名前を見るだけでワクワクしてしまう、物凄いメンバーが揃っていますよ!

「本当にワクワクしちゃいますよ♪」byめぐりん
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 こんな凄いメンバー達が余裕綽々に、しかも気合たっぷりに紡ぎ出す演奏が、本当に素晴らしいんですよ!どの曲もかなり長尺の演奏になっていて、全14曲中9曲が10分を超えています。長尺ですからゆっくりじっくりと盛り上がって行くんですけど、最初から幸せの波動がビンビン伝わってくるのがステキです。そして曲の中盤から後半にかけて聞かせてくれる怒涛のデスカルガ大会が、本当に天上の音楽とでも言いたくなるような極楽気分を醸し出しているんですよね~♪この音楽にいつまでも浸っていたい、そんな気分になってしまいます。

 どの楽器も本当に素晴らしい演奏を聞かせてくれるのですが、クラシック的な響きを持つルベーン・ゴンサーレスさんのピアノはとても優雅で美しいですし、チャポティーンさんのトランペットもエンリケ・ホリーンさんのヴァイオリンも、本当に楽しそうな音で鳴っているんですよね~。中でも特にわたしが好きなのは、カルロス・エンバーレさんの丸っこくてカワイイ歌と、ニーニョ・リヴェラさんのビンビンと響くトレスですね。本当に幸せな音だと思いますね!

 考えてみるとこの幸せのグルーヴは、フランコさんなんかのリンガラ音楽に通じるものがあるような気がします。まあリンガラ音楽はラテン音楽をベースに持っていますから、通じる部分があって当たり前なんですけど、リンガラの後半部分の怒涛のダンス・パートの幸せ感は、これさえあれば他に何も要らないって気分になってしまいますよね~。でもこのアルバムはリンガラよりも多彩な楽器を使っていて、しかもその道の達人たちが演奏していますから、リンガラよりももっと幸せなグルーヴがあるように感じてしまいます。キューバ音楽のオールスターによるみんなの為の最高の音楽が、このアルバムにはたっぷりと収録されています。機会があれば是非お聞き下さいね♪

以上、ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんがお送りしました。下に試聴を貼り付けておきますので、もしよろしければお試し下さいね。それではまた次回まで、ご機嫌よう~♪


「とりあえずは1曲、怒涛の勢い溢れる一大セッション大会ですよ♪」→コチラ

2011年8月26日 (金)

酩酊音楽酒場~HARUNA ISHOLA AND HIS APALA GROUP 「APALA MESSENGER」

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 ヒワイイ大使のロリロリ担当ななみーです。今回の「酩酊音楽酒場」は、ナイジェリアのハルナ・イショラの03年の編集盤で邦題「アパラの王様」を取り上げますね!アパラっていうのは、バリスター部長とかアデワレ・アユバ君とかがやってるフジの親に当たる音楽で、基本的にパーカッションと歌だけの音楽になります。ここに入っているのは、60年代終わり頃から70年代初めにかけての、ハルナちゃん中期の録音になるそうです。

 バリスター部長とかアユバ君の音楽からは、物凄く男っぽいと言うか、ハードなストリート感覚みたいな雰囲気がヒシヒシと伝わって来ましたけど、ハルナちゃんの音楽にはそこまでハードな感覚は無くて、もっとのんびりゆったりした、のどかな優しい感じがあると思います。これは牧歌的とでも言っていいんじゃないかと思いますけど、いかが?

 この優しい感じは、キング・サニー・アデのジュジュに通じるところがあるんじゃないかな~って、私は思いますね~。バリスター棒みたいにギンギンに屹立してないところが、私には余裕のある男の包容力みたいに感じられるんですけど、人によっては年寄りの起たないフニャチン音楽みたいに感じられるかもしれませんね。でもホントは起たないんじゃなくて、理性と節度を保ったクールさがあるんじゃないかと思います。「やる時はやるぜ!」みたいなパワーは、十分に感じられますから♪

 それにしてもハルナちゃんの音楽には、フジみたいな暑苦しさなんて全然無くて、むしろ涼しげな感じがありますね。聞くほどにクールダウンしてくる、不思議な音楽って気がします。これって暑いナイジェリア現地で聞けば、クーラー要らずの涼しい音楽になるのかな?まあ実際に現地で聞いてみないとわかりませんけど、とりあえずは節電節電とうるさい日本に住む私が、自分の部屋で試してみたんですけど・・・やっぱり暑いですね。暑い時はよく冷えたビールを飲みながら、焼き鳥をおつまみにハルナちゃんを聞きましょう♪

「暑いものは暑い!」byななみー
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 別にどうでもいい話なんですけど、これを聞いていてふと思ったことがあります。それは、このハルナちゃんの音楽は、もしかしたら日本人が「アフリカ音楽」と聞いてパッと思い浮かべる音楽に一番近いのかも?ってことです。太鼓がドンドコ鳴っていて、木琴だか親指ピアノだかよくわからない音がアフリカのジャングルを思わせる雰囲気を作り出していて、何だかいかにも原住民が槍と盾を持ってウホウホと言いながらジャンプしてそうな感じがするじゃないですか。まあ物凄くステレオタイプで差別的なイメージではあるんですけど、都会的なストリート感覚が無い分、そういうイメージを持たれ易い音楽なんじゃないかって思うんですけど、いかがでしょうか?まあ、本当にどうでもいい、余計なお話でした。

 以上、クールないかにもアフリカっぽい音楽を取り上げてみました、「酩酊音楽酒場」でした、あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。DJは私、ヒワイイ大使のロリロリ担当、あなただけのななみーがお送りしました。またね~♪


「とりあえず1曲、スピード感溢れるほのぼのアパラですよ♪」→コチラ

2011年8月25日 (木)

JIM PAREDES 「LARO」

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 アポ・ハイキング・ソサエティのメンバーのジム・パレデス(と読むのかな?)の、今年発売のソロ・アルバムでございます。とりあえずはアポのメンバーというだけで要注目なワケでございますが、はて、この人ってアポのメンバーのどの人だっけ?という位にわっちはアポの個々のメンバーを知らないのでやんすが、まあいいや。多分ユーモア感覚溢れるポップな音楽を聞かせてくれるのだろうと思って、ゲットした次第でございます。

 ブツを再生すると、いきなり「OPM RAP」なんてヘッポコな曲から始まって肩透かしを喰らうのですが、このヘッポコ感はアルバム全体に終始漂っておりますな。とにかくまずは「ありゃりゃ?この人ってこんなに歌下手っぴーだっけ?」と言いたくなるような、微妙に不安定な歌を気持ち良さそうに歌っているのが、何と言いますか、腰砕けになってしまいますね。こちらの期待を見事に裏切るヘッポコさ加減が、ユーモア感覚溢れる音楽をやっているアポのメンバーらしいっちゃあらしいんですけど、わっちとしては思わず「お前ホンマはパチモンちゃうんかい!」と、ツッコミを入れたくなってしまいます。

 まあオッサレーなボサノヴァやジャジーな要素を巧みに取り入れた曲は流石の作りではあるのですが、このビミョーに不安定な歌が全てをブチ壊しているような気がしますね~。うーむ、何度聞いても素直に楽しめんな~。全曲通して聞くのが苦痛になって来る、ハズレを掴むことが非常に少なくなって来た最近では、出色のハズレ盤だと言えるかと思います。こにたんにぶった斬ってもらうのが良かったかな?

あと、試聴は探すのが面倒ですので、貼り付けは無しでやんす。

2011年8月24日 (水)

PAROKYA NI EDGAR 「SOLID」

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 フィリピンのロック・バンド、パロキャ・ニ・エドガーの07年のアルバム「ソリッド」であります。パロキャと言えば、わっちは個人的に「コミック・バンド」だと思っておりまして、実際に色々な曲の下品な替え歌を作ったりしているらしいんですけれども、しかしながら単なるコミック・バンドに終わらない、音楽に対する深い理解と愛情がある知性とユーモアを持ち合わせた連中だと感じられます。わっちが絶賛しておりますイッチーワームスタニヤ・マルコヴァなんかの先輩に当たる、真の実力派バンド、それがわっちのこの連中に対する評価であります。

 この連中の実力の程は、冒頭の数曲を聞いただけでもわかるかと思います。フィリピン伝統のハードロックにベースを置きながらも、カラッとした健康的で明るいユーモア感覚と、アジアンな切ない情緒を同時に感じさせる独特の表現力には、本当に唸らされるモノがありますね~。表面的にはふざけているように見せかけながらも、心の中では泣いているような哀愁がたまらなくステキなんですよ。

 音楽的にも非常に奥が深い連中でありまして、ベースはハードロックと言っても、その中にアポ・ハイキング・ソサエティみたいなウキウキと楽しいポップ感覚を含ませるのが、実に巧みなんですよね~。ハードだけどポップで楽しい、それがパロキャなのでやんすよ。まあそんなことを言うと、激しくハードな音とポップなバブルガム的メロディの組み合わせで有名になったメリケンの伝説的ロック・バンド、ニルヴァーナなんかを思い浮かべる方がいらっしゃるかもしれませんが、あんな病的に憂鬱な音楽をやる不健康な連中とは根本的に全く違いますので、誤解無きようお願い致しますね♪

 実はこのバンドのブツは一度、「ころんの音楽探訪」で取り上げたことがあるのですが、その時は演奏は良いけどヴォーカルが弱いという評価をしました。しかしこのアルバムでは歌の力も格段にアップしていますし、メチャクチャに上手い演奏にはますます磨きがかかって、本当に素晴らしいバンドに成長したと感じられます。親しみやすいメロディは相変わらずですし、シリアスにふざけている(?)感覚も健在でありまして、フィリピンを代表するバンドと言っても誰もが納得するんじゃないかと思われます。フィリピンの真の実力派ロックバンドがどんなに凄いのか、パロキャを聞いて存分に味わっていただきたいと思う、今日この頃なのでやんす。

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、めっさすっとぼけたハードロックです。マジで素晴らしいです!」→コチラ

「もう1曲、哀愁のハードロックです。これまたいい感じ♪」→コチラ

2011年8月23日 (火)

興味津々音楽探求~YUSA 「YUSA」

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 ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんです。今回はキューバのシンガーソングライター、ジューサの02年のデビュー盤を取り上げます。キューバの音楽と言えば、例えばブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブで聞けたような、伝統的なソンとかボレロなんかをすぐに思い浮かべてしまいますが、キューバの音楽家全員がそういう音楽をやっているワケではないと思います。このジューサさんは、「キューバ」という言葉から連想される音楽からは、かなり離れた音楽をやっていると思います。

 このアルバムを聞いていると、音的にはかなり欧米のジャズやブラック・ミュージックの影響が強く感じられますね。それから、同じラテン音楽でも、キューバよりはブラジル音楽の要素の方が強いように聞こえます。実際にジューサさんは、ブラジルの才人レニーニの壮絶なライヴに参加してましたよね。多分ですけど、この人がキューバ人ということを知らずにこのアルバムを聞いたら、キューバだと感じる要素はほとんど無いのではないでしょうか?

 キューバ音楽ってあれだけ強固なスタイルを持っていますから、キューバで生まれ育ったのであれば、多かれ少なかれキューバ的な要素が滲み出して来そうな気がします。でもそんなことを微塵にも感じさせない所が、かえって凄いのかな?という気もしますね。キューバ的な要素は無い分本格的なキューバ音楽ファンには評価されないかもしれませんが、R&Bやジャズやロックのファンには十分にアピールすることが出来る音楽だと思います。

 実はわたしは、最初はハイブリッドなキューバ音楽を期待していましたので、この全然キューバっぽくない音楽性に肩透かしを喰らった気分になりました。でも聞き進んで行くうちに、日本にも日本人っぽくない音楽をやる人がいるのと同じように、キューバ人にもキューバっぽくない音楽をやる人がいるのは当たり前だと思えて来ました。すると、何だか急にジューサさんの音楽のカッコ良さが聞こえてきたような気がします。

「ジューサさんは、やっぱりカッコいいですよ!」byめぐりん
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 わたしはこのアルバムを聞いて思い出したのが、カメルーンのリチャード・ボナさんなんですが、ボナさんもあまりカメルーンっぽくないと言うか、あまりアフリカ的な要素を感じさせない、ジャズやブラジルの影響が強い音楽をやっていますよね?今や出身国を意識させない、本当にやりたいことを自由にやるのが国籍に捉われない自由人の音楽なのかな?って気もしますね。それが良いことなのかどうなのかは、わたしにはよくわかりませんけど。でも自由にやりたいことを伸び伸びとやっている人って、やっぱり魅力的ですよね。わたしはジューサさんの音楽、好きですよ♪

 以上、ヒワイイ大使の巨乳担当めぐりんがお送りしました。また次回まで、ご機嫌よう~♪

2011年8月22日 (月)

PRAEWA PATCHAREE 「VOL.1 PRISSANA AKSORN JAI」

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 最近はほとんどタイの音楽を聞かなくなってしまった、ころんでございます。先日ですが、部屋の隅っこにちょこんと佇んでいる箱を発見しましたので中を見たところ、まだ聞いていないタイの音楽のブツが何枚も出てきました。とりあえずその中から、前に取り上げましたプンプアン・ドゥアンチャン・トリビュートでも歌っていました、プレワー・パッチャリーの今年発売のデビュー盤を取り上げようかと思います。歌手活動は何年も前から開始していたのにデビュー盤がなかなか出なかった娘でございますが、めでたく最大手のグラミーからの登場ですから、まあ上々のデビューと言えるんじゃないでしょうか?

 プンプアン・トリビュートでも若手らしい溌剌とした歌声を聞かせてくれたプレワーちゃんでありますが、ここでもデビュー盤発売に漕ぎ着けたという喜びに満ち溢れているような、実に快活な歌声を聞かせてくれています。いいですね~、こういう溌剌とした若手の歌って!ルックスもなかなかカワイイですし、思わず「萌え~!」と言いたくなるようなステキ歌手の登場でございますな。

 デビュー盤が出るまでに時間がかかった理由は知りませんけれども、その間ドサ回りで鍛えて来たおかげなのか、良く響く可愛らしい歌声は若々しくて新鮮な感覚に溢れていますが、歌そのものは実にしっかりとしていて、コブシ回しも安定しています。しっとりとした曲からノリノリのダンス曲、そしてラップまでキッチリこなせる優等生でございますね。しかもこの娘の良い所は、どんなタイプの曲を歌っていても、そこはかとなくアジアンな切ない情緒が滲み出して来る所でございます。これだけの実力が付くまでデビューをわざと控えさせて来たのであれば、グラミーの戦略は見事に当たったということになりますね。

 音楽的には最近の若手らしいポップな感覚に溢れたルークトゥンでございますが、都会的な洗練具合を抑え気味にして田舎っぽい風味を出している辺り、親しみやすいキャラクターを意識的に前面に押し出す戦略を採っているような気がします。その辺は初期のタカテーンなんかに共通する感覚があるように感じられまして、もしかしたらグラミーは、ポスト・タカテーンの座を見据えているのかもしれませんね。それだけの実力がプレワーちゃんにはある、そういう判断なのではないかと推測するわっちなのでやんす。

 まあ何にしてもこのアルバムは、とても可愛らしくて親しみやすい仕上がりになっていますし、ポップな聞きやすさとほど良いルークトゥンらしい田舎風味が味わえる、なかなか良く出来た作品だと思います。ルックス重視の方にも歌唱重視の方にもオススメできる、ステキな優等生女子でございますよ♪

あと、下に試聴を貼り付けておきますので、よろしければお試しを。


「まずは1曲、レゲエでラップな曲です。」→コチラ

「もう1曲、しっとり系をどうぞ。」→コチラ